ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードで検索するユーザーの意図を理解し、その意図を解決するようなコンテンツを作成し、内部SEOを施したコンテンツを自社のウェブサイト上で増やしていき、安定的な集客を行う施策 / SEO戦略です。
キーワードのバリエーションが豊富でも、一つ一つのキーワードでは競合の少ない複合キーワードをターゲットにし、各キーワードどごとに検索ユーザーに役立つコンテンツを作成していく手法です。
複合キーワードの例
例えば、「ダイエット」というキーワードを軸とするならば、ロングテールで上位表示を狙う複合キーワードは、「ダイエット 運動 おすすめ」、「ダイエット 運動 時間」、「ダイエット ウォーキング 効果」、「ダイエット 食事 メニュー 女性」などの複合キーワードでよく検索されるものにマッチするコンテンツを作成していきます。
このように複合キーワードにターゲットを絞ってコンテンツを増やしていく事で、ウェブサイトに訪れるオーガニック検索ユーザー数のうち20%がビッグワードによる検索キーワードで、80%が2個以上のキーワードのコンビネーションで構成される複合キーワード(ロングテールキーワード)になる傾向があります。
検索ユーザーが使用するキーワードにマッチした有益なコンテンツが多ければ多い程、検索エンジンからの集客はロングテール化していきます。
ロングテールの由来
パレートの法則とは逆の概念になります。
パレートの法則(2:8の法則)
店舗販売などでは、商品の売り上げの8割は、メインの商品アイテム2割が占めていると言われていましたが、その後インターネットが普及しECサイトでの販売が定着してくると、パレートの法則と異なる現象が起きます。
実際の店舗ではあまり売れない商品は在庫として陳列しにくい場合があります。
また、陳列の仕方でまったく目にとまらないケースもあります。
インターネット上では、陳列、品出しが不要の為取り扱うすべての商品をサイト上で販売することができます。
結果的にAmazonでは、商品数のうち売れないとされる8割が売り上げの多くを占めるといった現象が起こります。
このようなECサイトの販売手法を説明するために、アメリカWired誌の編集長であるクリスアンダーソン氏によってロングテール理論が提唱されました。
ロングテールSEO
ロングテールSEOは、このロングテールをSEOに当てはめたものです。
「ロングテールSEO」は、一定の検索ボリュームがあり、競合が少ないニッチワードで多くのページにSEOを行うことにより、結果的にオーガニック検索からの訪問者のおよそ8割がニッチキーワードによる集客となります。
SEOは本来1~2個のキーワードで集客するものではなく、サイト全体のページを最大限に活用し、すべてのページを固有の複合キーワードでSEOすることで威力を発揮します。100ページを持つウェブサイトであれば、100キーワードですべてのページをSEOしてください。100ページのSEOが成功すれば、安定した集客を獲得することができます。
ロングテールSEOのメリットとデメリット
ロングテールSEOとビッグワードのSEOの手法は根本的に異なり、どちらもメリットとデメリットがあります。
ロングテールSEOの方法
ロングテールSEOは複合キーワードにマッチするコンテンツを作成していきます。
各ページごとに異なるキーワードで最適化を行う為、ページ数は増えていく傾向があります。
※「ページ数が多ければSEOに有利」と誤った解釈をされてしまいがちですが、あくまで質の高いコンテンツを作成していかなければなりません。
ロングテールSEOのメリット
- 比較的競合が少なく、上位表示されやすい
- ページごとに集客できる為、ウェブサイト全体で見ると順位変動の影響が少ない
- 絞り込まれたキーワードの為、ユーザーのアクションに結びつきやすい
ロングテールSEOのデメリット
- ミドルワード・ビッグワードで上位表示させにくい
- ページ数が多くなる為情報の管理が雑になる
- 似たようなトピックのコンテンツが増えて評価が分散しがちになる
継続的に有益なコンテンツを作成していく事で、オーガニック検索からの集客も地道に増やす事ができます。
GoogleのMatt Cutts氏が以前に説明していたカタマリ理論というウェブ集客方法が考え方としては参考になるでしょう。
小さなサイトが大きなサイトに勝つためのウェブ集客方法 カタマリ理論とは?
