| ■難聴 早く聴力トレーニングを開始しましょう | 赤ちゃんの耳が聞こえているかどうかは、日常生活の中である程度チェックすることができます。 生後1~2カ月ごろまでなら、ドアが勢いよくバタンと閉まるときのような大きな音がすると、開いていた目を急につぶったり(瞬目反射)、眠っていたのにパッと目を開いたり(開目反射)、手足をビクッと伸ばしたり、反応するものです。 このような反応がなかったり、生後4カ月ごろになって首がすわってからも、音のするほうに顔を向けない、一才ぐらいになっても、「あれを持ってきて」など簡単な指示を言葉だけですると応じない、言葉がおそい、何度も聞き返すといった様子が見られたら難聴の疑いがあります。 |
| | 難聴が疑われたら、できるだけ早く、耳鼻科で受診を。検査の結果、難聴とわかったら、聴能訓練や言語訓練を行います。 赤ちゃんの難聴は、発見が遅れると言葉の発達がおそくなりますから、できれば1才までに発見し、おそくとも2才までにはトレーニングを始めることがたいせつです。 |
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| ■外耳炎 ふれただけで痛がって泣きます | 耳掃除をしたときにつくったひっかき傷に細菌が感染して、鼓膜の外側にある外耳道に炎症を起こしたり、おできができた状態を外耳炎と言います。(ママが耳掃除をする前に耳鼻科の先生に見てもらった方が安全) 外耳炎になると、耳に少しふれただけでも、赤ちゃんははげしく泣きます。黄色い耳だれが出て気がつくこともあります。 おできがつぶれたときには、耳だれに血液がまじることも珍しくありません。このような時は、専門医に行きましょう。 治療の基本は、抗生物質の内服ですが、必要に応じて鎮痛剤、抗生剤やステロイドの入った軟膏・点耳薬を使います。 おできのある場合は、切開してうみを出すと、痛みがやわらいで楽になります。軽いものは2~3日で治りますが、長引くと2~3週間かかることもあるので、治療は根気よくつづけてください。 |
| | | ■急性中耳炎 鼻汁が感染源になりやすい | 急性中耳炎は、生後6ヵ月から2才ぐらいまでの赤ちゃんに多く、1ヵ月に1回ぐらいの頻度で何度も繰り返す場合もあります。 原因のトップはかぜ。鼻腔から耳管を通って細菌が中耳に入り、炎症を起こす結果発症します。鼻汁を簡単に見過ごさないで鼻汁がたまって口呼吸、いびきの異常が見えたら、早めに耳鼻科の診察を受けましょう。早い手当てが肝心です。 このほか、のどの奥にあるアデノイド【〔口蓋垂=のどちんこ〕の後上部にあるリンパ組織】の肥大も原因になります。かぜをひいた直後から数日たったころに、38~40度の高熱を出し、ひどく不機嫌になったり、はげしく泣き叫んだり、夜も眠らない、頭を左右に振るなどが、「耳が痛い!」と言えない赤ちゃんのSOSサインです。夜のうちに自然に鼓膜が破れて、翌朝、耳垂れが出ているので、気がつくこともあります。気がついたら、すぐに耳鼻科へ行きましょう。 治療は抗生物質の内服と鼓膜切開で行います。 抗生物質は処方された量と時間を守り、必ず全部飲み切ること。症状が軽くなったからといって、勝手にやめてはいけません。鼓膜切開というと、いやがるママが多いのですが、切開してうみや滲出液を出してしまったほうが、痛みや熱がとれて赤ちゃんは楽になります。また切開した鼓膜は自然にくっつくので、難聴になる心配はありません。 |
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| ■滲出性中耳炎 中耳に滲出液がたまり、聞こえが悪くなる | 滲出性中耳炎は、鼓膜の奥(中耳腔)に液体がたまる中耳炎のことで,中耳腔に液体がたまると、鼓膜や耳小骨の動きがわるくなり、外耳道を伝わってきた音が鼓膜から耳小骨そして内耳へときちんと伝わらなくなり、そのために聞こえが悪くなります。子供の難聴の多くは、この滲出性中耳炎によるものですが乳幼児は、なかなか見つからないこともあります。下記の症状や徴候があったら、滲出性中耳炎の存在を疑って専門医に相談しましょう。
★「テレビの音を大きくする」、「大きな声でおしゃべりする」、「呼んでもふりむかない、返事をしない」など。 ★指をこすったり、紙をクシャクシャとまるめて、その音がどちらから聞こえてくるかを当てさせる。
★赤ちゃんで、よくカゼをひき気げんの悪いことが多いときは、中耳炎があるかもしれません。
★よく耳をさわる(これは耳痛のサインといわれています)ことがあれば、耳鼻咽喉科へ。
★中耳炎を起こしたことがある子供が、カゼの後に咳や鼻汁、鼻閉が数日以上長引く時は中耳炎を再発している ことがよくある。
★中耳炎を一度起こすとなおりにくい場合も滲出性中耳炎が奥底にかくれていることがある。 ★3歳以上の子供では、ときどき耳の軽い痛みを訴えることがある。
