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タイトル:公開特許公報(A)_体臭抑制剤
出願番号:2012202458
年次:2014
IPC分類:A61K 8/67,A61Q 15/00,A61K 31/375,A61P 17/00


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原 武史松井 宏志水 弘典 JP 2014055124 公開特許公報(A) 20140327 2012202458 20120914 体臭抑制剤 株式会社マンダム 390011442 特許業務法人サンクレスト国際特許事務所 110000280 原 武史 松井 宏 志水 弘典 A61K 8/67 20060101AFI20140228BHJP A61Q 15/00 20060101ALI20140228BHJP A61K 31/375 20060101ALI20140228BHJP A61P 17/00 20060101ALI20140228BHJP JPA61K8/67A61Q15/00A61K31/375A61P17/00 6 OL 23 4C083 4C086 4C083AA082 4C083AA122 4C083AB032 4C083AB172 4C083AB222 4C083AB332 4C083AB352 4C083AB432 4C083AC012 4C083AC022 4C083AC072 4C083AC102 4C083AC112 4C083AC122 4C083AC172 4C083AC242 4C083AC302 4C083AC312 4C083AC342 4C083AC402 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC442 4C083AC472 4C083AC482 4C083AC532 4C083AC582 4C083AC642 4C083AC712 4C083AC782 4C083AC792 4C083AC812 4C083AC852 4C083AD042 4C083AD052 4C083AD072 4C083AD092 4C083AD132 4C083AD152 4C083AD172 4C083AD282 4C083AD332 4C083AD352 4C083AD512 4C083AD532 4C083AD641 4C083AD642 4C083AD662 4C083CC03 4C083CC04 4C083CC05 4C083CC23 4C083CC38 4C083DD08 4C083DD11 4C083DD12 4C083DD22 4C083DD27 4C083DD41 4C083EE18 4C086AA02 4C086BA18 4C086MA01 4C086MA04 4C086MA63 4C086NA14 4C086ZA89 本発明は、体臭抑制剤に関する。さらに詳しくは、本発明は、体臭を気にするヒトに適した化粧料、医薬部外品、医薬品、雑貨などに有用な体臭抑制剤およびジケトン化合物の作用に起因する事象を抑制するのに適した外用剤、医薬部外品、医薬品、雑貨などに有用なジケトン作用抑制剤に関する。 体臭は、腋窩部、頭部、体幹部、足指部、足裏部などの各部位から発生する複数のにおいが混じり合ったものである。これらの部位のなかでも、例えば、腋窩部および頭部では、汗中に含まれる成分が皮脂、垢などとともに皮膚常在微生物によって分解されることにより、強いにおいを発する物質が生成される。そのため、腋窩部のにおい(以下、「腋臭」という)および頭部のにおい(以下、「頭部臭」という)は、強く、しかも他人に感知されやすい。 腋臭の原因物質としては、3−メチル−2−ヘキセン酸などの短鎖脂肪酸およびアンドロステノン(5α−16−アンドロステン−3−オン)などの揮発性ステロイド類が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、頭部臭の原因物質としては、例えば、酢酸、プロピオン酸などの脂肪酸などが知られている(例えば、特許文献2参照)。 これらの体臭の原因物質の発生を抑制して体臭の発生を抑制するデオドラント剤として、例えば、3−メチル−2−ヘキセン酸のキャリア蛋白質であるアポリポプロテインDの合成および分泌を抑制して3−メチル−2−ヘキセン酸の発生を抑制するためのオウバクなどの植物の抽出物からなるデオドラント剤(例えば、特許文献3参照)、揮発性ステロイド類であるアンドロステ16−エン類の生成に関与するβ−グルクロニダーゼの活性を抑制してアンドロステ16−エン類の発生を抑制するためのオウゴンなどの植物の抽出物からなるデオドラント剤(例えば、特許文献4参照)などが提案されている。 しかしながら、前記デオドラント剤では、体臭、特に、腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を十分に抑制することができないことがある。したがって、かかる体臭を効果的に抑制することができる体臭抑制剤が求められている。特開2005−062159号公報特開2001−220593号公報特開2006−152003号公報特開2002−255776号公報 本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、体臭、特に、腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を効果的に抑制することができる体臭抑制剤を提供することを目的とする。また、本発明は、皮膚成分に起因するジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができるジケトン作用抑制剤を提供することを目的とする。 すなわち、本発明の要旨は、(1)アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有してなる体臭抑制剤、(2)アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、一般式(I):(式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R3およびR4はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基を示す)で表わされる化合物および/またはその塩である前記(1)に記載の体臭抑制剤、(3)アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種である前記(1)または(2)に記載の体臭抑制剤、(4)皮膚成分に起因する一般式(II): R5−(CO)−(CO)−R6 (II)(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるジケトン化合物の作用を抑制するジケトン作用抑制剤であって、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有することを特徴とするジケトン作用抑制剤、(5)アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、一般式(I):(式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R3およびR4はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基を示す)で表わされる化合物および/またはその塩である前記(4)に記載のジケトン作用抑制剤、ならびに(6)アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種である前記(4)または(5)に記載のジケトン作用抑制剤に関する。 本発明の体臭抑制剤は、体臭、特に、腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を効果的に抑制することができるという優れた効果を奏する。また、本発明のジケトン作用抑制剤は、皮膚成分に起因するジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができるという優れた効果を奏する。試験例1において、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)におけるジアセチル生成抑制率を調べた結果を示すグラフである。