これから立ち上げる小さなウェブサイトが巨大で有名なウェブサイトに対抗するという事はそれなりに労力が必要です。
ただし小さなウェブサイトが必ずしも大きなウェブサイトに負けるわけではありません。
自社でウェブをコントロールし、効果的に使用するという意識があれば、ある範囲では大きなウェブサイトにも太刀打ちできます。
このブログの場合も同様に、ある範囲に絞ったトピックで集客を伸ばし、コンテンツを出し続ける事で次第に大きなウェブサイトへと成長しています。
GoogleのMatt Cutts氏が似たような質問に対して回答していましたのでご紹介します。
小さなウェブサイトが大きなウェブサイトよりも集客するには?
次のような質問がユーザーから寄せられ、この質問に対してMatt Cutts氏が回答しています。
「規模の優れたコンテンツを持つ小さなサイトは一体どのようにしたらトラフィックで勝るサイトの順位を抜く事ができるのか?国、地域に実店舗のあるブランドは高いトラフィックがあり、その為に順位も高く、その順位がまた高いトラフィックと永続性を生むというのは悪循環だ。」
巨大なブランドだから順位が高いわけではない
国内でブランドがあって、その為自動的に高い順位と、トラフィックに繋がっているといったあなたの質問の前提に対して、少し否定させてください。
繰り返しとなりますが、巨大で、動きの遅いウェブサイトよりも機敏で、ダイナミックで、素早く対応し、当たらしアイデアを実施する事ができるスマートなウェブサイトは一般的にあり、Googleの検索結果で上位に表示される場合はよくあります。
優れたコンテンツを持っている小さなウェブサイトは大きなウェブサイトに劣るといった事はありません。
なぜなら実際に小さなウェブサイトから始めて現在は大きなウェブサイトになっているものもありますよね?
「MySpaceとFacebook」、「FacebookとInstagram」の比較
例えば、「MySpace」と「Facebook」、そして「Facebook」と「Instagram」について考えてみましょう。
これらの小さなウェブサイトが非常に大きなウェブサイトになる事もあります。
「Alta Vista」と「Google」の場合でさえも同様で、これらはユーザーエクスペリエンスに注力して、よりよい取り組みを行っていて、より多くの価値を提供しています。
関わる分野においてよりよいコンテンツを考える
研究機関であれば、そのレポートはより高い品質であったり、鋭い洞察があったり、細部の問題を取り扱っていたりします。
もし分析を行う者であれば、当然それらの分析はしっかりしたものを出します。
あなたが関わっている分野が何であれ、他者よりも優れた取り組みを行い、繰り返し優れた成果を出すつもりで取りくむ事ができます。
と同時に、もしあなたがウェブサイトを一人で運営しているのであれば、200人のウェブサイトと張り合うのは始めのうちは難しいと心に留めておく必要があります。
この場合は、より小さなトピックの分野に集中する事を考えましょう。つまりテーマがニッチで、特定の範囲という事です。そして、その範囲を本当に上手に取り扱う事ができるのであれば、その小さな範囲から始めて、ウェブサイトが大きくなるまで取り組みます。
ロングテールSEO 考えの軸となる「カタマリ理論」
時折私は「塊魂(カタマリ)理論」(ゲームで塊魂というものがあるようです。)を引用しますが、まず始めにとても小さなカタマリから始め、どんどん膨らませていって、人々に知られるような大きなウェブサイトになるまで、信用を勝ち取って評判を呼び、より大きな範囲に膨らませていくという理由からです。
カタマリ理論はおもしろい説明の仕方だと感じます。
まずは小さな分野のエキスパートから始めると、実際にはそれ以外に関連する分野への道筋が出てきます。
徐々に知識を拡大していき、最終的には大きな分野でのエキスパートとして認められるように取り組み続ける事が重要です。
