最近、女性を中心に「体に良いこと」の話題がホットです。自分の心や体を大切にしようとする傾向が、強まってきています。
テレビ番組でもタレントが、足ツボマッサージの体験レポートをしてますよね。そして、「痛い!」と悲鳴をあげています……
でも、実は、足ツボマッサージにはいくつかの種類があるってご存じでしたか?
痛い部分にピンポイントに刺激を与えるものもあれば、ピンポイントではく全体に滑らかに刺激を与えて、なるべく痛みの少ない施術をする方法もあります。
また、お店へ行ってケアしてもらう方法もありますが、ちょっとしたケアであれば自宅でセルフケアもできます。セルフケアであれば、自分で力加減を調整できるので気軽に始められますよね。
なにより、足ツボには自分の体を知るためのサインが隠されています。
足ツボマッサージの正しい方法を知って、自分に合った足ツボマッサージを体験し、自身の体調のセルフチェックをしてみてください!
足ツボマッサージの入門知識
ここでは、まず、足ツボマッサージの入門編として、
- 足ツボマッサージとは?
- 足裏と身体の関係性
- 足ツボマッサージの効果
の3点についてまとめていきます。
足ツボマッサージとは?
足の裏は「第二の心臓」とも呼ばれており、そこには60ものツボが集結しています。
ここにある各器官に関連したツボをマッサージして刺激することで、血行や疲れが改善することができます。
足ツボマッサージは、歴史も古く、今から2000年以上も前の中国の文献の中でも足裏診断について書かれているほどです。
足裏と身体の関係性
「ツボ」とは、大切な神経や血管の上にあることが多く、エネルギーの通路とも言われています。
人間の体の重要器官とも深く関連しているため、体に不調が起こるとそこと関連したツボが痛みだしたり、違和感を感じたりする反応がでてきます。
では、足の裏と、体の各器官はどのように対応しているのでしょうか?
この図を見てみてください!
引用 http://www.tubodojo.com/ashimomi/img/ashi_zu.jpg
足の「親指の先」が「頭」に対応しています。
そこから、「土踏まず」に降りていくと、今度は胃腸などの「内臓」に対応します。
さらに降りて「かかと」は、座骨や膝などの「足回り」に対応しています。
つまり、足裏は身体全体の縮小版のようなものです。
親指から踵までが、そのまま全身の上から下までの器官に対応しているのは面白いですね。
逆に言えば、足裏を押してみて「痛い」ところは、そこに対応する体の器官が調子が悪くなっているかも? と、自分では意識できてない体の不調にも気づくことができるようになるのです。
足ツボマッサージの効果
上記でも触れているように、足裏には体に通じるたくさんの重要なツボがあります。
足ツボは、内臓各所へそれぞれ関連して効くツボがたくさんあるため、健康を知る手がかりは足裏にほぼ詰まっているといっても過言ではありません。
内臓疾患だけでなく、日常での頻繁に起こる身近な症状(頭痛、肩こり、腰痛、疲労、足のむくみ、風邪など)にも効き目がある他、ダイエットにも効果的なツボがあります。
効果が表れる時間には個人差がありますが、きちんとした手順を踏めば、効果が出てきます。
いろんな足ツボマッサージ。何が違うの?