(A)は試験例2において、被験物質とスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度との関係を調べた結果を示すグラフ、(B)は試験例2において、被験物質とスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度との関係を調べた結果を示すグラフである。試験例4において、被験試料とにおい強度との関係を調べた結果を示すグラフである。1.体臭抑制剤 本発明の体臭抑制剤は、前述したように、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有することを特徴としている。前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、皮膚成分に起因する一般式(II): R5−(CO)−(CO)−R6 (II)(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるジケトン化合物の作用を抑制することによって体臭を抑制する性質を有する。したがって、本発明の体臭抑制剤は、前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有しているため、皮膚成分に起因する前記ジケトン化合物の作用を抑制して、かかるジケトン化合物に起因する体臭、特に腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を効果的に抑制することができる。 本明細書において、「体臭」とは、皮膚の表面から発生するにおいをいう。また、本明細書において、「頭部」の概念には、頭皮および頭髪が含まれる。さらに、本明細書において、「アブラ臭」とは、古くなった油のにおいに似ており、発酵したようなにおいをいう。また、本明細書において、「酸臭」とは、蒸れたような酸っぱいにおいをいう。 さらに、本明細書において、「体臭抑制」の概念には、体臭の度合いを低減させることおよび体臭の発生そのものを抑制することが包含される。また、本明細書において、「ジケトン化合物の作用の抑制」とは、ヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間におけるジケトン化合物の生成を抑制することおよび/またはヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間に存在するジケトン化合物を除去してその量を低減させることにより、ヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間におけるジケトン化合物の作用を抑制することをいう。 被接触物としては、例えば、衣類、寝具などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。また、居住空間としては、例えば、室内空間、自動車などの車内空間などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物としては、例えば、一般式(I):(式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R3およびR4はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基を示す)で表わされる化合物、当該一般式(I)で表わされる化合物の塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 一般式(I)において、R1は、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基である。前記アシル基の炭素数は、十分なジケトン作用抑制効果を得る観点から、6以上、好ましくは12以上、より好ましくは16以上であり、使用時における取り扱いの容易性の観点から、22以下、好ましくは20以下、より好ましくは18以下である。炭素数6〜22のアシル基としては、ヘキサノイル基、オクタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、ヘキサデカノイル基、ヘプタデカノイル基、オクタデカノイル基、ノナデカノイル基、エイコシル基、ドコサノイル基などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの炭素数6〜22のアシル基のなかでは、十分なジケトン作用抑制効果を得る観点から、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、ヘキサデカノイル基およびオクタデカノイル基が好ましく、ヘキサデカノイル基およびオクタデカノイル基がより好ましい。置換基としては、例えば、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数1〜4のアルコキシ基などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 一般式(I)において、R2は、水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基である。R2における置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基は、R1における置換基を有していてもよい炭素数6〜22と同じである。 一般式(I)において、R3およびR4は、それぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基である。R3およびR4における置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基は、R1における置換基を有していてもよい炭素数6〜22と同じである。 一般式(I)で表わされる化合物の塩としては、例えば、一般式(I)で表わされる化合物のアルカリ金属塩、一般式(I)で表わされる化合物のアルカリ土類金属塩などの一般式(I)で表わされる化合物の無機塩;一般式(I)で表わされる化合物の有機アミン塩などの一般式(I)で表わされる化合物の有機塩が挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。アルカリ金属塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。アルカリ土類金属塩としては、例えば、マグネシウム塩、カルシウム塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。有機アミン塩としては、例えば、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。一般式(I)で表わされる化合物の塩を水、アルコール、アルコール水溶液などの溶媒に溶解させて用いる場合、当該溶媒に対する溶解性を高める観点から、一般式(I)で表わされる化合物の塩のなかでは、一般式(I)で表わされる化合物のアルカリ金属塩が好ましく、一般式(I)で表わされる化合物のナトリウム塩および一般式(I)で表わされる化合物のカリウム塩がより好ましく、一般式(I)で表わされる化合物のナトリウム塩がさらに好ましい。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物としては、例えば、ヘキサン酸アスコルビル、オクタン酸アスコルビル、ノナン酸アスコルビル、デカン酸アスコルビル、ドデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、ヘプタデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ノナデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物のなかでは、十分なジケトン作用抑制効果を得る観点から、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムが好ましく、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムがより好ましく、ヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムがさらに好ましい。