ダイエットを経験したことがある人であれば誰でも「飲むだけで痩せる薬なんてないかな〜」なんて思ったことがありますよね?
「飲むだけで一瞬で痩せる」とまではまだ言い切れませんが、栄養学的・医学的にも認められ、海外が肥満治療の一環として処方される薬があります。
今回は栄養学的・医学的にも認められた痩せる薬の効果や注意点などを紹介します。
痩せる薬にはどんなものがあるの?
では実際痩せる薬にはどのようなものがあるのでしょうか。
ネットで調べてみても、誇大広告やステルスマーケティングが多く見られ、どれを信用していいか分かりませんよね。
「痩せる薬」と謳っているものは数多くありますが、その効果が栄養学的・医学的に立証されているものは少なく、値段が手頃だからといって安易に購入して使用してしまうと、効果がないだけでなく体に害を及ぼす危険性すらあります。
痩せる薬といえば、喉から手が出るほど欲しがる人はたくさんいるため、全く効き目のない偽物を販売していたり、体に大きな副作用を与えてしまうものもあります。
今回紹介するのは、痩せる薬と言われているものの中でも、実際に医療現場で処方されており肥満治療薬では有名な『ゼニカル』と薬品ではない自然界に存在する成分の『難化性デンプン』の2つです。
ゼニカルとは
ゼニカルとは肥満治療薬でも有名であり、スイスに本社を置くロシュ社が製造販売を行っている医療用のダイエット医薬品です。
日本でもモデルやタレントがテレビで「やせる薬」として紹介したこともあり、実際に効き目を実感して痩せられたと話題にもなりました。
海外ではBMI指数30以上の肥満に悩まされている人の肥満症の治療薬として使用されており、アメリカでは既にダイエット医薬品として認可され広く使用されている、認知度も安全性も高い治療薬です。
ゼニカルの使用方法
ゼニカルを使用したダイエット方法は非常に簡単であり、1日3回食事時または食後1時間以内にカプセルに入った薬を1錠(120mg)飲むだけです。
効能や副作用といったものが関係するため、ゼニカルは必ず2時間以上の間隔を開けて服用にしてください。
食事食べない時は、ゼニカルも服用する必要はなく、脂肪分の多い食事を摂った時のみ服用して、体重が増えないよう肥満防止のために飲む人も多いです。
ゼニカルの効果
ゼニカルは腸内でオーリスタットといわれる有効成分が働いて脂肪の吸収を抑えて、食事で摂取した脂肪分の約30%を便として体外へ排出してくれます。
ゼニカルの有効成分の効果は理論上、1日に3回服用することで脂肪分が30%カットできるとした場合、120Kcal前後のカロリーがカットされることとなります。
脂肪1Kgを落とすのに必要な消費カロリーはおよそ7000Kcaといわれているので、単純計算約2ヶ月で1Kg落ちる計算となります。
120Kcalというの食べ物に換算すると茶碗半分程度のご飯またはトースト1切れであり、運動に換算すると30分のウォーキングに相当します。
即効性があり、劇的に痩せられる薬というわけではなく、ゼニカルを製造販売しているロシュ社の研究データでは、ゼニカルと適度な食事制限や運動を行った人は平均で5.7Kgの減量に成功し、ゼニカルは使用せず同じ食事制限や運動のみを行った人の場合では2.49Kgの減量であったという結果が出ています。
これらの実験データは海外で取られたものであるため、日本人の体格や食生活とも違うため、日本人が使用した結果とは異なる可能性があります。
ゼニカルの副作用
ゼニカルを飲むことで、脂肪の吸収を抑えて摂取した脂肪の30%を体外へ排出してくれるとありますが、ゼニカルを服用することでおならの回数が増え、おならをした時に便が一緒に出てしまうということが多発するようです。
また、おならや便の排出時に、油分が黒い液体となって一緒に出てくるため、不意な排出に備えて女性であればナプキンの使用をおすすめしますし、男性であればトイレに頻繁に行ける環境でないのであれば、使用を控えたほうが良さそうです。
これらの症状は服用し始めてだいたい3ヶ月以内に起こり、1週間から長い人であれば4週間程経過すると軽減してきます。
しかし、個人差があるため人によっては症状が数ヶ月に及ぶ人もいます。
また、脂肪の吸収が抑えられることで、ビタミン類やβカロテンの吸収率も下がって不足気味になってしまいます。
ゼニカルを日常的に服用する際は、同時にこれらの不足しがちな栄養素をサプリメントで補給するようにしてください。
ゼニカルの購入方法
ゼニカルは医薬品であるため、気軽に薬局などで手に入れることは難しいとされています。
では実際にゼニカルはどのようにして手に入れるのでしょうか。
美容外科で処方してもらう
ゼニカルは、日本で処方してくれる病院は僅かであり、ごく一部の美容外科だけが取り扱っています。
美容外科での購入の場合は、保険適応外の自由診療に区分されるため料金はかなり高額となってしまいます。
しかし、病院で処方してもらったものには他にはない安全性と信頼性があり、類似品や全くの偽物を購入してしまうといった危険はなくなります。
ジェネリック医薬品で購入
ゼニカルは有効成分・効き目が全く同じジェネリック医薬品としてネットで購入する事ができます。
個人輸入であれば半額以下の値段で買える場合もあり、ゼニカルは個人輸入代行サイトを利用することによって、国内でネット購入も可能です。
安くてに入れられるメリットも有りますが、「痩せる薬」と謳っているものはたくさんあるため、類似品や偽物を掴まされる危険性があるというデメリットもあります。
ゼニカルの口コミの評価は?
