はちみつ」と聞いて、まず何を思い浮かべますか。
「クマが大好きな甘くておいしいいもの」
「ビタミンやミネラルが豊富な健康にいいもの」
「美容にも効果があるらしい・・・」
など、はちみつが身体に良いことは知っていても、その理由を知らない人も多いハズ。実は、はちみつには約190種類の栄養成分が含まれているといわれています。
その中でもビタミンB群は美肌づくりに欠かせない成分で、毎日食べるだけ、肌に塗るだけで美容効果が得られます。そんな美肌効果抜群のはちみつを使わないなんてもったいないですよね。
一お手入れ法や手づくりコスメをビギナー向け、上級者向けに分けて、たっぷりご紹介します。また目的別ドリンクレシピや、美容に効果的なはちみつの種類なども掲載しています。
何か肌の悩みを持っているへ、るいは美意識が高い人なのかもしれません。はちみつを使った美容に関するすべてのカテゴリを網羅したこのページを「はちみつ美容バイブル」としてぜひ役立ててください。
美肌づくりは毎日の積み重ね。はちみつで肌も心も輝かせましよう。
はちみつと美女のヒミツの関係
クレオパトラも愛用していたはちみつ美容
「はちみつの歴史は人類の歴史」イギリスには、そんなことわざがあります。私たち人類は、1万年以上も前から、はちみつを利用してきたといわれています。元々、食品としてよりも、はちみつの殺菌力などを活かし、薬として治療に使われてきました。
世界では、古代エジプト・ギリシャ時代から、はちみつが化粧や美容に使われていたとされています。クレオパトラは、はちみつを肌や髪、爪などにつけたそうです。また、古代ローマの皇帝ネロの妻ポッパエアは、はちみつとロバの乳を混ぜたローションを使っていたと伝えられています。
また日本でも、「日本書紀」に、643年に養蜂の後、鑑真が献上物として、はちみつを持ち込んだと伝えられています。平安時代の貴族は、香木を混ぜ合わせて「練香」を作る“つなぎ”として、はちみつを使っていたそう。貴族たちは、香木とはちみつの芳香を楽しんでいたのでしよう。
知られざるはちみつの「7大美肌パワー」
はちみつの美肌効果を、約190種類ともいわれるはちみつの栄養成分のうちの主なものとともに紹介します。知られざるはちみつパワーのヒミツを、一緒に解き明かしましょう!
1. 肌がしっとりうるおう
はちみつならではの、優れた浸透力・保水力によって、うるおいを逃すことなく、肌に閉じ込めます。
2. 老化を防ぐ
ビタミンやミネラルの働きで、アンチエイジング。老化や酸化を抑え、若々しくみずみずしい肌に。
3. ニキビ予防に効果的
ビタミンが皮脂分泌を調整して、肌のトラブルを改善。抗菌・殺菌力で悪玉菌をやっつけてくれます。
4. シミ・シワのない肌に
ビタミンCがメラニンの生成を抑え、美肌を維持。シミやシワのない肌をつくりだしてくれます。
5. トーンアップでくすみ解消
分子の小さいはちみつが、くすみの要因になっている古い角質をやさしく洗い流して、肌が明るくなります。
6. ハリ・ツヤが蘇る
美肌成分コラーゲンの材料・アミノ酸、コラーゲン生成に欠かせないビタミンCをはちみつが補充してくれます。
7. 肌荒れしにくくなる
グルコン酸がビフィズス菌を増やして腸内環境を整え、肌荒れの原因になる有害物質を排出します。
はちみつ美容のススメ
アンチエイジング、保湿、殺菌・・・はちみつには、美肌づくりを促す成分が豊富に含まれています。さらに、天然のはちみつは、化学薬品が含まれていないので、肌にやさしく安心です。
はちみつ美容は、洗顔料や化粧水に加えるなど、はちみつを毎日のお手入れにプラスするだけ。無理なく続けられますよ。
洗顔フォームと混ぜるだけ はちみつ洗顔
洗顔は、肌を傷つけないように、たっぷりのキメ細かい泡で洗うことが大切です。はちみつを、泡立てネットなどで泡立てた洗顔料に混ぜるだけで、簡単にもちもちの泡ができます。はちみつの糖分が肌に保護膜をつくり、洗い上がりの肌はしっとりスベスベ。
また、はちみつには、アトピー性皮膚炎の治療にも使用されている亜鉛が含まれていて、肌細胞を活性化させ、新しい細胞形成を促進してくれます。
はちみつ洗顔に挑戦
用意するもの
- はちみつ
- 洗顔料(いつも使っているものでOK)
はちみつ洗顔の方法
手に洗顔料を適量取り、泡立てネットで泡立てる。洗面器に泡を入れ、はちみつを洗顔料の半量ほど加え、空気を入れるようによく混ぜる。
完成した洗顔料を顔や首、デコルテなどにのせて、泡を動かすようにやさしく洗う。
超忙しい人&ズボラさん向け 時短ケアテクニック
忙しいときや泡をつくる時間がないときは、直接混ぜてもOK。「はちみつ:洗顔料=1:2」の分量を目安にしてください。はちみつのボトルから直接出すと、分量の関節が難しいので、はちみつを「先」に手に取りましょう。
はちみつ化粧水 化粧水と混ぜるだけ
はちみつは浸透性が高く、化粧水の水分や成分を、肌の奥までしっかり届けてくれます。また、水分が肌の奥深くにまで入るので、うるおった肌に。
また、はちみつは保湿性も優れていて、表皮に保護膜をつくり、水分を肌に閉じ込める働きがあります。化粧水に混ぜるはちみつの分量を調整すれば、季節に合わせた保湿ができますよ。
はちみつ化粧水に挑戦してみよう!