前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。 一般式(II)において、R5およびR6は、それぞれ独立して、炭素数1〜4のアルキル基である。前記アルキル基の炭素数は、ヒトの体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭への影響が大きいことから、1〜4であるが、好ましくは1〜3、より好ましくは1または2、さらに好ましくは1である。炭素数1〜4のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのなかでは、ヒトの体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭への影響が大きいことから、メチル基が好ましい。 前記ジケトン化合物としては、例えば、ジアセチル、2,3−ペンタンジオン、2,3−ヘキサンジオンなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。前記ジケトン化合物のなかでは、ヒトの体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭への影響が大きいことから、ジアセチルおよび2,3−ペンタンジオンが好ましく、ジアセチルがより好ましい。 前記ジケトン化合物は、例えば、皮膚常在微生物によって皮膚成分から生成されうる。前記皮膚常在微生物としては、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus)、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。スタフィロコッカス・オウレウスとしては、例えば、Staphylococcus aureus NBRC13276などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。また、スタフィロコッカス・エピデルミディスとしては、例えば、Staphylococcus epidermidis IAM1296などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。なお、スタフィロコッカス・オウレウスおよびスタフィロコッカス・エピデルミディスは、遺伝学上近縁種であって、ジケトン化合物の産生能を有する種であってもよい。 なお、本明細書において、「皮膚成分」とは、ジケトン化合物の前駆体となる化合物をいう。かかるジケトン化合物の前駆体となる化合物としては、乳酸、ピルビン酸などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 皮膚成分に起因するジケトン化合物としては、例えば、皮膚上で生成されるジケトン化合物、ヒトの皮膚と接触した被接触物に存在するジケトン化合物、皮膚と接触した被接触物上で生成されるジケトン化合物、ヒトの居住空間で生成されるジケトン化合物、ヒトの居住空間に存在するジケトン化合物などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。皮膚上で生成される前記ジケトン化合物の作用としては、例えば、体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭の発生などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。また、皮膚と接触した被接触物に存在するジケトン化合物、皮膚と接触した被接触物上で生成されるジケトン化合物、ヒトの居住空間で生成されるジケトン化合物またはヒトの居住空間に存在するジケトン化合物の作用としては、例えば、皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間における前記体臭と同様のにおいの発生などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明の体臭抑制剤は、前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物以外の物質などを含まない剤型であってもよく、溶媒に前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を混合した液剤の剤型であってもよい。前記溶媒としては、例えば、水、アルコール、アルコール水溶液などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明の体臭抑制剤が前記液剤である場合、本発明の体臭抑制剤における前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の含有量は、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の種類、体臭抑制剤の用途などによって異なるので一概には決定することができないため、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の種類、体臭抑制剤の用途などに応じて適宜設定することが好ましい。通常、本発明の体臭抑制剤におけるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の含有量は、ヒトの体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭をより効果的に抑制する観点から、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上であり、使用時における取り扱いの容易性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。 本発明の体臭抑制剤と適用箇所との接触時における当該体臭抑制剤の使用量は、体臭抑制剤の用途、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の種類、体臭抑制剤に含まれる前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の量などに応じて異なるので一概に決定することができないことから、体臭抑制剤の用途、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の種類、体臭抑制剤に含まれる前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の量などに応じて適宜設定することが好ましい。通常、本発明の体臭抑制剤と適用箇所との接触時における当該体臭抑制剤の使用量は、適用箇所1cm2あたりに使用されるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の質量に換算すると、ヒトの体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭をより効果的に抑制する観点から、好ましくは0.00001mg以上、より好ましくは0.001mg以上であり、使用時における取り扱いの容易性の観点から、好ましくは1.0mg以下、より好ましくは0.5mg以下である。 本発明の体臭抑制剤は、本発明の目的を妨げない範囲で、制汗剤、殺菌剤、吸着剤などをさらに含有していてもよい。 本発明の体臭抑制剤の適用箇所としては、例えば、腋窩部、体幹部、足裏、頭部などの皮膚の部分、前記体臭が付着することがある箇所、前記体臭と同様のにおいが発生することがある箇所などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明の体臭抑制剤は、前記ジケトン化合物に起因する体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を効果的に抑制することができることから、例えば、皮膚または頭部に用いられる、化粧料、医薬部外品、医薬品などに配合して用いることができる。 かかる化粧料、医薬部外品、医薬品などの剤形は、当該外用剤の用途などに応じて適宜選択することができる。