皮膚がんとは・皮膚がんの基礎知識

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2017.2.13

この記事の監修者

女性医療クリニックLUNAグループ
皮膚科 美容皮膚科 医師 中村 仁美

  • 基底細胞がん・有棘細胞がん・悪性黒色腫(メラノーマ)等がある
  • 悪性黒色腫(メラノーマ)は悪性度が非常に高い
  • 皮膚がんの一部は治りやすいがん

人間の皮膚はイラストのように、大きく分けて表皮・真皮・皮下組織という層構造になっています。

皮膚がんのほとんどが、一番上にある表皮で発生します。日本人で最も多い皮膚がんが、表皮内の一番下にある基底層からがんが発生する基底細胞がんです。

次に多いのが、同じく表皮内にある有棘(ゆうきょく)層からがんが発生する有棘細胞がんです。

また、発生頻度は多くはありませんが、悪性度が高く死亡率も高い悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんもあります。

表皮内の一番下にある基底層に分布するメラノサイトもしくはほくろの細胞の母斑細胞から発生すると考えられています。

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日本での皮膚がんの罹患者数(かかる人)は、年間1万人程度で、死亡者数は年間約1300人です。皮膚がんによる死亡者数は罹患する人の1/5程度です。

これは、皮膚がんは治る確率(生存率)が高いことを意味しています。

それは、皮膚がんは身体の表面部にできるため、異変を発見しやすく、治療もしやすいことが大きな理由の1つです。

皮膚がんの原因と現状

強烈な太陽の光(紫外線)を浴び過ぎたり、放射線の大量被爆が皮膚がんを起こすと言われていますが、跡を残して治ったやけどやケガにより生じた、いわゆる瘢痕(キズアト)、長期間にわたる感染症・炎症の繰り返しなどからも皮膚がんは発生します。

皮膚がんはただのホクロや湿疹と間違えられやすく、見過ごしてしまいがちなのですが、黒いしみの大きさや形が変わったり、感触が変わったりするものはがんである可能性が高いので、早めに皮膚科を受診するようにしましょう!

見つけやすさの落とし穴

がんは悪性の出来物のことです。日常生活を送る中で、皮膚に出来物ができたという経験は多くの人にあると思います。

たとえば、吹き出物が出た、とか、虫に刺された、というときには皮膚に出来物ができます。

しかし、ただの出来物と違って、皮膚がんはあくまでも「がん」です。がんが普通の出来物と違う点は、がんは正常な細胞と違った細胞のかたまりであるだけでなく、正常な細胞を侵すという点にあります。

皮膚がんを放置していると、正常な細胞が蝕まれることになり、がんが大きくなっていきます。がんが大きくなると手術によって切除することが難しくなることがあります。

また、ほかのがんと同じく転移する場合も出てきます。

皮膚がんは皮膚にできるため、外観からも何かが起こっているということが分かりやすい病気です。

しかし、私たちは、普通皮膚に出来物ができたときに「これはがんかもしれない」とは考えません。

したがって、できものができていることや大きなシミができていることは気づかれているにもかかわらず、かなり進行してからでないと気づかれないということが起こるのです。

ガンを治療するうえで、早期発見は最も重要な要素になります。できものができたときには、病院で診てもらい診断をしっかりとつけてもらうことが大切です。

参考文献

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス 皮膚がん
  2. 公益財団法人 日本医療機能評価機構 Minds 科学的根拠に基づく皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン(第2版) 第1部 皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン 第2版
  3. 皮膚がん 2015年 09 月号 [雑誌]: がんサポート 別冊
  4. 国立がん研究センター がんの統計’15
  5. 慶應義塾大学病院 KOMPAS | 皮膚がんと皮膚の腫瘍
  6. その他

がんとわかる前にがん保険を検討しよう!

がん保険はがんになってからでは加入できません。またがん保険は医療保険と違い、持病や既往歴があっても問題ないケースが多いのが特徴です。

がんになった際の治療費が心配な方は、がんになる前に一度資料請求をして検討してみるとよいでしょう。

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