目次
- 皮膚の黒いできもの、皮膚がんじゃないか心配です…
- おもな皮膚がんの7つの種類と症状
- ほくろとがんは別物!見分け方の5つのポイントとは?
- 皮膚がんの2つの検査方法
- がん・ほくろ以外で皮膚が黒い8つのケース
- 皮膚がんは早期発見できる、あれ?と思ったら検査して!
皮膚の黒いできもの、皮膚がんじゃないか心配です…
ふと気づくと、皮膚に黒いポツンとできものができている…ということはありませんか?こんな時頭をよぎるのは「皮膚がん」という文字でしょう。皮膚がんで有名なのは、悪性のほくろとも言われているメラノーマという腫瘍でしょう。しかし、実は皮膚がんには様々な種類があるようです。多くの場合には、ほくろやシミが発生することがきっかけで発覚すると言われていますが、ネットなどで皮膚がんの画像や写真を見ても素人では悪性か良性かの違いに気付きにくいため、つい発見が遅れてしまうこともあるようです。とにかく早期発見がなんといっても肝心です!そこで、今回は皮膚がんの種類や症状、ほくろとの違いなど、皮膚が黒くなる原因をしっかりチェックしていきましょう!
皮膚の黒いできものなんて、あまり気にしたことがない!という方は多いですよね。でも、ぜひこの機会に全身くまなくチェックしてみてほしいんです!
皮膚がんというと、有名なメラノーマを思い浮かべる方が多いと思いますが、実はたくさんの種類があるんです!そこでまずは、皮膚がんの種類について詳しくご紹介しますね!
おもな皮膚がんの7つの種類と症状
人間の皮膚というのは、大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれていると言われています。皮膚がんのほとんどは一番上の層にある表皮で発生するものが多いようですが、皮膚がんの種類によっては悪性度が高く、転移しやすいがんもあるようです。多くの方はがんというと、どうしても「不治の病」というイメージがあるようですが、実は皮膚がんの多くは初期で転移が起こっていないうちに手術などで取り除いてしまうことによって完治することも十分可能だと言われているようです。皮膚がんと一言で言っても種類や症状は様々だとされていますので、まずは知っておきたい皮膚がんの種類と症状についてご紹介します。
1:. 悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)とは、皮膚がんの中でも悪性度が高いがんだと言われています。発見が遅れてしまうことによって、命を脅かす状況が起こってしまう場合もあるようです。メラノーマは、皮膚細胞の中の基底層という部位にある色素細胞がなんらかの原因によってがん化したものだとされていて、一般的には「ほくろのがん」とも言われているようです。肌の表面にはほくろのように見えていても、実は皮膚の奥へと浸潤してリンパや血管を通じて全身に転移をしてしまう可能性がある怖い病気だとされています。症状が見られた場合には速やかに専門機関を受診して、検査を行うことが早期発見のカギを握るようです。メラノーマとほくろの見分け方については下記で詳しくご紹介しますので、ぜひチェックしてみましょう。
特徴
- 顔よりも手足など発見しづらい場所にできやすい(特に足の裏にできることが多い)
- 形が左右非対称になることが多い
- 色の濃淡が起こっていることもある
- 7mm以上の大きさがあるケースが多い
- 短期間で急に大きくなりやすい
2. 基底細胞がん
基底細胞がんとは、表皮の一番下の層の基底層や、毛包等を構成している細胞が悪性化してしまったものだと言われています。日本人に最も多い皮膚がんとも言われているため、誰にでも起こり得る可能性が考えられるでしょう。基底細胞がんのはっきりした原因というのは明らかになっていませんが、発症する方の約80%が顔や頭に発生するとされていて、紫外線によって引き起こされている可能性が高いと言われているようです。50代を超えてからの高齢者に多いという傾向があり、ほくろや老人性いぼに似ているため見逃される場合もあるため注意が必要でしょう。また、紫外線の他にも、外傷や火傷の傷跡、放射線などによる皮膚の障害などによっても起こることがあるとされています。皮膚以外にも筋肉や骨などにも浸潤する可能性もあるため注意が必要ですが、リンパ節や内臓へ転移するのは稀だと言われています。
特徴
- ほくろのような黒いできものとして現れることが多い
- 悪化していくと中央部が陥没することが多い
- 黒色だけではなく、赤や肌色をしていることもある
- 比較的、目や鼻、口の周囲などにできやすい
- 黒い色素が肌に染み出していない
3. 有棘細胞がん