前記化粧料、医薬部外品、医薬品などの剤形としては、例えば、エアゾール剤、ロールオン、スティック、洗浄料、クリーム、シート剤、ローション、乳液、ジェル、粉剤などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明の体臭抑制剤が配合された化粧料、医薬部外品、医薬品としては、例えば、デオドラント剤(例えば、デオドラントローション、デオドラントジェル、デオドラントスプレー、デオドラントロールオン、デオドラントペーパー、デオドラントスティックなど)、ボディーローション、化粧水、乳液、スキンケアクリーム、トニック、スティック化粧料、リップクリーム、ボディー用洗浄料(例えば、ボディーシャンプー、固形石鹸など)、シート化粧料(例えば、拭き取り用シート、シートパック剤など)、洗髪用化粧料(例えば、シャンプー、リンスなど)、貼付剤などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明の体臭抑制剤を前記化粧料、医薬部外品、医薬品などに配合して用いる場合には、化粧料、医薬部外品、医薬品に通常用いられる原料、例えば、油、界面活性剤、アルコール、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、増粘剤、香料などの成分を前記化粧料、医薬部外品、医薬品などに添加して用いることができる。 以上説明したように、本発明の体臭抑制剤は、皮膚上における前記ジケトン化合物の作用を抑制することによって体臭抑制を行なう性質を有する前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有するので、体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を気にするヒトに適した化粧料、医薬部外品、医薬品などに好適に用いることができる。2.ジケトン作用抑制剤 本発明のジケトン作用抑制剤は、皮膚成分に起因する前記ジケトン化合物の作用を抑制するジケトン作用抑制剤であって、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有することを特徴としている。本発明のジケトン作用抑制剤は、前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有しているので、皮膚成分に起因する前記ジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができる。 前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、前述した体臭抑制剤に用いられるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物と同じである。 本発明のジケトン作用抑制剤は、前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物以外の物質を含まない剤型であってもよく、溶媒に前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を混合した液剤の剤型であってもよい。前記溶媒としては、例えば、水、アルコール、アルコールの水溶液などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。 本発明のジケトン作用抑制剤が前記液剤である場合、本発明のジケトン作用抑制剤におけるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の含有量は、前記ジケトン化合物の作用をより効果的に抑制する観点から、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上であり、使用時における取り扱いの容易性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。 なお、本発明のジケトン作用抑制剤を用いる場合、適用箇所との接触時の当該ジケトン作用抑制剤の使用量は、ジケトン作用抑制剤における前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の含有量、ジケトン作用抑制剤の用途などに応じて異なるので一概には決定することができないことから、ジケトン作用抑制剤における前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物の含有量、ジケトン作用抑制剤の用途などに応じて適宜設定することが好ましい。 本発明のジケトン作用抑制剤は、必要により、例えば、前記アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物による前記ジケトン化合物抑制性を十分に発現するための助剤などを含有していてもよい。 本発明のジケトン作用抑制剤は、皮膚成分に起因する前記ジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができるため、例えば、ジケトン化合物の作用に起因する体臭の抑制などに好適に用いることができる。 以上説明したように、本発明のジケトン作用抑制剤は、ヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間におけるジケトン化合物の生成を抑制することおよび/またはヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間に存在するジケトン化合物を除去してその量を低減させることにより、ヒトの皮膚、当該皮膚と接触した被接触物またはヒトの居住空間におけるジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができることから、ジケトン化合物の作用に起因する事象を抑制するのに適した外用剤、医薬部外品、医薬品、雑貨などの開発などに有用である。 つぎに、実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。(実施例1) 基本培地(基本培地の組成:酵母エキス0.0002質量%、リン酸二水素カリウム0.003質量%、リン酸水素二カリウム0.0019質量%、硫酸マグネシウム七水和物0.0002質量%、塩化ナトリウム0.0014質量%、塩化アンモニウム0.001質量%、塩化マグネシウム0.00001質量%、塩化第一鉄0.00001質量%、塩化カルシウム0.00001質量%および残部水)に、乳酸ナトリウムと被験物質としての6−ヘキサデカン酸アスコルビルとを、乳酸ナトリウムの濃度が2mMおよび被験物質の濃度が0.0005質量%となるように添加し、培地を得た。なお、乳酸は、一般式(II)で表わされるジケトン化合物の1つであるジアセチルの前駆体であると考えられる物質である。(試験例1) 腋窩部における酸臭を有するヒトおよび頭部におけるアブラ臭を有するヒトにおいて、それぞれ、腋窩部におけるジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成および頭部におけるジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成がみられたことから、ジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成と腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭と関連していることが確認された。また、かかるジアセチルは、皮膚常在微生物などによって乳酸から生成されることが確認された。 また、皮膚常在微生物のなかでも、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus)およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)は、特にジアセチル産生能に優れることが確認された。そこで、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus)またはスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis)による乳酸からのジアセチルの生成の有無を指標として用い、6−ヘキサデカン酸アスコルビルが体臭を抑制することができるかどうかを調べた。