アトピーで普通の生活を我慢してきてはいないでしょうか?
友達と海へ行くこと。食べたいものを何の不安もなく食べること。肌を見せる洋服を避けてきたこと。そんな経験はありませんか?「気にしなくていい」と分かっていても、「アトピーが悪化するのが怖い」「荒れた肌を見られたくない」そんな感情を消し去るのは難しいですよね。
「アトピーで不自由な思いをするのは、もうたくさん!」「アトピーを治したい。この痒みから解放されるなら何でもしたい。」そう思って、いろいろ調べてきたのではないでしょうか。すばらしい決意だと思います。
アトピーに関する情報は溢れています。あれがいい、これがいい…と意見もバラバラ。どれから手をつけるべきかわかりませんよね。
そんなあなたにまずお伝えしたいのは、アトピーの改善には何もいらないということです。むしろ、アトピーを根本的に治すためには、薬や保湿剤、厳格な食事制限などを「やめる」ことが有効的なのです。さまざまなものを手放して、情報に振り回されることなく、アトピー治療の軸を持って取り組んでいけます。
この記事では、アトピーの改善に本当に必要なものをお伝えします。もしかしたらあなたは、あれもこれもがんばりすぎてきたのかもしれません。そんな努力家のあなたにとって、不要なものを手放すことがアトピー改善の第一歩になるはずです。大丈夫です。アトピーは難病でもないし、不治の病でもありません。正しい知識を持って取り組めば、必ず改善します。
アトピーの改善には、なにもいらない
世の中に溢れるアトピーの情報の中から、正解を見つけるのはとても難しいですよね。試すにしても、時間もお金もかかるし、効果もハッキリしないものが多い。薬だって効かなくなってきて、この先どうしていいのかわからなくなっていませんか?
実は、アトピーの根本的な改善には、足し算よりも引き算が大切。その理由と本当に必要なものは何かをお伝えします。
アトピーになるのは先進国の人だけ
いま日本ではアトピーを発症する人が、どんどん増えています。しかし、これはどこの国でも起こっていることではありません。実はアトピーが増えているのは、先進国なのです。入浴習慣のない国や食べ物に不自由がある地域では、アトピーはほとんど見られません。これは動物にも共通していて、アトピーになる動物は先進国で飼われているペットだけで、野生動物にはありません。
アトピーが、増えている要因は生活環境にあります。先進国に共通しているのは、豊かで便利な生活です。いくつか例を挙げてみます。
- 一日三食好きなものを食べられる
- 食事もインスタントで簡単に用意ができる。
- 人間も動物も、毎日自分の足で動き回ることもなく、食べ物にありつける。
- 夜遅くまで働く。ゲームやテレビに夢中になることも。
- 風邪をひいても、薬を飲んで、すぐ治す。
このような生活が送れるのは、先進国だからこそ。しかし、こんな毎日は、わたしたちを「自然」から引き離してしまったともいえます。
アトピーは「やめること」で改善できる
では、アトピーにならない生活とはどんなものでしょうか。アトピー発症の少ない発展途上国に見習うべく、現地の生活を想像してみましょう。
- 食事はお腹が空いた時に、少しだけ食べる。
- 食べ物や水の調達に、毎日長い距離を歩く。
- 電気が無い暮らしなら、夜が更けたら眠る。
- 風邪をひいても、静かに寝て治す。
現代の私たちとは、かけ離れた生活ですよね?けれど、このような生活様式は、戦後まもない日本では、近いものがありました。その当時は、生活は貧しかったけれど、アトピーの人はほとんどいなかったそうです。
アトピーは、現代病です。わたしたちの生活から生まれてきたものです。
つまりアトピーを治すヒントは、生活の中に溢れています。野性味のある生活に激変させるということではありません。あなたが良かれと思っている習慣や、便利になりすぎた生活が、アトピーを悪化させている可能性があります。
アトピーには、なにもいりません。なぜなら、アトピーを治すために必要なものはすでに持っているからです。
では、アトピーの改善に「いらないもの」と「本当に必要なもの」についてお話しします。あなたのいままでの常識を一旦横に置いて、読んでみてください。
アトピーの根本的な改善の為に8つの事をやめる!
