【女性のための防犯】夜。女性ひとりの暗い帰り道。痴漢や暴行魔、性犯罪者から身を守るコツ。

秋も徐々に深まり、日が暮れるのもだんだん早くなってきましたね。
生活スタイルやお仕事によっては、「帰宅するころには、あたりが真っ暗。ひと気のない暗い夜道を15分~20分近くひとりで歩いて帰らないといけない」なんて方も少なくないと思います。

 

そんな中、女性が最も注意、警戒すべきは、女性の夜道のひとり歩きを狙う痴漢や暴行魔の存在ですね・・・

 

 

 

●若い女性だけじゃない。30代40代50代以降の女性も被害者になりうる時代です。

・・・なんて言っても、「いやいやいや~、私がチカンにあうわけないって!若くないし可愛くもないし、胸とかお尻とかチカンが襲いたくなるような色っぽい体でもないしさぁ~(笑)!」 と一笑に附される方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

 

また、強制わいせつの年齢別被害状況も、
10代未満 9.5%、
10代 33.7%、
20代 43.1%
とこちらも10-20代に集中したことが見て取れました。

 

 

とはいえ、30代、40代、50代以降の女性の被害者も比率的には少ないとはいえ、決してゼロではありません。
強姦での年齢別被害状況は、
30代 13.0%、
40代 5.7%、
50代以上 1.6%

 

強制わいせつでの年齢別被害状況は
30代 9.6%、
40代 3.2%、
50代以上 0.8%。

 

上記の通り、30代40代50代以降になったからといって、自身が性犯罪の被害者にならないわけではありません。「自分はもう若くないから」という理由で、性犯罪のターゲットに絶対にならないとは言い切れないのが現状です。

 

また、もしかしたらですが、中には、
「届出をするのが恥ずかしい」
「(加害者からの)報復が怖い」
と警察に届出をしていない女性たちもいらっしゃるかもしれません。
女性はおろか男性の一人歩きすら強盗や暴漢の危険をはらむ海外に比べると、日本は比較的安全性が高いと言われています。
ですが、数字上のデータだけでは何とも計れないですし、また、いつどこのタイミングで自分が被害者にならないとも限らないのが実情ですよね。

 

というわけで、今回は、女性ひとりの暗い帰り道。痴漢や暴行魔、性犯罪者から身を守るコツ についてお話しますね。

 

 

●防犯のプロが教える「女性ひとりの暗い帰り道。性犯罪者から身を守るコツ」

 

 

教えてくれるのは、危機管理のスペシャリストとして講演やTV出演をこなす一方、作家としても活動する安全生活アドバイザーの佐伯幸子さん。

 

 

 

 

というわけで、まず佐伯さんが女性の夜間の防犯対策で提案するのは、こちら。

 

◆電車・バス等、帰路につく時点から気を抜かないこと。

 

仕事や飲み会後の夜遅い帰宅。ようやく帰路につき、電車やバスなどの中でひとりになると、
つい「あ~、疲れた~」と気を抜きがちですよね。場合によっては車内で寝てしまったり。

 

ですが、電車等帰路に着くための交通機関に乗った時点から、女性を狙う性犯罪者がひそみ、ターゲットを探している可能性があります。

 

ホームにいる時点から周囲をさりげなくチェック、不審人物がいないか警戒を。
また、下車駅で改札口を出るときも、後ろを振り返ってみましょう。自分と同じ方向に向かう人たちを見て、なるべく「後ろをとられない」こと! 「危険は背後から迫る」とよく言われます。なるべく自分より後から来る人がないように歩きましょう。

 

 

◆帰宅ルートはできれば2つ以上用意。また「安全な場所」「危険な場所」の把握も。

 

夜遅く帰宅時、女性のひとり歩きの鉄則は、「ひと気の多い場所」を歩くこと。
とはいえ、毎日毎日同じルートで帰っていることで、かえって性犯罪者にあなたの行動パターンや帰宅ルートを教えていることにもなり、場合によってターゲットにされてしまうことも。まわりの安全に気をくばりつつ、帰宅ルートはできれば2つ以上用意を

 

また、交番やコンビニ、ファミレスやファストフード店など夜遅くまでやっているお店、防犯協力の家など、いざとなったら逃げ込める「安全な場所」の把握を。そして同様に、樹木の生い茂った場所、ひとけのない暗い駐車場、誰も住んでいない廃屋など「危険な場所」の把握も大事です。「安全な場所」「危険な場所」をあらかじめ把握しておきましょう。

 

万が一、帰宅時、不審な人がいたら、まよわず「安全な場所」にいきましょう。
但し、次にお話しますが、「コンビニ」についてはちょっと警戒が必要です。

 

 

◆コンビニは安全でもあり危険な場所!帰宅途中にコンビニでお買い物する時の注意点

 

