2014年11月28日
詐欺のえげつなさ
フジテレビ「スーパーニュース」では2日にわたって特集で、「スカウト詐欺」が取り上げられていました。手口が巧妙化した上に、えげつなさが伝わりました。
先ず、詐欺団のスカウト役が原宿界隈でターゲットを物色して声をかける。「広告のモデルを探しているのですが、写真撮影だけさせてもらっていいか?」と声を掛けるのだそうな。物凄く敷居を低くしていますよね。ファッションモデルとしてスカウトしたとか、アイドルタレントとしてスカウトしたとアプローチしているのではなく、『広告のモデルになりませんか?』だからターゲットの女性が自惚れていなくとも引っ掛かる余地がある。「バッグを持ったときの立ち姿が見栄えするから」とか「プロのモデルとは異なった素人っぽいモデルを要求しているかも知れない」とか、幾らでも口先で繕うことができる。
その上に、アプローチとしては「写真審査が第一次審査であり、その審査に通ったら連絡するだけだから写真撮影に応じて欲しい」旨の説明をしている。これまたハードルを下げていますよね。写真撮影を断る確固とした意志がない限りは、断わる理由が見つからなくなる。なので、その通りで簡単なポーズを取って写真撮影に応じる。詐欺団のスカウト役はプロを装う為の大層な機材も不要だそうで、スマホでパッと写真を撮影し、「審査に合格した場合のみの連絡になりますが、連絡先を教えて欲しい。数日中に連絡が届かなかった場合は残念ながら落選したものと捉えてください」と、これまた、まことしやかな嘘で固めて、ターゲットに信じ込ませる。
おそらく、ターゲットの心理からすれば警戒心があるのは当たり前であるワケですが、わざわざ、落選した場合の説明をしているのだから、やはり、正真正銘のスカウト行為であったのかも知れないと感じ取るものでしょう。
で、その翌日に「一次審査に通過しました」とケータイに連絡が入り、「第二次審査にあたっては、エステサロンを指定、そのエステサロンで無料のエステを受けてもらいたい」と伝える。すると、ターゲットは、かなりの確率で、指定されたエステサロンにやってくるという。
実際取材班の追跡調査によると、その日だけで7名もの被害者らしき女性が、そのビル内のエステサロンに入って行ったという。(正確には把握できないものの、詐欺団のスカウト役がターゲットに足を運ばせるまでのプロセスは、ひょっとしたら7~8割以上のハイアベレージなのではないかなぁ。楽した稼ぎたいという心理は誰にだってあるし、「モデル」というのも或る種のステイタスでしょうから、簡単に諦めたくないという心理があると思いますし。)
で、エステ体験をして第二次審査をするのですが、詐欺が詐欺としてカネを引っ張り始めるのは女性エステティシャンであるという。エステをしながら雑談をし、その雑談の中に営業トークを紛れ込ませるのだそうな。「全身脱毛って興味ある?」が入口で、興味があるなら担当者の男性に取り次ぐことができると提示する。担当の男性が無料で全身脱毛ができるカラクリについて丁寧に説明をするという。いわく、
「無料にできるのは理由があるからで、当社と提携している化粧品会社なり宝石卸店の商品を購入してくれれば全身脱毛については無料にできます。一時金として代金は支払ってもらいますが、後にその金額をあなたの銀行口座に当社が全額振込させてもらうので実質的には無料で全身脱毛ができることになる」
という営業トークをする。まぁ、ここで気付かなきゃいけないワケですが、ダマされてしまう人が出てくるワケですやね。詐欺団は高額な化粧品や宝石を売りつけておいて、約束していたキックバックはしない。明らかに詐欺だ。ですが、こういうのってダマされ易いんですよね。心理効果としては、「あなただけに与えられたチャンスなのですよ」という効果が利いているから、そのチャンスを逃したくないという心理が目を曇らせる。実際、払った金額は全額返金するというのだから差し引きで全身脱毛代金はトクするという、トリック的な話術に引っ掛かる。