足ツボマッサージを調べていくと、いくつか種類が出てきますよね? お店に行くのにも、どこに行ったらいいか迷ってしまいます。
これは国によって技法や呼び名が違うことで、区分されているんですね。ここでは、イギリス式、ドイツ式、台湾式、日本式について、その違いをご紹介していきます。
イギリス式(リフレクソロジー):主にリラックス目的
イギリスでは、リフレクソロジーという名で広まっていますが、台湾や日本との違いはリラックスに重点を置かれているというところです。
施術も極力痛みの少ない方法を選び、アロマやヒーリングと合わせて快適なマッサージ空間で行われます。
ピンポイントで刺激をするのではなく、面全体をマッサージしていくので、痛さに怖さがある人はイギリス式をお薦めします。
ドイツ式(フットケア):角質ケアや爪の手入れなども
ドイツの足ツボマッサージは、ツボを刺激することを重要視するのではなく、足を美しく保つためのマッサージがメインです。
足の角質を落としたり、爪の手入れをしたりするなど、フットケアが主な目的となっています。
台湾式:痛いけど最短で効果を得たい方に
台湾式は、ベースとなるものは東洋医学で伝統的な療法を用いています。
足ツボにピンポイントで強い刺激を与えるもので、痛さを伴うことが多いですが、終わるころには足のむくみや体の疲れがやわらいでいるなど、効果をハッキリ感じることができるのも台湾式です。
最短で足ツボマッサージの効果を得たい人は、台湾式がよいでしょう。
日本式:リラックス&しっかりした刺激でバランス◎
日本式の足ツボマッサージは、イギリス式のリフレクソロジーのリラックス効果と、台湾式の痛みの強さの中間あたりのマッサージで、指圧要素が強い手法が一般的です。
オイルを使う店舗も多く、リラックスしつつもマッサージを与える部分にはしっかりと強めの刺激を与えていきます。
日本人に一番人気のある施術方法ですので、どんな種類のものが自分に合うのかピンとこない人は、まず日本式をお試ししてみるとよいでしょう。
自分でできる「足ツボマッサージ」のやり方
足ツボマッサージのやり方を紹介する前に、セルフマッサージを行う前にやっておくと良いコツが2つあります。
それは、まず、血流をよくするために体を温めることです。入浴をしてからマッサージをすると、より効果が表れます。
次に、皮膚への刺激を軽くするためにオイルを塗ります。クリームでも大丈夫です。
- 血流をよくするために体を温める
- 皮膚への刺激を軽くするためにオイルを塗る
たったこれだけですが、事前にやっておくと効果が高まります。ぜひお試しくださいね。
リフレクソロジー
引用:https://www.youtube.com/watch?v=-d3yBlua65E
主な手順
- 両足にクリームを塗る
ポイント:末端から心臓へ向かってぬっていく(指先から足首の方へ向かって) - 足裏を中心から外へ開くように両手で押していく
- 親指をまわしてほぐす
- 他の指も同じようにまわしていく
- 足裏の中心より前方にあるツボ(涌泉・ゆうせん)に親指をあてて、こねるように押していく
(涌泉=足裏の真ん中にある膨らみの間の部分) - 足裏の中心部分(足心・そくしん)もまわし揉んでいく
- 踵をまわし揉むようにしていく
- 足の内側のアーチ部分を揉んでいく
- 土踏まず部分を絞るように揉んでいく
- 手のひらと親指全体を使って足裏の上部3分の1部分を押し上げていく
- 足の指の根元から指先に向かって、すべらせるように押し揉んでいく
- 小指のしたを下から上にむかって揉みほぐしていく
- 握る形にした手の第二関節で両足の踵をこする
- 足首をひねるようにして揉む
- 最後に足の甲を伸ばす
押すマッサージ
引用:https://www.youtube.com/watch?v=p5nDfn73iw4
主な手順
準備:親指を中に入れ「グー」の形を作り、外側の4本の第2関節で押しあててマッサージしていく。
- グーで足先と踵を10往復する
- 足裏の外側から土踏まずへ向けて、縦に3つのラインを10回ずつ押し流していく
- 足裏の真ん中のくぼんだ部分をやや強めに押し、10秒間キープし、ゆっくり離す。これを10回繰り返す
- 指の第1関節と第2関節を曲げ(かぎの形)、足裏の真ん中のくぼみから踵の内側に向かって、やや強めに押し流す
- 先ほどのかぎの手で、内側と外側のくるぶしの周りを下から上へ引き上げる。これを10回繰り返す
もみほぐし
引用:https://www.youtube.com/watch?v=nEV03GcErXk
主な手順
- 床に座り、片膝を立てる。
- 膝の皿から指4本分下を両手の親指を重ねてこねるように、30秒押す。
- 内くるぶしの指4本上を、両手の親指で左右に動かすイメージで揉み押す
この時、力を入れようとしないで行うのがポイント
【症状別ツボ一覧】足裏で体調不良を改善しよう!
ここでは、体の症状別に効果のある足裏のツボをあげていきます。
現在のあなたの体の不調を思い浮かべてみましょう。
気になる部分の足ツボを刺激して、効果を確認してみてください。指で押しても、棒を使っても大丈夫です。
頭痛(慢性頭痛・偏頭痛)がある
頭痛(慢性頭痛や偏頭痛)や、寝不足、精神的ストレスでお悩みの人。
そんな人は、親指に注意してみてください。親指に痛みがありませんか?
脳に関係するツボは、すべて足の左右の親指に集中しています。そのため、足の親指を揉みほぐすと血行が良くなり頭痛などが軽減されます。
親指で解消しない場合は、足の指全体を揉むのもいいでしょう。
神経からくるズキズキとした片頭痛で悩まされているときに、足の薬指と小指の間のくぼみを押し揉んで、マッサージをしました。
すると、マッサージ後、30分前後で頭痛がやわらぎました。
首・肩こりがひどい
首や肩こりが激しく疲れがたまっている人は、足裏の真ん中あたりを押してみてください。強く痛みが走るのではないでしょうか?