まず、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)またはスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)をその濃度が1×107CFU/mLとなるように、実施例1で得られた培地に添加し、36℃で6時間、210rpmで振盪させながら培養した。 得られた培養物のうち、培養物0.2mLを採取した。採取された培養物に含まれる成分を2,4−ジニトロフェニルヒドラジンで誘導体化した後、得られた産物をメンブランフィルターで濾過して測定試料を得た。得られた測定試料を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に供し、測定試料中に含まれるジアセチルの量(被験物質の存在下に培養したときのジアセチルの量)を測定した。ジアセチルの量の測定の際のHPLC測定条件は、以下のとおりである。〔ジアセチルの量の測定の際のHPLC測定条件〕 検出波長 :365nm 使用カラム:YMC社製、商品名:Hydrosphere C18 (カラムの大きさ:250mm×4.6mm) カラム温度:50℃ 流速 :1mL/min 注入量 :0.1mL 移動層 :アセトニトリルと水を1:1の割合で混合した溶液 また、実施例1で得られた培地の代わりに、乳酸ナトリウムとエタノール(対照物質)とを乳酸ナトリウムの濃度が2mMおよびエタノールの濃度が1.0質量%となるように基本培地に添加された対照培地を用いたことを除き、前記と同様の操作を行ない、測定試料中に含まれるジアセチルの量(対照物質の存在下に培養したときのジアセチルの量)を測定した。 その後、式(III):にしたがって、ジアセチル生成抑制率を算出した。試験例1において、S.aureusおよびS.epidermidisにおけるジアセチル生成抑制率を調べた結果を図1に示す。図中、「S.aureus」はスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)、「S.epidermidis」はスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)を示す。 図1に示された結果から、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)における被験物質によるジアセチル生成抑制率がいずれも100%であることがわかる。かかる結果から、実施例1で得られた培地は、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)によるジアセチル生成およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成を強く抑制することがわかる。 これらの結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例1)によれば、皮膚常在微生物によるジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成を抑制することができることがわかる。なお、腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭は、前記のように、ジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成と関連していることが確認されたことから、6−ヘキサデカン酸アスコルビルによれば、ジケトン化合物に起因する体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭の発生を抑制することができることが示唆される。(実施例2) 前記基本培地に、乳酸ナトリウムと被験物質としての6−ヘキサデカン酸アスコルビルとを、乳酸ナトリウムの濃度が2mMおよび被験物質の濃度が100、30、10、3または1μMとなるように添加し、6−ヘキサデカン酸アスコルビルの濃度が100、30、10、3または1μMの培地を得た。 つぎに、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)またはスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)をその濃度が1×107CFU/mLとなるように各培地に添加し、36℃で6時間、210rpmで振盪させながら培養した。得られた培養物のうち、培養物0.2mLを採取した。採取された培養物に含まれる成分を2,4−ジニトロフェニルヒドラジンで誘導体化した後、得られた産物をメンブランフィルターで濾過して測定試料を得た。(比較例1) 実施例2において、被験物質として6−ヘキサデカン酸アスコルビルを用いる代わりにイソプロピルメチルフェノールを用いたことを除き、実施例2と同様の操作を行ない、測定試料を得た。(試験例2) 実施例2および比較例1それぞれで得られた測定試料をHPLCに供し、測定試料中に含まれるジアセチルの量(被験物質の存在下に培養したときのジアセチルの量)を測定した。 また、実施例2において、被験物質である6−ヘキサデカン酸アスコルビルを用いる代わりに対照物質であるエタノールを用いたことを除き、実施例2と同様の操作を行ない、測定試料を得た。測定試料をHPLCに供し、測定試料中に含まれるジアセチルの量(対照物質の存在下に培養したときのジアセチルの量)を測定した。 ジアセチルの量の測定の際のHPLC測定条件は、試験例1におけるジアセチルの量の測定の際のHPLC測定条件と同様である。 その後、式(III)にしたがって、ジアセチル生成抑制率を算出した。算出されたジアセチル生成抑制率に基づき、ジアセチル生成の50%抑制濃度を算出した。試験例2において、被験物質とS.aureusにおけるジアセチル生成の50%抑制濃度との関係を調べた結果を図2(A)、被験物質とS.epidermidisにおけるジアセチル生成の50%抑制濃度との関係を調べた結果を図2(B)に示す。図中、レーン1は6−ヘキサデカン酸アスコルビルを用いたときのジアセチル生成の50%抑制濃度、レーン2は一般的に皮膚外用剤の殺菌成分として用いられるイソプロピルメチルフェノールを用いたときのジアセチル生成の50%抑制濃度を示す。また、図中、「S.aureus」はスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)、「S.epidermidis」はスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)を示す。 図2に示された結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例2)を用いたときのスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度は6μMであり、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度は2μMであることがわかる。これに対して、イソプロピルメチルフェノール(比較例1)を用いたときのスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)におけるジアセチル生成の50%抑制濃度は、それぞれ225μMおよび273μMであることがわかる。 したがって、これらの結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビルは、極めて低濃度であっても、皮膚常在微生物によるジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成を抑制する効果を有することがわかる。また、6−ヘキサデカン酸アスコルビルは、一般的に皮膚外用剤の殺菌成分として用いられるイソプロピルメチルフェノールと比べ、ジケトン化合物の生成をより効果的に抑制することがわかる。(実施例3〜7) 前記基本培地に、乳酸ナトリウムと被験物質としての6−オクタデカン酸アスコルビル(実施例3)、6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例4)、2−リン酸6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例5)、2,6−ジヘキサデカン酸アスコルビル(実施例6)または2,3,5,6−テトライソヘキサデカン酸アスコルビル(実施例7)とを、乳酸ナトリウムの濃度が2mMおよび被験物質の濃度が0.01質量%となるように添加し、培地を得た。