ビッグワードSEOのメリットとデメリット
ビッグワードは検索ユーザーの意図が曖昧な為、検索エンジン側も様々な可能性を考えて多様性を持たせた検索結果を表示します。
例えば、「うどん」で検索すると、うどんの意味やうどんのレシピ、うどんのお店、うどんのニュースなどが検索結果で表示されます。(この結果のどれかがユーザーの意図にマッチしてれば良いという考えですね。)
ビッグワードSEOの方法
通称QDDと呼ばれるアルゴリズムが働く為、他の競合とは異なるタイプのコンテンツを作成するか、ビッグワードで検索される際に想定できるユーザーの意図を全て網羅したコンテンツを作成していきます。
ビッグワードはノウハウ系のコンテンツが強い傾向があります。
検索ユーザーははじめにビッグワードを検索した後で更に詳しく調べる際に、より具体的な複合キーワードで検索する事もあります。
最終的に検索ユーザーの満足度が高いコンテンツを提供して信頼を獲得できれば、社名やブランド名を覚えてもらい購入に結びつくようになるでしょう。
ビッグワードSEOのメリット
- 上位表示されればかなりのトラフィックを見込める
- ブランド認知に大きく貢献する
- トピックが分散しない
ビッグワードSEOのデメリット
- 上位表示の難易度はかなり高い
- 一つのページに集客を依存してしまう為、順位変動に一喜一憂する
- テールワードを競合サイトに拾われやすい
ビッグワードによるSEOは、短期間での上位表示は難しいといえます。
ビッグワードにターゲットを絞ってSEOを行う場合には、ビッグワードの特性を理解してコンテンツを作成しなければならず、ビッグワード自体の分野の専門知識や、SEOのノウハウ、作業時間は必要となるでしょう。
これからSEOに取り組む場合にはまず着実にテールワードで集客していく方法が効率的かもしれません。
長期的な視点でサイトを育てていくのであれば、まずはニッチワード(複合キーワード)でのSEOを継続的に行いましょう。
ニッチワードによるSEOでコンテンツの質を高めていき、集客できる状況になってからビッグワードを狙いに行っても遅くはありません。
その場合は、ニッチワード狙いの既存コンテンツをベースにビッグワードをカバーできるようにトピックを含めながら強化していきます。
ロングテールキーワードの探し方
キーワードを先に選定してからコンテンツを作成していく方法と、既にあるコンテンツの集客状況をもとに最適化する方法が一般的です。
キーワードボリュームをもとに新規コンテンツを作成
サイトに十分なコンテンツが無い場合は、キーワードの検索ボリュームをもとにコンテンツを作っていくという事が集客の近道です。その場合は、関連キーワード取得ツールや、Google Adwordsの「キーワードプランナー」を組み合わせてキーワード選定を行います。
詳しくは、「SEOキーワード選定のコツと1ページで意識するキーワード数」で解説しています。
ビッグワードを軸に、候補となるキーワードと検索ボリュームを確認しながらキーワードにマッチするコンテンツを作成していきます。
既存のコンテンツの集客キーワードをもとにコンテンツ強化
既に一定期間ウェブサイトからの集客が発生しているのであれば、GoogleアナリティクスやSearch Consoleでそのコンテンツでどのようなキーワード検索で集客できているか確認し、その上で最適化を行います。
ロングテールSEOの注意点
ロングテールSEOを行う場合には、1つ注意点があります。
「各ページ異なるキーワード」という部分のみばかり意識してしまうと、知らずにドアウェイページを作成してしまっている場合もあるかもしれません。
ドアウェイページはGoogleのガイドライン違反となり、ウェブサイトの評価が下がるばかりか、最悪インデックス削除にもなります。
きちんと時間をかけて、訪問者に役立つコンテンツを作成するように心がけましょう。
ドアウェイページとは?
