乾燥肌やアトピーに効果的『保湿方法まとめ』ワセリン以外に何がある?

乾燥肌やアトピーでガサガサになってしまった肌の保湿方法、悩んでいる方も多いと思います。有名な保湿剤としてワセリンがありますが、他にも有効なスキンケア剤をご紹介します。ただ保湿剤を塗るだけではなく生活習慣の改善などもあわせて行いましょう。

アトピーにひどい乾燥肌の乾燥対策、優秀なのは?

乾燥肌やアトピーはそれだけでも辛い病気ですが、肌が極度に乾燥してしまうことで痒みが出たり皮膚がひび割れてしまったりといった症状も起こります。そうならないためには、毎日しっかり保湿をすることが大切。また、根本的に乾燥やアトピー肌を治す方法として生活習慣の改善や漢方薬などがあります。しかし、そもそも乾燥肌とアトピーは原因や治療法が異なります。自分の肌に出ている症状がアトピーなのか診断を受けて治療していく必要がありますので、そのあたりも詳しく説明していきます。

乾燥肌&アトピーの保湿方法

肌が乾燥してしまっている時は「保湿」をすることを考えますよね。ここでは、ワセリンなどの保湿剤のほか、加湿や、入浴などで気をつけることなどをまとめています。アトピーの人でも意識したほうがいい内容なので、ぜひ参考にしてみてください。

ワセリンなどの保湿剤を使う

保湿剤は「肌から水分が蒸発して失われるのを防ぐもの」「肌の水分を保つ」ものとに分けられます。ワセリンは前者にあたり、水分が蒸発しないように皮膚をコーティングしてくれます。ワセリンは肌内部にはほとんど浸透しないのです。主な成分は石油です。過去に、防腐剤や油焼けなど副作用が騒がれた時期もありましたが、現在は成分基準が非常に厳しくなったためそのようなトラブルはほぼなく、安全性の高い保湿剤です。そもそもワセリンに薬理作用はなく、肌をコーティングする物理作用のみなので、肌への刺激は極めて低く、副作用もありません。そのため全身に使えますが、ベタつくので使用感はあまり良くないでしょう。服などとこすれると取れやすいので、ワセリンを塗ったあとガーゼをあてておいたりするのが効果的です。

ヒルドイド

皮膚科や小児科で処方される保湿剤といえば「ヒルドイド」も有名です。アトピー、乾燥肌、ケロイド、しもやけなどの治療時に処方されます。ヒルドイドがワセリンと異なるのは「肌の水分を保つ」性能があるという点です。有効成分であるヘパリン類似物質が肌内部の水分をキャッチしてくれるので、保水性アップが期待できるんですね。ヒルドイドは軟膏、クリーム、ローションの3タイプがありますが、有効成分はいずれも同量です。症状や部位にあわせて処方されますので、正しく使用しましょう。

ビーソフテン

これもよく聞く名前かもしれませんが、「ビーソフテン」はヒルドイドの後発薬(ジェネリック)です。効果・効能は同じですが、テクスチャ(使用感)や保湿性能が異なりますので、使い分けするのが良いでしょう。

市販の化粧水やボディクリームで保湿

市販の化粧水やボディークリームを選ぶ場合は、保湿の有効成分がポイントになってきます。ここでは代表的な有効成分を3つほど紹介していきます。まずは「セラミド」。セラミドは角質層に存在している保湿成分で、水分蒸発を防いでくれる成分です。汗や皮脂の分泌が少なくなるとセラミドは減少します。こういった場合の乾燥にはセラミドを含んだ保湿剤で、肌にセラミドを補給しましょう。また、こんにゃくにもセラミドは含まれています。肌につける保湿剤だけでなく、食べ物からも効果的に摂取しましょう。

次に「ヒアルロン酸」です。肌内部(真皮)に存在するコラーゲンやエラスチンなどの成分間に水分を蓄える働きをしており、ヒアルロン酸が不足するといくら保湿剤を肌につけても水分を保持できなくなってしまいます。赤ちゃんの肌にはヒアルロン酸が豊富にあるため、きめ細やかでもっちりしているのです。ただし、ヒアルロン酸は分子量が大きいので、真皮までの浸透率はよくありません。肌表面はヒアルロン酸でキレイに見えるようになりますが、根本的な乾燥肌の改善にはサプリメントなどからヒアルロン酸を摂取するのがいいでしょう。