私はダマされません。ダマされるヤツが悪いのですというタイプの人も居ますよね。ですが、これ、実際に信販会社などとローンを組んだり、リース契約をして、そのシステムを理解している人なら、その危うさに気付くでしょう。リース契約にはリース契約のメリットも確かにある。借りているのだから資産として計上しなくてよいという会計上のメリットがある上に、災害時などにも自己資産ではないという事が有利に働くから。しかし、問題はそこではなく、実は、その販売会社は信販会社を通じて一括で支払いを受けており、ローンやリース料というのはユーザーと信販会社との支払い契約になっているだけなんですよね…。ローンにしてもらって有難いとか、月々のリース代が安くて助かると感じてしまうものですが、販売会社からすればローンで売っているのではなく、一括で売っている。その営業マンに恩義を感じてしまうのは、お人善しだ。
営業マンは研修で叩きこまれた通りに「ひと月あたり、◆◆円の負担です」とか「お支払いはローンでいいのです」と恩着せがましいトークをする。しかし、違うんですよね、本質的に。それらは錯覚を利用している。その営業マンの会社には信販会社から一括で、ドーンと振り込まれてんの。その上、顧客はローン手数料を信販会社に支払う契約をしている。その当たり前を、意外と忘れてしまう。カラオケスナックのホステスさんが「ツケ」にしてくれている「信用買い」の立て替えとは性格が全く異なるんですよね。
(ああ、そうだ。通販の「ジャパネットタカタ」さんは、買う人の目線になって金利手数料は当社負担として販売しているというから、確かに偉いなってね。)この手数料というのがバカになりません。30万円の預金があるのに、なんだかクレジットカードを使用して分割払いで買った方がトクであるような錯覚が紛れ込む。正直、大学生ぐらいだと分からないのだ。そこに金利が加算されて信販会社に取られてしまうことを。また、若い世代はオジサンやオバサンとは異なり、自分たちは若者世代であるという風に考えたがるから、「オッサンみたいに一括、現金で買うなんてダサい」と思い込んでいたりするんですよね。
「今の時代、現金なんてださいっしょー。カードっすよ、カード。現代人たるものカードで全て支払いをするスマートさが必要なの。わかるっしょ、おにいさん。おにいさんの年収なら大丈夫だからカードをつくって、どんどんオシャレすべきっすよー。モテてナンボの世界っすよ、世の中、流行に乗り遅れたらいけないっすよー。乗るっきゃない、このビッグウェーブに!」
その若者的連帯感が信用できるかのような錯覚を生み、説明もアバウトなままに契約書へのサインをとる。オッサンやオバサンを否定したい心理は若者世代には容易に働いてしまうから一時的に同じように若者的な連帯感が作用するワケです。「俺たち若者は若者同士だよね」という連帯感が発生するのだ。しかし、そこで行なわれているのは金銭的決済であり、富の移動だ。チープな若者の一員になることで、その者も「若者である」という自己認証ができるが、その対価は高くつく場合もある。こんなくだらんものに、高いカネを払ってしまったっていう経験、あるでしょ、ホントは? 現在のオッサン世代以上に30年後のオッサン世代の方が、より、ひもじい経済状況になっている可能性が高いのに、そんな事で借金を重ねていいワケがない。
スーパーニュース取材班に拠れば、被害者は案の定、20代半ば以下の若い女性で、女子大学生に70万円の化粧品を売りつけ、女性会社員に120万円の高級ネックレスを売りつけていたという。取材班が宝石店でネックレスの鑑定を依頼すると、「せいぜい3万円程度の商品である」という。原宿なんて修学旅行コースなのであって、詐欺団は、そんなところを歩いている無警戒な若者一人をダマくらかして百万円以上の利益を上げていたワケだ。化粧品というのも原価が安い商品であることは有名だから、幾らでも値段は吊り上げられる代物ですやね…。ターゲットをダマして、ボロ儲けしているって事だ。そのカネで豪遊したり、ブランド品を身に着け、「へへん。これが世の中なのさ。ダマされるマヌケが悪いんだよ。オレは悪くない。オレはシャレオツ東京のテッペンの人間なのだ。ダマされる人は食物連鎖の下の人だってだけ」というタイプのチープな人間を製造している。