コンテンツの内容はほぼ同じで、タイトルや見出しのみを「地名+メインキーワード」の組み合わせで変化させてページを大量に作成する手法です。例えば「歯科」というキーワードを軸に、「札幌 歯科」、「仙台 歯科」、「名古屋 歯科」でキーワードだけを変えたほとんど同じ内容のページを作ったりなどが考えられます。
※地名を使ったドアウェイページは良く見かけるブラックな手法です。
トピックの最適化でコンテンツ強化
ビッグワードになればなるほどコンテンツの質と厚み、信頼性が重要となります。
コンテンツを強化するには、キーワードで最適化するという従来の方法ではなく、トピックで最適化するという意識が必要です。
キーワードで最適化するという意味は、タイトルや本文、アンカーテキストにキーワードを含めていくような施策を行う事です。
これらは内部SEOとも言い、若干の順位向上は見込めますが、検索からのトラフィックを向上させるのであればトピックで最適化するという意識が必要です。
トピックの最適化とは、キーワードリストをトピックリストとして意識し、検索ユーザーがタイプするキーワードの意図を正しく理解し、検索ユーザーの疑問を解決するようなトピックを含めた役立つコンテンツに仕上げる事を意味します。
コンテンツの強化
ターゲットとなるミドル・ビッグワードで検索してみて、上位表示される5位までのページを調査しましょう。
自分のページと比べて見て、お互いカバーしているトピック、競合にカバーされていないトピック、自分のページでカバーできていないトピックをチェックします。
競合にカバーされていないトピックがあり、それが検索ユーザーの役に立っているのであればあなたの強みとなります。
逆にカバーできていない部分は自分の言葉で補足してコンテンツを強化しましょう。
コピーコンテンツはガイドライン違反
コピペや言い回しを変えるなどの行為はGoogleのガイドラインに違反します。
ガイドラインに違反して、ペナルティを受けると最悪インデックスから削除されます。Googleのアルゴリズムは考えられない速度で進化していますので、遅かれ早かれそのような行為が原因で順位が落ちます。
オリジナルコンテンツはGoogleに好まれる
既知の情報をまとめたからといって、他のサイトと同じ事をしていてもGoogleは評価しません。
Googleに好まれるには他のサイトと差をつけることができる信頼性の高い情報が必要です。アンケートや実験結果、統計など訪問者が有益と感じるようなオリジナルのコンテンツを多くしていく事で他のサイトとの差をつける事ができます。
拡散=訪問者の満足度の高さ
競合サイトを調べる際にソーシャルでどの程度度拡散されているかもチェックします。
良いコンテンツはソーシャル(Facebookやはてなブックマークなど)で拡散されやすいので、自然と被リンクも増えます。
ロングテールSEOのキーワード選定方法 複合キーワードから始める
複合キーワードのSEO施策
複合キーワードの個々の検索ボリュームはビッグワードと比べると小さいですが、同じキーワードでSEOを行う競合の数も減る為難易度は低くなります。
検索ボリュームが少ない場合
例えば50件ぐらいの月間検索ボリュームであっても、CVRが高い(アクションにつながりやすい)可能性もあるので出来る限り狙って上位表示する事が重要です。
複合で組み合わせるワード数
大抵は3ワードぐらいのコンビネーションを1セットで考えます。
4~5ワードのコンビネーションで考えると、キーワードの詰め込み過ぎになってしまったり、文章のテーマがぼやけてしまったりする為です。
コンビネーションとは?
