エイジングケア化粧水にビタミンE誘導体が配合されるケースが増えていますが、その立役者はトコフェリルリン酸Na。
なぜなら、ビタミンE誘導体トコフェロールは本来、水に溶けにくく、化粧水とは相性が悪いのです。
それを改良して、水に溶けやすくなったのがトコフェリルリン酸Na。
そのため、エイジングケア化粧水にも配合できるようになったのです。
それが、お肌のどんなメリットにつながるのか?
この記事では、トコフェロールとトコフェリルリン酸Naについて解説します。
1.さまざまな効果を持つビタミンE
トコフェロールとはビタミンE誘導体のことで、エイジングケア化粧品などに配合される成分としても有名です。
また、本来、油溶性であるトコフェロールにリン酸基を加えて、水溶性の性質を得たのがトコフェリルリン酸Naです。
ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質の酸化防止、体内の細胞膜の酸化防止によって、動脈硬化をはじめとする生活習慣病の予防効果が期待されています。
また、ビタミンEの血流改善効果によって、お肌のターンオーバーも活性化することで、肌荒れの改善にもつながります。
今回の記事では、ビタミンEの基本知識とともに、ビタミンE誘導体のはたらきやユニークなビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Na、そしてオススメのトコフェリルリン酸Na配合化粧水をご紹介します。
「ビタミンEってそもそも何?」
「ビタミンEの効果って?」
「ビタミンE誘導体の化粧品ってどんな効果があるの?」
「トコフェリルリン酸Naってあまり聞かないけど、エイジングケアによいの?」
「トコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧品でおすすめは?」
などに興味がある方はぜひ、続きを読んでくださいね。
- ビタミンEは、油溶性のビタミンで、その抗酸化作用から「若返りのビタミン」と呼ばれます。
- ビタミンEは、不足すると動脈硬化などの生活習慣病にもなりやすいので、食べ物から十分に摂ることが大切です。
- ビタミンE誘導体であるトコフェロールは、その油溶性の性質から化粧水に配合しづらいというデメリットがあります。
- トコフェリルリン酸Naは、水溶性、油溶性の両方がある改良型ビタミンE誘導体のため、エイジングケア化粧水などにも配合しやすくなりました。
- エイジングケアのためには、トコフェリルリン酸NaほかビタミンC誘導体、ナールスゲンなどを配合した化粧水はとてもオススメです。
2.知っておきたい!ビタミンEの基礎知識
1)ビタミンEとは?
ビタミンEは、油溶性ビタミンです。
つまり、油には溶けやすく水にとけにくいのです。
また、熱、酸には強く、光、紫外線、鉄などには弱い性質を持っています。
ビタミンEは、1920~1930年代に不妊のネズミの実験によって発見されました。
トコフェロール(tocopherol)という別名は、
- tocos = 子どもを産む
- phero = 力を与える
- ol = 水酸基をもつ化合物
という意味からきています。
その後、ビタミンEのもつ強力な抗酸化作用が注目されるようになったのです。
そして、今では、ビタミンEは「若返りビタミン」と呼ばれています。
2)ビタミンEの種類は?
ビタミンEは、トコフェロールとトコトリエノールの2種類に分けられます。
さらに、トコフェロールとトコトリエノールには、それぞれアルファ、ベータ、ガンマ、デルタの4種類があり、この8種類の総称がビタミンEです。
このうち、α(アルファ)-トコフェロールを、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」のビタミンEの量として決めています。
3)ビタミンEのはたらきは?
①抗酸化作用
細胞膜は不飽和脂肪酸でおおわれています。不飽和脂肪酸は酸化しやすく、活性酸素を浴びると過酸化脂質に変化します。これが細胞の酸化です。
ビタミンEは酸化した不飽和脂肪酸を安定した物質へと変化させ、酸化が進まないようにするはたらきがあります。
つまり、ビタミンEには抗酸化作用があるのです。
②動脈硬化の予防
酸化した悪玉コレステロールが増えすぎると、血管内に溜まってしまい動脈硬化の原因になります。ビタミンEは、抗酸化作用によって、悪玉コレステロール(LDL)の酸化を防ぎます。
つまり、ビタミンEには、動脈硬化を予防するはたらきがあるのです。
③貧血の予防
赤血球の膜も不飽和脂肪酸でおおわれています。だから、活性酸素で赤血球の膜が酸化すると、溶血性貧血を起こすリスクが高まります。ビタミンEには抗酸化作用により膜の酸化を防ぐはたらきがあります。
つまり、ビタミンEには、貧血を予防するはたらきがあるのです。
4)ビタミンEが豊富な食べ物は?