そして、これも市販の保湿剤でよく目にする「コラーゲン」。食べ物に含まれていたりもしますね。コラーゲンは肌のハリを作り出す重要な成分です。しかし、実はコラーゲンを肌の上から塗っても、成分の分子が肌の隙間よりも大きいため内部へは浸透していきません。そのため最近は「ペプチドコラーゲン」と呼ばれる、コラーゲンを酵素分解して吸収しやすくしたものが含まれるドリンクやサプリメント等が販売されています。

馬油

馬油(バーユ)とは、その名の通り「馬の油」のことです。馬油は馬のたてがみや腹の油などから不純物をろ過した天然油で、古くからやけどや切り傷などを治すために使われてきました。馬油に含まれる脂肪酸は一般の動物性油と違い不飽和脂肪酸が豊富にあり、これは人の皮脂にとても近いので刺激が少なく、肌にしっとりと馴染みます。馬油には消炎作用や殺菌作用があり、皮脂が不足している肌の角質層に浸透し、肌を外の刺激から守って健康な状態に導く効果があります。もちろん副作用などはなく赤ちゃんでも使えるので、乾燥が気になる時に全身に使えます。馬油には特有のツンとした匂いがありますが、最近は香料などで匂いが調整されている商品があったりもします。

加湿器で空気の乾燥を防ぐ

空気が乾燥していると、肌から水分が余計に蒸発してしまうことになります。加湿器を使って部屋の湿度にも気を配ることで、肌の過剰な水分蒸発を防ぐことができます。とはいえ、過度な加湿はカビやダニの繁殖につながってしまいます。スキンケアとあわせて、湿度は50〜60%程度を目安に加湿するのが良いでしょう。

入浴や洗顔方法に気をつける

アトピーや敏感肌で乾燥が気になる時期は入浴や洗顔も気をつけましょう。第一に大事なのは「肌を刺激しないこと」。入浴後に体が乾燥して痒くなってしまう人は、洗ったり湯船に浸かる際に肌を刺激しすぎてしまっている可能性があります。タオルやスポンジでゴシゴシ洗ったり、熱すぎるお湯に入るのはNG。体を洗う時は石けんをよく泡立て、直接こすらないように洗いましょう。特に乾燥でガサガサ肌になっている時には、石けんを使用するのも控えたほうが良い場合があります。また、石けんや洗顔料は肌に残すと乾燥や肌荒れの原因になります。ぬるま湯で2〜3分念入りにすすぐようにしましょう。湯船は37〜40℃くらいが適温です。あまり熱すぎると肌の水分が余計に蒸発してしまい、乾燥してしまいます。必要であれば保湿効果のある入浴剤を入れるのも良いでしょう。

何気なくしている部屋の加湿や入浴も、肌の乾燥と密接に関係していることが分かってもらえたかしら?正しいケア方法を身につければ、ひどいカサカサ肌でも改善したり防ぐことができるわよ!

保湿以外も重要!乾燥肌&アトピーの改善方法

かゆみを抑える薬を使う

人間の体で「かゆみ」が起こるのは皮膚表面でだけで、臓器など体の内側では感じることはありません。「ヒスタミン」という成分の名前を聞いたことがありますか?ヒスタミンはかゆみを引き起こす物質として有名ですが、皮膚炎などを起こすと皮膚にある「肥満細胞」という細胞から、ヒスタミンをはじめとするかゆみ物質が分泌され、痛みやかゆみを感知する「知覚神経」に作用し脳や神経に「かゆい」という感覚が伝わります。かゆみが起こって掻いてしまうと皮膚の知覚神経を刺激し「神経ペプチド」と呼ばれる神経伝達物質が分泌されます。その物質によってヒスタミンなどのかゆみ物質の分泌を余計に促してしまうのです。「掻くと余計にかゆくなる」という悪循環はこうして起こります。

