シミ消しレーザーだけじゃない!皮膚科でのシミ治療の実態
シミでお悩みの方の中には、セルフケアでシミを消そうとしている方も多いと思います。でも、シミを消すなら、セルフケアよりも皮膚科を利用するのが効果的。シミ消しレーザー以外の治療法もあるので、予算やシミの種類・原因に合わせて治療を選ぶことも可能です。ここでは、皮膚科のシミ治療についてご紹介します。
■自分でシミを消すのには限界が?皮膚科でシミ治療を受けるメリット
シミと聞けば、多くの方はメラニン色素の蓄積によって出来るものとイメージされるかもしれません。ですが、シミの原因は、メラニン色素の蓄積だけではありません。シミの中には、ホルモンバランスの乱れや遺伝によって出来てしまうものもあるのです。そういったシミの場合、一般的な美白化粧品が効かないこともあります。
「長期的に美白化粧品でケアし続けているけれど、一向にシミが消えない」こういう方は、メラニンの蓄積とはまた別の原因でシミが出来てしまっている可能性があります。原因に合った対策をとらない限りは、シミを消すことは難しいといえるでしょう。とはいえ、シミの原因を素人の目で解明するのは、難しいものです。
そこでおすすめなのが、皮膚科でのシミ治療です。皮膚科なら、専門医が一人一人のシミの種類や原因を解明した上で、そのシミにベストな治療法を提案してくれます。美白化粧品では消えなかったシミも、効果的な治療を受けることで消えるようになるはずです。
■皮膚科と美容外科、シミ治療を受けるならどっちがベスト?
シミ治療は、皮膚科だけでなく、美容外科でも取り扱われています。シミ治療を受ける際、皮膚科と美容外科、どちらを利用すべきなのでしょうか?
まず、美容外科には、脂肪吸引をすることもあれば、目の二重手術をすることもあるような、幅広い分野の施術に対応できる医師が在籍しています。それに対し、皮膚科に在籍している医師は、シミをはじめとする皮膚疾患に特化した知識・技術を持つ医師です。そのため、美容外科よりも皮膚科を利用したほうが、よりシミ治療に対して専門的な知識・技術を持つ医師に担当してもらうことができます。
次に、美容外科は審美性を目的とした医療施設であるため、どんなシミ治療でも健康保険が適用されません。自由診療であるため、利用する美容外科によって料金が大きく異なるのも特徴です。それに対し、皮膚科では、疾患扱いとなるシミに対しては、健康保険が適用されます。また、疾患扱いにならないシミでも美容外科よりも安価な料金で治療することができ、お財布に優しいのが特徴です。
こういった医師の専門度と費用の面から、美容外科よりも皮膚科でシミ治療を受けたほうが安心といえるでしょう。
■皮膚科で行われているシミ治療には、主に2つの種類がある!
皮膚科で行われているシミ治療には、主に2つの種類があります。
ひとつは、冒頭でもお話したシミ消しレーザーです。即効性の高い効果が期待できることから、皮膚科のシミ治療の中でも高い人気があります。次に、内服薬や外用薬を使った薬によるシミ治療です。飲んだり塗ったりするだけなので、治療に通うのが面倒な方におすすめです。
このように、皮膚科ではシミ取りレーザーだけでなく、薬を使ったシミ治療も行われています。治療の種類によって効果や費用、リスクなどが異なるため、医師と相談しながら自分に合った治療を決めていくと良いでしょう。
なお、次項からは、各シミ治療の効果や費用、注意点などについて詳しくご紹介していきます。
すぐにでもシミを消すなら、皮膚科のシミ消しレーザー!
皮膚科のシミ治療のメインとなっているシミ消しレーザー。ここでは、シミ消しレーザーの効果や種類、費用についてご紹介します。シミ消しレーザーに興味があるものの、なかなか治療に踏み出せずにいるという方は、是非参考にしてみてください。
■即効性抜群!皮膚科のシミ消しレーザーの効果って?
