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大根は一年中スーパーなどで購入でき、低価格なためとても身近な野菜です。
また調理もしやすく、生のまま大根おろしやサラダ、お漬物などにして食べたり、ぶり大根やおでんのような煮物にしたりと、脇役にも主役になることができます。
そんな身近な大根ですが、低価格にも関わらずビタミン類を豊富に含んでいたり、消化を助ける酵素や脂肪を燃焼させる酵素を持っていたりと、栄養面でもとてもおいしい効果を与えてくれます。
その健康・ダイエット効果が話題を呼び、「大根おろしダイエット」が人気を集めています。
一か月で4 kgも痩せたという報告もされており、テレビでもよく紹介されています。
このページではそんな大根の栄養から、保存方法、効果的な食べ方、ダイエット効果まで幅広く紹介したいと思います。
~目次~
大根の栄養
酵素
ビタミン
ミネラル
食物繊維
大根おろしダイエット
大根の保存方法
まとめ
大根の栄養
まずは大根の栄養についてお話ししたいと思います。
大根には豊富な消化酵素や食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルも含まれているため、とても健康にいい食材と言えます。
ただ、その効能をきちんと得るためには食べ方にも注意が必要ですのでちゃんとした食べ方も知っておきましょう。
酵素
大根には様々な酵素が含まれており、全般的に言えることは消化を助けてくれるということです。
胸やけや胃もたれを防いでくれる酵素や、ダイエットに効果的な酵素もあるのですべて紹介したいと思います。
ジアスターゼは大根に含まれている代表的な栄養素の一つです。
ジアスターゼはアミラーゼともいい、でんぷんを分解する消化酵素です。
アミラーゼと聞くと、唾液の中に含まれているものだとピンとくる方も多いのではないでしょうか。
ジアスターゼはでんぷんの分解を促進してくれるため、ごはんやうどん、パンなどを食べた際の胃もたれや消化不良を改善してくれます。
特にお茶漬けやお粥などは噛む回数が少ないため、唾液があまりでないうちに飲み込んでしまい、消化不良が起きやすいと言われています。
このようなものを食べるときには大根も一緒に食べ、ジアスターゼを摂取するといいですね!
プロテアーゼはたんぱく質分解酵素で、これも大根に豊富に含まれています。
プロテアーゼはたんぱく質を消化しやすいように、小さく分解してくれるので、お肉の食べ過ぎなどによる胸やけや胃もたれを防ぐ効果があります。
大根の他にはヨーグルトや納豆などの発酵食品にも多く含まれています。
下処理として大根おろしやヨーグルトに肉をつけておくと肉が柔らかくなるのはよく知られていますが、これはプロテアーゼが肉のたんぱく質を分解しているためです。
これほどにプロテアーゼの力は強く、洗剤などにも活用されています。
パイナップルには特に強力なプロテアーゼが含まれています。
酢豚などパイナップルを入れるのもこれが理由の一つになっています。
しかし、プロテアーゼも酵素なのでやはり熱に弱いです。
大根でプロテアーゼを摂取する際は熱を加えず、大根おろしとして食べるのがオススメです。
焼き肉では大根おろしも一緒に食べるようにすると胃もたれが軽減され、もっと焼き肉を楽しむことができます!
リパーゼは脂肪を分解してくれる酵素です。
この酵素もまた大根おろしから摂取することができます。
脂肪分の多い天ぷらやから揚げなどと一緒に大根おろしを摂ると、さっぱりとたべることができ、胸やけや胃もたれを軽減してくれます。
リパーゼは体がエネルギー不足になると活性化し、体内の脂肪を分解してエネルギーに変える働きをしてくれます。
なので、ダイエットの際にリパーゼを摂ると脂肪燃焼の効果が大きくなることが期待できます。
逆にリパーゼを阻害し、脂肪を分解しないまま体外に排出してしまうというダイエット方法もあるようです。
このダイエット方法は脂肪を摂らないようなものなので、一時的なダイエット効果はあるかもしれませんが、長期的に考えると体内バランスが崩れ、肌が荒れたり、髪質が悪化したりすることが考えられるため、オススメできません。
ちなみに、キノコにはリパーゼを阻害する栄養素が含まれているため、リパーゼの効果を得たい場合には注意が必要です。
イソチオシアネートは大根おろしなどの辛み成分です。
これも大根に多く含まれている栄養素ですと言いたいところですが、驚くことにイソチオシアネートはもともと大根に含まれているわけではありません。
では、イソチオシアネートはいつ生成されるのかというと、大根をおろしたときです。
これは大根が害虫から自分の身を守るために生み出した仕組みだと考えられています。
害虫が大根に噛みつくと、その部分にイソチオシアネートが生成します。
イソチオシアネートは辛く、殺菌・抗菌作用もあり、害虫はこれを嫌うため、大根は害虫に食べられずに済みます。
この説を裏付けるかのように、イソチオシアネートは大根が子孫繁栄する上で重要な根の先端部分でより多く生成します。
そんなイソチオシアネートには殺菌・抗菌作用の他にも、代謝を高めてくれるという効果もあります。
そのため、大根おろしを使ったダイエットが注目されていて、お笑い芸人のたんぽぽの白鳥さんはこのダイエットを行い、70日で11.6 kgの減量、体脂肪率8%の減少に成功しました。
イソチオシアネートも熱に弱いため、やはり大根おろしにして食べるのがいいですね。
大根の他に、キャベツやブロッコリーなどでもイソチオシアネートを摂取することができるので、ぜひダイエットに取り入れてみてください!
