歯が黒ずむ原因

投稿日:2015年10月13日更新日:

歯の黒ずみの原因とその予防法

年を重ねる毎に、どうしても気になる歯の黒ずみ。

そもそも、歯の白さが失われていく、主な原因は「ステイン」と呼ばれる、いわゆる歯に付いた汚れと、それに付着した食べ物や飲み物から転移した色素です。

毎日の食事や飲み物、タバコ等で付着する、この「ステイン」を歯磨きで磨き残すと、そこに徐々に色素が沈着し、黄ばみや黒ずみとなり歯の白さは失われていくことになります。

歯の黒ずみを予防するために「原因となる食事をしない」「飲み物を飲まない」というのは、現実的には不可能です。
ですから、食べた後、飲んだ後のケア、つまり「歯磨き」によるステイン除去が、最も簡単で、最も有効な手段と考えます。

ステインも色素沈着も、ある日突然起こるわけで無く、ステインが蓄積していることも、歯を舌で触ったときにざらざらした感じ受けるなど、様々な予兆があります。

黄ばみ・黒ずみは、ひどくなってからでは、家庭でケアするのはなかなか厳しく、悪化した状態となれば、歯医者さんでクリーニングして貰うなどの処置が必要となります。

そうならないためにも、普段からしっかり予防して、年を重ねても”美しい白い歯”を保てるようにしましょう。

歯の黒ずみの原因となりやすい食べ物や飲み物

一般的に、色素が強い食べ物・飲み物とタバコなどが、特に歯の黒ずみの原因となってしまうといわれています。

以下のようなものを食べた場合、しっかりとした歯磨きが必要ですね。

●飲み物による歯の黄ばみ・黒ずみ

紅茶や緑茶、コーヒー、ワイン等をよく飲む人は歯の黒ずみが起きやすいといわれています。

これは、紅茶やワイン等に含まれる色素(主にタンニンなど)が、唾液に含まれるのカルシウムや金属イオンなどと結合し、それが歯に付着することで、ステインとなってしまう為と考えられています。

やはり、それだけに、紅茶やコーヒー、ワイン等を毎日よく飲まれる方は、しっかりとしたお手入れが必要となります。

まずは、それらを飲んだ後には、必ず「うがい」や「歯磨き」をする等が最も簡単な予防方法です。

お茶やコーヒー、ワイン等をマグカップやグラスで飲んだ後は、それをそのままにしてしまうと、茶渋等の汚れがこびりついてしまいやすくなるので、出来るだけすぐにゆすいだり洗ったりしますが、これは歯も同様です。

結局は、こまめなうがいや歯磨き等のケアが一番の予防となるのです。

尚、コーヒーは、最近まで「タンニン」が含まれるとされていましたが、最近の研究では、それと似た働きをする「クロロゲン酸類」と呼ばれる、加水分解性タンニンに非常によく似た構造の化合物であることが発表されています。

●食べ物による歯の黄ばみ・黒ずみ

考えてみれば当たり前のことなのかもしれませんが、やはり色素の強い食べものは歯の黄ばむや黒ずみの原因となりやすい物です。
代表的な食べ物として考えられるのが、カレーやケチャップを使用した食事やソース(カラメル色素)やチョコレート等で、飲み物同様、ステインの沈着を防ぐためには、食後のうがいや歯磨きは欠かさない様にする必要があります。

●タバコのヤニによる歯の黄ばみ・黒ずみ

食べ物・飲み物を除いて、最も歯の黄ばみや黒ずみの原因となるのが、タバコのヤニです。
唾液に拭くまれるカルシウムや金属イオンなどと結びついて、歯に付着することにで強力にこびりつき、黄ばみや黒ずみになってしまいます。

また、ご自分では吸っていない方でも、家族や職場環境で副流煙を吸い込む事で、黄ばみや黒ずみが発生する場合がありますので注意が必要です。

タバコのヤニによる歯の黄ばみや黒ずみを予防する一番の方法は「タバコをやめる」事ですが、それも決して簡単なことではありません。

ただ、タバコを吸った後でも、こまめに「うがい」や「歯磨き」をする事で、ステインの付着を予防する事が出来、ある程度は、黄ばみや黒ずみを予防することが可能です。

●年齢(加齢)によるエナメル質の劣化

人間誰しも年齢を重ねれば、いろいろな所に病気や不具合が出てきやすくなるものですが、歯や歯茎も例外ではありません。
通常、歯は年齢を重ねることで、自然に黄ばんだり黒ずんだりするなど、汚れたようになってきたりします。