で、それら被害者が哀しいんですね。「学費で支払ってしまったから親にも言えない」とか「バカだからダマされたんだと言われるだろうから友人にも言えない」と、精神的苦痛をも受けているという。
なるほどねぇ。オレオレ詐欺、母さん助けて詐欺に改名したんでしたっけ、あれと似ていて、結構、ダマされた人は、みっともないから口外しないものなのだそうな。ダマされた金銭的苦痛と、周囲から罵られる精神的苦痛に耐えているという構図が浮かび上がる。
こーゆーのって、大昔からありましたが、あれを野放しにしておいて、賢い消費者もクソもないよなって思う。ここのところ、【信用】について掘り下げていますが、もう基本からしてぐちゃぐちゃになっているのかも。「信用できるものとは何か?」とやっていくと、実は難しいんですよね。どこで何をやっているのか分からない業者と取引をするリスクは高いと考えるべきだし、ダマすような話術を駆使する営業マンにまんまとダマされるのも苦痛である。
かなりテレビなどへの露出が高かったグラビアアイドルらが、インターネット上でプライベートを装って広告し、実際にはメーカーから宣伝費用を受けていた騒動としてペニオク騒動がありましたが、ファンに対する裏切り行為ではなかったとなる。情報そのものが宣伝行為と一体化してしまっている。
もう、欺くことに罪悪感を感じない人たちが台頭しているんですよね。アイスバケツチャレンジにも、そういった要素がありましたが、渋谷にシロクマが出現したという騒動とかもツイッターなどで拡散されたワケですが、なんのことはない、某企業の宣伝でしたとさ。人騒がせな。てか、どこかで気付いた者が、「これは下らん広告でしょう?」と、つぶすチカラが弱すぎなんじゃないのかなって思う。軽信性というか、ミーちゃんハーちゃんをダマくらかすことに良心の呵責も感じずに効率化ばかりを称賛している連中、そういう根性を信用できるのかどうか、吟味した方がいいと思うけどなぁ。他人をダマしても良心の痛まない人、その精神状態の者は、やはり、金銭的にもダマすタイプの人間性なんだと思うよ。
「何っ! ダマされただと? 取り返してやるっ!」
という社会正義のような意識が低くなってしまった面があるのかな。
それと、あの手の番組で再三、報じられている音声って、なんだか笑っちゃいません? 若者が中高年の口調をマネして、間抜けなイントネーションをつけてしゃべってるじゃないの。あの間抜けな節回しもマニュアルでやってんでしょ? 真摯な言葉、心から説得しようとする場合、節回しなんてものは必要ないんじゃないの。マニュアル・トークを盲信してきた事が関係しているんだと思う。明らかに若い男性の声なのに節回しばかりがオッサン臭く「ナントカなんですワ」なんて言ってるの、だっせー。
先ず、詐欺団のスカウト役が原宿界隈でターゲットを物色して声をかける。「広告のモデルを探しているのですが、写真撮影だけさせてもらっていいか?」と声を掛けるのだそうな。物凄く敷居を低くしていますよね。ファッションモデルとしてスカウトしたとか、アイドルタレントとしてスカウトしたとアプローチしているのではなく、『広告のモデルになりませんか?』だからターゲットの女性が自惚れていなくとも引っ掛かる余地がある。「バッグを持ったときの立ち姿が見栄えするから」とか「プロのモデルとは異なった素人っぽいモデルを要求しているかも知れない」とか、幾らでも口先で繕うことができる。