(比較例2〜5) 前記基本培地に、乳酸ナトリウムと被験物質としてのヘキサデカン酸(比較例2)、アスコルビン酸(比較例3)、アスコルビル−2−グルコシド(比較例4)またはリン酸アスコルビルマグネシウム(比較例5)とを、乳酸ナトリウムの濃度が2mMおよび被験物質の濃度が0.01質量%となるように添加し、培地を得た。(試験例3) 試験例1において、実施例1で得られた培地の代わりに、実施例3〜7、比較例2〜5それぞれで得られた培地を用いたことを除き、試験例1と同様の操作を行ない、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)それぞれによるジアセチル生成に対する抑制率を算出した。試験例3において、培地に含まれる抽出物の種類とジアセチル生成抑制作用との関係を調べた結果を表1に示す。なお、表1中、「S.aureus」はスタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)、「S.epidermidis」はスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)を示す。また、表1中におけるジアセチル生成抑制作用の評価基準は、以下の通りである。〔ジアセチル生成抑制作用の評価基準〕 ◎ ジアセチル生成抑制率が60%以上100%以下である(ジアセチル生成抑制作用が非常に強い)。 ○ ジアセチル生成抑制率が20%以上60%未満である(ジアセチル生成抑制作用が強い)。 × ジアセチル生成抑制率が20%未満である(ジアセチル生成抑制作用が非常に弱い)。 表1に示された結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビルの分子構造中の脂肪酸部分を構成するヘキサデカン酸(比較例2)は、スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成のみに対して抑制作用を示しているが、当該6−ヘキサデカン酸アスコルビルの分子構造中のアスコルビン酸部分を構成するアスコルビン酸(比較例3)は、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)によるジアセチル生成およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成のいずれに対しても抑制作用をほとんど示さないことがわかる。これに対し、脂肪酸部分(ヘキサデカン酸部分)とアスコルビン酸部分とを有する6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例4)は、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)によるジアセチル生成およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成のいずれに対しても、脂肪酸(ヘキサデカン酸)単独またはアスコルビン酸単独では得ることができない非常に強い抑制作用を示すことがわかる。 また、表1に示される結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例4)と同様に脂肪酸部分とアスコルビン酸部分とを有する6−オクタデカン酸アスコルビル(実施例3)、2−リン酸6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例5)、2,6−ジヘキサデカン酸アスコルビル(実施例6)および2,3,5,6−テトライソヘキサデカン酸アスコルビル(実施例7)は、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)によるジアセチル生成およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成の両方に対し、非常に強い抑制作用を示すことがわかる。しかしながら、アスコルビル−2−グルコシド(比較例4)およびリン酸アスコルビルマグネシウム(比較例5)は、スタフィロコッカス・オウレウス(Staphylococcus aureus NBRC13276)によるジアセチル生成およびスタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis IAM1296)によるジアセチル生成のいずれに対しても、抑制作用をほとんど示さないことがわかる。 したがって、これらの結果から、6−オクタデカン酸アスコルビル(実施例3)、6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例4)、2−リン酸6−ヘキサデカン酸アスコルビル(実施例5)、2,6−ジヘキサデカン酸アスコルビル(実施例6)および2,3,5,6−テトライソヘキサデカン酸アスコルビル(実施例7)、これらの塩などのように、脂肪酸部分とアスコルビン酸部分とを有するアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物によれば、皮膚常在微生物によるジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成を効果的に抑制することができることがわかる。(実施例8) 6−ヘキサデカン酸アスコルビルをその濃度が0.2質量%となるように滅菌水に溶解させ、被験試料を得た。(試験例4) 被験者6人の腋窩を無香料石鹸で洗浄した。その後、無臭化した綿製シートを腋窩部に貼り付けたTシャツを各被験者に着用させ、綿製シートを被験者の腋窩部に接触させた。Tシャツの着用開始から18時間経過後、各被験者に運動を行わせて発汗させた。その後、各被験者のTシャツから綿製シートを回収した。 得られた綿製シートに実施例8で得られた被験試料約1.0mLを噴霧した。噴霧後の綿製シートの半分を、35℃、20時間インキュベーションした。その後、専門パネル3人に、綿製シートから発生した臭気を評価させた。におい強度の評価基準は、以下のとおりである。〔におい強度の評価基準〕 0点:におわない 1点:かすかににおう 2点:弱くにおう 3点:はっきりにおう 4点:やや強くにおう 5点:かなり強くにおう また、実施例8で得られた被験試料の代わりに、プラセボの被験試料としてのエタノールを用いることを除き、前記と同様の操作を行ない、綿製シートから発生した臭気を評価させた。 試験例4において、被験試料とにおい強度との関係を調べた結果を図3に示す。図中、レーン1はプラセボの被験試料、レーン2は実施例8で得られた被験試料を示す。 図3に示された結果から、6−ヘキサデカン酸アスコルビルを含有する被験試料を用いた場合(実施例8)、綿製シートから発生する臭気が低減することわかる。なお、6−ヘキサデカン酸アスコルビルを含有する被験試料(実施例8)を用いたときの綿製シートと、プラセボの被験試料を用いたときの綿製シートとの間のにおい強度差について、ウィルコクソン符号順位検定を行なったところ、統計学的に有意な差であることが確認された。 腋窩部における臭気、特に酸臭と同様に、頭部におけるアブラ臭も、ジアセチルに代表されるジケトン化合物の生成と関連していることから、6−ヘキサデカン酸アスコルビルによれば、頭部におけるアブラ臭も低減させることができることが示唆される。 なお、一般式(I)で表わされる化合物およびその塩のうち6−ヘキサデカン酸アスコルビル以外の化合物およびその塩を用いた場合にも、6−ヘキサデカン酸アスコルビルと同様の傾向が見られる。 したがって、以上の結果から、一般式(I)で表わされる化合物およびその塩に代表されるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、一般式(II)で表わされるジケトン化合物の作用に起因する体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭の発生の抑制に有用であることが示唆される。 以上の結果から、一般式(I)で表わされる化合物およびその塩に代表されるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、皮膚成分に起因するジアセチルに代表されるジケトン化合物の作用の抑制ならびに体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭の発生の抑制に有用であることが示唆される。 