有棘細胞がんも、日本人によく見られる皮膚がんの1種だと言われています。有棘細胞がんは、表皮の中間層を占めている有棘層を構成している細胞ががん化することによって起こるとされています。有棘細胞がんは基底細胞がんと同じく、おもに紫外線が原因となって起こると考えられているようです。短期間に紫外線を多く浴びるというのはもちろんのこと、子供の頃からの紫外線量の蓄積によってもがんが発生することがあるようです。また、ヒト乳頭腫ウイルスという子宮頸がんの発症誘因としても知られているウイルスによっても、発症する可能性があることが近年分かってきているようです。発症する方の傾向としては、男性に多く70歳以上の高齢者が過半数を占めるとされています。細菌による感染を起こすこともあるため、皮膚に異常が見られる場合には早期に病院を受診することが肝心です。
特徴
- 早期では皮膚表面が乾燥しているような皮疹が起こりやすい
- 不揃いな肉芽種のような盛り上がりが見られやすい
- 黒いカリフラワーのような形になることもある
- つまむとしこりのようなものを感じることもある
4. ボーエン病
ボーエン病とは、有棘細胞がんと同様、表皮にある有棘層の細胞ががん化した疾患だとされています。しかし、表皮内がんとも呼ばれることもあるように、がんの増殖はおもに表皮の中のみに留まり、転移が起こることはほとんどないと考えられているため、言わば早期のがんの状態のようです。しかし、他の皮膚がんとの判断が難しいため、発見が遅れてしまうことによって悪化して「ボーエンがん」と呼ばれる状態になりリンパ節や内臓に転移が見られることもあるので注意が必要でしょう。
特徴
- 大きさは様々でほくろのような小さな黒い米粒大の大きさから、手のひらほどの大きさになることもある
- 体幹部、下肢、陰部に発生することが多い
- 表面は比較的平らで、ザラザラとして細かいフケのようなものがついて見えることもある
5. ページェット病
ページェット病は、上皮内がんと呼ばれる皮膚がんだとされています。がんが進行していくとページェットがんと呼ばれるようになります。おもに乳房にできる皮膚がんを指していて、乳房以外に起こる乳房外ページェット病は、陰部や腋などにできるものが多いと言われています。悪性度が比較的高いため、治療が遅れてしまうことによって全身に転移して命の危険に繋がることもあるようです。見た目は湿疹と似ているため、専門医でも判断が難しく発見が遅れるケースもあるとされています。湿疹の症状で皮膚科を受診して、ステロイド外用薬の使用を行っても改善が見られない場合に初めて疑われる場合もあるようです。はっきりとした原因は明らかになっていませんが、おもに60歳以上の高齢者に多く発生する傾向にあるようです。
特徴
- 陰部や腋にできやすい
- 赤く湿った湿疹が見られて、かゆみを伴うこともある
- 赤い病変以外に、白、茶色の色が見られることがある
- ステロイド外用薬などを塗っても、湿疹が改善されない場合には注意が必要
6. 悪性黒子
悪性黒子とは、先にご紹介した悪性黒色腫(メラノーマ)の病型の1つで、おもに高齢者に多い皮膚がんだと言われています。一見シミのように褐色〜黒い色をしていますが、進行してくるとだんだんと盛り上がってくることがあるようです。病変が悪化するまでには時間を要するため普通のシミだと勘違いされやすく、発見が遅れてしまうことがあるため注意が必要でしょう。進行してしまうと内臓などに転移をしてしまうこともあると言われていますが、発症してから数年〜数十年ほど表皮の中だけでがん細胞が増えていくとされています。手術などの治療によって完全に除去することができれば完治する可能性もある皮膚がんですので、早期発見が重要なポイントとなるようです。
特徴
- 色の濃淡がある場合がある
- 肌との境目がぼやけていることもある
- おもに顔面や手の甲などの紫外線が当たる部分にできやすい
- 形が左右非対称で6mmを超える大きさになることもある
7. 日光角化症
日光角化症とは、その名の通り日光に含まれるおもに紫外線を浴びてきたことによって発症する皮膚がんの1つだと言われています。おもに、有棘細胞ががん化した状態を指すようですが、老人性角化症とも呼ばれていておもに中高年に見られることが多いようです。皮膚がんの診断学からいうとがんの一歩手前の状態を指すとされていますが、放置してしまうことによってがんに悪化してしまう可能性が十分にあるため日光角化症の状態の時にしっかりと治療を行うことが肝心だとされています。しかし、日光角化症はかゆみや痛みなどの自覚症状がほとんど見られないため、治療が遅れてしまうケースも多いようです。数mm〜1cm程度のカサカサした皮膚が見られる場合には、早期に一度専門機関を受診するようにしましょう。
特徴
- 紅斑と呼ばれる平らな赤い斑点が現れることが多い
- 鱗のようなかさぶたが起きることもある
- 少し盛り上がった褐色の斑点がまだらに見える
- 角のように硬く大きく隆起することもある
ほくろとがんは別物!見分け方の5つのポイントとは?
