洗濯洗剤の売り場で見かける「洗濯のり」。ワイシャツなどがパリッと仕上がるというイメージがあるけれど、結局よくわからないのでクリーニングに出してしまうという方も多いかもしれません。今回は、洗濯のりに対する主婦の皆さんの考えと、使い方や効果をまとめました。洗濯物がパリッと仕上がると噂の「洗濯のり」ですが、ウチでも使えるものなのか…と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。ワイシャツなども日々の洗濯でクリーニング屋さんのようにできれば、気持ちよく着られて、クリーニング代の節約にもなります。そんな「洗濯のり」について、20~50代の主婦50人の方を対象に、洗濯のりの使い方やその効果を調査。お気に入りのシャツやブラウスなどを洗濯する時に役立ててください。


■目次1.「洗濯のり」ってどんなイメージ?2.実際に洗濯のりを使っている人は…3.洗濯のりの使い方4.こんな場面で洗濯のりを使いたい!5.洗濯のりを使って子どもと遊ぼう!

「洗濯のり」ってどんなイメージ?

まずは主婦の皆さんが抱いている「洗濯のり」のイメージや、どういう使い方をするべきか聞きました。普段から利用出来そうなら、使ってみるのもありかもしれません。■「洗濯のりを使うことで、シャツを簡単にパキッとさせることが出来る」(30代・主婦)■「そもそも使ったことがないのでわからない。一般的にはシャツの襟をパリッとさせるのに使う印象」(30代・主婦)洗濯洗剤・柔軟剤などの売り場の端のほうに「洗濯のり」が置いてあるのは知っていても、自分には必要ないものと思っている人も多いようです。なんとなく“衣類などがパリッとする”というイメージはあるものの、使ったこともない人もたくさんいました。■「使ったことがないのでわかりませんが、アイロンの手間が省けるのはいい」(30代・正社員)■「使うとしたらアイロンをかけるのが面倒な時ですね」(50代・主婦)シャツなどの衣服をシワなく仕上げるためのアイロンがけが楽になるというのも注目です。忙しい毎日の中では洗濯だけでも大変なので、アイロンはなるべく簡単に済ませたいところ。■「来客用のシーツやワイシャツをきれいに見せるために使っていました」(30代・主婦)■「普段は使わないが、旦那の大事な仕事の案件の時はやはりちゃんと見えるほうが良いと思うので」(30代・主婦)来客時や公的な場面など、いざという時にきれいに見せられたら、それだけで印象が良くなる可能性もあります。特にワイシャツなどはヨレヨレだと格好がつきませんよね。そんな時に使えるのが「洗濯のり」。クリーニングに出さなくて済むなら、家事にも取り入れたいものです。

実際に洗濯のりを使っている人は…



便利な用途がある洗濯のりですが、まずは日常の洗濯にはどの程度利用されているのかアンケートをとりました。


普段から洗濯のりを使うことがあるという人は、なんと50人のうちたったひとり。使った経験がある人もそれなりにいましたが、購入したこともないという人が多いというのが事実でした。■「シャツの洗濯の仕上げに使用すると、仕上がりがひと味違うからです」(30代・主婦)唯一、日常的に洗濯のりを使用している人は、このような意見を持っていました。洗濯のりならではの質感を求めて使用しているようです。しかしながら、ほとんどの家庭において洗濯のりは日常的に使われていません。その理由はいったいどんなものしょうか。


