ニキビが顔にできたら要注意?身体の不調にも目を向けよう!
「お肌は内臓の状態を映す鏡」という言葉があり、顔の特定の場所に出来るニキビは身体からの「不調を表すサイン」だと言われています。
ニキビができないように気をつけているのにも関わらず、ニキビが顔の同じ場所に繰り返しできてしまう場合は、身体のどこかで不調が起きている可能性があります。思い当たる節がある場合は早めに皮膚科を受診しましょう。
体調不良とニキビの関係とは
■体調が悪いとニキビが出来る原因
本来ニキビは主にホルモンバランスの乱れやストレス、生活習慣の乱れが原因だと言われています。これらが引き金となりお肌のターンオーバーが乱れたり、皮脂が過剰に分泌されることで、古い角質や皮脂が溜まりがちになりニキビとなってあらわれるのです。
内臓の調子が悪いと皮脂が過剰分泌されたりお肌の生まれ変わりを乱す原因となるというのは東洋医学の考え方です。
お肌には内臓で処理しきれなかった毒素や有害物質を排泄する役割があります。すなわち東洋医学では体内に毒素や有害物質が溜まっていると、それを排出するためにニキビとなって現れると考えられているのです。
■東洋医学とは
東洋医学は身体の不調は体内の「気」「水」「血」の巡りの悪さによるものだと考える伝統医学です。さらに、病気の治療においては病気そのものを取り除こうとするのではなく、「病気を引き起こす身体そのもの」を治療することが大切だというのが東洋医学の考え方です。
ニキビの場合も同様で、さまざまな原因により、体内の気の巡りが悪くなっていることが原因でニキビができると考えられているのです。
【場所別】ニキビができた場所はココが不調…かも
東洋医学ではニキビの発生場所と体調には深い関係があるといわれています。ニキビが繰り返し発生する場所は内臓からの不調のサインの可能性もあります。ここからはニキビができる場所と内臓の関係についてご紹介します。
■おでこは胃腸の不調
おでこのニキビは胃が疲れているサインだといわれています。暴飲暴食や消化不良により胃腸に負担がかかり、消化機能が低下することで体内に老廃物が溜まります。消化機能が低下し、消化されなかった老廃物がお肌から排出しようとニキビとなってあらわれるのです。
また脂質や糖質の摂りすぎ、ビタミンやミネラルの不足も皮脂の過剰分泌を招き、ニキビの原因となります。
■眉間は肝機能の低下
肝臓は毒素やアルコールの分解や代謝を行う器官です。肝臓が弱っていると分解作用がうまく機能せず、肝臓で分解しきれなかった毒素をお肌から排出しようとする作用が働きます。
眉間はもともと皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすいといわれています。肝機能低下により分解しきれなかった毒素が皮脂腺に詰まって、ニキビをを引き起こす原因となるのです。
また肝機能の低下により分解しきれなかった毒素が血液に流れだすことで、ニキビを悪化につながる可能性もあるといわれています。
■こめかみはストレスの蓄積
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、お肌のターンオーバーの乱れや免疫力低下の原因となります。こめかみ部分は皮膚が薄く、免疫力低下の影響を受けやすいため、ストレスを原因とするニキビはこめかみにあらわれると言われています。
またストレスを原因とするこめかみ部分のニキビは1つだけできるのではなく、一度に複数できるのも特徴です。
■鼻は肝臓・大腸・肺の不調
大腸や肝臓が不調だと、糖質や脂質がうまく分解されず、毛穴が詰まる原因をつくってしまいます。その結果、毛穴の多い鼻にニキビとなってあらわれます。また鼻は呼吸器や大腸につながっているため、肺や大腸が不調になると鼻ニキビがにつながります。
■Tゾーンは顔ダニ
