J1の日程が終了し、鹿島アントラーズは、年間順位3位で、CSに参戦し、2位の川崎を撃破。1位の浦和レッズと対戦が決まった。第一戦はホームで0-1で敗北。そこで起こったPKジャッジについて、私は見てない(TV観戦してたけど、ちょうど席を外していた)ので、あまり言える事は無いが、ネットであれだけ騒がれているのだから、相当微妙な判定だったのだろう。普段審判のジャッジには、ほとんど触れないメディアも、今回のジャッジについて、触れているくらいだ。確かに日本代表の試合で誤審に対して、世間が興味を抱いているとしても、Jリーグのジャッジをここまで取り上げるのは、かなり珍しいことだ。とはいえ、TVの前に戻ってきたら、失点していた感じだったし、何よりも1位と3位が戦うんだから、ジャッジが多少隔たっても、1位のアドバンテージくらいに、考えるしか無いと思っていた。(誰がやろうとソレは変わらないとも思ってたし)そして私は敢えてそのシーンを映像で確認はしなかった。しても良い気分にはならないだろうし、ジャッジが隔たっていたとしても、鹿島も得点機を逃していたわけだから、言い訳もできないだろう。今まで鹿島の試合になると、熱くなっていた自分だが、どうにもこのCSに関しては、醒めた感じで、遠目で眺めている自分が居る。ぶっちゃけると、世間であまりにも言われている、「勝ち点1位が年間1位」という2年前に何が何でも反対しておけよって、時期外れの不満を言い出す人間が多すぎたからだ。
・去年の段階で、気持ちを整理しておこうよと言いたい
批判覚悟で、ハッキリ言わせていただくと、なんで今更、選手も監督もサッカー関係者も解説者も、CSのシステムに疑問を投げかけるのか?である。(しかも今年で終わるのに)納得行かないなら、そもそも去年の広島優勝の時点で、徹底して反対すればいいじゃないか。いや、反対してただろうけど、、結果が変わらないなら、とっくに割り切って、この大会を遂行すべきである。(もう一度言うけど、今年で終わるんだから)とくに去年、浦和は3位で参戦してるんだから、立場が逆なだけで、割り切って戦うべきだし、勝ち点1位のチームは、今年最強なんだから、チャンピオンらしく振舞えば良いのに。ペドロヴィッチ監督から出る言葉は、CSの不満ばかりだった。言ってることに納得はできるが、今年で終わるのにあそこまで執拗に、アドバンテージを!って言ってるのは、ちょっと情けないと思った。限られた状況というより、アドバンテージがある浦和の監督が、あそこまでもっと有利にしてよって言い続けるのは、試合前でなく、去年の段階にして欲しい。別に鹿島が圧倒的有利な状況でもない、というか鹿島視点では、・ホーム戦の開催決定が1週間も間が無く選手たちは連戦。・平日の開始時間19時過ぎると鹿スタだと終電がアブナイ。というホームに人を呼び込みにくい状況だし、強敵川崎との真剣勝負の後、1週間も空かずに、いろいろ準備できる浦和と戦うわけなんだから、ホーム戦はともかく、アウェー戦まで見ると、過密日程もいいところである。浦和にとって不利といえるのは、試合感覚が空いているという点だったが、1位になる可能性が十分にあった以上、練習試合でも何でも対策は取れるし、天皇杯だってあったと思う。正直、そこまで不利に働くなんてことはないし、それが不利になるなら立場を変わって頂ければと思う。浦和にとって不満なのは、結局のところ、「なんで勝ち点1位なのに、CSなんてやらなきゃいかんの?」って根本的な部分でしかなかったと思う。一度、1シーズン制を用いてしまった以上、復活させた違和感は当然にしてあったが、H&Aの短期勝負という緊張感。アウェーゴール制と特殊条件化における駆け引き。レギュレーションが生み出す試合の入り方など、いま、日本代表が徹底的にできていない、「どう試合を進めていって終わらせるのか」という、チームとして試合の流れを読んで実行する訓練になると思った。そして浦和はそういう部分で、まったく無計画に突っ込んで自滅した。
兎(浦和)と亀(鹿島)のCS決勝~鹿島18冠達成~
今年の鹿島は、例年以上に様々なイベントが、
押し寄せてきて、いつもの2倍は疲れた・・・って感じでした。
その中で、結果を得たというのは、
しっかりと喜びたいと思います。
ただ・・鹿島はCSが始まる瞬間まで、
鹿島が抱える問題点や修正を、
行えていなかったと思います。
確かにJ最終の4連戦中は、