早期に発見して、きちんとした治療をうける必要があり、再発しやすく、しかも治りにくいのが特徴なので専門医とママとのチ-ムワ-クのもとに気長に治療をうける必要があります。 滲出性中耳炎の予防は鼻やのどに炎症を起こさないようにすることです。カゼをひいてしまったら、できるだけ早く治して、咳や鼻水を長引かせないようにして子供をよく観察して早期発見、早期治療に努めましょう。 |
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| ■口内炎 口中の粘膜が炎症を起こす病気 |
口の中の粘膜が、ウィルスや細菌に感染して炎症を起こし、赤くなったり、ただれたり、盛り上がったりした状態で す。いろいろ種類がありますが、1才~4才ごろまでの赤ちゃんに多いのがウィルス性口内炎です。これは、ヘルペ スというウィルスが原因で起こる病気で高熱を伴って、口の中にアフタ性口内炎に似たカイヨウがたくさんできます。 非常に痛いため水分もとれず、脱水症になることもあるので注意が必要です。 7~10日以内に自然に治りますが、口内炎ができている間は、食べたり飲んだりすると、ひりひりしみたり痛むので、 赤ちゃんはぐずって食欲が落ちてしまいます。こんなときは、熱いものやすっぱいものを避け、口当たりのよいものを 与えましょう。 また、ヘルパンギーナは乳幼児の間で流行する代表的な夏風邪で、のどの奥に小さな水ぶくれが出来るのが特徴 です。 コクサッキーA群ウィルスの飛沫感染が原因で38~40度の高熱が2~3日続きますが、病気そのものはそれ程心配 する必要はありません。 |
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| ■鼻のけが | 成長する子ども時代には、思い切りぶつかって鼻がぺしゃんこになることも数回はあると覚悟してください。 幸い、たいていの場合、子どもも鼻も変形することなく元に戻ります。鼻は、顔や頭を衝撃から守るように見事に設計されていて、鼻のおかげで、顔をぶつけても頭はけがをしないようになっているのです。 鼻がかたい面にぶつかると、薄い鼻骨が両側に押し出されて平らになります。赤ちゃんの鼻が少し変形したら、次のようにしましょう。 | ●赤ちゃんの鼻をアイスパックでおおい、目頭のすぐ下、鼻の両側のはれた箇所をやさしく押さえます。赤ちゃん が許す限り、長くアイスパックで冷やします。けがのあと、できるだけ早く長く冷やせば冷やすほどはれは小さ くなるでしょう。 ●赤ちゃんの上半身を直立させて少し前傾姿勢にし、血液がのどの奥に流れる量を少なくします。 ●早いうちに、耳鼻科に見てもらい正しい処置を受けることが大切です。 |
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| ■アレルギー性鼻炎 |
一年中症状が出るものと、季節性のものがあります。鼻の粘膜で炎症が起き、鼻水や鼻のかゆみ・鼻詰まり・目のかゆみや充血などがアレルギー反応によって起こります。 風邪に似ていますが、鼻水や鼻詰まり以外の症状が見られないことや、短期間では治らないことなどが違います。 主な原因は、ダニやハウスダスト(ほこり)、ペットの毛やフケ、花粉などがアレルゲン(原因)となることがあります。 花粉がアレルゲンの場合は、花粉の季節だけ症状が出ます。 症状として、透明で、水のような鼻水がいつまでも続き、くしゃみが出たり鼻が詰まったりします。 赤ちゃんは口呼吸が苦手なので、鼻詰まりがひどいと呼吸しにくくなって機嫌が悪くなったり、息苦しさのためによく眠れなくなったりします。 専門医にかかり、アレルギーの兆候を引き起こしている疑いがもっとも強いアレルゲンを見つけ出し、その対処法に従います。 アレルゲンが特定された場合、抗ヒスタミン剤や、抗アレルギー剤の飲み薬や点鼻薬が処方されます。 |
| ■小児気管支喘息 |
小児喘息は30年前に比べて、大幅に増加しています。大気汚染の進行や気密性の高い住まいに変化したことで、屋内の空気も汚染されるようになりました。 また、冷暖房の完備により、皮膚や気道が弱くなっていることなどもあげられます。 また肉食が中心の欧米型の食事が定着してきたことも原因といわれます。動物性脂肪やタンパク質のとりすぎは、アレルギーを引き起こす要因になります。そのほか、複雑な社会を反映してストレスの多い生活などもあげられ、さまざまなことが増加の原因になっていると考えられます。 発症時期は1~2歳頃の乳幼児に多く、息がヒューヒュー、ゼーゼーなどの音(ぜんめい()がしたり、呼吸が苦しく、ひどくせき込む発作などの症状がある病気です。他のアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎)にかかっている場合も多く、成人までに治ってしまう場合やそのまま成人まで移行したり、思春期までにはいったん症状が出なくなって成人で再発することもあります。 