皮脂の分泌の盛んな部位や毛穴の多い部位は「顔ダニ 」が繁殖しやすく、皮脂をエサとして生息しています。顔ダニが異常繁殖するとと、その排泄物や死骸によ毛穴がつまり、炎症を起こしてニキビとなって現れます。
顔ダニはお肌全般に生息しています。しかしTゾーンには皮脂腺や毛穴が多く集まっているため、顔ダニによるニキビが発生しやすいと言われています。
■頬は肝機能の低下や便秘
肝機能の低下や便秘は体内の美肌に欠かせない体内のビタミンを不足させます。ビタミン不足により、皮脂量のコントロールやターンオーバーが正常に行われず、乾燥しがちでお肌のバリア機能が弱まりやすい、頬ニキビの発生につながるといわれています。
また肝機能の低下は代謝を悪くし、毒素や老廃物やがうまく排出されなくなり、便秘も同様に老廃物の排出を停滞させます。排出されなかった過剰な老廃物が血液に乗って全身をめぐることもニキビの原因となります。
■ 口周りはビタミン不足
口周りにできるニキビは、胃腸機能が低下によるビタミン不足が原因だといわれています。口は食道、胃、腸といったすべての消化器官につながっています。そのため栄養不足やアルコールの過剰摂取によるビタミン不足が、消化器官の入り口である口元にニキビとなって現れると考えられています。
■顎は婦人科系の病気の可能性
顎のニキビはホルモンバランスや冷えが関係していると言われています。女性の場合、生理前の黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌量が増えてしまいます。この過剰に分泌された皮脂が、毛穴が詰まりやすい顎にニキビとなって現れます。
生理前だけでなく、ホルモンのバランスが正常でなくなる子宮や卵巣などの婦人科系の疾患の可能性もあるので繰り返し発生する場合は病院へ行くことをおすすめします。
部位で違うケア方法を熟知しよう
お肌がニキビができやすい部位ごとに適切なケアの方法もかわってきます。日常生活の見直しはもちろん、部位ごとに適切なケアを施し、少しでもニキビを減らしましょう。
■おでこはとにかく洗顔と保湿!
おでこは皮脂が過剰に分泌されやすい部位です。そのため洗顔で汗や汚れをしっかりと落とすことが大切です。しかし洗いすぎによる乾燥も皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。そのため皮膚科では洗顔を1日2回行うことを推奨しています。
洗顔時はしっかり泡立てたキメの細かい泡で優しくマッサージするように洗顔し、すすぎ残しのないようにしっかり洗い流しましょう。洗顔で皮脂を洗い流したあとは化粧水と乳液で保湿をすることを忘れないようにしましょう。
■口周りはバランスの良い食事を心掛けて
栄養不足はお肌のターンオーバーの乱れにつながるだけでなく、脂質や糖質の摂りすぎは皮脂の過剰分泌にもつながります。バランスの良い食事を心がけることで口元のニキビの改善だけでなく、身体全体にもとても良い影響をあたえます。ビタミンやミネラルをしっかり食事に取り入れることが大切です。
■ 頬は外部刺激を極力避ける
つい触ってしまいがちな頬は髪の毛が当たったりする外部刺激が多い部位です。ニキビを必要以上に触ったり、タオルやシーツによる摩擦もニキビには悪影響です。
頬にニキビができた際は触ったりせずなるべく刺激を与えないようにすることが大切です。また髪の毛を結んだり、清潔なシーツやタオルを使い、清潔な状態を保つこともポイントです。
■顎はホルモンバランスを整える
顎のニキビの改善にはホルモンバランスを整えるサプリや漢方を摂取したり、飲料やサプリメントで大豆イソフラボンを摂取することが効果的です。顎のニキビの改善のためにはスキンケアだけではなくホルモンバランスもきちんと改善することが必要です。
どうしても治らない時の対処法
■ストレスを発散する
