ニキビから血が出るのはなぜ?
思春期などに顔にできるニキビはとても気になるものです。中には我慢ができなくなってしまい、潰してしまった人もいることでしょう。この時、ニキビを潰したら血が出てしまったなんて経験をした人はいないでしょうか?
これは炎症による内出血によるものでニキビを潰すことで皮脂と共に血が混ざってしまったことが原因です。出血は肌の中を通る毛細血管が傷つくことで起こる症状です。そのためニキビを潰すと傷が残りニキビ跡として残ってしまう恐れがあります。
②毛細血管から内出血が起きている
③ニキビを潰した際に皮脂とともに血が出る
ニキビは刺激することで進行し、跡になってしまう可能性が高まるため、極力潰さないことが望ましいのです。まずは症状を冷静に分析し、赤ニキビ以上の重症化した場合でも慌てず適切な処置をすることで被害を最小限に食い止めることができます。
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●黒ニキビ(皮脂が酸化し黒くなっている)
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●赤ニキビ(出血を伴う)
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●黄ニキビ(膿が混ざる)
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●紫ニキビ(重症)
それぞれの段階での詳細は次項で詳しく説明しています。
ニキビを潰してしまった場合の処置
毛穴が老化角質(アカ)の増殖によってふさがれるのがニキビの最初の原因なので、つぶしてウミを出しても解決せず、逆に悪化し、ニキビ跡で苦しむことになります。ニキビの頭がとれると凹状のニキビ跡になり、つぶすと色素沈着(シミ状の跡)が残り生涯悩むことになるのでつぶさないこと。
目立って気になるニキビは潰してしまいたいと思う人も多いことでしょう。ニキビの中には潰しても良いものとそうでないものがあると言われることがありますが、東洋医学に精通した方々の話ではニキビを潰すことに反対意見が多く見られます。
仮に潰してしまった場合にはそれ以上の雑菌の繁殖を防ぐために早めに処置を行いましょう。
患部に貼る絆創膏は雑菌や水の侵入を防ぐことを考え二層構造のものが望ましいです。例えばキズパワーパッドのような剥がれにくく防水性のあるものは潰れたニキビに効果的とされています。
●アルコール、マキロンなどの消毒薬で傷口を早急に消毒する
●絆創膏を貼る
血が出るニキビってどういうもの?
ニキビは毛穴に詰まった皮脂に雑菌が繁殖して炎症を起こしたものです。この雑菌とはアクネ菌と呼ばれる常在菌ですが、アクネ菌が原因菌となって起こる尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)という炎症性の皮膚疾患がニキビと呼ばれています。
ニキビの中には液体が詰まっています。これは分泌された皮脂。毛穴を塞がれて行き場の無くなった皮脂が溜まったものがニキビというわけです。
●アクネ菌という常在菌が必要以上に繁殖してしまっている状態
●進行の度合いにより潰れた時に血が混ざることがある
■段階ごとのニキビの色と症状
ニキビの症状には段階があり、ニキビの色によって初期症状か重症かの判断目安にもなります。一般的には白、黒、赤、黄、紫のニキビで分けられ、赤以上のニキビを潰してしまうと血が出ることも珍しくはありません。
毛穴からあふれた皮脂が肌の表面に現れた状態。早めに対処することできれいに治る。
■黒ニキビ(皮脂が酸化し黒くなっている)
白ニキビから少し進行した状態。盛り上がった皮脂が酸化しているが、まだ炎症は起こしていない。
■赤ニキビ(出血を伴う)
毛穴に溜まった皮脂に常在菌であるアクネ菌などの雑菌が繁殖して炎症を起こしている状態。真皮に傷が到達している場合は跡が残る可能性も。
■黄ニキビ(膿が混ざる)
さらに炎症が進んだ状態。膿が溜まり、黄色く見える状態。
■紫ニキビ(重症)
黄ニキビの膿に血が混ざった状態。嚢胞(のうほう)とも呼ばれ、重症化している。医療機関の受診が望ましい。
ニキビが発生する原因
ニキビの発生原因としては、食生活の乱れによるホルモンバランスの乱れ、脂質の摂り過ぎ、時期による成長ホルモンの影響などが挙げられます。生活習慣の見直しの場合はある程度の改善ができますが、成長期など時期的なものになると生理現象として発生しやすくなります。
■毛穴の周りに存在する「角栓」
ニキビを潰したことがある人は、中から現れる白っぽい塊を見たことがあると思います。これは、毛穴の周りに付着した皮脂や角質が毛穴の中で固まった「角栓(かくせん)」と呼ばれるものです。
角栓は即ニキビの原因になるわけではありません。角栓には毛穴を守るという大切な役割があるためです。角栓が毛穴に存在することで毛穴から雑菌やウイルスが侵入することを防ぎ、毛穴の健康を守ってくれるのです。
しかし角栓は以下のような理由からニキビの原因となってしまうこともあります。
●古くなった角質や雑菌の死骸が混ざり合って大きくなる