悪くない内容であったけど、
実際には2NDは、
悪くても勝っていたし、
点も入っていたので、
修正したというよりは、
多少上向いた程度だったと思います。
天皇杯で神戸に勝利して、
ようやく久々の勝利という状況でした。
鹿島もサポーターも、
切り替えてCSに臨む心の準備は、
しっかり出来ていたとは思いますが、
不安のほうが大きかったですね・・・。
石井監督が終盤にチームを、
明確に立て直せなかったのは、
ハッキリ言えば、まだまだ監督として、
至らぬ部分、成長すべき部分が多いと感じてます。
今年、石井監督が最優秀監督に選ばれもしましたが、
まだまだ「名将」の名に相応しいとは思ってません。
ただ、名将になる道は、進んでいると思います。
来季の去就が不明との話がありますが、
自分は続投し、今年出来なかった部分を、
来年修正し、それを結果へと繋げて、
「名将」へと近づいて欲しいと思ってます。
さて、鹿島の試合巧者についてですが、
鹿島の土居が面白いことを言っていたコラムがありました。
(Number Webのコラムでした)
「鹿島は何故勝負強いのか?」
という問いに対し、
「みんながそう言うからじゃないですか」
と答えたことです。
つまり3冠、3連覇に関わってないのに、
いまの鹿島の選手たちが、タイトルに絡む、
タイトルを取ってるのは、
「鹿島は勝負強い、だから所属してる俺たちもそうなんだ」
とイメージすることで、そうなれるってお話です。
簡単に言っちゃうと思い込みって答えたことですね。
一見そんな馬鹿なと思うでしょうが、
鹿島サポーターとして、自分は凄い納得してしまいました。
鹿島を追っている者として、
大黒柱は2本あったとしても、
タイトルを集中的に取ってるときは、
メンバーが大幅に変わっていることに変わりはなく、
メディアや周囲が言う、
「鹿島は勝負強い」
という言葉に、違和感を感じていたのですが、
この土居の言葉にこそ、
鹿島の真髄と伝統が詰まってると思います。
この流れを作ったのは間違いなくジーコを初めとする、
J初年度から所属していた選手、監督、フロント、サポーター・・・。
まさに「鹿島の歴史と伝統」ってヤツなんでしょう。
本当に感謝しなければならない宝です。
兎(浦和)と亀(鹿島)のCS決勝~鹿島18冠達成~
素人の私にも、浦和レッズが抱えているジレンマが見えました。
私は、どうも精神論が過ぎるサッカーの見方をしているので、
(奇妙な表現かもしれませんが)
サッカーで行われる仕組みよりも、
そのときピッチに関わっている人たちの、
精神状態を、強くみてしまうので、
戦術の弱点を想起して陥ってしまう混乱と不安が、
状況の有利に打ち勝って広がるという部分を、
見落としていたのだと思います。
ペドロヴィッチ監督が、状況に関わらず、
自分のサッカーを貫くことしかできないというのは、
ある意味、自身が信奉している戦術への自信や固執というよりも、
貫くことでしか、戦術の深化に繋がらない、
徹底的に行かないと、上手く機能しないからなのかも・・・。
とも感じました。
あの失点で動揺するってことは、
まだまだ監督の戦術やサッカー観が浸透してないってことなのでしょうね。
(対策を立てないなら、動揺せずに取り返せばいいって発想でしょうから)
「1位のチームはどのような状況でも臨機応変に対応できる」
と言ったのは、
結局のところ、王者の理想、チャンピオンの有り様だったからなんです。
(その部分は、まるっきり3冠王者だった頃の鹿島のイメージなのかな)
要するに自分の願望だったと思います。
勝ち点1位が王者であるべきという風潮がありながら、
勝ち点1位の浦和がソレをできなかったのが、
納得できなかったから、拘ったのかも。
そういう意味で、自分も勝ち点1位の呪縛に囚われ、
浦和レッズに対し、厳しい目を向けてしまったんだなと、
改めて思い返しています。
これが鹿島だったら、日本代表のときのように、
憤慨してるでしょうけど・・・。
そのおかげで、鹿島が勝ったんだから、
それで良いだろって話ですが、
相手にシャンとして欲しいって思うのは、
どうにも自分の悪い癖かもしれません。
今回はこのような素人の、
半分くらい感情と熱血を足して2で割って、
勢いで書いてるブログにきちんとした解説を頂き、
本当にありがとうございました。
天皇杯、負けませんわよ!