■「使ったことは一度もありません。買ったこともないし、使ってみようかと思ったこともないです」(40代・主婦)■「洗濯のりがそもそもどういうものかあまりぴんとこない。面倒そうなものはクリーニングに出してしまう」(30代・主婦)中にはこのように洗濯のりには興味すらない人もいます。実際、普段着の洗濯は洗剤と柔軟剤があれば事足りますし、家で洗濯できないようなものは、お金を出してクリーニングに出してしまえばそれで済みます。■「使い方がわからない、今さら誰に聞けばよいかわからない」(30代・主婦)■「洗濯のりの使い方がわかりません。実家でも使ってなかったのでわかりません」(30代・主婦)使い方がわからないという理由で、手を出したことがないという人もたくさんいます。他人の家のお洗濯を目撃することは滅多にありませんし、実家でも使っていなければ、あえて使ってみる気になる人はなかなかいないようです。■「洗濯のりのゴワゴワ感が苦手なのと、どちらかといえば柔軟剤を使った柔らかな仕上がりが好きだから」(40代・主婦)■「パリッとした感じより、柔らかい感じのほうが好きなので使いたいと思ったことがないです」(40代・主婦)■「特にYシャツを着る機会もいないし、洋服をパリッとさせる必要がないので」(40代・主婦)■「ワイシャツなら必要だと思うが、普段着をハリのある仕上がりにする必要がない」(20代・主婦)これは時代の変化もあるでしょうが、ファッションとしてのりの効いた洋服を着る機会が少なくなり、さらに同じシャツでも洗濯してそのまま着られるようなカジュアル系のシャツや、形状記憶など簡単にはヨレない素材も普及。洗濯のりは、フォーマルな場で着るためのワイシャツやブラウスに使う程度になってきたことも、洗濯のり離れの原因になっているようです。■「家族全員、肌が弱いためです。洗濯のりは肌に刺激を与えますし、固くなって不快です」(40代・主婦)■「皮膚がとても弱いので、のり付けの洋服は襟元が擦れてしまい、皮膚が爛れます」(50代・主婦)このように洗濯のりは敏感肌には向かないといった、体質的に向き不向きがあるという意見もありました。主婦の皆さんの意見をまとめると、洗濯のりはそもそも日常的に使うものではない、と位置づけている人がほとんどでした。普段着には使うことはなく、のりが必要なワイシャツなどはクリーニングに出してしまう人が多いというのが現状のようです。

洗濯のりの使い方



現在ではあまり使っている人がいない洗濯のり。「そもそも使い方がわからない」といった声が多かったのですが、要領をマスターしてしまえば、いつもの洗濯にひと手間加えるだけで、簡単にのり付け出来るようになります。洗濯のりについて、詳しく説明していきましょう。■洗濯のりの種類洗濯のりには「天然のり」と「合成のり」があります。天然のものはデンプンからできており、いわゆる昔話の「舌切りスズメ」が食べていた、というものです。洗濯のりとしての用途の他に、障子はりや手芸などにも使われます。ハリが強く仕上がりますが、天然のデンプンを使用しているため、のり付けしたまま長期保存すると虫がつく場合があります。現在よく使われる合成のものは扱いやすく、洗濯機でのり付けすることが出来ます。科学的に合成されたものなので、腐食するようなことはありません。特別こだわりがなく、慣れていない場合であれば合成のりを使うのがおすすめです。洗濯のりは服全体をつけ込む液状タイプが基本ですが、最近では便利なスプレータイプのものも販売されています。襟や袖口などをピンポイントでのり付けをしたい場合や、まずはお試しでのり付けにチャレンジするならこちらを使ってみるのもアリです。■のり付けの効果イメージの通りですが、まずは洗濯のりを使うことによって服などをパリッとさせることができます。水で薄めて使いますが、のりの分量で固さが調節できます。夏場は、シャツやブラウスに腕を通した時のシャリっとした質感も気持ち良いですし、ホテルのようなパリッとしたシーツで寝るのも気持ち良いものです。洗濯のりを使うと汚れが付きにくくなると同時に、付いた汚れも落ちやすくなります。のりで繊維がコーティングされるので、次の洗濯の時に汚れがのりと一緒に流れていくという仕組みです。また、繊維の糸が締まることによって通気性が良くなるという利点も。浴衣や夏服のシャツをのり付けすることには、形をキープする以外にそんな理由もあるのです。アイロンがけが楽になるのも、洗濯のりの効果といえます。シワがのびやすく形も作りやすくなるので、洗濯のりを効果的に使って仕上げると気持ちよく、そしてキッチリと見せることができます。パリッとさせるためだけに洗濯のりを使うと思いがちですが、実は柔軟剤と併用することができます。こうすることで、柔らかさを出しつつ、ハリを出して型崩れを防ぐことができるのです。この方法はクリーニング店でも使われる場合があり、ポロシャツやジーンズなどに応用することができます。■洗濯のりの使い方普通に洗濯をしたあと、洗濯槽の中や洗面器などでのりを混ぜた水につけ込み、軽く脱水して干します。そして仕上げにアイロンをかけます。洗濯槽でつけ込んだ場合は、使用後に再び水を入れて洗い流したほうがよいです。ワイシャツを1~2枚というだけなら、洗面器やバケツを使うのがお手軽。のりの濃さはもちろん、つけ込む時間によっても固さが変わります。洗濯機でのり付けする場合は、洗濯機を回すかつけ込むだけかによっても違ってきます。特に厚い生地のものはのり付きが良いので、濃度や時間で調整が必要です。シワになってしまうことがあるので、脱水は軽めに。襟や袖口などをピシッと引っ張って干します。半乾きの状態か、霧吹きで少し水をかけてからアイロンをかけると、綺麗な仕上がりになります。スプレータイプののりは、普通に洗濯して干した後、使いたい部分に吹きかけてアイロンをかけることになります。

こんな場面で洗濯のりを使いたい!