ゼニカルの効果を口コミサイトで見てみると、その効果を実感できたという人と出来なかったという人は半々程度の印象でした。
実際に体重が減ったという人はもちろんいますが、便やおならをした時に黒い油分が一緒に出ただけで体重は落ちなかったという人もいます。
しかし、服用した人がゼニカルをどのような経緯で入手したかは曖昧であり、飲むだけで痩せられるという需要の高さから、全く効果の無い偽物が数多く流通しているのも事実です。
ゼニカルは飲むと劇的に痩せられるというものではなく、ダイエットと並行して服用することにより、ダイエットサポートをしてくれると考えたほうがいいのかもしれません。
現に、体重は落ちなかったという人も、運動や食事制限を全くしなかったのに体重は増えなかったとも言っている人が数多く見られました。
難化性デキストリンとは
痩せる薬として今回もう一つ紹介するのがこの「難化性デキストリン」。
ゼニカルなどの医薬品とは違い、難化性デキストリンは自然界に実際に存在する、とうもろこしなどから抽出することができる水溶性の食物繊維のことです。
難化性デキストリンとう成分を聞いたことがない人は多いでしょうが、実はこの成分ある有名ダイエット食品のなかに多く含まれているのです。
その食品というのが、『特定保健用食品』、通称『トクホ』です。
いまや大手飲料メーカーがこぞって、「脂肪の吸収を抑える」「血糖値の上昇を抑える」といったキャッチフレーズでこの難化性デキストリンを多く含むお茶を販売していますが、中には特定保健用食品にも登録されているものもあり、その効果は医学的にも証明されています。
特定保健用食品
個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品です。
他の食品と違うのは、からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けています。)ということです。
難化性デキストリンの効果
難消化性デキストリンは特定保健用食品にも多く含まれる程の効果があり、ダイエットにも絶大な力を発揮してくれます。
血糖値の上昇を抑える
難消化性デキストリンを摂取していた人は食後の血糖値の上昇が抑えられたという実験データがあり、難消化性デキストリンを摂取することで小腸で吸収される糖質量を抑制することができます。
血糖値が上昇すると、脂肪の合成を促進し、分解を抑制する働きを持つインスリンホルモンが大量に分泌されるため、太る原因となってしまいます。
血糖値が上がる糖質は、パンやごはん、麺類などの炭水化物に多く含まれており、難化性デキストリンで血糖値の上昇を抑えてやることで、インスリンの分泌量を減らし、炭水化物ダイエットを行ったかのような効果を得られます。
脂肪の吸収抑制
研究データによると、血糖値の上昇を抑制するだけでなく、食事の後の中性脂肪の上昇も抑えられたことが確認できています。
中性脂肪を摂取し過ぎると贅肉となるため背中やお腹、腕、脚といたるとことに脂肪が蓄積され、肥満の原因となってしまします。
難消化性デキストリンを摂取することで、中性脂肪の蓄積を抑制でき、脂っこい食べ物や脂肪分の多い食物を食べた時に、太りにくくしてくれる働きがあります。
内臓脂肪を減らす
難化性デキストリンは脂肪の蓄積を防ぎ、太りにくくしてくれる働きがあるだけでなく、内臓脂肪を減らしてくれる働きもあります。
難消化性デキストリンを用いた実験では、被験者に3ヶ月間摂取させたところ、内臓脂肪の面積が44%も減少したという実験結果がでました。
脂肪の蓄積を防ぐだけでなく、実際に内臓脂肪を減少させる、痩せることのできる成分であるということが証明されました。
この難化性デキストリンをダイエット時に用い、内臓脂肪を落とす効果のあるエクササイズなどと組み合わせると、よりダイエットに弾みをつけることができます。