小児ぜんそくの90%はアトピー型と呼ばれ、約9割が6歳までに発症します。さらにその約2/3を2歳未満の幼児が占めています。2歳未満の小児ぜん息を「乳児ぜん息」と呼び、予後を改善するためには発症早期の治療が重要です。 アレルゲンはダニやハウスダスト(ほこり)、ペットの毛やフケ、食品、気温、気圧、湿度の変化、運動、暖房器具や建築建材による室内空気汚染など様々です。 最近では、ぜんそくは慢性の気道炎症と考えられるようになり、発作予防に抗炎症効果の強い吸入性ステロイド薬の使用が小児でもすすめられています。 アレルギー性鼻炎同様、少しでも症状が見られたら早めに専門医にかかり、アレルギーの兆候を引き起こしている疑いがもっとも強いアレルゲンを見つけ出し、その対処法に従います。 治癒するのに長期にわたる為、規則正しい生活をし、ぜんそくに負けないからだづくりを常に心がけてあげましょう。 |
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■アレルギーの原因を探る | | アレルギーのせいで、赤ちゃんの正常な成長、発達、行動に障害が出る場合もあります。アレルギーの兆候を引き起こしている疑いがもっとも強いものを見つけ出しましょう。吸い込むことによるアレルギーの原因として最も一般的な4つの要因をあげ、その対処法を記します。 |
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| 花粉 | ペット | 花粉量が多いときや風の強い日に起こり、症状とし ては鼻水をたらし、くしゃみをするのなら、花粉を疑っ てみましょう。戸外の花粉が原因と思われるなら、次 のことを試してみます。 ●花粉の多い季節の風の強い日には、子どもを戸外 に出さない。 ●花粉やほかのアレルゲンが広まっている場所には 行かない。雑草の多いところ、花壇など。 ●窓を閉めておく。少なくとも赤ちゃんの寝室は。 ●花粉を取り除くには、赤ちゃんをお風呂に入れ、眠 る前に髪を洗い、服を洗濯する。 ●症状がひどいときには、寝室、または家全体の空 調設備とエアフィルター装置をもう一度整備し直す ことを検討する。 ●ベッド周りのシーツや布団、服を外に干さない。花 粉がついてしまうことがある。
| 犬や猫が疑わしければ、少なくとも赤ちゃんの眠る部屋には、ワンちゃんたちを入れないようにしましょう。 アレルギーの原因は動物の毛ではありません。動物の皮膚から落ちる、ふけのようなものだと考えればいいでしょう。赤ちゃんが、アレルギーを引き起こすペットと、戸外では何の問題もなく遊べるのに、鱗屑と呼ばれるものです。 赤ちゃんが、アレルギーを引き起こすペットと、戸外では何の問題もなく遊べるのに、 一緒に寄り添って室内に入ったとたんにくしゃみが始まるというのは、よくあることです。 どんな犬や猫にも、アレルギーを引き起こす可能性があります。 アレルギー体質の強い家族ならばペットには注意しましょう。 | | カビ | ほこり | 暗く、涼しく、湿ったところで育つ植物の胞子は、カビとか白カビと呼ばれます。赤ちゃんの眠る環境、遊ぶ環境からカビをなくすには、次のようなことに注意をします。 ●これらのカビの生えやすい場所を掃除して、空気を 入れかえる。カビの生えている周辺の掃除には、漂 白剤のようなカビを殺す消毒剤を使う(子どもの手 の届かないところにおくこと) ●カビのできやすいところ、花粉を撒き散らしやすい やぶの近くの窓は閉めておく。庭の枯れ草、枯葉の 湿った山は片づけ、低木林は剪定する。 ●水漏れして湿ったカーペットや壁紙ははがす。 ●暖房を入れながら給湿器を使っているなら、厚地の カーテンや壁紙にカビが生えている可能性がありま す。この場合、カーテンをまめに洗濯して壁紙はは がしましょう。どこまでカビを根こそぎにしなくてはい けないかは、赤ちゃんのアレルギーのひどさにより ます。が出来るだけ清潔な環境にしてあげましょう。 | ほこりのアレルゲンはダニと呼ばれる小さな虫です。暖かく湿った環境が好きで、人間の体から絶えずまき散らされる皮膚のかけら(ふけなど)を餌にしています。 ダニが排出する小さなちりが空中を漂って人間の呼吸の気道に入り、アレルギーを引き起こすのです。 ほこりを減らせば、アレルギーを引き起こす物質を減らすことになります。 ダニ退治のパウダーをカーペットにまけば、ダニを殺し、アレルギーを引き起こすダニの排出物の効力を消しますが、ダニの脱皮したぬけがら、死がい、排出する全てのものがアレルギーの原因になります。 掃除機でしっかり取り除きましょう。これらの製品については、耳鼻科の医師に尋ねてください。 赤ちゃんが夜、呼吸するときにゼイゼイいい、朝、鼻をすするようならば、まず寝室から始めましょう。 毎日使う布団、シーツ、枕等は特に清潔に。 |
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