シミ消しレーザーでは、シミの表面や深部にレーザーを照射することで皮膚を焦がし、シミを焼き取るといったシミ治療です。
シミの原因となっているメラニン色素や毛細血管の赤色素に反応するレーザーを照射することで、シミだけをピンポイントに焼き取ることができます。シミを焼き取った後は瘡蓋(かさぶた)が残りますが、皮膚の新陳代謝によって新しい皮膚が再生されていき、次第に美しい肌へと蘇っていきます。
皮膚表面にできたシミなら一回の照射で十分に消すことができ、即効性のある効果が期待できます。皮膚の深層部にできたシミの場合でも、治療を繰り返す度に薄くなっていくのを実感することができます。短時間で確実にシミを取り除けるのが、このシミ治療の大きな魅力です。
■痛みが苦手な人でも安心!皮膚科のシミ消しレーザーの方法
シミ取りレーザーでのシミ治療は、以下の手順で行われます。施術時間は10分~15分なので、忙しい方にもおすすめですよ。
1.クレンジングと洗顔を行い、肌を清潔にします。
2.処置室に入り、眼球保護用のアイマスクを着用します。
3.レーザーの照射開始です。輪ゴムでパチパチとはじかれるような感覚があります。
4.照射後、シミの部分にテープを貼ったら施術終了です。
なお、施術中の痛みはそこまで強くありませんが、痛みに弱い方の場合、麻酔を施してくれる皮膚科もあります。痛みが不安な方は、診察の段階で医師に相談しておくと良いでしょう。
■一部のシミには保険が適用?皮膚科のシミ消しレーザーの費用について
皮膚科のシミ消しレーザーの料金は、シミの数や照射範囲によって異なり、1ヶ所あたりの相場は5,000円~20,000円となっています。皮膚科によっても料金に差があるようなので、シミ消しレーザーを受ける際には、事前に利用する皮膚科に問い合わせて確認しておくと良いでしょう。
なお、皮膚科のシミ消しレーザーには、健康保険が適用される場合もあります。太田母斑(おおたぼはん)、外傷性色素沈着や外傷性刺青、異所性蒙古班(いしょせいもうこはん)、診察の段階でシミの原因がこの3つのどれかであると診断された場合には、健康保険の適用でシミ消しレーザーの治療を受けることが可能です。健康保険の適用となれば、上記でご紹介した5,000円~20,000円の料金よりも安価にシミ消しレーザーを受けることができます。
治療前に知っておこう!皮膚科のシミ消しレーザーの注意点
皮膚科のシミ消しレーザーには、いくつか注意が点あります。注意点を事前に知っておかないと、かえってシミが悪化してしまうこともありますし、皮膚科とのトラブルにまで発展してしまうこともあります。皮膚科でシミ消しレーザーを受けようと検討中の方は、シミの悪化や皮膚科とのトラブルを防ぐためにも、事前に以下の注意点を確認しておきましょう。
■シミ消しレーザーの注意点①一週間はテープを剥がせない
シミ消しレーザーの施術後、レーザーを照射した部分にはテープを貼られるのですが、このテープは一週間の間、貼り続けなくてはなりません。施術後は肌がとてもデリケートな状態になっているため、少し日光を浴びるだけでも、シミができやすくなってしまうのです。そのため、施術後一週間は、絶対にテープを剥がさないように注意してください。
■シミ消しレーザーの注意点②周囲にバレる可能性がある
治療後に貼られるテープは化粧でも隠すことができないため、テープを剥がすまでの間に誰かに会ってしまえば、シミ治療を受けたことがバレてしまう可能性があります。シミ治療を受けたことを隠したい場合には、仕事を休んだり、外出の予定を入れないようにして、前もってスケジュールを調整しておくと良いでしょう。
■シミ消しレーザーの注意点③高い割合で炎症性色素沈着が起こる
シミ消しレーザーでは、25%から50%の確立で炎症性色素沈着が起こることもあります。炎症性色素沈着は約半年後には解消されるものですが、それまでの間は、かえってシミの濃くなったような肌になってしまうので、この点も注意しなくてはなりません。炎症性色素沈着が治まるまでは、紫外線対策を徹底しながら、メイクで隠すなどの工夫を行ってください。
レーザーが不安なら、内服薬や外用薬を使った皮膚科のシミ治療
皮膚科のシミ治療では、シミ消しレーザーだけでなく、薬を使った治療もあります。ここでは、皮膚科のシミ治療で処方されている内服薬や外用薬についてご紹介します。
■皮膚科で処方される薬のほうが、市販薬よりも効果が高い!
シミに有効な薬は、ドラッグストアでも市販薬として販売されていますよね。でも、シミには、市販薬よりも、皮膚科で処方される薬のほうが効果的です。
皮膚科で処方される薬は、市販薬よりも薬の濃度が高い傾向にあります。そのため、市販薬よりも短期間でシミを消すことができます。また、皮膚科では、患者一人一人のシミの種類や原因に合った薬が処方されます。そのため、薬が効かないといったケースも少なく、効率良くシミを治療していくことができます。
即効性のある効果が見込める、自分のシミに合った薬で治療できる、こういった理由から、薬でシミを治療する際には、市販薬ではなく、皮膚科で処方される薬を使うのがおすすめです。
■皮膚科のシミ治療で処方される薬には、どんな種類があるの?
皮膚科のシミ治療では、主に以下のような薬が処方されます。
【内服薬】
・トランサミン
メラノサイトの活性を防ぎ、シミの原因であるメラニン色素の放出を抑えます。
・ビタミンC誘導体
抗酸化力によって、メラニン色素が皮膚に沈着するのを防ぎます。
・L-システイン
メラニン色素を還元させ、美白効果をもたらします。
【外用薬】
・ハイドロキノン軟膏
色素沈着の起こった皮膚を漂白することで、シミを薄くしたり、消したりすることができます。
・トレチノイン軟膏
コラーゲンの生成を促し、皮膚の再生周期であるターンオーバーを正常に整えます。肌に潤いとハリを与えることも可能です。
なお、皮膚科で処方されるシミ治療の薬は、種類によって効果や作用の仕方、濃度が異なります。安全且つ効果的にシミを治していくためにも、医師の診断のもと、自分のシミの種類や原因に合った薬を処方してもらうようにしましょう。
皮膚科なら、レーザーと薬のW効果でシミにアプローチできる!
この中には、「できる限り早くシミを消したい!」という方もおられると思います。そんな方におすすめなのが、シミ消しレーザーと薬の併用です。
皮膚科では、シミ消しレーザーを受けながら、上記でご紹介したシミに有効とされている内服薬や外用薬を使用するというシミ治療法も提案されています。この方法なら、身体の中と外の両方からシミにアプローチすることができ、より効果的にシミを消すことが可能です。費用は高くなりますが、それでも構わないという方は、是非、皮膚科の担当医に相談してみてくださいね。