ほくろは、ほとんどの人に見られる皮膚病変の1つだと言われています。生まれつきあるものと、成長していく途中であらわれるタイプがあり、その多くは良性の皮膚病変でがん化することはほとんどないとされています。しかし、上記でご紹介してきたように、一見ほくろに見えていても皮膚がんの1種だったというケースもあるようですので、まずはほくろとがんの見分け方についてきちんと理解をしておくことが肝心でしょう。そこで、ほくろとがんとの見え方の違いをご紹介します。
そもそもほくろとは何?
そもそもほくろというのは、専門用語において色素性母斑と呼ばれている良性の皮膚病変で、母斑細胞というメラニン色素を持っている細胞が集中することによってできると言われています。皮膚の病変とはいえ、基本的には良性のものですので医学的に治療しなくても問題はないようです。おもに、3〜4歳頃から出現することが多く、成人してから発症することもあるようです。
ポイント1:大きさの変化
短期間でほくろが6mm以上の大きさになった場合には、皮膚がんの可能性があるため注意が必要だと言われています。しかし、良性のほくろであっても紫外線や手で触れたりなどの外的刺激によって、だんだんと大きくなる場合もあるようです。これは生まれつき人間が持っているメラノサイトという細胞が、外的刺激から肌を守るためにメラニン色素を多く出すことによって膨らんだり大きくなるとされていますが、注意したいポイントとしては短期間で大きくなっているかどうかということでしょう。また、ほくろの黒い色が周りの皮膚に染み出してきているような場合にも悪性の可能性があるため、速やかに医療機関を受診することが肝心だとされています。
悪性のほくろとも言われているメラノーマは、足の裏や爪など、普段じっくりと観察しないような部位にできやすいと言われています。そのため、一度全身をチェックしてみて、気になるほくろがある場合には注意深く観察することが大切です。
ポイント2:左右対称か
ほくろとがんの違いにおいて、左右対称かどうかというのも見分けるポイントとなるようです。通常、ほくろは丸くて皮膚との境目が鮮明になっているでしょう。しかし、皮膚がんの場合には左右非対称だったり、形がギザギザとしていることが多いようです。また、ほくろだけではなくシミのようなものにも注意が必要でしょう。がんは悪性の細胞がどんどん不規則に増殖していくものだとされていますので、対称性がないものは皮膚がんの可能性があると言われています。また、形だけではなく硬さにも注目してみてください。黒いほくろが急に硬くなった場合には、皮膚がんの可能性があるため注意が必要だと言われています。
ポイント3:毛の有無
皮膚がんはほくろやシミと間違われやすいと言われていますが、最も簡単なほくろとがんの見分け方としては黒い部分に毛が生えているかどうかということかもしれません。がん細胞が増えてしまった場合には正常な細胞を壊してしまうため、ほくろのように見える黒い部分に毛が生えないとされています。
ポイント4:盛り上がり部分の色
ほくろは、基本的には均一な色調をしていることが多いようですが、対して皮膚がんの場合には盛り上がった部分の色に濃淡が見られたり、急に黒く濃くなることもあるようです。また、症状が進行してしまうとただれや出血が見られることもあると言われています。他にも、周囲に点々と広がったり、急激にカリフラワーのように盛り上がったりする場合もあるため、少しでも異変を感じた場合にはすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
ポイント5:痛みが出ているか
初期の皮膚がんの多くは、痛みやかゆみなどの症状が現れにくいと言われています。また、人によっては症状が進行していても自覚症状が出ないこともあるため、初期の段階で発見することが難しいという傾向にあるようです。しかし、皮膚がんが骨に転移をしてしまったり、神経などに浸潤している場合には強い痛みを感じることもあるとされています。しかし、痛みを感じるほどに進行してしまっていると命の危険に繋がる可能性も高くなりますので、急に発生したほくろは注意深く観察していくことが大切でしょう。
ちなみに、がんやほくろ以外で皮膚に痛みがある場合には良性の腫瘍であったり、何らかの原因によってリンパ節が腫れているということで起こっている場合もあるようです。詳しくは下記で詳しくご紹介していくので、チェックしてみましょう。
そのほくろ、皮膚がんかもしれません!