また、皮膚に接触した衣類および枕カバーなどの寝具においても、皮膚上に存在する乳酸などのジケトン化合物の前駆体および皮膚常在微生物が付着し、当該皮膚常在微生物によってジケトン化合物が生成されるか、あるいは皮膚上で生成されたジケトン化合物が付着することが考えられる。これらの結果から、一般式(I)で表わされる化合物およびその塩に代表されるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物は、皮膚に接触した衣類および枕カバーなどの寝具におけるジケトン化合物の作用の抑制ならびに体臭、とりわけ腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭と同様のにおいの発生の抑制に有用であることが示唆される。 以上の結果から、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物および/またはその塩は、ジケトン作用抑制剤および体臭抑制剤として有用であることが示唆される。(処方例) 以下、本発明に係る外用剤の処方例を示す。なお、原料名中のカッコ内の「E.O.」はオキシエチレン基を示す。また、「E.O.」の前に記載されている数字はオキシエチレン基の付加モル数を示す。(処方例1 デオドラントスプレー) 下記組成からなる原液と、下記組成からなる噴射剤とを質量比(原液/噴射剤)が5/95となるようにステムよりエアゾール容器に充填し、ステムに適したボタンを装着してデオドラントスプレーとした。(原液の組成) タルク 20.0質量% 無水ケイ酸 20.0質量% クロルヒドロキシアルミニウム 10.0質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 1.5質量% トリクロサン 0.1質量% ジメチルポリシロキサン 15.0質量% 香料 適量 テトラデカン酸イソプロピル 残部 合計 100.0質量%(噴射剤の組成) LPG 100.0質量%(処方例2 デオドラントスティック) 下記原料を下記組成となるように混合し、デオドラントスティックとした。 イソプロピルメチルフェノール 0.2質量% 硫酸アルミニウムカリウム 20.0質量% クロロヒドロキシアルミニウム 10.0質量% オクタデシルアルコール 5.0質量% モノオクタデカン酸グリセリン 3.0質量% 無水ケイ酸 35.0質量% キャンデリラロウ 0.5質量% ヒマシ油 0.1質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% シトラール 0.04質量% オイゲノール 0.05質量% デカメチルシクロペンタシロキサン 残部 合計 100.0質量%(処方例3 デオドラントジェル) 下記原料を下記組成となるように混合し、デオドラントジェルとした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 0.5質量% アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2質量% 水酸化カリウム 0.02質量% イソノナン酸イソノニル 1.5質量% トリクロサン 0.1質量% エチルアルコール 30.0質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例4 デオドラントロールオン) 下記原料を下記組成となるように混合し、デオドラントロールオンとした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 0.1質量% トリクロサン 0.1質量% クロルヒドロキシルアルミニウム 10.0質量% イソノナン酸イソノニル 1.0質量% ヒドロキシプロピルセルロース 1.0質量% エチルアルコール 60.0質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例5 拭き取り用シート化粧料) 不織布1gに下記組成からなる組成物5gを含浸させて、拭き取り用シート化粧料とした。[拭き取り用シート組成物] 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 0.1質量% タルク 10.0質量% ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン 2−デシルテトラデシルエーテル 0.2質量% エチルアルコール 40.0質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例6 乳液) 下記原料を下記組成となるように混合し、乳液とした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% 流動パラフィン 15.0質量% ミツロウ 2.0質量% ラノリン 1.5質量% (9Z)−9−オクタデセン酸ソルビタン 2.5質量% ポリオキシエチレンソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0質量% 1,2−オクタンジオール 0.05質量% 1,3−ブチレングリコール 13.0質量% キサンタンガム 0.5質量% 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例7 化粧水) 下記原料を下記組成となるように混合し、化粧水とした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% 1,3−ブチレングリコール 6.0質量% グリセリン 4.0質量% 加水分解ヒアルロン酸 0.1質量% ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン 2−デシルテトラデシルエーテル 0.2質量% エチレングリコールフェニルエーテル 0.3質量% 香料 適量 エチルアルコール 3.0質量% 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例8 スキンケアジェル) 下記原料を下記組成となるように混合し、スキンケアジェルとした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% 1,3−ブチレングリコール 10.0質量% グリセリン 3.0質量% ジプロピレングリコール 5.0質量% アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.4質量% キサンタンガム 0.01質量% 水酸化カリウム 0.15質量% デカメチルポリシロキサン 5.0質量% トリメチルグリシン 10.0質量% 1.2−ペンタンジオール 0.1質量% グリセリンモノ2−エチルヘキシルエーテル 0.05質量% グリチルリチン酸ジカリウム 0.1質量% エチルアルコール 3.0質量% エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 適量 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例9 スキンケアクリーム) 下記原料を下記組成となるように混合し、スキンケアクリームとした。 流動パラフィン 5.0質量% パラフィン 5.0質量% 水素添加パーム油 3.0質量% ドコシルアルコール 3.0質量% オクタデカン酸 1.0質量% トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 5.0質量% キサンタンガム 0.05質量% カルボキシビニルポリマー 0.4質量% モノオクタデカン酸ポリオキシエチレンソルビタン 1.5質量% オクタデカン酸グリセリル 0.5質量% 1,3−ブチレングリコール 10.0質量% 1,2−オクタンジオール 0.2質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル 0.35質量% グリセリン 5.0質量% 水酸化カリウム 適量 トコフェロール 適量 エチレンジアミン四酢酸ニナトリウム 適量 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例10 ボディー用化粧水) 下記原料を下記組成となるように混合し、ボディー用化粧水とした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 0.5質量% 1,3−ブチレングリコール 5.0質量% ナイロン粉末 5.0質量% エチルアルコール 50.0質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例11 トニック) 下記原料を下記組成となるように混合し、トニックとした。 