また、肌の乾燥もかゆみの原因の一つです。乾燥によって外からの刺激に弱くなってしまった肌は知覚神経が過敏になっていて、少しの刺激でもかゆみを感じてしまいます。このようなかゆみを抑えるには抗ヒスタミン薬などのかゆみ止めを使うのが有効です。ガマンしてかゆみ止めを使わずにいると、かゆいから掻く→かゆみが一時的に収まる(気持ちが良い)→肌は傷つき炎症を引き起こす→かゆみが酷くなるという悪循環が起きてしまいます。かゆみ止めは早いうちに使用しましょう。

かゆみ止めに入っている有効成分で代表的なものは、抗ヒスタミン成分の「ジフェンヒドラミン塩酸塩」、かゆみを鎮める「クロタミトン」、収れん作用の「酸化亜鉛」、抗炎症成分の「グリチルレチン酸」などで、市販薬だとラナケイン、ユースキンI、オイラックスなどがあります。ものによっては免疫抑制作用のある「ステロイド」が入っているものがよく効く場合があります。市販薬ではムヒアルファ、オイラックスPZ、ベトネベートNなどです。しかしステロイド剤は免疫力を低下させる働きがあるため、細菌等の感染症にかかりやすくなる副作用があります。用途によって効き目の強さが細かく分かれており、用法用量に特に注意が必要になります。

アトピーなどによる皮膚炎治療に使われるステロイド剤には副作用があることを知って、正しく使うことが大切ね!

肌を乾燥から守る

乾燥から肌を守ることは乾燥肌やアトピーの人の生活には欠かせません。そもそも肌の乾燥は発汗や、皮膚や呼吸などから体の水分が蒸気として自然に失われていく不感蒸泄(ふかんじょうせつ)や、皮脂の分泌や角質細胞間脂質や天然保湿因子の減少により起こります。肌が乾燥すると柔軟性がなくなり、皮膚はとてももろい状態になってしまいます。見た目にはカサついて粉を吹いたように角質細胞が表面に浮き上がってきたり、肌がひび割れを起こしたりします。上でも紹介したように、乾燥を防ぐには十分な保湿や適度な湿度を保つことのほか、肌の新陳代謝をアップさせ生まれ変わりを促す「ターンオーバー」を正常に作用させる事が重要です。そのためには良質な睡眠や、食生活の見直しも必要になります。

食事に気をつける

良い食生活

不足すると肌の乾燥の原因になる栄養素として「必須脂肪酸」があります。この必須脂肪酸というのは肌の角質層のうるおいを保つ「細胞間脂質(セラミド)」を作る材料になっている栄養素です。しかし必須脂肪酸は、人間の体内で作ることが出来ません。そのため食べ物から摂取するしかないのです。この必須脂肪酸が豊富に含まれている食品、それは「アボカド」です。アボカドには脂質と、オレイン酸という必須脂肪酸が多く含まれています。ほかにもリノール酸やリノレン酸などがともにセラミドの生成に携わって、角質層を保護して乾燥肌を予防してくれるのです。また、肌荒れを防ぐビタミンAやビタミンCなども豊富なので、乾燥肌の予防・改善だけでなくキレイな肌を保つためにもアボカドが役立ってくれます。

悪い食生活

もしも、保湿などのスキンケアをしていても肌の乾燥が治まらない場合は、肌に悪い食生活をしているかもしれません。以下に悪い食生活となる点をまとめました。当てはまるものはありませんか?

乾燥肌を引き起こす悪い食生活のポイント

  • 食事の時間・量がバラバラで好きなものばかり食べている
  • 過度なダイエットを頻繁にしている
  • コンビニ弁当やインスタント食品をよく食べている
  • 冷たいものをよく飲んだり食べたりしている
  • アルコールを毎日たくさん飲む

このように食品添加物を多く摂って栄養バランスが偏っていたり、体を冷やしがちだったりすると体に必要な栄養素の吸収や血行が悪くなり、乾燥肌を引き起こしてしまうのです。一つでも当てはまるものがあれば乾燥肌予備軍になっているかもしれません。このような食生活は早めに見直しましょう。

漢方で体質改善

乾燥肌の症状を和らげる方法として、副作用の少ない漢方薬による体質改善法があります。漢方は東洋医学に基づいており、乾燥肌の原因は「体の内側」にあると考えて根本的な体質改善を目指します。乾燥肌の症状に作用すると言われている漢方薬はさまざまありますが、ここでは3つほど紹介します。