アトピーに「効く」と言われるモノや習慣は沢山あります。例えば、それらをしっかり実行したらこんな生活でしょうか。
三食徹底した食事管理のもとに自炊。肌にいいサプリメントを飲み、仕事のストレスは厳禁。汗をかくためにスポーツジム通い。アレルギー対策で毎日隅々まで掃除。お風呂上がりは念入りに保湿をして、毎晩新しいシーツで睡眠も十分に取る…。かなりストイックな生活ですね。
実際、このような生活はなかなか続きません。いろんな制限を頑張りすぎて、心身ともに疲れ果てる場合もあります。もちろん、ひとつひとつを見てみれば、体によいこともあります。けれど「ルール」に縛られすぎていては、アトピーは治らないのです。
もっとシンプルにお伝えします。あなたは、いま「するべきことをできていない」より「しなくてもいいことを頑張っている」可能性があります。新たに何かを始めるより、いまやっている習慣をやめる方が簡単ですよね。アトピーの完治で、本当に大事なことはそんなに多くはありません。
アトピーを治すために、不要な8つのものはこちらです。
- 「アトピーを○○に治してもらう」をやめる
- アトピーの誤解を、捨てていこう
- 厳しい食事制限は必要ない
- お風呂で石鹸やシャンプーはいらない
- 保湿をやめることで肌の回復力が高まっていく
- ステロイドをやめると、アトピーが改善できる
- 心配を手放すと、アトピーはよくなる
- 「~しなくてはいけない」は必要ない
それでは、一つずつお話ししていきます。ボリュームのある記事なので、ゆっくり理解しながら読み進めてくださいね。
1:「アトピーを○○に治してもらう」をやめる
「○○」に入る言葉はなんでしょうか?医者、病院、薬、ステロイドなどが浮かんだのではなためにいでしょうか?
まずアトピー治療の大前提をお話しします。
この先「アトピーの完治」を目標にしているのなら、薬は必要ありません。治療薬とされるステロイドは、アトピーの根本的な治療のためには作られていません。
アトピーを、治してくれるのはあなたの持っている「自然治癒力」です。
【アトピーの改善で本当に必要なもの① ~決意~】
あなたが「自分で治す」という気持ちを持つこと
いままで薬を塗ってきたなら、意識していなくても「治してもらおう」と考えてしまいがち。炎症が悪化したら、「何を塗ればいいのか?」と考えるクセは捨てて下さい。
アトピーは、あなたの持っている力で治すことができます。なによりも大事なのは、薬ではなくて「自然治癒力」。切り傷が勝手に治ってくれるのと同じ働きで、アトピーも治すことができます。それについては、このあと詳しくお話ししますが、常に「自分で治す」という意識を持つことを忘れないようにしてください。
2:アトピーの誤解を、捨てていこう
アトピーはたくさん誤解されています。誤解を解かないかぎり、あなたは迷い続けてしまいますよね。アトピーで誤解されている代表的なものです。
- アトピーはあなたの肌が弱くて炎症を起こしている
- アトピーの原因は、遺伝子が悪さをしている。
- アトピーは原因不明の難病。
- アトピーは一生治すことはできない。
アトピーは、恨まれるような病気ではなく、あなたの体が本来の健康的な体に戻っていくための働きなのです。これについて、具体的にお話しします。
アトピーは体の大掃除
実は、アトピーは意味を持っています。アトピーの症状は「排泄」なのです。排泄とは、体の中で不要になったもの(老廃物)を外に出す働き。便、尿、汗が代表的ですね。生きていくために欠かせない機能には、呼吸、消化、血液の循環、体温調節などがありますが、その中で欠かせない大事な役割の一つが「排泄」です。
人は、きちんと排泄ができないと健康に生きることができません。例えば、2週間便秘だったら、体がおかしくなるのは想像できますよね?老廃物は、体外に出さなければ病気になってしまいます。
しかし体が不調の時は排泄機能が低下し、老廃物が溜まっていきます。私たちは、知らず知らずのうちに「いらないもの」を溜めこんでいるのです。そして、新たに排泄しようと選んだ場所が「肌」です。
実は、肌は「排泄器官」のひとつ。体の中に溜めていられなくなった老廃物を、肌を炎症させて血や体液と共に排出しています。つまり、炎症自体が「健康を保つための働き」の「排泄」なのです。
【アトピーの改善で本当に必要なもの② ~生活~】
・アトピーの症状を利用して、体内のいらないものを排出する
→つまり、炎症は自然治癒するまで放置する
・毎日の生活で、体にためこむ不要なものを取り入れないようにする
→食事を見直してみましょう(くわしくは、次の項目で)
・しっかり排泄ができるような体づくりをする
→睡眠不足に気をつける、適度な運動をする、働きすぎないなど。
基本的な「健康を維持するための習慣」もアトピーの改善に多いに役立ちます。
この3点を同時に行っていくことが必要です。
3: 厳しい食事制限は必要ない
アトピーと食事には深い関係があります。「食事を見直せば、アトピーを改善できる!」そう言えるくらい大切なもの。けれど、どの食事法が本当に正しいのか見極めできていますか?
