手に比べ10倍の洗浄効果も 電動洗顔ブラシの実力

2013/11/28

 2013年は、「電動洗顔ブラシ」が続々と発売になり、美容業界で話題になっている。電動洗顔ブラシとは、電動歯ブラシと同じ要領で、先端についたブラシが回転や振動し、手洗いよりもさっぱりした洗い上がりが実現するというもの。なかには手洗顔に比べ、10倍の洗浄効果をうたう商品もある。今回は、今年発売になった3ブランドの電動洗顔ブラシを使い比べて、手軽さ・快適さを探った。

■欧米では定番 いま美容業界で話題の電動洗顔ブラシとは

上から時計回りに「クラリソニック ミア2」(日本ロレアル)、「ビザピュア」(フィリップス)、「i bling」(セントロニックス)。いずれも2013年に発売された商品

 肌トラブルが起きると、化粧水や美容液を変えるなど、洗顔後につける基礎化粧品ばかりを見直しがちだ。しかし、じつはベースとなる「洗顔」がもっとも大切だといわれている。「きちんと顔の汚れを落とすこと。それをおろそかにしては、いくら良い美容液を顔に塗ったところで浸透せず、意味をなさないのです」と、さまざまな女性誌の美容ページに執筆し、美容ライターとして15年のキャリアを持つ夏目円さんは言う。

 とはいっても、電動洗顔ブラシでゴシゴシ汚れを落とすことも肌に悪いのではないだろうか。そこで、2013年立て続けに発売された「電動洗顔ブラシ」はどのようなものなのか? 実際に自身もいくつか使用したという夏目さんに聞いてみた。

 「もともと電動の洗顔ブラシは、2~3年前から欧米で注目され、日本でもいくつか発売されていたものの、爆発的なブームにはなりませんでした。しかし、2013年の年明けに米国生まれの洗顔器『クラリソニック』の進化版『クラリソニック ミア2』が登場し、さらに韓国生まれの『i bling』、電気シェーバーで有名なフィリップスによる『ビザピュア』が立て続けに日本上陸したことで、人気に火がつきました」(夏目さん)

 また、フィリップスがビザピュアの発売に踏み切った理由として、日本の美容家電市場が成長傾向にあることも挙げられるようだ。2011年の野村総合研究所による「2013年には日本の美容家電市場が約1500億円に達する見通し」という調査データがある。

 「細かな振動によってふわっとした洗い上がりが実現するほか、毛穴の奥の黒ズミまで落としやすいのが魅力です。秋冬は空気が乾燥しやすく、保湿ケアが重要になる時期。ごわごわの肌では、どんなに保湿効果の優れた製品を塗りこんでも、肌に浸透しにくいものです。肌の浸透力を上げるには正しい洗顔で古い角質を落とし、キメ細かな肌に整えておくことが必要。この時期から電動洗顔ブラシを使って、浸透力の高い滑らかな肌を養うとよいでしょう」(夏目さん)

 注意点としては「力を込めて肌に押し当てないこと」と言う。肌に軽く当て、小さな円を描きながら動かしていく。毛穴の黒ズミが気になる小鼻には、少し長めに置くとよいそう。電動洗顔ブラシなら「顔全体で1分程度も洗えば十分」らしい。それなら洗面台に立つのがつらい冬場でも気楽に使えそうだ。

 次からは、3種類の電動洗顔ブラシを徹底比較していく。