【ロテル・デュ・ラク】世界的ソムリエがプロデュースした琵琶湖の畔に建つリゾートホテル

日本一の広さを誇る湖といえば琵琶湖。爽やかな風が吹き抜ける湖畔には、おしゃれなホテルや観光客でにぎわう観光スポットが、あちこちに点在しています。今回紹介するのは、琵琶湖の北端からほど近いところに建つロテル・デュ・ラク。ホテルの目の前には琵琶湖の雄大な風景が広がり、澄み渡る空気を通して湖に浮かぶ竹生島を眺めることができます。しかも、ロテル・デュ・ラクをプロデュースしたのは、世界のグルメにも精通した国際的なソムリエの田崎真也氏。レストランでは朝夕を問わず、絶品の創作料理まで堪能できてしまうのです。世界レベルのソムリエが手掛けたロテル・デュ・ラク。どんなステイが体験できるのでしょうか。

湖畔に建つロテル・デュ・ラク

琵琶湖の北を湖畔に沿って縫うように走る県道557号線。琵琶湖のなかでもひときわ色濃い自然が満喫できるドライブウェイで、沿道にはのどかで静かな風景がどこまでも続いています。ロテル・デュ・ラクは、その県道の西に広がるなだらかな丘に建つホテル。県道からホテルを見ると、上の画像のような眺めになります。

ロテル・デュ・ラクのエントランスは、県道557号線を西に折れたホテル専用の通路の先。エントランスに近づけば近づくほど、ホテルが豊かな自然に包まれていることが分かるでしょう。

ロテル・デュ・ラクへのアクセス

電車でロテル・デュ・ラクへ向かうなら、最寄り駅から送迎サービスを利用するのが便利。JR北陸本線の近江塩津駅とJR湖西線の永原駅から、送迎車が出ています。車を利用する場合、北陸自動車道の木之本ICからは約30分、名神高速道路の京都東ICからは約1時間20分が、目安となる所要時間です。通路を上り切ると、上の画像のメインエントランスがあります。

高原リゾートの雰囲気を演出したホテル

高台の斜面を利用したロテル・デュ・ラク。敷地内には建物がぽつぽつと点在し、高原のリゾートホテルを思わせるような空間設計になっています。上の画像はヴィラ風の宿泊棟です。

宿泊客が多く集うのは、レストランとライブラリーがある上の建物。落ち着いた色合いの低層構造で、周囲の自然と調和するように佇んでいます。

上の画像は、レストランとライブラリーがある建物の向かって右側部分。大きなガラス張りの窓が特徴で、共有のラウンジ・フロント・客室があります。画像の右側には、プールも見えますね。

眼下に琵琶湖を見やる芝生は、子ども達かっこうの遊び場。テニスコートやプールも楽しめた。キッズ用プールの水がやや冷たかったが、スタッフの気配りが温かかった。

ロテル・デュ・ラクのエントランス

フロントがある建物は斜面に築かれており、山側の2階部分にメインエントランスがあります。エントランスを入って右手にあるのは、フロント兼レセプションです。

フロントのフロアは、白をベースにしたスタイリッシュで洗練された空間。チェックインの手続きは、1階のラウンジで行います。上の画像は、フロントとラウンジをつなぐ階段。すでに紹介したガラス張りの窓に面しています。