これは、年齢とともに歯のエナメル質が弱くなったり、摩耗して薄くなることで、そこに小さな傷が出来たり、ひびが入ったりしやすくなるためで、そこに、食べ物や飲み物、またタバコのヤニなどの色素が入り込むことが原因です。

また、虫歯治療で神経を取ってしまった歯も奥から黄ばみ・黒ずみが出やすくなるといわれています。

加齢が原因の歯の汚れについて

人間は誰でも年を取れば、体の色々なところに不具合が起きがちですが、歯や歯茎も年齢によって色々な事がおきます。

歯周病等はその最たる例ですが、黒ずみや汚れに関しても同様です。
歯は年齢を重ねる毎に黄ばんで汚れたようになってきたりしますが、これには原因があります。

この黄ばみや汚れの原因は、年齢とともに歯のエナメル質が弱くなる事にあります。

歯のエナメル質が弱ってきて、小さな傷やひびが出来、そこに食べ物や飲み物、タバコのヤニなどに含まれる色素が入り込むことが、この汚れ、黄ばみの原因となっています。

こうなってくると歯磨きなどの日常のケアだけで、簡単に白くすることは難しくなってきてしまい、健康な白い歯を取り戻したいとなると、歯医者さんに相談してクリーニングやホワイトニングなどを施術して貰う必要が出てきてしまいます。

最近では、歯のアンチエイジングなどを行っている歯医者さんもあるので、汚れや黄ばみが気になるという方は、一度相談してみると良いかもしれません。

加齢による歯の汚れを完全に防ぐ手立てはありませんが、歯には元々「再石灰化」というエナメル質を再生する力があり、それを促す効果をもった成分である「ハイドロキシアパタイト」等が配合された歯磨き粉を使う等すれば、ある程度予防する事は可能です。また、再石灰を促す他の成分といえば、フッ素やキシリトール等もあります。

歯の黒ずみの改善方法

一度黒ずんでしまった歯を元の美しく白い歯に戻すのは、やっぱり大変なことです。
もしひどく色付いてしまった場合は、改善する最も一般的で効果がある方法は、やはり歯科医院での治療です。

●ジェットクリーニングによるステインの除去

歯の裏にこびりついたステインや、ある程度軽度の黄ばみ・黒ずみであれば、専用の機器を用いたジェット水流と薬剤を歯に吹き付け、こびりついた汚れや黒ずみを落とす「ジェットクリーニング」という治療で除去する事が可能です。

残念ながら保険治療外となってしまいますが、一回あたりのコストは、3,000円~10,000円程度と比較的安価ですから、気軽に実施することが可能です。

ただし、この機械を導入している歯科医院があまり多くないため、この治療を受けたいと思っても、近所の歯科医院で受けられるかどうかが分からないというデメリットがあります。

また、長年にわたりステインがこびりつき、変色してしまった歯だと、ジェットクリーニングのみでは、完全には解決、改善が出来ない可能性があります。

●ホワイトニング治療による白さの改善

歯の黄ばみや黒ずみの進行がひどい場合には、一部の歯科医院や審美歯科による「ホワイトニング」などの治療が必要となります。

以前は、歯の表面を削って。かぶせ物等を行って歯を白く見せる様な事が多かったのですが、最近では、歯を削ったりするようなことは殆ど無く、専用薬剤と機器(レーザー)等を使い行う「オフィスクリーンング」や、自分の歯専用のマウスガードを作り、薬剤を使って自宅でホワイトニング剤をつける「ホームホワイトニング」等の治療が一般的です。

施術方法や内容が歯医者さんによってかなり違いがあり、歯の状態によっても必要な施術が大きく異なるので、かかるコストは様々です。

まずは、歯医者さんを受診し相談してみましょう。

●歯磨き粉による黄ばみや黒ずみの改善

歯医者さんでの治療・施術などに比べれば、効果や即効性はありませんが、一部の薬用歯磨き粉にはステインの吸着や除去、歯の再石灰化を促す成分等が配合されており、それにより、歯のエナメル質が修復されることで、黄ばみや黒ずみを和らげたり、改善したりする効果があります。