ビタミンEは、植物性の油脂類に非常に多く含まれます。
特に、ひまわり油、綿実油、ベニバナ油に豊富です。
また、ナッツ類ではアーモンド、ヘーゼルナッツなどに豊富に含まれるほか、魚類では、うなぎ、にじます、あゆ、たらこなどに、野菜では西洋かぼちゃ、アボカドなどにも多く含まれています。
ビタミンEは油溶性なので、一緒に食べる脂質の量で吸収率が異なります。
ビタミンEを摂るときは、油やタンパク質も適度に摂りましょう。
5)ビタミンEの過不足で身体はどうなる?
ビタミンEの1日の摂取量の目安は、6.5~7.0mgで、その上限は650mg(30~60代は700mg)です。
身体の健康や内側からのエイジングケアのために、食べ物を中心として適度にビタミンEを摂りましょう。
外でスポーツをする機会が多い方やハードなスポーツをする方、ストレスが多い方、紫外線に当たる機会が多い方、喫煙習慣のある方は、積極的に摂ることをオススメします。
また、ビタミンEを摂る際は、ビタミンCも一緒に摂ると抗酸化作用が相乗的にはたらきます。
ビタミンEは抗酸化作用を発揮すると自分自身は酸化されてしまいますが、ビタミンCが一緒にあると、ビタミンEを復活させるのです。
①ビタミンE不足で出る身体の症状は?
ビタミンEが不足するとおきやすい身体の症状としては、
- ホルモンバランスの乱れによる生理不順
- 自律神経失調症
- 生殖機能の衰え
- 肩こり
- 頭痛・関節痛・腰痛
- 貧血
- 動脈硬化などの生活習慣病
などがあります。
②ビタミンE過剰で出る身体の症状は?
ビタミンEの過剰摂取によるリスクとしては、
- 吐き気
- 下痢
- 肝機能障害
- 筋力の低下
- 骨粗鬆症
などがあります。
普通の食事でビタミンEが過剰になることはあまり考えられませんが、サプリメントの過剰摂取には注意しましょう。
3.化粧品成分としてのビタミンE誘導体トコフェロール
化粧品成分としてのビタミンE誘導体には、トコフェロールとトコトリエノールがあり、後で詳しくご紹介するトコフェリルリン酸Naもあります。
ここでは、トコフェロールについてご紹介します。
1)化粧品成分としてのトコフェロール
ビタミンE誘導体の1つであるトコフェロールは、天然のものは植物に多く含まれますが、化粧品成分としては合成のものです。
黄色または黄褐色の透明、やや粘性のある液体で、においはありません。
トコフェロールは、油溶性なので水にはほとんど溶けませんが、アルコールやオイルなどの油分にはよく溶けます。
トコフェロールは、化粧品では酸化防止剤、皮膚コンディショニング剤、保護剤などとして、スキンケア製品、ヘアケア製品などに幅広く使われます。
2)トコフェロールに期待されるエイジングケア効果
①血行促進作用
トコフェロールには、お肌の末梢血管を拡張して血行を促進するはたらきがあります。そのため、お肌のターンオーバーを促進して肌荒れを防いだり、角化を促進します。
また、お肌のカサカサ感を改善したり、肌のツヤや肌のハリが出るといった効果も期待できます。
②抗酸化作用
トコフェロールには、優れた抗酸化作用があります。紫外線ダメージによる活性酸素を除去することで、シミやくすみの予防に役立ちます。
また、紫外線のダメージで起こるお肌の酸化を防ぐので、
③炎症抑制作用
トコフェロールには、抗炎症作用があります。そのため、炎症を伴う肌荒れ、ニキビ、大人ニキビなどの予防に役立ちます。
④保湿効果
さらに、お肌のバリア機能が高まることで外部の刺激から肌を守る力も向上し、お肌が保湿された状態へと導きます。
3)トコフェロールの効果的な使い方
アンチエイジングや美容、エイジングケアでいつも注目を浴びるビタミンといえば、ビタミンAとビタミンCがあります。
これらはエイジングケア化粧品の成分としてよく使われます。
水溶性ビタミンC誘導体には、APPSやアスコルビン酸Naなどがあります。
油溶性ビタミンC誘導体には、VCIPなどがあります。
ここで紹介した3つのビタミンは、ビタミンACE(エース)と呼ばれることがありますが、同時に使うことで、よりエイジングケア効果を実感できたり、紫外線による日焼けのアフターケアなどにも効果的です。
4.トコフェリルリン酸Naは化粧水にも配合できる!