用意するもの
- はちみつ
- 化粧水(いつも使っているものでOK)
- 泡立てネット
- 洗面器
はちみつ化粧水の方法
手の平に「はちみつ⇒化粧水」の順に取り、「はちみつ:化粧水=1:2」の分量を目安に指で混ぜる。
両手になじませ、肌に押し込むようにパッティングする。
超忙しい人&ズボラさん向け 時短ケアテクニック
はちみつを化粧水のボトルに直接入れておけば、その都度混ぜる手間がなく、外出先などでも気軽に使用できます。ボトルの中に、はちみつを20%以上入れると溶けにくくなってしまうので、「化粧水:はちみつ=5:1」(150mlの化粧氷の堀合は、約大さじ2 (30g)程度)を目安にしてください。
はちみつをつけるだけ はちみつパック
はちみつパワーを最大限に利用するなら、直接顔に塗るのが一番。ミネラルやビタミンが肌に浸透して、毛穴の黒ずみやくすみを解消し、肌が明るくなります。ミネラル分の多いものなど、はちみつの種類によってはピリピリすることがありますが、その場合は、水で薄めて使用すればOK。水を入れても成分は薄まらないのでご安心を。
はちみつパックに挑戦してみよう!
用意するもの
- はちみつ
- 化粧水(いつも使っているものでOK)
- 洗面器
- お湯
はちみつパックの方法
手のひらにはちみつ小さじ1/3を出し、はちみつの伸びをよくするために、水を少量加え、はちみつを顔に塗る。
そのまま何分ほどおき、ぬるま湯で洗い流す。
さらに実感したい人向け 効果アップテクニック
はちみつパックはお風呂で行うのがおススメ。お風呂の蒸気で毛穴が開き、成分がより肌の奥まで浸透していきます。
世界中にその数なんと1000以上! はちみつの種類
はちみつは草花や樹木、またフルーツなど様々な種類の植物の蜜からできています。少し詳しく分類や特徴を見ていきましょう。
世界で約1000種類もあると言われているはちみつ。それぞれの花や木によって、また、場所や天候によっても、味や色・香りに違いがあります。
3種類のはちみつに分けられます
- 1つの草花から採れる単花蜜
- 様々な花から採れ自然にブレンドされた百花蜜(マルチフラワー)
- さらに、樹液を吸った昆虫が分泌する液を働き蜂が持ち帰り、貯蔵・熟成させた甘露蜜
はちみつには、ビタミンをはじめ、ミネラル・アミノ酸・ボリフェノールなど豊富な栄養素が含まれます。この栄養素バランスも、はちみつの種類によって様々。スキンケアに取れ入れるにも、食事に取り入れるにも、いろいろなはちみつを試して自分に合ったものを見つけてみると楽しいかもしれませんね。
- 草花からできるはちみつ
味のクセがなく、やさしい香りと甘みが特徴。
(レンゲ・ひまわり・しゃくなげ・そば・クローバー・たんぽぽ) - 樹木からできるはちみつ
あっさりとした甘み、さわやかな樹の香りが特徴。
(アカシヤ・トチ・菩提樹(リンデン)・レザーウッド・ハゼ) - ハーブからできるはちみつ
それぞれのハーブ特有の香りが楽しめる。
(ラベンダー・ローズマリー・タイム・ユーカリ・マヌカ) - ナッツからできるはちみつ
色や香りが濃厚でクセがあり、好みが分かれやすい。
(アーモンド・栗・コーヒー) - フルーツからできるはちみつ
味と香りにさっぱりとしたさわやかさがある。
(レモン・オレンジ・ラズベリー・ブラックベリー・みかん・りんご) - 百花蜜(ひゃっかみつ)
季節や地域、草花によって味も様々。 - 甘露密(かんろみつ)
ミネラルが豊富で褐色、味も濃厚。
ポイントはたった4つ! 質の良いはちみつの選び方
はちみつ美容をはじめる前に、はちみつをしっかり吟味すると良いでしょう。原産国や色の違いなど選ぶ際に見るべきポイントを知りましょう。
1. 100%天然の「純粋はちみつ」を選ぼう
はちみつは、ミツバチが植物のみつを集め、巣で熟成させたもの。混じり気のないものを「純粋はちみつ」と呼びます。でも、中には「加糖はちみつ」や「精製はちみつ」といった、人の手が加えられているものも。「加糖はちみつ」でも全く効果がないワケではありませんが、パワーを最大限に利用するためには、やはり「純粋はちみつ」がおススメ。必ずラベルをチェックして購入しましよう。