24時間営業でいついっても煌々と明るい電気がついていて、いざとなったら逃げ込めそうな場所といったら真っ先に思い浮かぶのが「コンビニ」ではないでしょうか?
また、夕ご飯のお買い物タイムを逃した方にとっては、夕ご飯や必要な食材をいつでも気軽に買えるのも便利なところ。

 

ですが、このコンビニの利用にあたっては、注意が必要です。
なぜなら、性犯罪者が「ターゲットの物色」のために利用するのがこのコンビニだからです

 

彼ら性犯罪者達は、コンビニの客を装って、ひとりで夜間にコンビニをおとずれる女性を物色、
女性の立ち居振る舞い、何を買っているか等の行動パターンから、ひとり暮らしの女性か、警戒心が薄そうか、気が弱そうか、易々と犯行に及べそうなタイプかどうか等をチェックしています。
実際、「コンビニから尾行された」という女性は多いようです。

 

性犯罪者に出くわさないためにも、ターゲットにされないためにも、コンビニでの長居は無用

また、コンビニで自分ひとり分の食べ物を買うする際にも、なるべく「2人以上分の買い物をする」「お箸やスプーンをあえて2膳頼む」など、「ひとり暮らしの女性と思わせない」工夫を。

 

 

◆夜のひとり歩きで絶対ダメなこと
 「夜道でスマホ操作(or夜道をイヤホンで音楽をききながら歩く)」
 「「何かご用ですか?!」など、不審者に対峙し、声をかける」

 

夜道の帰宅時最もNGなのが「夜道でのスマホ操作」「夜道をイヤホン(orヘッドフォン)で音楽をききながら歩く」です。

 

夜道でも、スマホでLINEやメールをしたり、ゲームをしたり動画を見たりなど、スマホ操作をしながら歩いている方をよく見かけます。また、イヤホンを耳につっこんで(orヘッドホンで)外界の音を遮断して音楽をききながら歩いてる人も。

 

こうした「ながら歩き」は、周囲への注意がどうしても散漫になりやすく、自分の身に危険が迫っていることに気づけず犯罪に巻き込まれた、なんてケースもあるようです。
また、ひったくりに遭う・交通事故に巻き込まれる、などの危険も考えられますね。

 

 

●「携帯電話で通話しながら帰る」のも、絶対に安全、とは言い切れない。

 

また、中には、「携帯電話で誰かと喋ってる風を装えば、痴漢とかに狙われにくいんじゃない?」と考える方もいらっしゃると思います。実際、「夜道のひとり歩きが不安だから」と、彼氏や旦那さん、家族や友達と通話しながら帰路につく方もいるのではないでしょうか。

 

ただ、これはなんともいえないですね・・・。確かに、誰かと電話で話すことで安心は得られますよね。ですが、実際に通話をすることで、通話内容を性犯罪者にきかせてしまうことから、あなたの個人情報がダダ漏れな可能性大ですし、また、仮にもしあなたの身に何か起こっても、通話相手がすぐに助けに来てくれるとは限らないですし・・・。

 

 

 

●「何の用ですか?!」 あなたのその勇気ある行動がかえって仇になることも・・・

 

そして、もうひとつの夜道の帰宅時最もNGなのが、「不審者に声をかける」「不審者と対峙する」です。

 

ちょっと気の強い方だと、「なんの用ですか?!」「私の後をつけるような真似はやめてください!」と不審者に対峙し、警告する方も中にはいらっしゃるかもしれません。ですが、これはNG。

 

そう警告したことで相手が手を引く可能性もなくはないですが、相手と対峙することで、あなたの顔を不審者に見せることになり、場合によっては、かえってターゲットにされてしまう、あるいは、挑発行為とみなされて相手を逆上させる、なども考えられます。

 

また、不審者側も、自分の顔をあなたに見られたことで、余罪がある場合などは特に警察への通報などを恐れ、口封じのためあなたに対しなんらか犯行に及ぶ可能性も。

 

 

 

 

◆「まもなく自宅」! でも家に入るまで気を抜かないこと!

 

「マンションやアパートなど自宅のある建物に入るときには、後ろを振り返って不審者がいないことを確かめましょう。不審者がいるときは、少し行過ぎてから角を曲がるなど、「そこが自宅」と知られないように警戒しましょう」
(出典 4/4 女の危ない帰り道 [防犯] All About

 

自宅についた、自宅のある建物についたからと言って、気を抜かないことが大事です。
不審者がいないか、時折後ろを振り返るなどして注意を。

 

また、エレベーターを利用する場合は、必ず周囲の確認をしましょう。誰もいないことを確認してから乗り込み、「閉」ボタンを押しましょう
さらに、万全を期するために、自宅階のボタンだけではなく、自宅より上の階のボタンを押すのもひとつの方法。自宅階のボタンだけ押しておくと、あなたを後ろからつけてきた不審者が、あなたが降りる階をチェック、自宅を特定されてしまうことも考えられます。

 