埼玉の税理士事務所のサイトを運営していると仮定して税理士というビッグワードを軸にミドルワード、複合キーワードを作ってみましょう。
ミドルワードの例)
「税理士 費用」、「税理士 相続」、「税理士 節税」、「税理士 埼玉」などです。
複合キーワードの例)
「税理士 埼玉 費用」、「相続 対策 税理士」、「顧問 税理士 報酬」などなど・・・・
(組み合わせ次第ではミドルワードの何倍もあるはずです。)
例えば、「税理士 費用 埼玉」というワードで最適化した場合、以下のようなパターンで検索されて訪問される可能性があります。
| キーワード | 月間検索数 | 傾向 |
| 税理士 | 33,100件 | ビッグワード |
| 費用 | 2,400件 | ビッグワードだが上位表示されてもCVRは低い |
| 埼玉 | 22,100件 | ビッグワードだが上位表示されてもCVRは低い |
| 埼玉 費用 | なし | 検索件数は0に近い |
| 税理士 費用 | 480件 | 検索件数は少ないが、エリアによりCVRが変化しそう |
| 税理士 埼玉 | 90件 | 検索件数は少ないが、CVRは高そう |
| 税理士 費用 埼玉 | なし | 検索件数は0に近いがかなりCVRは高そう |
(検索ボリュームは2013/12/10時点のキーワードツールの値)
このように3ワードの組み合わせで最適化する事で検索ユーザーが使う様々なキーワードのコンビネーションに幅広く対応できます。
各ページ異なる複合キーワードでSEO
3ワードのコンビネーションでページを作成したら、新規ページも同様の構成、異なるキーワードで作成していきます。
同じ複合キーワードで他のページもSEOすると?
仮に似たようなコンテンツを複数作成し同じ複合キーワードでSEOを行ったとしても、検索結果で両方のページのどちらかが検索結果から漏れてしまうでしょう。
訪問者の立場にたって考えれば似たようなコンテンツがたくさんあるサイトは迷子になりやすく、どれが本当の情報かわかりにくいはずです。
検索結果の仕組み
検索エンジン(Google)の仕様上、同じキーワードでSEOを行ってもその検索結果画面に同じドメイン内のページが複数表示されるケースはほとんどありません。
検索結果に一社独占のような状況を作る事は検索ユーザーにとっても偏った情報を伝える事にもなる為、多様性をある程度持たせていると思われます。
同一キーワードで複数ページSEOしても検索結果の上位を独占できるわけではありませんので、各ページ異なるキーワードでSEOする事が重要です。
ロングテールSEOの具体的な手順
サイトの設計図を書きます
ビッグワードはリンク階層の上部、ミドルワードはその下のページ、複合ワードはミドルワードの下のページにぶらさがるようにツリー上の構造で考えましょう。
WordPressやMovableTypeなどの場合は、固定ページやトップページがビッグワード、アーカイブページがミドルワード、記事ページが複合キーワードとして最適化を行うと管理もしやすく訪問者もGoogleも見やすい構造となります。
コンテンツを作成します
ウェブサイトのトップページや製品、サービス、問い合わせページなどから作成すると思います。
出来るだけ詳しく説明し、文章量が多くなってしまうようであればページを分けてナビゲーションメニューを設置してリンクを作成します。
製品やサービスを使用するユーザーを想定して、悩みや問題解決型のコンテンツを作成したり、FAQや専門用語解説などのページを作成します。
Googleは訪問者の役に立つ質の高いコンテンツを優遇します。訪問者を意識してコンテンツを作成する事は最も重要と言えます。
検索されたいページに対して全て内部SEOを行う
良いコンテンツを作成しても、検索エンジン向けに最適化されていなければ本来のポテンシャルを発揮できていないかもしれません。
タイトルタグやディスクリプション、見出し、リンクの張り方、画像のaltなど様々な要素が検索エンジンに使用されます。順位だけでなく、検索結果画面に表示される箇所も意識して最適化すると効果的です。
内部SEOについては、「内部SEO施策(内部対策)とは?」で解説しています。