- 純粋はちみつ
天然はちみつ100%。はちみつを採取して加工を一切していないもの。「天然「ピュア」と表示されている場合もあります。 - 加糖はちみつ
天然はちみつを60%以上含み、水あめなどの糖:類を加えたもの。成分表示に「はちみつ、水あめ」などと配載されています。 - 精製はちみつ
はちみつの香りや色を取り除いたもの。ビタミン:やミネラルなどが失われています。ラベルには「精製」と表示されています
2. 原産国をチェックしよう
国産はちみつはもちろん、はちみつに対しての品質基準が高くて厳しいドイツをはじめとするヨーロッパ諸国のもの、また、自然が豊かなオーストラリアやニュージーランド産はちみつがおススメです。中東諸国やブラジルなども、人の手があまり加えられていないので良いでしょう。
3. 見た目をチェックしよう
- 黄色のはちみつ
にごりがあって、花粉か多いのは黄色く、ビタミンとたんぱく質がたっぷり。 - 黒いはちみつ
にごりがあって、色が濃いめのものは、ミネラルがたっぷり。
4. 処理と種類をチェックしよう!
非加熱であるもの、生のもの(ローハニー)、低温処理のものを選びましょう。さらに、香りの豊かさや味わいの深さを楽しむなら、様々な種類の花の蜜から採れた百花蜜を。好きな香りを見つけるなら、個性のある単花蜜を選ぶと良いでしょう。
参考:パーパル(そば)はちみつ/ネパール原産
日本でも愛されているソバはタデ科の単年性植物。やせた土地や寒冷な気候にも強いため、ネパールではヒマラヤの高山地帯でも栽培される。収穫された実には鉄分やフラボノイド、ビタミンなどが多く含まれていて、 特にネパールのソバはちみつは、ソバはちみつの中でもかなり美味しいハチミツ。知る人ぞ知る絶品とも称される。
参考:エチオピアの森のはちみつ ホワイト/エチオピア原産
黄色い花を咲かせる高木エチオピアシェフレラの花の蜜から集められ、さわやかな甘さにキレのある酸味、嫌みのない本物の蜂蜜の香りがするはちみつ。そこに、食してしばらくすると辛みなどが加わり複雑な味に変化が楽しめる。また、熱処理をできるだけ避けて精製しているため、酵素が生きている。産地はコーヒーが自生するなど豊かな生態系が保たれたエチオピアのゲラの森で、伝統的な方法によって人の手をほとんどかけずに集められた蜂蜜なので、近代的な養蜂で採取されたものに比べ、とても濃く、その味は複雑
参考:ビッグアイランドビー オヒア・レフア/アメリカ ハワイ原産
オヒアレフアは、ハワイ島の島の花にも選ばれている、愛の伝説で有名な赤い花、オヒア・レフアの1種類の花から取れたはちみつで、加熱処理、ろ過処理をしていないので、ハチが持ってきた状態に限りなく近い天然はちみつ。オヒアレフアはハワイの伝説の花でもあり、カップルが結ばれるという言い伝えも。ハワイ州農務省(SOQ)認定のハワイアンフード。
参考:パクワマドウ/日本 北海道原産
蜜蜂を植物療法で元気にさせ、さらに寄生ダニや病気予防に使用される農薬を一切使用せず、主にハーブを使用した衛生管理を徹底。同時に、ハーブや補助蜜源、花粉源となる多品種の植物の栽培も手掛けた農場でとれたはちみつ。百花蜜で、単花蜜では味わえない風味が楽しめます。
まとめ
はちみつ美容が良いのは分かったけれど、「はちみつをスキンケアに使ったらべ夕べタしそう・・・」と思って躊躇してしまう人も少なくないでしょう。
しかし、はちみつ洗顔やはちみつ化粧水は、洗顔料や化粧水でのばして使うのでべタつきはさほど気になりません。もちろん、はちみつパックのように、そのままつければべ夕ぺタはしますが、化粧水などに混ぜて使う分には、ベタつきをあまり気にしなくてもOK。
はちみつは浸透性が高いので、すぐになじみますし、肌の表面にはちみつの膜が張ることで、化粧持ちも良く保湿力も期待できます。はちみつ美容に慣れたら、お手持ちの乳液やクリームなどにも混ぜたりしても良いかもしれませんね。