首や肩を揉みほぐすときに、一緒に足裏の真ん中周辺のツボを強めに押してあげると、痛みが軽くなる効果があります。
ストレスでイライラする
いつも以上にイライラして集中力が続かない。
こんなときは、足裏の真ん中にある「涌泉(ゆうせん)」というツボ(5本の指を曲げるとくぼみができる部分)を押してみてください。硬くて揉めなかったり押せなかったりするはずです。
このツボはイライラだけでなく寝不足や体のむくみともつながっています。その場合、グリグリと押し込まずに、圧をかけるイメージで数秒押したままの状態を保ってみましょう。
2〜3回繰り返すと、硬さがやわらいできます。
胃腸系の調子が悪い
胃や腸が荒れている感じがする人、便秘気味な人は、土踏まずに注目してみてください。
土踏まずは消化器官に関係しているツボがあります。
この土踏まずを刺激することで、余計な水分や老廃物を排出する効果が高まります。よって、胃や腸をスッキリさせて悩みを改善させることができます。
胃が痛いときに土踏まずのあたりのツボをマッサージしたら、胃腸系の調子がよくなってきた感じがはっきりと分かりました。胃が痛くて物が食べられなかったのに、その悩みはすぐに解消しました。
体の冷えが気になる
体の末端がすぐに冷えてしまう人は、かかとのツボを刺激します。かかとの刺激は、腸や生殖器と関係があるからです。
また、体の冷えの影響でかかとにしこりを感じたり、カサカサとかかとが荒れて割れてしまったりする人にも効果があります。
体の冷えは、そのまま放っておくと、結果的にホルモンバランスを崩してしまうことに繋がります。血流をスムーズにして体を温めることをイメージして刺激してみてください。
足ツボマッサージの注意点
足ツボマッサージを行う際の注意点があります。
セルフマッサージは、時間にとらわれず手軽にできます。でも、ただやみくもにやれば良いわけではありません。やり方を間違えてしまうと、マッサージ効果はおろか、体へ負担がかかってしまいます。
最低限、次の項目だけは注意してください。
食後すぐはやらない
マッサージの30分前後は食事をとらないでください。腸の調子を整えてからマッサージを開始するためです。
食後すぐの足ツボマッサージは、消化不良を招きます。食後、血流は胃に向かっていくはずのものが、マッサージの影響で別の部分の血流が盛んになってしまい、胃の働きを弱めてしまうからです。
生理中や妊娠中はやらない
足裏にはいろいろなツボが集中しており、その中に子宮の収縮に関連するツボも含まれます。妊娠中(特に妊娠初期)に子宮に刺激を与えるのは避けたいところですよね。
また、生理中に子宮に関わるツボを刺激してしまうと、出血量が増えてしまい、貧血を引きおこす可能性もあります。ほぼ出血が終わっているのならば問題はありませんが、生理直前と生理中の出血の多い期間はやめておきましょう。
1日15分程度でOK。やりすぎない
足ツボのマッサージは、自分でやる場合、一度の動作を15分前後の目安で行いましょう。
お店にいくと20分以上かけてじっくりやってもらえますが、セルフケアの場合、力の加減が自己流なので圧の強さを間違えてしまうと、体に負担をかけてしまうこともあります。
大切なのは続けることです。体に負荷のかかるやりすぎには注意してください。
水分補給をしっかりとしてはじめる
体内の老廃物が排出されやすいように、事前に水分補給をしっかりしてから、マッサージを行いましょう。
まとめ
いかがでしたか?
思っていた以上に、足裏や足ツボのすごさを発見できたのではないでしょうか?
足ツボマッサージの「痛い」というイメージからくる敬遠は、「足ツボマッサージは痛い思いをして治療するもの」という先入観からきていたのです。
お店に行くことに抵抗があったり、痛みに怖さがあったりするのなら、まずは簡単なセルフチェックをしてみるといいですね。
お店にはセルフチェックにはない良さ(店内の雰囲気や自分ではできない滑らかな施術など)もあります。自分での足ツボのマッサージに慣れてきた頃、専門のサロンへいってプロに施術してもらうのも良いでしょう。
忙しい日常に埋もれてしまっている、あなたの体調不良のサイン。
このようなちょっとした知識で、自分の体の悲鳴を知ることができるのです。体のダルさや異変に早く気づくことができれば、早く対処することができ、早く完治させることができます。
この機会に、ぜひ足ツボマッサージを試してみてくださいね!
( すきっと編集部/繭原 )