便秘の改善
難消化性デキストリンは水溶性の食物繊維であるため、硬い便を柔らかくし
便通をよくして便の排出量を増やしてくる働きもあります。
便通が良くなると、腸内環境が整えられ便秘に悩まされている人も、便秘解消効果を期待することができます。
また、逆に下痢気味であった人も、難消化性デキストリンを摂取すると下痢が改善され健全な便になったという口コミもあります。
腸内環境が改善されると、便秘や下痢が解消されるだけでなく、代謝機能も向上するためダイエットにプラスとなります。
ミネラルの吸収促進
難消化性デキストリンを摂取することでミネラルの吸収率が上がります。
ダイエット中はミネラルが不足しがちとなり、美容や健康面でも欠かせないミネラルの吸収率が上がるということは、貧血やお肌の調子の悪化などを防止してくれます。
ミネラルはダイエットにも大きく関係しており、カルシウムには、脂肪燃焼を促進し脂肪の吸収を抑制する効果があり、リンにはエネルギー代謝・脂質代謝を促してくれます。
また、マグネシウムは基礎代謝を上げてくれる働きがあります。
難化性デキストリンの使用方法
難化性デキストリンは成分を粉末として販売しているのがほとんどです。
この粉末は水などの飲み物に溶かして一緒に摂取します。摂取量にこれといった制限はありませんが、メーカーでは1日5〜10gを推奨しています。
この分量を食事の時や食後に飲むようにしてください。
難化性デキストリンの副作用
難消化性デキストリンは、自然界に存在する単なる水溶性の食物繊維であるため、食物から摂取する普通のデンプンと変わりありません。
ですから、用法用量を守って正しく使えば身体に不調をきたすような副作用はなにも起こしません。
仮に過剰に摂取し過ぎたとしても、食物繊維を摂り過ぎたことによってお腹が緩くなって、下痢などの症状が若干出る程度です。
体に不調をきたしたり、長年蓄積されると病気になったりするということはなく、特定保健用食品にも多く含まれている成分であるため、副作用を気にすることなく安心して使用することができます。
難化性デキストリンの購入方法
難化性デキストリンを店頭で見かけるということはまずないと思いまうが、購入はネット通販で簡単に買うことがきます。
大手ネット通販会社であれば取り扱っていますし、サイズも小さいものから大きい物までさまざまありますので、自分のライフスタイルや家族構成に合わせて購入するようにしてください。
薬を服用・購入する際の注意点
ゼニカルにしろ難化性デキストリンにしろ服用・購入する際には充分注意が必要です。
効果を早く出したいからといって、たくさんの量を摂取したり服用する間隔を短くしたりはせず、用法用量をしっかりと守って服用してください。
そして、体調が悪くなったらすぐに服用を辞めるようにしてください。
また、食物や嗜好品、このようなサプリメントや薬品といった人気商品には偽物がついてまわります。
購入する際は常にそのことを頭に入れて薬を選ぶようにし、購入する際はしっかり吟味するようにしてください。
まとめ
薬やサプリメントに頼らずダイエットをするのが一番ですが、なにをやっても痩せなかったという人は今回紹介した2つの痩せる薬を服用してみるのもいいですね。
理想的な体重の落とし方は適度な食事制限をして、運動で筋肉をつけ脂肪を燃やしていくという方法に間違いありません。
薬に頼って痩せるのは体重を落とすという意味では効果はありますが、美しいボディメイクはそれほど期待できないかもしれません。
美しいボディメイクをしたいのであれば、薬の服用と同時に適度な食事制限や運動もする必要があります。
薬はあくまでダイエットの手助けをしてくれるものと考え、通常のダイエットのサポートのような感覚で使用することをおすすめします。