1つ目は「当帰飲子(とうきいんし)」という10種類の生薬を配合した漢方です。この薬は肌に潤いを与え、かゆみを伴う炎症を鎮める効果があります。2つ目は「温清飲(うんせいいん)」という肌の乾燥とほてりを鎮める漢方で、血液循環を良くし、アトピー性皮膚炎や湿疹に使用されることが多いものです。3つ目は「四物湯(しもつとう)」という4種類の生薬からなる漢方で、これも血液循環を促進して身体を温めたりホルモンバランスを整えてくれます。漢方は必ずしも万人に効く薬ではありませんが、漢方医が症状や体質に合わせて一人ひとりに最適なものを選ぶオーダーメイド治療なので、結果的に早く効果が見られる場合が多いです。

ストレスを溜めない

なかなか結びつかないかもしれませんが、実はストレスが肌乾燥の原因になる場合があります。女性の場合、ストレスを感じることによって女性ホルモンの「エストロゲン」が減少してしまいます。このエストロゲンは肌の潤いを保つ働きをサポートするホルモンでもあるので、エストロゲンの分泌が少なくなると肌の潤いやハリが失われて、乾燥を引き起こしてしまいます。またストレスによって体の代謝機能が下がり、血管が収縮して体が冷えたりすることで肌のターンオーバーが乱れがちになります。肌のバリア機能や保水力も低下して肌の乾燥を招いてしまうのです。乾燥肌が気になるときにはスキンケアを心がけるのと同時に、心のストレスケアも必要になってきます。しっかりと睡眠をとったり陽の光を浴びたりするなど、ストレスを溜めない生活はお肌の健康にもとても重要なのです。

生活環境に気をつける

食生活やストレスについて述べてきましたが、乾燥肌を改善するために生活環境の中で気をつける点は他にもあります。「睡眠不足」は肌にとって特に大敵となります。荒れてしまったお肌を効率的に回復させるには、質の良い睡眠を毎日たっぷり規則正しくとること。しかしこれが現代社会においてはとても難しく、なかなか出来ないといった人も多いのではないでしょうか。肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌されるのは寝ている間と言われますが、中でも「就寝後最初のノンレム睡眠90分と、レム睡眠90分=合計180分間(3時間)」に多く分泌されていることが近年分かってきました。つまり就寝時間は関係なく、就寝後のこの3時間で深い眠りをとることが必要です。そのために必要なポイントは以下の3つです。

  1. 就寝前は血糖値を下げておく(就寝前の2時間は食べ物を口にしない)
  2. 就寝前に体温が下がるようにする(入浴で体を温めるのは就寝より1時間前あたり)
  3. 就寝前は脳を覚醒させるような事をしない(スマホやテレビなど見ない、過度な運動をしない)

このようなことに注意して眠れば、たとえ寝る時間が遅かったり短時間しか眠れないときでも、睡眠によって成長ホルモンの分泌が促されて、肌乾燥の改善効果が期待できるのです。

アトピー肌の脱保湿・脱ステロイドの治し方

上の「かゆみを抑える薬を使う」でも説明したようにステロイド剤には副作用があり、そのためにアトピー性皮膚炎の悪化等を不安がる人も少なからずいます。ここではアトピー症状がありつつも脱保湿や脱ステロイドで治す方法を説明していきますが、まず第一にステロイド剤はこの国で少なくとも50年以上医療薬として使われてきた治療実績のある薬です。その効果や副作用についても十分理解がされているということを知っておかなければなりません。アトピー性皮膚炎になると皮膚の表面にある「角層」という、いわば肌のバリア機構が弱くなったり失くなってしまう病気で、最近ではそれが皮膚の免疫異常によって起きていることが分かってきました。アトピー性皮膚炎は皮膚に強い痒みを伴い、掻くことでバリア機能が失われている肌表面をさらに傷つけ、細菌やアレルギー物質が入り込んで炎症を悪化させてしまうのです。この悪循環から逃れるためにも、保湿剤で肌のバリア機能を補修することはアトピー治療においてとても大切です。その上で「脱保湿」とはどういうことかというと、保湿剤に頼りすぎずに肌本来が持つ自然治癒力で皮膚を正常な状態に戻す治療法のことをいいます。保湿剤をやめて数週間は痒みも強くなり、肌はカサカサになります。人によって差がありますが2〜3週間はつらい状態が続きますが次第に治まってくるようです。ただし、やみくもに保湿剤の使用を止めるだけでは。先ほど述べた通り炎症をさらに酷くしてしまう恐れがあります。やはり正しい保湿は必要です。まずはアトピーの根本的な原因を突き止めることに努め、この方法を行う際は医師と相談の上しっかり経過を見ながら進めましょう。