そして、自宅についてすることは以下の通り。

 

・周囲をよく見てから玄関ドアを開錠。そして、玄関ドアは開けたらすぐに閉める。
(不審者に自宅に押し入られるのを防ぐため)

 

・「尾けられたかも?!」と不安な場合は、帰宅後すぐに明かりをつけないこと。できれば15分くらい待ってから部屋の明かりをつけること。 
(不審者に自宅を特定されるのを防ぐため)

 

 

★そして、万一、不審者から尾けられていることに気づいた場合・・・

 

・暗く危険な場所を避け、「ひと気の多い場所」「安全な場所」にすぐに避難にすること。
場合によっては、逃げ込んだお店の店員や交番の警察官などに事情を話し、援助をもらうこと。

 

・怖いからといって、一目散に自宅を目指すのは却って危険。自宅を特定される可能性大。
「安全な場所」に避難する、人に助けを求めるなど、安全を確保できてから帰路につくこと。

 

・帰宅後すぐに明かりをつけないこと。できれば15分くらい待ってから部屋の明かりをつけること。 
(不審者に自宅を特定されるのを防ぐため)

 

 

 

◆携帯しておくと意外と便利な防犯グッズ

 

夜道のひとり歩きや、通勤電車内での痴漢撃退のために、
いまとなっては、すっかり広く浸透している「防犯ベル」「防犯ブザー」
いろんなデザインがありますよね。

 

 

 

 

 

 

私も持ち歩いたことがあります。ただ・・・バッグの中で何かの拍子でピンが抜けてしまい、電車内で大音量でアラーム音を鳴り響かせてしまったことがあり、ちょっとトラウマなんです(汗) まあ、確かに防犯グッズとしては大したものですが。

 

ただ、「たぶん使わない」「持ち歩くのが面倒」「持ってるのが恥ずかしい」などなどの理由から携帯されない方もいらっしゃるようです。

 

そこで、防犯ベルがわりになる、こんなアプリがありますよ!

 

災害やトラブル発生時、緊急時に「誰か助けて!!」と、アラーム音でまわりに緊急事態を知らせてくれるアプリ
「Help me for iPhone」

 

 

こちらのアプリは、地震発生後、エレベーターの中に閉じ込められた、停電で真っ暗になりあたりが見えない、家具や木材・土砂等の下敷きになり動けなくなった、など、まわりに助けを呼びたい際に役に立つアプリです。

 

緊急事態が発生した際、ボタンを押すとアラーム音が鳴動、あなたが「誰か助けてー!!」と叫ぶかわりに、アラーム音でまわりに自分の存在を知らせてくれます。

 

また、災害発生時だけでなく、満員電車で痴漢に遭った時など、怖くて声が出せなくなった場合に、かわりにアラーム音で痴漢を撃退する「防犯ベル・防犯ブザー」代わりとしても使えますよ。

 

「えええーー!車内でそんな大きな音を出したらまわりに迷惑だし、恥ずかしいし・・・」と思いますか?

 

いいんですよ!
「みなさんごめんなさい。チカン撃退のため使わせて頂きます!」という気持ちもこめてボタンをON! 思いきって使っちゃいましょう!

何もできず、ただただ卑劣な痴漢の成すがまま、はずかしめられるよりは、
アラーム音でまわりに迷惑をかけつつ、でも痴漢を撃退する方がはるかに有益ですよ!

 

 

 

 

◆犯罪被害は、被害者に深い精神的ダメージを与えるもの。被害に遭う前に知ってほしい。

 

 

安全生活アドバイザーの佐伯幸子さんは、こう語りました。

 

「女性が犯罪被害に遭う…その種類は、「痴漢」「ひったくり」「通り魔」「ストーカー」などさまざまです。被害に遭って初めて、警戒心を持つようになるのでは遅いのです。

 

たとえば、「アンチエイジング」など肌の老化を防ぐための高額な化粧品や、健康維持のためのサプリメントや運動にはお金も時間もかけるようですが、その身を守るための「防犯対策」には時間もお金もかけていないのが実情ではないでしょうか。

 

それは、やはり「結果」の恐ろしさを知らないからだと言えると思います。犯罪被害に遭ったときは、失う金品だけでなく、なんといっても「精神的衝撃」心理的なダメージが最大の被害なのです。その苦痛を少しでも予測できれば、対策をせずにはいられないものです」

 

 

安全な国、日本とはいえ、いつ何時、何が起こるか分からないこの世の中。
ぜひ、あなたの、そして、あなたの大切な人の安全を守るためにも、日々の防犯にお役立てくださいね。

 

 

 

*防犯対策については、こちらの記事もどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

☆記事中でもご紹介した安全生活アドバイザー、佐伯幸子さんの著書。
ミニストーリーで犯罪のケーススタディを紹介、被害者にならないための極意を伝授。今すぐ役立つ日常の危機管理術も満載です。

 

 

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