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% メントール 0.5質量% D−パントテニルアルコール 0.2質量% ニコチン酸アミド 0.1質量% 酢酸dl−α−トコフェロール 0.1質量% カンファー 0.001質量% ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 0.3質量% 乳酸ナトリウム 0.5質量% クエン酸 0.05質量% エチルアルコール 50.0質量% 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例12 洗顔料) 下記原料を下記組成となるように混合し、洗顔料とした。 30質量%ドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン液 3.0質量% ドデカン酸 5.0質量% テトラデカン酸 6.0質量% ヘキサデカン酸 4.0質量% オクタデカン酸 9.0質量% ジオクタデカン酸ポリエチレングリコール(150E.O.) 5.0質量% 10質量%ビニルピロリドン・ジメチルアミノプロピルメタクリルアミド・ドデシルジメチルアミノプロピルメタクリルアミドクロリド共重合体液 10.0質量% ポリエチレングリコール 20.0質量% プロピレングリコール 3.0質量% グリセリン 5.0質量% 1,2−オクタンジオール 0.5質量% ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.5質量% 水酸化カリウム 5.0質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% エチレンジアミン四酢酸塩 適量 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例13 ボディーシャンプー) 下記原料を下記組成となるように混合し、ボディーシャンプーとした。 ドデカン酸 5.0質量% テトラデカン酸 7.0質量% プロピレングリコール 4.0質量% ドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン 3.5質量% 水酸化カリウム 3.6質量% 亜硫酸ソーダ 0.03質量% パラオキシ安息香酸メチル 0.3質量% エチレングリコールフェニルエーテル 0.8質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% エチレンジアミン四酢酸塩 適量 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量%(処方例14 シャンプー) 下記原料を下記組成となるように混合し、シャンプーとした。 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 6.0質量% ドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン 2.0質量% ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム 3.0質量% スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム 1.0質量% ヤシ油脂肪酸ジアタノールアミド 5.0質量% 塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル] ヒドロキシエチルセルロース 0.2質量% グリチルリチン酸ジカリウム 0.2質量% メントール 1.0質量% 6−ヘキサデカン酸アスコルビル 1.0質量% エチルアルコール 3.0質量% 塩化ナトリウム 適量 エチレンジアミン四酢酸塩 適量 安息香酸ナトリウム 適量 香料 適量 精製水 残部 合計 100.0質量% また、処方例1〜14において、6−ヘキサデカン酸アスコルビルを用いる代わりに、6−ヘキサデカン酸アスコルビル以外の一般式(I)で表わされる化合物およびその塩に代表されるアスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を用いることを除き、処方例1〜14に示された組成と同様の組成となるように各原料を混合することにより、デオドラントスプレー、デオドラントスティック、デオドラントジェル、デオドラントロールオン、拭き取り用シート化粧料、乳液、化粧水、スキンケアジェル、スキンケアクリーム、ボディー用化粧水、トニック、洗顔料、ボディーシャンプーおよびシャンプーを得ることができる。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有してなる体臭抑制剤。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、一般式(I):(式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R3およびR4はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基を示す)で表わされる化合物および/またはその塩である請求項1に記載の体臭抑制剤。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1または2に記載の体臭抑制剤。 皮膚成分に起因する一般式(II): R5−(CO)−(CO)−R6 (II)(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるジケトン化合物の作用を抑制するジケトン作用抑制剤であって、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有することを特徴とするジケトン作用抑制剤。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、一般式(I):(式中、R1は置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R2は水素原子または置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基、R3およびR4はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有していてもよい炭素数6〜22のアシル基またはホスホノ基を示す)で表わされる化合物および/またはその塩である請求項4に記載のジケトン作用抑制剤。 アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物が、ヘキサデカン酸アスコルビル、ジヘキサデカン酸アスコルビル、テトライソヘキサデカン酸アスコルビル、オクタデカン酸アスコルビル、ヘキサデカン酸アスコルビルリン酸およびヘキサデカン酸アスコルビルリン酸3ナトリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項4または5に記載のジケトン作用抑制剤。 【課題】体臭、特に、腋窩部における酸臭および頭部におけるアブラ臭を効果的に抑制することができる体臭抑制剤ならびに皮膚成分に起因するジケトン化合物の作用を効果的に抑制することができるジケトン作用抑制剤を提供すること。【解決手段】アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有してなる体臭抑制剤ならびに皮膚成分に起因する一般式(II): R5−(CO)−(CO)−R6 (II)(式中、R5およびR6はそれぞれ独立して炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表されるジケトン化合物の作用を抑制するジケトン作用抑制剤であって、アスコルビン酸脂肪酸エステル化合物を含有することを特徴とするジケトン作用抑制剤。【選択図】なし