食事を制限しすぎると起こる弊害
アトピーを改善すると言われる食事には、玄米、マクロビオティック、ローフードなど、色んなものがあります。全部試して、自分に合うものを探せたらベストですが、お金も時間もかかってしょうがないです。しかも厳格な食事制限は、逆効果になることもあります。
アトピー治療で、除去食という考え方があります。アナフィラキシー症状を起こす食物は制限する必要がありますが、アトピーによくない食物を日常から除去するのは不安な点があります。アトピーにおける「食物アレルギー検査」について、阪南中央病院の佐藤健二先生はこう述べています。
アトピー性皮膚炎が食事アレルギーで悪化するという説は、まったく間違っています。アトピー性皮膚炎と食事アレルギーは、まったく別の病気です。アトピー性皮膚炎のごく一部に、偶然食事アレルギーが合併することがあるだけです。食事アレルギー患者は、蕁麻疹、全身蒼白、血圧低下、ショックなどアナフィラキシー症状を示しますので、食事アレルギーを起こす食物は普通すぐ分かりますし、それを食べなくなります。ですから、アトピー性皮膚炎患者が食事アレルギーを合併していても、実際に食事アレルギーでアトピー性皮膚炎が悪化することはほとんどありません。
アトピーの症状を持つ人が食物アレルギー検査をすると、多くの食物に陽性反応が出ることがあります。たとえば、米、小麦、卵、ミルク、牛肉、魚が陽性の場合、食事の大部分に影響します。このような結果も、めずらしいものではありません。
食物アレルギー=アトピーの除去食と考えてしまうと、本来必要な栄養素まで減らしてしまう危険性があるのです。栄養状態の悪化が進むと、皮膚の再生能力も弱まり、アトピー自体の治りが悪くなる悪循環に陥ってしまいます。
食事がストレスにならないためにも
厳しい制限につきものなのは「ストレス」です。
アトピーによくない食事を徹底的に排除すると、外食は限られたものになり、人と食事に出かけることも憂鬱になってしまいがち。「なんでみんなと同じものが食べられないんだろう。」「友達に会うのも億劫になってきた。人付き合いが悪くなってしまう…。」そんな悩みだって、抱えてしまいますよね。
本来、食事は楽しむものです。食事の行為がストレスになっていては、いくら体に良いものを食べても、体に悪い影響を与えてしまいます。「これは太る」と考えながら食べると、そうでない場合より太りやすくなるというデータも出ています。思考は、体に大きく影響するのです。
とはいえ、アトピー改善にぜひ取り入れたい食事のポイントもあります。
【アトピーの改善で本当に必要なこと③ ~食事~】
・1日2食にするなど、小食をこころがける
→お腹が減っていないのに、朝、昼、晩と食べていませんか?食べ過ぎていると、体は消化のためにエネルギーを使いつづけて、疲れきってしまいます。本来、傷の治癒に使うエネルギーも使ってしまうことに。お腹が減った時に、腹七分目の食事がベストです。一日三食食べなければいけない、という概念は捨てましょう。
・季節の野菜をたっぷり食べる
→旬の野菜には、その季節に合った働きがあります。夏野菜は体を冷やし、冬野菜は温めてくれます。例えば、冬に夏野菜ばかり食べていては、体を冷やしてしまいます。旬の野菜を食べることは、美味しいだけでなく、体にも優しいのです。
・昔ながらの調味料を使うようにする
→できれば、化学調味料などの少ない食事を心がけたいです。
まず手始めに、調味料から変えてみてはいかがでしょうか?実は、醤油やみりん、味噌にも添加物が多く含まれています。毎日使うものだからこそ、化学的なものが入ってない調味料を選ぶ。昔ながらの作り方のものがオススメです。購入する際、成分表示を見て、確認してみてはいかがでしょうか。
このような点を心がけながら、自分のアトピー症状に合った食事を見つけてみるのも有効です。食事を意識すると「これを食べたらかゆくなる」「胃が重くて眠たくなる」など気付くこともあるはず。そうしたものは、少し避けるようにして、あなたなりの「アトピー改善食」を見つけてください。
そして、なによりも食事を楽しむ気持ちを忘れないでくださいね!