毎日着るワイシャツをクリーニングに出していると、お金もかかりますし、数日分まとめて出すという場合もあります。汗をかいたものを放置しておくと、シミやニオイの原因になってしまいます。洗濯のりは少し手間がかかりますが、かつては使っていた人もいる通り、自宅でできること。日常的なお洗濯と一緒にワイシャツも洗って、のり付けとアイロンをかけてしまえたら、クリーニング代よりも安く済ませることができます。■「日ごろ、使いませんがとても大事な時に使います。洗濯のりを使った後のアイロンがけはとてもきれいな仕上がりになるので」(30代・主婦)■「緊急でワイシャツをホームクリーニングしなければならなくなった時」(20代・会社員)■「今まで洗濯のりを使った事がないのですが、ここぞという服には使ってみようと思いました」(30代・主婦)■「とっておきのおしゃれ着などに今後、使ってみようと思いました」(30代・主婦)日常的には使用しなくても、洗濯のりのメリットを知っている、または興味を持っているという主婦の皆さんはこのような利用方法を考えていました。いざという時に洗濯のりの準備があれば、クリーニング店を利用しなくても済むというのは、大きなポイントとなりますね。お気に入りの服も、自分で洗ってきれいに保っておくことができたら、着る機会も増えるかもしれません。

洗濯のりを使って子どもと遊ぼう!

本来の使い方ではありませんが、洗濯のりは実は工作などに使えます。お子さんが小さい家庭では、自由研究や科学実験のネタになるかもしれません。■「子どもが小さいので、シャボン玉はとても喜んでくれます。洗剤だとは思ってなさそう」(30代・主婦)■「子どもがシャボン玉が大好きなので、よく洗濯のりを活用しています。」(30代・主婦)洗濯のり・ぬるま湯・台所洗剤を混ぜると、強いシャボン液を作ることが出来ます。ハンガーなどで作った大きな輪を使うと、驚くほど大きなシャボン玉を作ることが出来るのです。さらに手作り化粧水などにも使えるグリセリンを入れると、“弾むシャボン玉”を作ることが出来ます。■「昔シャボン玉やスライムを作る時に使いました。子どもと一緒に今度作ってみようと思います」(30代・主婦)■「子どもが小さいとき、バザーに出すために、スライムを作るときに使いました」(50代・主婦)感触がなんともいえない「スライム」も、自作することができます。洗濯のり・水・ホウ砂を混ぜるとスライムが生成されるのです。絵具で好きな色のものを作れますが、ホウ砂は口に入れると危険なので注意が必要です。■「スーパーボールを子どもと作ったことがあります」(30代・会社員)■「コサージュを布で作る時に、洗濯のりに布をつけて乾かして、を繰り返し行うと布地にハリが出て既製品のようなコサージュが出来る」(30代・主婦)■「スノードーム作りに使いました。水と洗濯のりを7:3の割合で混ぜ、飾りの入った瓶の中に流し込んで完成です」(20代・会社員)スーパーボールは洗濯のりと食塩水でできますし、コサージュは普通の洗濯のりの使い方を応用したものです。スノードームは、少し粘り気のある透明な洗濯のりを水に混ぜることで、飾りがゆらゆらと雪のように舞う雰囲気を演出する事が出来ます。どれも手作りならでは良さと楽しみが味わえるのが良いですね。洗濯後にシャツやシーツをのり付けして干し、乾くのを待つ間にお子さんと洗濯のりを使った遊びをする、なんて休日を過ごすのも、楽しいかもしれませんね。

「洗濯のり」を使いこなして気持ち良い日々を!



クリーニングに出さなくてもワイシャツなどをきれいに仕上げられる「洗濯のり」。たまには普段着るシャツをのり付けしてパリッとした仕上げると、新鮮な気持ちになれるはず。つねにきれいなシャツを着こなすのも、素敵な楽しみですよね。また紹介した通り、単に服をきれいに仕上げるだけが洗濯のりの効果ではありません。どんなものかわからずにいた方は、この機会に使い方をマスターして、いざという時に使ってみてはいかがでしょうか。