クローラーが辿りやすいようにXMLサイトマップを設置
ロングテールSEOではSEOを行ったページがインデックスされていなければ、検索結果に表示されません。
検索エンジンのクローラーがウェブサイト全体を巡回できるようにリンク階層を設計しておく事は重要です。
パンくずナビゲーション、サイドメニュー、グローバルメニューを作成して、訪問者やクローラーにわかりやすいナビゲーションメニューを作りましょう。
ウェブサイトの立ち上げ当初や、サイトの規模が大きく複雑になってきた際には検索エンジンが巡回しやすいようにする為に、XMLサイトマップも作成しておくと良いでしょう。
XMLサイトマップは訪問者の役には立ちませんが、検索エンジンにとっては道しるべのような役割を果たします。
定期的にXMLサイトマップを自動で作成するXMLサイトマップツールもおすすめです。
Search ConsoleとGoogleアナリティクスの設定
新規コンテンツを増やして内部SEOを行う
SEOを意識しながら継続的にコンテンツを作成していきます。キーワード選定さえ失敗しなければ、しばらくはこの方法だけで集客が増えていきます。
コンテンツ作成の頻度に関しては、ウェブサイトのテーマに依存します。
頻繁に新しい情報が出てくるようなテーマの場合は、競合サイトも頻繁に情報を更新するでしょう。
質と頻度ともに競合サイトを意識してコンテンツを作成していきます。
ページが増えてきた後のメンテナンス
ある程度コンテンツが増えて、ページが多くなっていくとページの管理が煩雑になります。
そのようなサイトは訪問者から見ても、複雑なサイトに見えてしまいます。
サイトを見やすくする為に一度構造を見直しましょう。
リンク階層の見直し
WordPressなどでは古い記事はトップページからのリンク階層が深くなっていきます。
リンク階層が深いとページランクの流れが細くなります。
ページランクはコンテンツの良し悪しと直接的に関係がありませんが、100以上ある指標の中で一定の効果のある指標です。
重要なページはトップページから辿りやすいリンク階層にしましょう。
そうする事で訪問者や検索エンジンが見つけやすくなります。
既存コンテンツのメンテナンス
既存コンテンツの情報が古くなっていくと、トラフィックも徐々に減っていきます。
最新の情報をもとに修正し、必要なトピックがあれば追加してコンテンツ改善につなげましょう。
古い情報をそのままにしていると、訪問者はたどり着いたページの情報が古いと感じてしまい、そのサイト全体がメンテナンスされていないと気がつきます。
信頼性は薄くなり、そのようなサイトで目的とするアクションには結びつきにくくなります。
メンテナンスしたページの日付は最新に
WordPressをお使いの場合に関する注意点です。前述の通り、古い記事はどんどんリンク階層奥深くへと埋もれていきます。
古い記事をメンテナンスした際には、「公開日時」をメンテナンスした日に設定して切り替える事で、アーカイブページの1番上に表示されます。
(新着順に表示されている場合に限ります。)
このようにする事で埋もれた記事のリンク階層を引き上げる事ができます。
キーワードを選定した段階からツールで順位推移を記録しておく事で日常的にSEOの状況を把握し、効率的に管理する事ができます。
※このブログでは「Spresseo」を利用して、順位や被リンク、競合サイトの状態を総合的に管理しています。
ロングテールSEOで躓きやすい部分
ロングテールSEOを途中で挫折してしまっているサイトは良くみかけます。
成果が出ない場合や、SEO専業ではない為に他の仕事により時間が作れない場合は、モチベーションが維持できないと思います。
ロングテールSEOのアイデアは枯渇する
キーワードツールをもとにロングテールSEOを行った場合、遅かれ早かれそのアイデアが枯渇していきます。その場合新しいページを作るといった事がだんだん難しくなるでしょう。
似たようなトピックで新規にコンテンツを作っても評価は分散してしまいます。
一定の範囲のキーワードをカバーできたのであれば、次に行う事は既存ページのメンテナンスとビッグワード狙いのSEOです。