乾燥肌とアトピーの違い

アトピーと超乾燥肌は同じもの?

超乾燥肌でガサガサ、湿疹も起きて赤みや痒みも酷いとなると「もしかしてアトピー?」と思う人もいるかもしれません。でも乾燥肌とアトピー性皮膚炎は症状こそ似ていますが異なる病気です。乾燥肌から花粉やダニ等のアレルギーが起きてアトピー性皮膚炎の引き金になる場合もありますが、アトピーは乾燥肌よりも原因や治療法が複雑で、高い確率で遺伝により起こります。それぞれの症状の特徴をよく知って、正しく治していきましょう。

アトピーの特徴

アトピー性皮膚炎は原因や症状が人によってさまざまですが、もともとアレルギーを起こしやすい体質の人や皮膚のバリア機能が弱い人に多く見られる病気です。特徴的な湿疹やかゆみはなかなか完治せず、掻くとジュクジュクした液体が出てきたり、耳や目の周り、腕や足の関節の内側などでよく起こります。このような皮膚炎は治ったり再発したりを繰り返しやすいですが、長引くと肌がゴワついたりしてしまいます。お風呂上がりなどで体温が上がり、血行が良くなりすぎても痒みが起きてしまいます。乾燥肌であればこれほどの症状は起きないので、これらはアトピー性皮膚炎の特徴的な症状といえます。両親や血縁関係者にアトピーや食物アレルギーなどを持つ人がいると、遺伝しやすく、アレルギーを起こしやすい体質になると考えられます。皮膚のバリア機能の低下はこういった遺伝性質の他ひっかいたり、ダニや紫外線、化粧品などの刺激で低下する場合もあります。超乾燥肌でも湿疹が出て慢性化してしまうケースもありますが、アレルギー検査をしてみると素因となるものは少なかったりします。

乾燥肌の特徴

乾燥肌の場合はカサつきや痒みが保湿によって治まる場合が多く、汗や服のわずかな擦れなどが原因となって「ガマン出来ないほど痛痒く」なることはまれでしょう。以下に、乾燥肌とアトピー性皮膚炎の症状の違いをまとめました。酷い皮膚炎はアレルギー検査をしてみると原因がわかったりもしますが、気になる人はまずこれらの症状をチェックしてみてください。

皮膚の様子かゆみ体液刺激を受けやすいもの
超乾燥肌カサカサ、酷い場合は湿疹もあり
保湿で治まる
出ない乾燥
アトピー性皮膚炎ブツブツした湿疹、赤み、ゴワゴワ、
左右対称である場合が多い
あり
ガマンでき無いほどのかゆみ、保湿でも治まらない
引っ掻くと出る乾燥、汗、体温の上昇、服の擦れなど

アトピーの検査方法

アトピー性皮膚炎の原因を特定するには病院で診察・検査を受けます。まずは「どんな時(時期・食べ物など)に痒くなるか」「家族にアトピーやアレルギーを持つ人がいるか」などを問診します。その後行う主な検査方法は「血液検査」「皮膚検査」「負荷検査」です。血液検査は採血をして、好酸球の数やIgE値などを見てアトピーの原因を探ります。アトピーの人は、好酸球という白血球の数が多い傾向があるので、この数を調べることはアトピーの診断に役立ちます。また皮膚検査ではよく聞くパッチテストのほか、皮膚にわずかな引っかき傷を作りアレルギー物質をつけたりして行うスクラッチテスト、皮膚内にアレルギー物質を入れて湿疹などの症状を見る皮内テストがあります。いずれも湿疹や赤み、かゆみなどの症状の度合いをチェックすることで症状抑制やアレルギー物質の特定に役立てます。負荷試験は体内にアレルギー物質を摂取して行う検査で、基本的に入院が必要になります。アトピー性皮膚炎はこれらの検査により診断されますが、年齢とともにアレルギー物質が変化したり、陽性だったものが陰性に変わったりもするので、「一生その物質でアレルギー症状が出る」と一概に悲観的になる必要はありません。