アトピーと食事のくわしい関係については、こちらに書かれていますのでぜひ参考にしてください。
4:お風呂で石鹸やシャンプーは、いらない
アトピーの炎症がひどい時、お風呂がリラックスできないこともありますよね。シャワーの水がしみたり、無添加の石鹸やシャンプーを使っていても傷口が痛むこともあると思います。そんなあなたにオススメしたいのは「洗わない」ことです。
「石鹸を使わないなんて、不潔!」そう思いますか?けれど、体の汚れやほこりは、お湯で十分落ちます。石鹸で洗うと、必要な油分まで過剰に落としてしまって乾燥がひどくなります。
「アトピーだからこそ、清潔にするべき。」そう思うかもしれませんが、ネパールの人は、1カ月お風呂に入らないのにアトピーの人はいません。過剰な清潔志向がアトピー増加のお手伝いをしているという見方もあります。
【アトピーの改善で本当に必要なこと④ ~お風呂~】
・お風呂では、髪も体もお湯洗い
→シャンプーも石鹸もいりません。お湯で洗うだけで十分に汚れは落ちます。
お湯シャンプーのやり方です。
- シャンプー前にブラッシング
- 34度のぬるま湯で頭皮をマッサージして流す(2~5分)
- 髪がからまる時は、乾かす前に毛先にオイルをつける
いままで自分に合った石鹸やシャンプーを探し回ってきたのではないでしょうか?お湯洗いに切り替えることで、お風呂のストレスも一つ減るはずです。
こちらには、お湯だけシャンプーにすると頭皮がキレイになる理由と、具体的な3つのステップが書かれています。
また、こちらの記事にはアトピーの改善にはおすすめできない入浴剤の3つの成分と、お風呂のお湯を柔らかくするための、2つのステップをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
5:保湿をやめることで肌の回復力が高まっていく
「お風呂あがり、一刻も早く保湿を!」そんな毎日を送っていませんか?
実は、その「保湿剤」もアトピー改善には必要ないものです。アトピーには乾燥が大敵と思われていますが、実は「保湿をすること」でアトピーを治りにくくしているのです。その仕組みをご説明します。
保湿をすることで、肌の生まれ変わりを邪魔している
肌の乾燥がなぜ起こっているのか?それは、肌の生まれ変わりのためです。
ターンオーバーという言葉を聞いたことはありますか?これは、28日周期で肌が再生し、生まれ変わる体の働きのこと。乾燥もこれの一種で、肌が乾燥しめくれあがることによって新しくなります。この時保湿剤で覆ってしまうと、古い肌がめくれず、ターンオーバーの邪魔をしてしまいます。
保湿依存状態になっていませんか?
保湿剤が手放せない…そんなあなたは、保湿依存状態に陥っているかもしれません。保湿依存状態に陥ると、本来肌が持っている「潤す力」が弱まってしまうのです。いままで保湿をし続けていても、乾燥肌が改善することは無かったのではないですか? 肌の潤いを取り戻すには、「保湿をやめる」ことが必要です。
脱保湿で肌が強くなっていく
保湿をやめることは、かなり勇気のいることです。痛みすら伴うチクチク感も、粉がふくほどの痒みだって我慢できない、そう思いますよね。
最初は、保湿剤をつけない状態が身悶えるほどかゆく、ゆっくり眠ることもできない日々が続きます。けれど不思議なことに、翌日の肌は、保湿した日よりきれいでかゆみが少なくなります。日を追うごとにかゆみを耐える時間がだんだんと短くなっていき、数か月後にはお風呂あがりに全く保湿剤が必要ない潤いのある肌になります。脱保湿を経験すると、肌がどんどん強くなり、傷の治りが早くなっていくのを感じます。
【アトピーの改善で本当に必要なこと⑤ ~脱保湿~】
・保湿が必要ない肌に近づけていくために、保湿剤をやめること
→脱保湿を成功させるポイントをいくつかご紹介します。
1.朝の洗顔は目元、口元だけをぬぐう。
朝も夜もゴシゴシ洗いすぎていると、肌が乾燥しすぎてしまい、刺激にさらされるようになります。乾燥がひどいときは、がんばって皮膚が生まれ変わろうとしている時です。目と口元だけぬぐったら、あとは濡らさないようにしましょう。
2.化粧水、保湿剤、乳液は使わない。
もし、いきなり脱保湿が怖いときは、まず洗顔やクレンジングからやめて、肌のツッパリが無くなるのを実感しましょう。そうすることで、保湿をやめやすくなります。
3.メイクは、ノーファンデ、ポイントメイク。
どうしてもメイクが必要な時は、ポイントメイクがオススメ。ポイントメイクをしていれば、ファンデーションを塗っているように見えるからです。クレンジングが必要ないように、お湯で落とせるマスカラなどがオススメです。アトピーを改善できるまで、できればメイクは控えた方が良いです。
この脱保湿が、アトピー完治のきっかけとなる人も多いです。まずは週に1日、脱保湿デーを作ることから始めてみてはいかがでしょうか?