既存ページの品質を上げる
扱っているサービスや商品は時間が経過すると発展していきます。
また関連する外部環境も変化していきます。
このような変化に基づいて既存ページを更新していくと事で、ページの専門性が高くなり、ミドル・ビッグワードの強化にも結びつきます。
パンダ・アップデート以降Googleは専門性が高いページを好みます。
ビッグワードを狙う場合には、そのキーワードで想定されるあらゆるトピックを網羅したコンテンツに仕上げていきましょう。
集客が出来てきたら導線改善が重要
複合キーワードはCVRが高いというのが現在の一般的な見方です。
なぜ複合キーワードのCVRが高いかというと、ビッグワードに比べて情報が絞り込めて、目的意識が高いと考えられているからです。
実際にECサイトの場合は、Googleアナリティクスで測定結果を見てみると、複合キーワードよりはブランド名や型番などのCVが多いと思います。
これには理由があります。
ロングテールSEOを行っていてハウツー関連のコンテンツを作っているページが多い場合は、Google Analyticsのコンバージョンの経路でCVユーザーの動向を見てみましょう。
当ブログの場合は、CVに至る前のステップで複合キーワードによりアクセスして来ているユーザーさんがとても多いです。
情報収集目的の検索は購買への最初のステップ
商品名、会社名などのブランド名での検索はCVRが高いというのはご存知だと思いますが、全ての訪問者が一回目の訪問でコンバージョンへと結びつくわけではありません。
当サイトをアナリティクスで確認すると以下のようなステップでコンバージョンに結びついています。
もし、ロングテールSEOで集客に成功していても、コンバージョンへと結びつかないのであれば、それはサイトのコンテンツに信頼性が無いか、導線がわかりにくいか、商品名やブランド名が目についていないか、などいくつか原因があるはずです。
頻繁に見られるページの質を上げる
ロングテールSEOを行って訪問者がはじめてサイトに辿りついたのであれば、有益な情報を提供して、訪問者の満足度を高めます。
あまりにもSEOばかり意識しすぎて、文章の体裁が整っていない場合や、リンク先のページが404であったり、画像が表示されなかったりすると逆効果です。
情報が古い場合もメンテナンスされていないと見られ信頼されません。
ページの情報の質を高める事、見易さを追求する事で改善する事ができます。
ブランド名を自然に覚えてもらう
訪問者にブランド名、会社名を認識してもらえれば、今後何かの機会に再度訪問してくれる可能性は高くなります。
その際に心がける事としては、コンバージョンと関連するブランド名をわかりやすい場所に配置し、閲覧中に覚えてもらえるようにする事です。
また、コンテンツと関連性が高い場合は、本文中にもブランド名を使用してみましょう。
あまり宣伝色が強いと嫌がられるので、適度に含めましょう。
分かりやすい位置にリンクを配置する
最初の訪問、二回目の訪問で商品やサービスに興味をもってもらえれば、サイドバナーやグローバルメニューを通してそのブランド商品・サービスについての内容を見てもらえます。
機会があれば最後に商品のブランド名で検索してコンバージョンへと結びつきます。
以上がロングテールSEOの方法となります。当サイトでははじめの頃はロングテールSEOを意識しながらコンテンツを作成していましたが、現在はミドルワード、ビッグワードを狙えるようになってきています。
コンテンツの質を意識し、訪問者の役に立つコンテンツを通して信頼を獲得できるように今後もコンテンツ改善を行っていくつもりです。
当サイトのロングテールSEO実証例
当サイトでの実践結果は以下の通りです。はじめた頃は右も左もわからない初心者でしたが、徐々に集客を伸ばしています。
Spresseoを活用し始めた2015年の9月位からは、キーワード順位の管理が効率化され、古くなったコンテンツに素早く気付く事ができるようになり、注力するキーワードの優先順位付けも素早くできるようになりました。
ロングテール狙いでコンテンツが増えてきた場合には、管理ツールを導入する事で更に効率的にウェブを運営する事ができます。