- 大きさが6mmを超えている
- 急激に大きくなった
- 形が左右対称ではない
- 毛が生えていない
- 色にムラがある
- 痛みがある
- かゆみや液体が出てきている
- 足の裏や爪にできている
- 黒い色素が肌に染み出している
- ボコボコとカリフラワーのようになっている
もしも、皮膚がんの可能性がある黒いできものを見つけた時、行う検査についても念のためにチェックしておきましょう!
皮膚がんの2つの検査方法
皮膚がんは、ほくろのように肉眼で見ることができるがんだと言われています。しかし、経験豊富な専門医であってもほくろやイボなどと判断することが難しい場合もあるようです。その場合には、どのような検査によって判断されるのでしょうか?そこで、皮膚がんの2つの検査方法についてご紹介します。
1. ダーモスコピー
ダーモスコピーというのは、肉眼で判別しにくい黒い色などの皮膚病変を診断する検査方法だと言われています。ダーモスコピーは、2000年頃から皮膚腫瘍の判断に用いられている機械で、皮膚を10〜30倍ほどに拡大して観察することができるダーモスコープという特殊なルーペを用いて行うようです。医師が肉眼で視診するだけではなくダーモスコピーを行うことによって診断の精度が上がり、無駄に皮膚生検を行わなくて良くなったとも言われています。ダーモスコープには、皮膚の上にゼリーを塗って診察する方法と、偏光フィルターを使用して行う2つの方法があると言われています。この2つの方法はどちらも皮膚の表面で光の乱反射を防止することによって、皮膚内部の色合いや色素の分布を見ることができるようです。
ちなみに、メラノーマや基底細胞がんの程度によっては、メラニン色素だけでは判断できない病変もあると言われていますが、ダーモスコピーによってこれらの病変を正しく診断することもできるようです。また、黒い病変だけではなく紅色の有棘細胞がんなどの診断も、このダーモスコピーによって可能となっているとされています。
2. 皮膚生検
ダーモスコピーを行った上で診断がはっきりとしなかったり、がんなどの疾患が疑われる場合には皮膚生検という検査が行われるようです。この皮膚生検は、患部の組織を採取して顕微鏡を用いて病理検査を行うものだと言われています。皮膚がんが小さい場合には、病変全体を切除して検査を行う全切開生検と言われる検査を行うこともありますが、それ以外には部分的に病変を切除する部分生検がされるようです。この皮膚生検を行うことによって、皮膚がんなどの疾患を確定することができるため、その後の治療方針を決定する上では重要な検査となるようです。
がん・ほくろ以外で皮膚が黒い8つのケース
皮膚が黒い時、最初に思い浮かべるのはおもにがんやほくろだという方は多いのではないでしょうか?しかし、皮膚にまつわる病気というのは様々です。そのため、がんやほくろ以外で皮膚が黒いケースについてもしっかり理解をしておきましょう。症状によっては早期発見をすることですぐに改善できるものもあるので、要チェックです!