こちらの記事には、脱保湿がアトピーに有効な3つの理由と、肌の回復力を高めてアトピーを改善するための7つのステップをご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
6:ステロイドをやめると、アトピーが改善できる
では、アトピー改善のために、最も大切なことをお話しします。
アトピーの改善で、何よりやめるべきなのは、「ステロイド」です。むしろ、ステロイドがアトピーを治せなくしています。その仕組みをお話していきます。
アトピーはただの肌荒れではない
アトピーの炎症の正体は、あなたの体の中のいらないものを外に出すための働き。先ほどもお話しした「排泄」です。いらないものが溜まっている実感は無いかもしれませんが、溜めこむと同時に、私たちは想像以上にいらないものを摂り込んでいます。添加物や薬剤、大量の砂糖や悪い油も、体に吸収することができません。
それらを捨てるために、体は「排泄」という働きで炎症を起こします。アトピーの炎症は、あなたの体がより健康になるために選んだ手段で、ただの肌荒れではありません。
ステロイドがアトピーに不要な理由
ここでもう一つ知っていてほしいことは、ステロイドはアトピーを治す薬ではなく、炎症を抑える薬だということです。ステロイドがアトピーの排出作用である「炎症」を抑え込む。けれど、炎症はあなたの体の「排泄」。炎症を抑え込むということは、排泄の邪魔をしていることが分かりますか?
アトピーは、いらないものを出し切るための働き。けれど、ステロイドは、炎症を抑え込むことで、出そうとしたものをさらに体内に押し戻してしまいます。アトピーの炎症(排出)→ステロイドで鎮静(老廃物を押し戻す)→また炎症を起こす(排出)…と延々に繰り返してしまいます。
つまり、ステロイドを使っている限り、アトピーが治らないという悪循環が続いていきます。
【アトピーの改善で本当に必要なこと⑥ ~脱ステロイド~】
・アトピーの症状から、体内のいらないものを出しきる
→ステロイドを使わずに、炎症を自然治癒にまかせる。徐々に自分の体調に合わせて、脱ステロイドを始める。
(脱ステロイドのステップは、下の項目のリンク先を参考にしてください。)
脱ステロイドで不安を抱いたなら
ステロイドをやめることは、アトピー完治には欠かせないこと。けれど、やめた途端に炎症は悪化しますし、肌荒れに耐えるのは楽なことではありません。しかし、その炎症の悪化もいままで薬で抑えつけられてきた排出が始まった証拠。本来の体の力が発揮されていることなのです。
こちらの記事には、脱ステロイドまでの具体的なステップ、アトピー回復の体のサインについて書かれています。脱ステロイドについて、ぜひこちらを読んでから実践してください。
また、ステロイドについて詳しい内容はこちらを読んでください。ステロイドの副作用、ここには書ききれなかったステロイドがアトピーを治せなくしている仕組みが詳しく書かれています。
脱ステロイドは、勇気のいることです。けれど、アトピーの完治した状態とは「ステロイドを使わなくても、炎症がない肌が維持できること」です。その目標を胸に、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
7:心配を手放すと、アトピーはよくなる
かゆくなるのも、肌が荒れるのも、簡単には慣れません。肌が荒れると人に会いたくなくなるし、何もやる気が起きないのでは。でも、そんな憂鬱や、ためらいも無く、毎日を過ごしていきたいですよね?
