日本人の多くは乾いた耳垢の人が多いのでおかあさんも乾いた耳垢だと赤ちゃんの耳垢が湿っているととても気になるかもしれません。赤ちゃんの耳垢が湿っている原因と対処法についてまとめてみました。
耳垢のふたつのタイプ
耳垢に乾いたタイプと湿っているタイプがあるのはご存知でしょうか。
自分がどちらかだとそれが当たり前のように思ってしまうので違うタイプがあるとは思えないかもしれませんね。
耳垢が渇いているか湿っているかは、実は人種によって違うようで世界的に見た場合には湿った耳垢の人たちの方が多いようです。
日本人の場合には乾いたタイプの人が多いと言われています。
乾いた耳垢はカサカサしていますし、湿った耳垢だとグジュグジュした感じです。
乾いた耳垢と湿っている耳垢があるのはなぜ?
なぜ乾いた耳垢と湿った耳垢の人がいるのでしょう。
外耳道という耳の入り口から鼓膜までの間には耳垢腺(じこうせん)と皮脂腺という二つの腺があって、そこからの分泌物や皮膚が剥がれ落ちたいわゆる垢と外からのほこりなどが合わさって耳垢になります。
耳垢腺は汗腺の一種のアポクリン腺と組織的に同じなのですが、耳垢腺が多い場合には湿った耳垢になるようです。
耳垢が湿っているか乾いているかは耳垢腺からの分泌物の量によるのですね。
ただし、赤ちゃんの耳垢が湿っている場合には一概に耳垢腺が多いからとはいえません。
赤ちゃんの耳垢が湿っている原因
- 暑くて汗で湿っている
- ミルクやおっぱい、よだれなどが入って湿っている
- 片側がいつも下になっていて蒸れて湿っている
- 中耳炎になっている
- 体質によるもの
汗で湿っている
赤ちゃんは暑がりなのでよく汗をかきます。
耳垢腺が多いと湿った耳垢になるのですが、赤ちゃんはまだ汗腺が発達していないので赤ちゃんの汗が耳垢腺からのものかどうかはわかりません。
単に汗で湿っているだけかもしれません。耳が汗で湿っているときには濡らしたガーゼで拭いてあげましょう。
ミルクやおっぱい、よだれなどで湿っている
赤ちゃんは仰向けで寝ていることが多いのでよだれや涙などはどうしても耳に入りやすくなっています。
よだれや涙が出たからといって赤ちゃんは自分では拭けないので流れるままになってしまいますしね。
またミルクやおっぱいを飲んでいるときにも口からこぼれてどうしても耳に入りやすいので耳の中が湿ってしまうことが多いのですね。
ミルクやおっぱいが口からあふれているときやよだれが出ているときはこまめに拭いてあげるようにしましょう。
このときも乾いているガーゼやタオルよりも濡らして湿らせたもので拭いてあげる方が赤ちゃんの肌への刺激が少なくて済みます。やさしく拭いてあげてくださいね。
片側が下になって蒸れている
赤ちゃんによっては向き癖があって寝ているときに同じ方向ばかり向いている場合があります。
そんなときには下になってつぶされている方の耳はどうしても蒸れやすくなってしまいますね。
同じ方向ばかり向いていると思ったときには寝ている向きを変えて反対側を向かせるようにしてあげましょう。
癖があるので何度方向を変えてあげてもどうしても同じ方向を向いていしまいがちです。
いつも向いている方向と反対側に興味をひくおもちゃを置いてみたり、そちらの側から声をかけてあげるようにするのもよいかもしれません。
中耳炎になっている場合がある
もし耳垢がただ湿っているだけでなく耳から黄色い汁のようなものが出ていると中耳炎になっている可能性もあります。
実は1歳までにほとんど中耳炎になるようなのですが、症状があまりなくて中耳炎だと気づかない場合もあるようです。
お風呂で耳に水が入ったからといって中耳炎になることはありません。風邪を引いてその菌が耳に入ってなるのです。
耳から黄色い汁のようなものが出ていて、なおかつ熱が出たり耳を痛がったりしている場合には中耳炎の可能性があるので耳鼻科で受診しましょう。
体質によるもの
親のどちらかの耳垢が湿っていたり、両親ともに湿っている場合にはもともとの体質として赤ちゃんの耳垢も湿っているということもあります。
耳垢が湿っている体質の人はワキガ体質だと言われたりもしますが、耳垢が湿っている人が全員必ずワキガ体質だということもないようです。
ワキガは何歳ぐらいから発症する?
ただし、湿った耳垢が体質的なものかどうかがはっきりわかるのはアポクリン腺が活発になってくる思春期のころです。
体質かどうかは思春期ころにならないとわからないこと、
また湿った耳垢の人が必ずワキガ体質だとは限らないこと、
このふたつのことから、赤ちゃんの耳垢が湿っているから大人になってワキガ体質になるかもしれないと、小さいうちからあまり先のことを心配しすぎないでくださいね。