乾燥する肌におすすめスキンケア4選

ここで、カサカサで痒みを伴う乾燥肌におすすめのスキンケア商品を4つご紹介します。実際に使った人の口コミも一緒にまとめてあります。

みんなの肌潤糖

アトピー性皮膚炎の娘さんを持つママが開発した「みんなの肌潤糖」。その原料はなんとお砂糖。顔だけでなく腕や足、赤ちゃんでも全身に使えるペーストタイプの保湿剤です。お湯にとかして沐浴剤として使うこともできるので、赤ちゃんの乾燥に悩むママも楽に使えますね。

  • 洗い流した後の肌がびっくりするほどになめらか
    1か月半ほど前に突然アトピーになってしまい、とにかく顔がかゆくてかゆくてかきむしってしまい、そのあとはひりひりすごく痛くて散々でした。病院で処方されたローションを塗ってもしみて本当に痛くて、何を使ってもダメで、ネットで調べてこちらの評判が良かったので注文しました。初めは使い方がめんどくさいような、こんなので効くのかなと半信半疑でしたが、使ってすぐにかゆみが治まりました!あれだけかゆかったのにとびっくりしましたが、添加物などもなく、お砂糖の少しざらざらした刺激もかゆい肌には心地よく、洗い流した後の肌がびっくりするほどになめらかです。思わずしばらく触ってしまうほどでした。アトピーがだいぶ良くなってきた今でも、使わないとやはりかゆみが出てしまうことと、かゆみ止めの薬を飲むと副作用で眠気が本当にひどくてなるべく薬は飲みたくないので、やっぱりこちらに頼ってしまいます。

やはり効果は抜群のようで、アトピーの人だけでなく乾燥によるしつこい痒みも治まってくれるようです。柑橘系のいい香りがするようですが人によってはキツイと感じる場合もあるようです。「勧誘ナシ」と宣言しているスキンケ相談窓口、お試しのミニサイズや返金保証などもあるので、気になる方はまずは試してみるのが良さそうですね! 

mamori保護美容液

乾燥してしまった肌の土台に、潤いを届けてくれる保湿美容液。この商品の主な成分は保湿効果と安全性の高い良質のワセリンで、界面活性剤などは配合されていないので有効成分のレシチンやテフロースなどが効果的にお肌の内部に届きます。クリームのようなテクスチャで、バリア機能が薄くなっている乾燥肌もしっかり保護して潤いを逃さないようにしてくれます。

  • 肌にうすーくうるおいの膜が ぴたっと密着する感じ
    完全に浸透してさらさらするというのではなく、肌にうすーくうるおいの膜がぴたっと密着する感じ。そのうるおい膜で長時間肌を守ってくれるので、かなり高保湿です。美容液というカテゴリーですが、クリームでお手入れしたようなしっとり感。でも皮膜感もなくべたつきも全くなし。高保湿とべたつかない、はこんなにも両立するものなのかと思いました。

肌に薄い膜が張ったようになる、なめらかな肌触りになったという口コミが多数見られました。美容液と保護クリームは別のものを塗っているという人も多いと思いますが、この商品なら1つでしっかり保水・保湿ができますね。

セラミディアル(モイスチャーライジングセラム)

肌の保湿を促す5種類の「ヒト型セラミド」と呼ばれる有効成分をバランス良く配合したエトヴォスの保湿美容液。セラミドはそもそも肌の細胞と細胞を埋める角質細胞間脂質にあり、水分をたくわえる働きを担っている大事な成分です。肌がセラミドを失うと、水分量は80%も低下してしまうと言われています。セラミディアルはもともと人の肌にあるセラミドと同じ構造をしたセラミドを配合しているため、肌なじみがよく高い保湿力があります。