1. 斑点・黒い粒
おもに顔に斑点ができる時には、ほくろやシミ、肝斑(かんぱん)などが考えられるでしょう。肝斑とは、大きく分けるとシミの1種ですが鎖骨や額、口などの周辺に左右対称に点々と黒い粒が散ったように見えるのが特徴だとされています。シミとの違いについてよく取り沙汰されていますが、シミは紫外線が大きな原因として挙げられるのに対して、肝斑は紫外線に当たらなかったとしてもホルモンバランスの乱れなどが原因で起こってしまうことがあるということでしょう。30〜40代の女性によく見られる症状のようです。命に関わるような病気などではないと言われていますが、見た目が気になることから美容皮膚科などでレーザー治療や薬を服薬するという治療もあるようですので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
また、背中や胸などにカサついた黒い粒のような症状が見られる場合には、癜風(でんぷう)という病気が起こっている可能性があるようです。この癜風とは、癜風菌というカビの一種が肌につくことで感染する皮膚真菌症の1つだと言われています。おもに若年層の方に見られることが多く、茶色や白色に変色した粒ができますがかゆみや痛みなどはないとされています。一般的に癜風は、病院で抗真菌剤の外用薬によって治療されることが多いようです。一度かかると再発したり、治りにくいと言われていますので、放置せずに治療を行うことが肝心でしょう。
2. 黒い塊や黒いしこり
皮膚に黒い塊や黒いしこりが見られる場合には、粉瘤という腫瘍の可能性があるでしょう。粉瘤というのは、皮膚の内側に嚢胞という袋状の空間ができて、その中に老廃物が溜まってしまう腫瘍のことだと言われています。自然に発生することもあるようですが、ニキビ跡などの外傷から粉瘤に発展するケースもあるようです。粉瘤は、皮膚表面に黒く見える開口部と呼ばれる穴が見られることがありますが、この開口部には老廃物などが固まっていて塞がっている場合が多く、皮膚表面からは黒い点のように見えると言われています。粉瘤の自覚症状は、皮膚の下に黒いしこりを感じるという方が多いようです。このしこりは袋状の嚢胞に老廃物が溜まってしまい膨らむため、外側からつまめることもあるようです。粉瘤はニキビとの類似点も多いようですが、ニキビの場合には指でつまむことはほとんどできないため、見分けるポイントとなるようです。
粉瘤は、どんどんと巨大化してしまうこともあるようです。ただし、自分で完治させるのは難しく、手術によって摘出しない限り再発が起こりやすいようです。開口部から雑菌が入り込んでしまうと炎症を起こしてしまったり、場所によっては腹膜炎などの病気を引き起こしてしまうことがありますので、自分で押し出したりはせずに病院を受診するようにしましょう。
3. 黒いイボ
黒いイボは、一概にこのケースということができないほど、たくさんの種類があるようです。ほくろのような健康に影響がない良性の腫瘍がイボに見えることもあったり、中には皮膚がんが黒いイボと勘違いされてしまうケースもあるようです。黒いイボでよく見られるのは、老人性疣贅と言われている、老人性イボがあるようです。これは、皮膚が老化することによってできる茶色〜黒い色の腫瘍のことだとされています。全身どこにでもできやすく、ザラザラとしたイボのようなできものが起こるようです。高齢者に発生することが多いとも言われていますが、若年層の方に見られることもあるでしょう。良性の腫瘍だと言われているため無理矢理除去する必要はないようですが、比較的若い方だと見た目を気にして除去を希望するケースもあるようです。
4. 黒い芯は黒ニキビ
ニキビと一言で言っても、実は赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビ、黄色ニキビなどいくつかの種類があるようです。ニキビの中で皮膚が黒く見えるのは、その名の通り黒ニキビでしょう。黒ニキビというのは、増えた角栓が毛穴を広げることによって皮膚の表面に出ている状態のことをいうようです。角栓は、毛穴から飛び出して空気に触れると酸化してしまい、黒く変色して見えるという特徴がありますので、鉛筆の芯のように黒い芯が見える場合には黒ニキビの可能性が高いと言えるでしょう。黒ニキビはニキビの中でも比較的初期段階だとされています。しかし、黒ニキビを放っておくことによって悪化して炎症を起こしてしまう可能性がありますので、早期ケアをすることが肝心です。
市販されているコメドプッシャーなどを使用して黒ニキビを押し出すという対処法をとっている方も多いようですが、ニキビ跡を残してしまう可能性がありますのであまりおすすめできない方法です。また、黒ニキビをうまく押し出せたとしても、毛穴が開いてしまって再度黒ニキビができやすくなるとも言われているため、できれば皮膚科などを受診して専用の器具を使用して黒ニキビを取り除くと良いでしょう。皮膚科やクリニックによっては保険が適用される場合もあるとされています。