ビタミン
私たちが普段食している大根の根の部分にはβ-カロテンは含まれていませんが、大根の葉の部分にはとても多くのβ-カロテンが含まれています。
その量は、β-カロテンを多く含むことで有名なかぼちゃ以上です。
β-カロテンは体内でビタミンAに変換されます。
ビタミンAは眼の疲労を軽減したり、皮膚や粘膜を保護したりする効果があります。
また、髪や爪の健康を維持する効果もあり、健康・美容の両方に嬉しい栄養素です。
ビタミンB1をたくさん摂るなら豚肉がいいのですが、大根(特に切り干し大根)にも含まれているので紹介します。
ビタミンB1は私たちが摂取した糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンで、ビタミンB1無しでは生きていくことができません。
また、乳酸が溜まるのを予防してくれ、疲労回復の効果もあります。
さらにビタミンB1は末梢神経・中枢神経の働きを整えてくれ、特筆すべきはアルツハイマー症の予防をしてくれるという点です。
これはすでに実験で実証されており、近年注目され、盛んに研究されています。
これも量はそれほど多くはないですが、切り干し大根に含まれている栄養素で、効率的に摂取したいなら豚や牛のレバーがオススメです。
ビタミンB2は脂質や糖質、たんぱく質をエネルギーに変換するさいに重要な役割を果たしているため、ビタミンB2を十分に摂ることで食べたものがどんどんエネルギーに変換され、ダイエット効果が期待できます。
また、ビタミンB2には皮膚や髪、爪、眼などの細胞を再生させる働きがあります。
皮膚の細胞を再生することで、ニキビや肌荒れ、シミやしわの予防や改善につながります。
また、髪や爪を健康にし、さらに疲れ目などの眼の異常にも効果的です。
ビタミンCは様々な効能を持っています。
まず、ビタミンCはシミの原因であるメラニンの過剰生成を抑える働きがあるため、シミの予防、改善につながります。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるため、しわの予防、改善も期待できるうえに、アクネ菌の繁殖を抑える効果もあるため、ニキビ予防にも効果的です。
美肌効果だけではなく、ビタミンCは抗酸化作用による疲労回復の効果や、白血球の働きを強化することで免疫力を向上させる効果もあります。
さらには、鉄分の吸収を助け、貧血予防にも効果的ですし、ビタミンCを十分に摂っていると抗ストレスホルモンが分泌されやすくなり、ストレスの緩和にもつながります。
ミネラル
大根にはミネラルも豊富に含まれています。
特に大根の葉はミネラルの宝庫ですので、大根の葉を手に入れた場合は捨てずにぜひ調理してください。
カリウムは体内の塩分を体外に排出させる効果があり、高血圧を予防する効果があります。
また、塩分を排出することによってむくみを解消することもできます。
カルシウムが骨や歯を丈夫にすることは有名ですが、他にも効果があります。
カルシウムが慢性的に不足すると、骨からカルシウムが溶け出し、不足している血中のカルシウムを補います。
その結果、骨がスカスカになり、骨粗しょう症になってしまうだけではなく、血中に溶けだした過剰のカルシウムが血管壁や尿路などに溜まり、高血圧や尿路結石を引き起こしてしまいます。
逆に言えば、カルシウムを意識して摂取していると、高血圧や尿路結石の予防につながります。
牛乳を飲むと下痢や腹痛を起こす乳糖不耐症の方には、野菜でのカルシウム摂取をオススメします。
鉄分は言うまでもなく造血に必要な成分で、貧血の予防をすることができます。
大根には鉄分の吸収を高めるビタミンCも豊富に含まれているので、大根では効果的に鉄分を摂取することができます。
食物繊維
大根は食物繊維をとても多く含みます。
とくに切り干し大根の食物繊維量はあらゆる食べ物の中でもトップクラスです。
食物繊維は整腸作用があり、便秘改善やそれに伴う肌荒れの改善などが期待されます。