入るとすぐに目に飛び込む中庭に面した窓は全面ガラス張りで、明るいロビーはすっきりとした中にもゴージャス感が漂っていました。

ロテル・デュ・ラクの1階・階段付近

フロントから階段を下ると、ソファーセットが置かれたくつろぎのスペースがあります。ガラス張りの窓と高い天井の効果で、開放的な気分に浸れること間違いなしです。

窓からは、プールと琵琶湖を同時に眺めることができます。

奥琵琶湖で避暑をとるには最適の宿。
緑の芝生は丁寧に管理され、大自然の中にいながら、嫌な虫が見当たらない。

ロテル・デュ・ラクの1階・ラウンジ

階段を下りた正面が、チェックインを行うラウンジ。やはり白を基調としたカラーリングですが、板敷きのフロアが温かみのある趣を醸し出しています。

さすが、世界的なソムリエが手掛けたホテル。ウェルカムドリンクで出てくるのは、ロゼのスパークリングワインです。

ラウンジではおもてなしのサービスとして、ソフトドリンクやコーヒーなどの飲み物も自由にいただけます。

贅沢なことに、ラウンジにはワインや日本酒も用意されています。至極のひと時が過ごせるラウンジと言えるでしょう。

ラウンジやライブラリーでは、たまにスタッフが来られた時には、空になったグラスを気づかって下さり心遣いを感じました。

ロテル・デュ・ラクの1階・ライブラリー

階段を下りて左に広がるスペースはライブラリー。壁はラウンジと同じ白ですが、ブルー系のカーペットが高ぶった気持ちを優しく静めてくれます。

置かれている書棚は、意匠を凝らしたセンスあふれるデザイン。窓越しに見えるのは、レストランのテラス席です。ロビー・ラウンジ・ライブラリーなど、共有スペースを見ただけで、ロテル・デュ・ラクが快適な居心地を徹底して追求しているのは一目瞭然。芸術性さえ漂うその空間デザインには定評があり、ロテル・デュ・ラクはSmall Luxuary Hotels of the World(SLH)の認定を受けてもいるのです。2016年11月現在、日本でSLHに認定されているホテルはたったの9軒。実際にロテル・デュ・ラクに身を置いてみれば、このホテルがSLHの認定にふさわしいクオリティを備えていることが、手に取るように伝わってくるはず。

客室までの廊下

ウェルカムドリンクをいただいた後は、スタッフの案内で客室へ向かいます。

ロテル・デュ・ラクにある客室は、ラグジュアリースイート・ラグジュアリーシアター・ヴィライタリア・ヴィラアジア・ヴィラ北欧・ヴィラジャパニーズの6タイプ。今回紹介するのは2階にあるラグジュアリーシアターで、スタンダード客室という位置付けになっています。

ラグジュアリーシアターの入口付近

入口の先は、洗面スペース・バスルーム・トイレなどが面する内廊下。まずは、入口付近から見ていきましょう。

洗面台とバスルームはガラス戸で仕切られています。上の画面では、右端にガラス戸がわずかに見えますね。

洗面台にあるアメニティは、歯ブラシ・ヘアブラシ・剃刀・シャワーキャップ・ウォッシュタオル・固形ソープなど。スキンケア用品は持参するようにしましょう。バスアメニティはフェラガモのバスセットです。

洗面スペースに隣接したバスルームはシンプルな作り。とはいえ、広めのスペースが確保されているので、圧迫感を感じることはないでしょう。

トイレは個室で、洗浄機能付きです。

ラグジュアリーシアターのベッドスペース

ラグジュアリーシアターの広さは40平米で、定員は2名。洋風のインテリアで、フロアは床暖房になっています。

ツインベッドの正面にあるのは、デスクとキャビネット。詳しい備品については、後ほど紹介します。

ベッドの壁際にあるのはクローゼット。ガラスの向こうはバスルームになっています。

部屋の一角に置かれているのは殺虫剤。何気ないアイテムですが、快適なステイを送るには、いざという時に役立ちます。

シアターシステム

ラグジュアリーシアターという名前は、ベッドのナイトテーブルに設置されたシアターシステムにちなんでいます。壁にプロジェクターで映像を投影するシステムですが、大画面のテレビで見るより、はるかに臨場感のある映像が楽しめるはず。

映像を映し出す先は、キャビネットの上の白い壁。お気に入りのDVDを持参して、積極的に利用しましょう。

キャビネット・デスク付近にある備品

デスクとキャビネットの上には、観光パンフレット・ホテル案内・電話などが置いてあります。

客室に備え付けのホットドリンクは、ネスプレッソ・ドリップコーヒー・煎茶・ほうじ茶・紅茶など。キャビネットの引き出しに入っているのはパジャマです。

カップ・グラス・冷蔵庫があるのはキャビネットの下段。冷蔵庫に入っているドリンクは、ビール・ミネラルウォーター・清涼飲料水・炭酸飲料など。すべて無料でいただけます。

ラグジュアリーシアターからの眺め

ベランダからの眺めは、プールやテニスコートや芝生エリアと、その先には琵琶湖に浮かぶ竹生島を眺めることが出来、素晴らしい景色です。

今回お見せしているラグジュアリーシアターはプールの真上。視線を上方に向けると、琵琶湖の水平線上に竹生島が浮かんでいるのも分かります。

プールから右に視線を移すと、夕食と朝食の会場となるレストランも見えます。

ロテル・デュ・ラクの貸し切り風呂

ロテル・デュ・ラクにある貸し切り風呂は、サフィールとエメロードの2タイプ。ここで紹介するのは内湯のみのサフィールですが、エメロードにはジャグジー付きの外湯もあります。

サフィールの脱衣所も、壁が白で統一されています。

サフィールは斜角の付いた屋根が特徴的な空間。デザインにもこだわった、スパのような浴場になっています。

2名で利用するには十分過ぎる広さの洗い場。ゆったりと過ごせるお風呂と言えそうです。

ロテル・デュ・ラクの夕食

夕食と朝食は、同じレストランでいただきます。ディナーは選択制で、Cuvee Tasaki Dinner CourseまたはBiwako French from by chef Yamashitaのいずれか。前者はソムリエの田崎真也氏が組み立てたコース料理で、後者はシェフの山下氏が手掛けるフレンチ料理。以下でお見せするのは前者で、前菜2品・魚料理・メイン料理・デザートといったラインナップです。