  • びっくりするほど肌が生まれ変わりました
    目の周りのちりめんジワが目立たなくなった、 というより 消えた!それに肌の調子もよくて、透明感が出てきました。化粧塗りもよくなり崩れにくくなりました。こんな優れものがあるなら、もっと早く見つけたかったと思いました。匂いも良くて癒されるし、なんといっても保湿力抜群。敏感肌&乾燥肌だけど、全く刺激がなく今までのどの基礎化粧品よりも良かったです。

小じわやつっぱり感が酷いのも乾燥肌の悩みですよね。スキンケアをこの商品に変えてから気になる小じわも目立たなくなったという声が見られました。肌の奥からしっかり潤っている証拠ですね。

ビタブリッドCスキン

ビタミンCと必須ミネラル(亜鉛)で作られたハイブリットパウダー。純粋ビタミンCを整肌成分として、肌の角質層へ12時間継続的に浸透させることができるため、クリームやオイルでは潤わなかった肌を健康的に美しく導きます。そもそも、ビタミンCは食べ物などから摂取しても肌へ届くのは1%未満。乾燥が気になる箇所にピンポイントで届くことはほぼ無いのです。ビタブリッドCスキンは薬ではなく、ビタミンとミネラルで作られた肌のためのビタミンCパウダーだから刺激もなく、使用中のスキンケアと併せて使う事ができる優れものなのです。

  • 一度使ってみることをおすすめ
    前は、頭皮湿疹で悩まされた際に使用し、辛さがぐんと軽減しました。もぅすっかり治ったので、今回は、顔は、ローションに混ぜてスプレー。体は、ボディミルクに混ぜて塗っています。もはや例年なら秋の乾燥が始まって、春よりもひどい花粉症も発症するシーズンだと思っているのですが、なんだか、調子が良いです。この状態が続いてくれると、ほんとパラダイスです。正直言って、パウダーなので使いやすくはありません。健康なお肌の方には、実感がしにくいのかもしれません。でも、深刻にお悩みでしたら、一度使ってみることを是非ともおすすめしたい商品です。

秋冬の乾燥期だけでなく、花粉症などでも肌の乾燥が気になりますよね。そんな時は肌のバリア機能が減少してしまっている証拠なので、肌を健康に’導けるビタブリッドCスキンは数回の使用でも効果が出てくるようです。この商品はパウダーなので、使い方は水やお手持ちの化粧水やクリームに混ぜて肌にしみ込ませるように塗ります。顔だけじゃなく全身に使えるのが嬉しいですね。 

最後に、紹介した4つの商品の特徴、おすすめ度などを表にまとめました。乾燥肌が辛いときの保湿剤選びに参考にしてくださいね。

商品名保湿度価格効果使用感おすすめ度
みんなの肌潤糖★★★★100g
2,700円(税抜き)
保湿、カサカサ・乾燥肌・アトピー性皮膚炎の改善洗い上がりの肌がなめらか、刺激がなくピリピリしない、柑橘系の爽やかな香りでリラックスできる★★★★
mamori保護美容液★★★★4,957円(税込)保湿、カサカサ・乾燥肌の改善クリームのような液で肌に密着する、しっかり潤う★★★★★
エトヴォスセラミディアル★★★★★50ml
4,000円(税抜き)
保湿、カサカサ・乾燥肌の改善肌が潤って小じわが目立たなくなった、刺激はない、香りがいい★★★★★
ビタブリッドCスキン★★★約1ヶ月分・3g
6,900円(税抜き)
カサカサ・乾燥肌の改善、美肌効果水で溶くとさらっとして全身に塗りやすい、べたつかない、お肌がすべすべになる★★★★

治すのには時間がかかる、キレイな肌目指してがんばろう

カサカサ肌には生活習慣やスキンケアが原因であったり、アレルギーが原因であったりさまざまですが、いずれにせよすぐに治るものではありません。大事なのは肌の状態が酷くならないうちに原因を突き止め、正しいスキンケアによって乾燥や痒みを改善していくことです。むやみに保湿剤を変えたりするだけでは治らなかったり、悪化する場合もありますので注意しましょう!この先もずっと付き合う肌ですから、健康でキレイでいられるように頑張りましょう。