●大きくなった角栓が毛穴を詰まらせて炎症を起こしてしまう
角栓自体は悪いものではないため、無理に取り除くことは決して良いとは言えません。古くなった角栓が自然の流れで抜け落ちるのを待つのが理想的です。
■ニキビができやすい時期
ニキビができやすい時期は成長ホルモンの分泌が活発になる第二次性徴とされています。この頃にできるニキビは「思春期ニキビ」と呼ばれ、顔の額、鼻、こめかみ部分のTゾーンと呼ばれる部位に発生しやすいものです。
特に男性ホルモンが活性化された思春期の男子はニキビができやすく、急激に増えた男性ホルモンの影響で皮脂腺が活発化されることが原因でニキビ顔になりやすいのです。
■肌のターンオーバー
肌は古くなった細胞から新しい細胞へと入れ替わるターンオーバーと呼ばれるサイクルで成り立っています。一般的には28日周期で行われ、年齢が上がると共にその周期は長くなります。この角質の生まれ変わりがうまくできないことがニキビの原因となります。
【ターンオーバーの間隔が短い】
肌細胞が成長する前に入れ替わりが始まり、肌の表面に並ぶ細胞がバラバラになることで肌表面のバリア機能が弱くなる
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雑菌やウイルスが侵入し、炎症を起こしやすくなる
【ターンオーバーの間隔が長い】
古い肌(角質)細胞が残ってしまい、毛穴を塞ぎやすくなる
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ニキビなどの肌トラブルを起こしやすくなる
正常なターンオーバーを保つためには睡眠や食生活などを規則正しくすることが大切です。
ニキビ跡を残さないためのセルフケアと対処法5選
血や膿が混じって重症化した、赤ニキビ以上の段階のニキビには正しい処置が必要です。この状態のニキビを潰してしまうと血や膿が飛び出し、ニキビ跡や新たな雑菌による炎症の危険性も出てくるので決して潰さないようにするべきです。
適切な処置をすれば重症化のリスクを下げることができるので、段階ごとのニキビの対処法についてご紹介していきます。
■①初期症状・中期~食事環境の見直し
ニキビのそもそもの原因は毛穴つまりの原因である皮脂腺から分泌される皮脂の過剰分泌によるものです。
生活習慣が原因とされる場合、考えられるのは食習慣です。脂質の多いものや栄養バランスが偏った食事は脂肪となりやすく皮脂が浮き出やすくなります。食事環境を整えることで皮脂の分泌はある程度調整できるようになります。
■②ストレス解消による自律神経の調整
体からでる分泌物は自律神経のバランスによって変わってきます。自律神経のバランスが崩れることでホルモンバランスの乱れを引き起こし、正常な皮脂の分泌が行われなくなる可能性もあります。特にストレスが溜まりやすい環境にいると自律神経のバランスを保つのが難しくなります。
適度な休息をとって心を落ち着けられる時間を作ることが大事です。また、睡眠不足や運動不足なども自律神経に影響し、体の代謝機能を低下させてしまいます。この代謝機能は新しい肌の入れ替えに重要な役割を持ちます。
■③肌の血行を良くする
肌の代謝機能を上げる方法に血液循環の改善や血行を良くすることが挙げられます。生活習慣の見直しや運動不足解消なども当てはまり、体を暖かくして血管を広げることで改善が期待されます。
その他、蒸しタオルで顔の表面を温めることは毛穴に詰まった皮脂の汚れを浮き上がらせるのにも効果的です。血行を良くすることで毛穴を開いてニキビの元となる汚れを取り除くことが重要です。
■④重症化~消毒して炎症を治める
ニキビができてしまった場合は初期症状なら化粧水や乳液などで肌の保湿を保ち、清潔にすることを心がけることで症状の悪化を抑えられます。赤ニキビ以上となった場合は炎症が原因ですので、化粧水などを使った場合は悪化する恐れがあります。
アルコールや消毒液で炎症を起こしている部分の腫れを引かせることがポイントです。赤ニキビ以上は患部を消毒しながら腫れを引かせることを重点的に行うことが重要です。
ニキビ部分への刺激は悪化や肥大化の原因にもなりますので、顔にできた場合は髪が触れないように分けたり髪留めをするなどしてニキビに接触しないようにする工夫が必要です。
■⑤皮膚科などの医師の診察を受ける
初期症状の場合は必要としない場合がほとんどですが、重症化した場合は医師に診てもらうことも大事です。重症化したニキビは血や膿が溜まりやすく、そこから雑菌やウイルスが入って悪化する可能性を秘めています。
下手に対処しようとして悪化させてしまうより、早めに医療機関などで医師に相談して適切な指示を仰ぐことが最善です。
ニキビは後のことを考えると潰さないほうが良い
結論から言うとニキビは潰すべきではないという専門家の声が多く見受けられます。中には大丈夫と呼ばれる種類のニキビもありますが、潰してしまった場合のリスクのほうが高いと見る専門家は多く存在します。
ニキビは重症化する前に肌の清潔と保湿を心掛け、できる限りのセルフケアを務めることが重要です。もしもニキビが気になるようなら段階ごとの症状を見て適切な処置を行うと良いでしょう。