アトピーとストレスには大きな関係があります。言い換えると、気持ちを切り替えるとアトピーの治りが早くなる、ということでもあります。「症状の悪化を乗り切るためにはなによりも前向きな気持ちが大事」と、藤澤皮膚科院長の藤澤重樹先生は、「アトピー治療革命」でこのように述べています。
症状が悪化した時には、個々の状況に応じていろいろな対応が考えられますが、ある程度は耐えて乗り切るしかありません。激しいかゆみが続き、眠れない夜が続き、そして不安定な精神状態が続きます。症状がいったん治まったと思っても、半年後や1年後、あるいは2年後など、季節が変わるたびに悪化することがあります。そんな時は、やはり気分が沈んでしまいます。それでも、ただひとつ有効な手段をあげるとするなら「アトピー性皮膚炎は必ず治るんだ」という強い自己暗示でしょう。あるいは「アトピーフリーの健康な生活を取り戻すんだ」でもOKです。要するに、なるべくアトピーのことは忘れて、普段の日常生活を送ることが、再悪化をうまく乗り切るコツなのです。
実際、肌が荒れていると自信がなくなってしまうかもしれません。けれど、それはあなたがアトピーを治している過程に必ず必要なことで、決して悪いことではありません。どうかその肌荒れにも、自信を持ってください。あなたが「治る」と思い続けることは、体の治癒力を高めてくれます。
【アトピーの改善で本当に必要なこと⑦ ~心の持ち方~】
・アトピーのことを考えすぎないこと
→あなたは、アトピーを治すために生きているわけではないですよね?「アトピーだから出来ない」と思い込んでいることは、本当にできないことでしょうか?アトピーだからといって、自分を制限する必要はありません。
体調を労りながらも、思う存分自分のやりたいことに挑戦してみてはいかがでしょうか?それでもアトピーのことが嫌でしょうがない時は、こちらを読んでみてください。アトピーにおけるストレスとの上手な付き合い方が書かれています。
8:「~しなくてはいけない」は必要ない
アトピーを改善するために、がんじがらめになっていませんか?あれもこれも禁止。食べ物も我慢ばかり…と、いろんな制限を設けていませんか?アトピーに必要なものは「制限」ではありません。
【本当に必要なもの⑧ ~まとめ~】
・アトピーの正しい知識
→Zigenのアトピー関連の記事で、どんどん取り入れてください。
・「自分の力で治す」という決意
→「治したい」そう思って、ここに辿りついたのではないでしょうか?あとは、人に治してもらうではなく、自分で治すと決めることです。
・あなたの持つ「自然治癒力」
→もうすでに持っています。いままでは、うまく使えていなかっただけです。アトピーは、なにかを制限しているだけでは決して治りません。それよりも、自信を持って、あなたの持つ治癒力を高めてあげることが必要なのです。
アトピーの症状が出やすい人には、がんばり屋さんで真面目な人が多いと言われています。自分に制限をかけるよりも、自分の持っているものに目を向けて、アトピーという体の賢い反応のお手伝いをするようにしてあげてくださいね。
まとめ:「アトピーを治す」ことが、あなたの本当の望みですか?
「アトピーが治ったら、自分がしたいことがなんでもできる!」「肌がきれいになったら、幸せになれるはず。」そう思っているかもしれません。
しかし、あなたの「アトピーを治したい」より、もっと奥に隠れた本当の望みは何でしょうか?
例えば、「人にもっと愛されたい」「昔から夢だった仕事がしたい」「自分の容姿を好きになりたい」そのようなことかもしれません。素晴らしい願望ですよね!でも、それはアトピーを治さなきゃ叶わない望みですか?
きっとこの先、アトピーを乗り越えていく中で、「肌荒れのことを気にせず愛してくれる人」や「あなたを助けたいと手を差し伸べてくれる人」に出会っていくはずです。
アトピーの経験は、決して悪いことばかりではありません。見返りのない愛情を感じることや、いままでの価値観を変えてくれるような出来事が起こります。もし、そんな気付きを無視したままでは、アトピーが完治したとしても「あなたの本当の望み」は叶うのでしょうか?肌がきれいになっただけで、幸せになれるのでしょうか?ぜひ、あなたの内面の望みにもしっかり目を向けながら、アトピーの完治へ歩んでいってください。
アトピーの症状は、心と体の大事な声です。あなたの人生に、しっかりとした健康を呼び戻すために起こっていることを忘れないでくださいね。
最後にもう一度。アトピーは、必ず改善します。アトピーを悩む気持ちが無くなる瞬間が一日でも早く来るのを、心より願っています。