すなわちストレスはニキビを引き起こす大きな要因となります。ストレスはニキビの原因となる皮脂の過剰分泌やお肌の角化異常を起こし、毛穴が詰まりを引き起こします。したがってストレスをなるべく溜めないようにすることもニキビの改善にとても効果的です。
適度な運動をしたり、趣味の時間を設けるなどしてストレスはこまめに発散し、心とお肌の健康の両方を手に入れましょう。
■洗顔方法をもう一度見直す
使用している洗顔フォームやすすぐ際の水の温度がお肌に刺激を与えてしまい、ニキビの悪化に繋がっていしまう可能性もあります。頑張ってケアをしているのにニキビが改善されない場合は、洗顔方法の見直しをしてみるのも良い方法です。
洗顔フォームは皮脂の抑制や角質除去、お肌の再生を促し、ニキビの予防や改善に効果的だといわれるレチノイン酸が配合されている製品の使用をオススメします。
洗いすぎは乾燥を招いたり、お肌への負担になってしまうこともあるので洗顔は1日2回で十分です。泡だてネットを使い、キメの細かい泡でしっかり汚れを落とし、30度前後のお水でしっかり洗い流すのがポイントです。
■皮膚科を受診する
セルフケアでニキビが改善しない場合には皮膚科を受診することもオススメです。皮膚科を受診することでニキビの原因となる「毛穴詰まり」を引き起こす要因の解決につながり、適切なケアや治療を受けることができます。
外用薬でニキビの悪化を止めるだけではなく、漢方薬や内服薬などを処方してくれる場合もあります。外側からのニキビケアだけでなく、体の内側からもニキビの再発予防や改善を期待することができるのがメリットです。
■ツボを刺激する
東洋医学の考え方では「気」と「血」の通り道であるツボを指で押したり、刺激することで「気」や「血」の流れがよくなり、ストレス解消や内臓の健康に繋がるといわれています。
そのため「内臓からの不調のサイン」であるニキビにもツボ押しは効果的です。ここではニキビに効果があるとされるツボのある場所や効果についてご紹介します。
ニキビに効果的なツボ① 合谷(ごうこく)
ツニキビに効くツボの中では最も有名なのが合谷(ごうこく)と呼ばれるツボです。手の甲側の人差し指と親指の骨が合わさる付け根のところに合谷は存在し、ターンオーバーの促進効果を期待できるツボです。
また便秘に効くツボとしても有名なので大腸の不調や便秘を原因としてして現れるニキビにも効果的です。
合谷を押すときは反対の手の親指で人差し指の骨に向かって強めに3秒程度押します。3秒間の刺激を1日20回ほど繰り返すと効果的です。
ニキビに効果的なツボ② 曲地(きょくち)
曲池(きょくち)は両腕を曲げた時、外側の関節のところにできるシワの先端にあるツボです。曲池は押すことによってお肌の調子を整えたり、炎症を抑える効果、ターンオーバーを促進する効果があり、ニキビの改善に効果的なツボだといわれています。
曲池の刺激は少し痛いくらいの力で3秒間押して3秒間離すというのを5セットほど繰り返し行うのが良いとされています。
ニキビに効果的はツボ③ 関衝(かんしょう)
関衝(かんしょう)と呼ばれるツボは薬指の小指側の爪の生え際にあり、ホルモンの分泌をコントロールする効果があるツボです。そのため顎のニキビに非常に効果的であるといわれています。
関衝を刺激する際は反対の手の人指し指と親指で薬指を挟むようにし、小さな円を描くように30回ほど刺激します。
関衝はホルモン分泌のコントロールだけでなく、めまいや吐き気にも効果があるツボだといわれています。
不調は顔にも表れる!見落とさない様にしよう♪
顔の同じ部位に繰り返しニキビができる人は要注意。体の内側からのSOSサインかもしれません。ご自身の生活習慣や食生活を振り返り、お肌だけでなく、身体にも適切なケアを施してあげることが大切です。
適切なスキンケアも美肌の維持には大切ですが、健康でストレスのない生活を送ることも美肌を手に入れるためには欠かせないポイントです。