兎(浦和)と亀(鹿島)のCS決勝~鹿島18冠達成~
コメント投稿者ID:kame3 | 2016年12月06日 23:15
1st優勝して、移籍などがあり、ちょっと調子を崩した時期がありながらCSに出られる権利を上手く活用して、徐々に修正してCSに臨めたようにも思いました。
小笠原選手もミスターアントラーズの雰囲気がありますね。交代でベンチに行っても、立って戦ったまま試合を見てる雰囲気は個人的には好きでした。
CS、制度は今年で終わりでしたが自分も筆者様と同じくそれはそれで楽しめばいいと思っていました。特に日本はダービーマッチみたいなものが少ない中でこの1試合を絶対に落とさない、勝たなければいけないという雰囲気で試合する経験がJリーグでは少ないようにも感じます。そういった経験ってリーグのレベルアップには必要でACLで勝つためや代表での試合にも活きてくるように思います。一言で試合巧者と言えばそれまでなのですが、その差が今年のCSだったと思います。W杯も予選はグループで勝ち抜くけど最後はトーナメントのノックダウン方式。2016年、いろんな要素で一番強かったのは鹿島アントラーズ。間違いないと思います。
川崎、浦和ともに試合巧者ではなかった。言葉で言うのは簡単だけど、その中にはいろんな部分の違い、ほんのちょっとの部分の差もあるだろう。それが経験だろうし、塵も積もれば山となるではないけど少しずつの違いがチーム全体として蓄積度合いの違いかもしれない。
今年でCS終わるけど、浦和、川崎はこの悔しさを今後のチームの成長に繋げていけるといいなと思います。今年は名古屋がJ2落ち。黄金期があった磐田もJ2の経験がある。強くい続けるためにチームとしての経験をどう積み上げるか?ということがなんとなく今年のJ1の結果の一つの大きな要素だった気もします。
個人的には鹿島と浦和、赤同士、以前、レッドダービーと名付けられたこともありましたがそういった好敵手、ライバルとしていい試合を今後も繰りひろげてほしいなと思います。
最後に石井監督、昨年から急の登板でしたがずっといい成績を収めて、一時期ちょっと体調崩しましたが名将ですね。
兎(浦和)と亀(鹿島)のCS決勝~鹿島18冠達成~
2点取られなければイイ状況で守ってカウンターという選択肢を取らない理由を鹿島サポーターは理解できないと思いますが,ミシャサッカーを見てきた人間としてはよく理解できます.
なぜ,「守ってカウンター」という選択肢を取らないかというと,「守ってカウンター」という選択肢を取ることができないからです.ミシャサッカーで勝つためには,「ポゼッション」と「ハイプレスによるショートカウンター」しか選択肢が無いんです.
「守ってカウンター」をするためには,ブロックを作って自陣近くて良い形でボールを奪うことと,ロングカウンターを発動させることの2点が必要になります.ただ,ミシャにはブロックを作ることをしません.(ブロック構築をする指導能力がないのか,ブロック構築をする意思がないのかわかりませんが・・・・)
なので,「守ってカウンター」の”守って”ができなくて,相手がミスするor運よくボールが取れるまで波状攻撃が続くのです.ということは,下手に「守ってカウンター」をしようとするとボコボコにされるので,「守ってカウンター」という選択肢を取らないし,勝つためには,その選択肢を取れないのです.
これを踏まえると,前半から2点目を取りに行ったことも,同点に追いつかれた後に異常に焦りだした理由もわかると思います.彼らが守りに入ると相手のミス待ちor幸運待ちしかできないので,相手以上に攻めることで相手を怯ませて,守りに入る状況を回避するしようとするのです.
これが理解できたら,なぜ浦和が1位になれたのだろう???という疑問が湧くと思います.その回答も出しておきます.
まず,前線に怪我人が出たことで,ターンオーバーをせざるを得ない状況になり,ハイプレスを継続することを阻害する疲労が軽減できたことがあります.ミシャは疲労を考慮しません.なので,終盤戦になると疲労によりハイプレスが継続できず,カウンターで失点していました.ただ,今シーズンは意図せずターンオーバーができたことで,疲労によるハイプレスの非継続が無くなってしまいました.
次に,遠藤が加入したことです.遠藤が加入したことでカウンターへの対応範囲が広がったのです.遠藤は那須より機動力があり広範囲で1対1に勝てることで,以前より高いラインを保つことができ,西川の守備範囲の広さが更に活きるようになりました.
1位になるチームはどのような状況でも臨機応変に対応できるのが常識とおっしゃっていますが,浦和に関しては幸運と遠藤の加入で1位になってしまったのです.(あとは,川崎の失速というのもあるかもしれないですが・・・)
浦和というかミシャの辞書には,臨機応変という言葉は無いでしょう.彼は自分の信じるサッカー以外を指導するくらいなら死ぬほうがマシと本気で考えているんじゃないかと思えるほど,ロマンチストですから.