5. 爪の黒い線
爪は健康のバロメーターなどとも言われていますが、爪に黒い線が出た場合には注意が必要です。爪の黒い線には様々な原因があると言われていますが、皮膚がんやアジソン病という病気のサインとして出ているケースもあるようです。皮膚がんの場合には、おもに上記でご紹介したメラノーマが疑われるようです。メラノーマは爪に発生することもあり、初期には爪に黒い線が見られるようです。進行するに従ってだんだんと広がっていき、爪全体が黒い色に変色することもあるようです。黒い色素が染み出しているように見えることも特徴だとされています。
また、アジソン病といいうのは、ホルモン異常が原因で起こると考えられています。副腎皮質の機能不全によって、爪への色素沈着の他に、低血圧や倦怠感などの症状が出る場合もあるようです。爪だけでなく、全身の皮膚が黒くなる場合もあります。爪への症状は、手や足の爪にも黒い線が出ることが多く、1つの爪に何本も黒い筋のような線が出ることもあるようです。
6. 黒いかさぶた
かさぶたというと、おもに怪我などの外傷が経過した後にできる黒い塊のことでしょう。これは、傷ができた時などに止血をするため、身体が働くことによってできる自然な現象です。また、身体はかさぶたを作ることで細菌を身体の中に入れないという作用も持っているようです。しかし、怪我などの外傷を起こした覚えがなく黒いかさぶたができている場合には注意が必要でしょう。上記でご紹介した有棘細胞がんの症状の1つに、患部の皮膚表面が脆くて崩れやすいという特徴があるようです。すると、じゅくじゅくと膿んだ後に表面がかさぶたの状態になったりすることもあるため、なかなか治らない皮膚のかさぶたがある場合には一度病院を受診してみると良いかもしれません。
また、床ずれという症状では、特定の場所が長時間圧迫を受けることによって組織が壊死を起こして黒いかさぶたになることがあるようです。褥瘡(じゅくそう)とも呼ばれていますが、寝たきりの状態だったり、自分では寝返りができないような状態が続くことによって、潰瘍ができてしまうことがあるようです。筋肉や骨に近い組織にまで潰瘍が広がり、状態によっては感染症を引き起こして命に関わる可能性もあるようですので、注意が必要でしょう。
7. 黒いあざに見える黒色真菌症
黒色真菌症とは皮膚の感染症の1つで、病原性黒色真菌によって皮膚が黒く見える疾患のことだと言われています。この原因菌となる黒色真菌は自然環境中に存在しているもので、免疫低下などの有無に限らず健康な方にも感染する場合があるようです。黒色真菌症は、おもにフェオヒフォミコーシス型とクロモミコーシス型に分かれていて、フェオヒフォミコーシス型の場合には皮膚の表面が少し盛り上がり、皮下に腫瘤が見られる場合が多いとされています。対して、クロモミコーシス型は皮膚上に慢性的なしこりができることが多く、皮膚が硬くなり軽度の炎症を起こすこともあるようです。稀に内臓に転移してしまう菌もいるようですので、専門機関で適切な治療をすることが肝心だと言われています。
8. 赤ちゃんの色素性母班
色素性母斑とは、赤ちゃんに見られる生まれた時からあるほくろやあざのことを指すようです。先天性色素性母斑と呼ばれることもあり、おもに遺伝により起こるものと考えらえているようです。しかし、遺伝だからと言って、親と同じ場所に色素性母斑が起こるということではありません。黒いほくろのような小さなものから、大きなものまであり、大きさには個人差があるようです。しかし、通常のほくろと違うのが、放置しておくと5%ほどの確率で悪性の皮膚がんを発症してしまう可能性があるということでしょう。中でも、巨大有毛色素性母斑と呼ばれる濃い色素性母斑は悪化してしまう可能性があるため、注意が必要だと言われています。
皮膚がんは早期発見できる、あれ?と思ったら検査して!
皮膚が黒いと言っても、皮膚がんをはじめ様々な病気などの可能性が考えられるようです。皮膚が黒い=皮膚がんということではありませんが、皮膚がんはなんと言っても早期発見が完治へのカギを握るとも言われています。皮膚がんは身体の表面にできるがんのため、内臓にできるがんに比べるとセルフチェックによって症状が軽いうちに治療を行うことも可能ではあります。しかし、ほとんどの方が皮膚の黒い異変を「ただのほくろ」「ただの炎症」などと、つい軽視してしまいがちですので、気付いた時には重症化してしまっているというケースも残念ながらあるようです。そのため、大袈裟かもしれませんが、気になる皮膚の黒いできものができた場合には「皮膚がんかも?」と疑うことが大切でしょう。検査をしてみることによってなんでもなかったら万々歳ですし、万が一皮膚がんが発覚したとしても早期治療への期待が高まります。ぜひ、あれ?と思ったら検査をすることを心がけるようにしてくださいね。