日頃から、歯の黒ずみや黄ばみを予防・改善する為には、是非歯磨き粉の見直しも検討して下さい。

歯の黒ずみを予防・改善する歯磨き粉成分

ひどく黒ずんでしまった場合、やっぱりホワイトニングはお金も手間もかかるので、理想としては毎日のケアで予防やくすみ改善をしたいところです。

歯の黄ばみを予防するには、なんといっても正しい歯磨きによる予防が一番です。

歯磨き粉選びは、すでに付着してしまった歯の汚れを落としたり、汚れの再付着を予防する成分が配合されている歯磨き粉を選ぶことが極めて有効です。

特に年齢が上がってきたら、今までよりももうワンステップ良い歯磨き粉選びを心がけましょう。

●歯のステイン除去作用がある歯磨き粉成分

以下の成分が配合されている歯磨き粉には、歯の黄ばみや黒ずみの原因となる「ステイン」を吸着・溶解等をする効果があります。

マクロゴール400(PEG-8)
別名「ポリエチレングリコール400」とも呼ばれる高分子化合物。歯を傷つける事無く、ヤニ等の色素性沈着物を溶解する作用がある成分です。

ポリリン酸
微生物から哺乳類まで、あらゆる生き物の体の中に、もともとある安全な成分で、歯の汚れを落とすと同時に、歯の表面をコーティングしてステインの再付着を防ぎ、歯石の沈着を防止する効果があります。

メタリン酸ナトリウム
リン酸が直鎖状に数個から数千個重合した高分子物質。 歯の黒ずみの原因であるステインの除去だけでなく、歯周病菌の増殖抑止効果や歯茎のコラーゲン生産促進効果、口臭予防効果なども確認されている成分です。

※通常のメタリン酸ナトリウムより強力な「網状ウルトラメタリン酸」という成分が配合された製品も販売されています。

ゼオライト
歯石(歯に付着したプラーク(歯垢)が石灰化したもの)の原因となる口腔内のCa(カルシウム)イオンを吸着し、歯の表面へのCa(カルシウム)の沈着(歯石の沈着)を防止する効果がある成分です。

●歯の再石灰化作用がある歯磨き粉成分

歯の表面のエナメル質が傷ついたり、食事や飲み物に含まれる「酸」で溶けてしまう事が、初期虫歯や汚れ付着の原因となりますが、歯にはもともと「再石灰化」という機能があり、エナメル質を再石灰化させることによって、歯を健康な状態に戻し、虫歯の進行を改善したり、歯を白くする事が可能です。歯の再石灰化を促す・補給する成分には、以下のようなものがあります。

薬用ハイドロキシアパタイト
もともと、歯のエナメル質は97%、象牙質の70%がハイドロキシアパタイトという物質で構成されており、「薬用ハイドロキシアパタイト」は、リン酸とカルシウムから合成された成分です。
歯を構成する天然のハイドロキシアパタイトに極めて近い組成となっており、歯に直接作用し、歯垢を吸着除去し、歯のエナメル質に付いたミクロの傷を修復 (再結晶化)し、脱灰部分の再石灰化作用によって、エナメル質の健康を回復することで、虫歯の発生と進行を予防し、なめらかでツヤのある白い歯を保つ効果があります。

フッ素(モノフルオロリン酸Na、NaF、フッ化第一スズ)
歯へのミネラルの補給を促し再石灰化を促す作用があります。
また、フッ素で再石灰化を促した歯は酸に強くなるため、酸蝕歯やむし歯になりにくくなる等の効果があります。

キシリトール
唾液の分泌を刺激し、それによって口腔内のカルシウムレベルを増大させる事で、健康な歯の脱灰防止と再石灰化効果を促進し、虫歯の発生を防止することが、WHOのフランス領ポリネシアでの研究などで実証されていいる成分です。

リカルデント(CPP-ACP)
再石灰化を助ける牛乳由来の成分で、「CPP-ACP」という成分がその効果を発揮します。「ACP」は、非結晶性のリン酸カルシウムの事で、「CCP(カゼインホスホペプチド)」が、ACPをエナメル質内に連れて来る役割をしています。