ビタミンE誘導体トコフェロールは、油溶性のため化粧水に配合が難しいという欠点がありました。
また、化学的に不安定で酸化を受けやすく、お肌への浸透が十分でないというデメリットもありました。
そんなトコフェロールの1つである「DL-α-トコフェロール」にリン酸基を加えて、世界で初めて水溶性にしたビタミンE誘導体が、トコフェリルリン酸Na(TPNa®)です。
トコフェリルリン酸Naは、安定性が増すとともにお肌への浸透力も高まる上、水溶性の性質を得たことで、エイジングケア化粧水などにも配合しやすくなったのです。
もちろん、油溶性の性質をもったままなので、水と油のどちらにも溶けやすい両親媒性です。
トコフェリルリン酸Naは、トコフェロールと同じく
- 優れた肌荒れ防止効果
- 抗酸化作用
- 水分保持作用による保湿効果
- 抗炎症効果
などがあります。
トコフェリルリン酸Naは、お肌では「フォスファターゼ」という酵素の力で、もとのビタミンE(DL-α-トコフェロール)に戻って、効果を発揮するのです。
特に、紫外線ダメージによって増えた活性酸素を除去することでお肌の酸化を防ぐとともに、バリア機能を高めることがトコフェリルリン酸Naの特徴です。
こんな特徴からトコフェリルリン酸Naは、エイジングケア化粧水にもよく配合されるようになったのです。
5.オススメのトコフェリルリン酸Na配合の化粧水は?
オススメしたいトコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧水は、ナールスピュア。
@cosme(アットコスメ)で化粧水ランキング1位を獲得したエイジングケア化粧水で、500以上の口コミやレビューがあります。
ナールスピュアの特徴は、
1)ナールスゲン推奨濃度配合
ナールスゲンは、分子量331ダルトンという小さな成分で、浸透性が高く、水分を保持することでお肌を保湿することに加え
というエイジングケアにとってウレシイ効果があります。
2)ビタミンC誘導体配合
ナールスピュアには、水溶性のビタミンC誘導体であるアスコルビン酸ナトリウムを配合しています。
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用の他、皮脂分泌の抑制、コラーゲンを増やす作用、メラニンを抑制する美白作用があり、ビタミンC誘導体化粧水は人気の高いエイジングケア化粧品です。
さらに
- ナールスゲンとビタミンC誘導体を加えるとコラーゲンが増える量がさらにアップする相乗効果がはたらく
- ナールスゲンとビタミンC誘導体もイオン導入に向いたエイジングケア化粧品成分
なので、ナールスピュアはイオン導入用の化粧水としても使えます。
3)エイジングケアにぴったりのローション
さらに、ナールスピュアにはビタミンE誘導体であるトコフェリルリン酸Naを配合。ナールスゲン、ビタミンC誘導体、ビタミンE誘導体の3つのエイジングケア化粧品成分は、ともに抗酸化作用があります。
そのため、お肌の酸化を防いだり、お肌の老化を防ぐにはピッタリの組み合わせなのです。
また、ナールスピュアは、香料・着色料・石油系界面活性剤はもちろん、アルコールなどを含まないシンプルな配合のアルコールフリー化粧水です。
乾燥肌対策に加えて、ほうれい線、たるみ毛穴、しわ、くすみなどの肌悩みが目立つのを防ぐために使っていただきたいエイジングケア化粧品です。
なお、抗酸化のためのエイジングケアについては次の記事もご覧ください。
6.まとめ
ビタミンEとビタミンE誘導体、トコフェリルリン酸Naの特徴やエイジングケア化粧品での効果などについて説明しました。
また、オススメのビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Na配合のエイジングケア化粧水もご紹介しました。
ビタミンE誘導体トコフェリルリン酸Naは、本来、油溶性のビタミンE誘導体トコフェロールを改良することで、化粧水に配合しやすくなった成分。
ぜひ、あなたのエイジングケアに上手に取り入れてくださいね。
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