1階のレストランに行きますと、黒のテーブルクロスでシックな雰囲気のテーブルコーディネートがされてありとても綺麗でした。

魚のフライはアミューズで、メニューにはないサプライズ。その後、前菜となる彩り野菜のジェノベーゼが続きます。

金時芋のパリ・ソワール海水ウニ添えも前菜の1品。どちらの前菜も、魚介類と野菜がバランスよく使われた、繊細な味に仕上がっています。

魚料理は、ホタテと太刀魚のローストとシェーブルチーズのロースト。なめらかなシェーブルチーズが、ホタテと太刀魚の風味に深みを添えています。

魚料理の太刀魚は、山羊のチーズのローストが添えられていたので特に美味しくいただけました。

メインは、オマールエビのグリルをサルサソースとわさびクリームで仕立てたもの。和と洋が調和した逸品です。

チーズの盛り合わせとトリュフがけのウニのリゾットは、メニューにはないサービスです。

デザートはシュークリーム・ソルベ・ピーチムースのプレートですが、食後には小菓子も付いてきます。趣向を凝らした絶品のコース料理はもちろん、驚きのサービスも堪能できる充実したディナーですね。

田崎真也プロデュースのフレンチをいただきました。フォアグラのキャラメリゼがあまりにも美味しくて、勝手に涙が出てきました。朝ごはんも大きな松茸ご飯。最高でした。

ロテル・デュ・ラクの朝食

朝食は、和定食・洋朝食・オーダービュッフェのいずれか。今回はオーダービュッフェをお見せしましょう。和洋のメニューのなかから、好きな料理を注文するというスタイル。上の画像はすっぽんエキスの入った野菜スープで、こちらはどのコースにも付いてきます。

朝食は景色がよく見え、気持ちの良い朝の時間でした。和定食や洋朝食もありますが、お勧めのオーダービュッフェをいただきました。こちらは和洋食のメニューから好きなだけ注文出来、そのつど料理して下さいます。コラーゲンたっぷりのすっぽんのスープを使った野菜スープは最初に付いてきます。ハイライトは朝から近江牛のステーキやハンバーガーがいただけるということでしょう。こちらは1回のみオーダー可能です。朝から贅沢にいただける近江牛はとても美味しく、その他にもビビンバや丼などもあり、選ぶのに迷いました。このような朝食は初めてでしたが、バラエティーに富んでいて楽しめました。

グリーンスムージーやプロシュートとベーコンが添えられたサラダなど、健康的なメニューも盛りだくさん。

さすがオーベルジュたる所以、ディナーの出来立てのフレンチは秀逸。また朝食も素晴らしく、近くの伊吹山でつくられたハムがとても美味しかった。

和食が好みの人は、おばんざいセットがおすすめ。知らず知らずのうちに箸が進む、優しい味付けのおばんざいです。

BLTサンドイッチとフレンチトーストは、洋朝食の定番。BLTサンドイッチは具材が豊富で、カリカリの食感も楽しめるでしょう。

夕食に続き、朝食のオーダービュッフェでもサプライズが。なんと、朝から近江牛のミニステーキが味わえるのです。近江牛を使った料理には、ミニステーキ・ミニステーキ丼・ミニステーキサンドがあり、1人1回のみのオーダーになっています。

また、オーダービュッフェには、ホタテのソテーからミニカツカレーまで、幅広い和洋のメニューがそろっています。繊細な味にこだわりたい人も、ガッツリお腹いっぱい食べたい人も、大満足する朝食になっています。

御飯もとっても美味しくて、スタッフの心遣いも優しく、暖かい日差しの中で読書する幸せを感じる滞在でした。

こちらのホテルは4万坪の敷地の中にテニスコートやプライベートプール、スパやコテージ棟もある施設です。プライベート感を大切にしたい方や、ゆったりと寛げる滞在を求めるかたには上質な大人の滞在が出来る宿でしょう。出来るなら連泊のほうがよりこのホテルの良さを実感できると思います。

琵琶湖は言わずと知れた日本最大の湖。その湖畔には、琵琶湖の豊かな水によって育まれる自然が見渡すかぎり広がっています。今回紹介したロテル・デュ・ラクは、ひときわ琵琶湖の恵みが感じられるおしゃれなホテル。ホテルが建つ小高い丘は、訪れる季節によってさまざまな表情を見せてくれます。心が和む環境にくわえ、このホテルをプロデュースしたが世界的なソムリエの田崎真也氏だと聞けば、どんなホテルなのかおのずと興味が湧いてきますよね。スタイリッシュに仕上げられた館内は、どこもセンスが光る大人の空間。ぜひ、ロテル・デュ・ラクで至極のひと時を味わってみてください。