また、体内の発がん性物質も食物繊維が絡めとり、体外に排出してくれ、がん予防にも効果的と言えます。
食物繊維は体内で消化、吸収されることはないので、ダイエットをしてる人にはとても嬉しい栄養素です。
そんな食物繊維を多く含んでいる大根はとても低カロリーでヘルシーな食材なので、本当にダイエットに向いた食材と言えます。
そこで、次に大根のダイエット効果を紹介したいと思います。
これまでお話ししてきた通り、大根には様々な酵素と多くの食物繊維が含まれています。
この酵素と食物繊維がダイエットにとてもいい効果を与えてくれるため、大根おろしダイエットはとても注目されています。
その効果と、方法を詳しくお話ししたいと思います。
まず、方法からお話ししたいと思います。
大根おろしダイエットはとてもシンプルで、食事前または食事中に大根おろしを食べるというもの。
必要な大根おろしの量は一日最低300 g、大根の輪切りで6 cmくらいです。
300 gと聞くと多いように思えますが、大根おろしは淡泊な味なので意外とぺろりといけちゃいます。
注意点としては、加熱しないことと、なるべくおろしたてを食べることです。
先ほどお話しした通り、加熱すると酵素は働くなってしまうため、大根おろしダイエットの効果半減です。
そして、おろしたてを食べるということですが、これは大根おろしが長時間空気に触れていると、酵素が酸化されてしまい、働かなくなってしまうためです。
また、後で詳しくお話ししますが、大根おろしダイエットは運動を取り入れて初めて効果を発揮します。
大根おろしを食べて積極的に運動する。
これが大根おろしダイエットの方法になります。
次に、大根おろしダイエットのメカニズムについてお話しします。
大根おろしのダイエット効果は主に酵素によるものです。
先ほどお話しした通り、ジアスターゼ(アミラーゼ)は脂肪のもととなる炭水化物を分解し、リパーゼは体の脂肪の分解を促進し、イソチオシアネートは代謝を高めてくれます。
これらの酵素がもたらしてくれる効果は「痩せる」ことではなく、「脂肪をつきにくくする」ことです。
つまり太りにくい体にしてくれるのです。
ここに運動を自主的に取り入れることで、初めて大根おろしのダイエット効果が発揮します。
運動時の脂肪燃焼はリパーゼとイソチオシアネートが促進してくれます。
運動をしないダイエットは楽ですが、リバウンドもしやすく、効果が一時的なものが多いですね。
本当にスリムで健康的な体を手に入れたいのなら、このような運動を取り入れたダイエットをオススメします。
酵素だけではなく、大根おろしには食物繊維がとても多く含まれているため、便秘改善と、それに伴う体重の減少や肌荒れの改善が期待できます。
この、酵素と食物繊維のダブルの効果が大根おろしダイエットのメカニズムになります。
大根は様々な料理に使えるのでとても便利です。
また、大根おろしダイエットをする人にとっては常に家に大根がある状態にしておきたいですよね。
そこで、次に大根の保存方法についてお話ししたいと思います。
葉が付いている大根の場合は、まず葉を切り離しましょう。
葉が付いているままだと、葉が水分や栄養分を吸い上げてしまうためです。
切り取った葉を保存する場合は、切り口にラップが密着するように包んで冷蔵庫で保存しましょう。
かた茹でして冷凍庫で保存することでもできます。
根の部分も切り口にラップが密着するように包んで冷蔵庫で立てて保存しましょう。
大根の一番の特徴はやはり消化酵素の豊富さだと思います。
消化酵素の力を借りることで、胸やけや胃もたれをすることなく、気持ちよく食事をすることができます。
さらに大根には食物繊維やビタミン、ミネラルも含まれているため、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください!
長文になりましたが、ここまで読んでくれてありがとうございました!