その上に、アプローチとしては「写真審査が第一次審査であり、その審査に通ったら連絡するだけだから写真撮影に応じて欲しい」旨の説明をしている。これまたハードルを下げていますよね。写真撮影を断る確固とした意志がない限りは、断わる理由が見つからなくなる。なので、その通りで簡単なポーズを取って写真撮影に応じる。詐欺団のスカウト役はプロを装う為の大層な機材も不要だそうで、スマホでパッと写真を撮影し、「審査に合格した場合のみの連絡になりますが、連絡先を教えて欲しい。数日中に連絡が届かなかった場合は残念ながら落選したものと捉えてください」と、これまた、まことしやかな嘘で固めて、ターゲットに信じ込ませる。
おそらく、ターゲットの心理からすれば警戒心があるのは当たり前であるワケですが、わざわざ、落選した場合の説明をしているのだから、やはり、正真正銘のスカウト行為であったのかも知れないと感じ取るものでしょう。
で、その翌日に「一次審査に通過しました」とケータイに連絡が入り、「第二次審査にあたっては、エステサロンを指定、そのエステサロンで無料のエステを受けてもらいたい」と伝える。すると、ターゲットは、かなりの確率で、指定されたエステサロンにやってくるという。
実際取材班の追跡調査によると、その日だけで7名もの被害者らしき女性が、そのビル内のエステサロンに入って行ったという。(正確には把握できないものの、詐欺団のスカウト役がターゲットに足を運ばせるまでのプロセスは、ひょっとしたら7~8割以上のハイアベレージなのではないかなぁ。楽した稼ぎたいという心理は誰にだってあるし、「モデル」というのも或る種のステイタスでしょうから、簡単に諦めたくないという心理があると思いますし。)
で、エステ体験をして第二次審査をするのですが、詐欺が詐欺としてカネを引っ張り始めるのは女性エステティシャンであるという。エステをしながら雑談をし、その雑談の中に営業トークを紛れ込ませるのだそうな。「全身脱毛って興味ある?」が入口で、興味があるなら担当者の男性に取り次ぐことができると提示する。担当の男性が無料で全身脱毛ができるカラクリについて丁寧に説明をするという。いわく、
「無料にできるのは理由があるからで、当社と提携している化粧品会社なり宝石卸店の商品を購入してくれれば全身脱毛については無料にできます。一時金として代金は支払ってもらいますが、後にその金額をあなたの銀行口座に当社が全額振込させてもらうので実質的には無料で全身脱毛ができることになる」
という営業トークをする。まぁ、ここで気付かなきゃいけないワケですが、ダマされてしまう人が出てくるワケですやね。詐欺団は高額な化粧品や宝石を売りつけておいて、約束していたキックバックはしない。明らかに詐欺だ。ですが、こういうのってダマされ易いんですよね。心理効果としては、「あなただけに与えられたチャンスなのですよ」という効果が利いているから、そのチャンスを逃したくないという心理が目を曇らせる。実際、払った金額は全額返金するというのだから差し引きで全身脱毛代金はトクするという、トリック的な話術に引っ掛かる。
私はダマされません。ダマされるヤツが悪いのですというタイプの人も居ますよね。ですが、これ、実際に信販会社などとローンを組んだり、リース契約をして、そのシステムを理解している人なら、その危うさに気付くでしょう。リース契約にはリース契約のメリットも確かにある。借りているのだから資産として計上しなくてよいという会計上のメリットがある上に、災害時などにも自己資産ではないという事が有利に働くから。しかし、問題はそこではなく、実は、その販売会社は信販会社を通じて一括で支払いを受けており、ローンやリース料というのはユーザーと信販会社との支払い契約になっているだけなんですよね…。ローンにしてもらって有難いとか、月々のリース代が安くて助かると感じてしまうものですが、販売会社からすればローンで売っているのではなく、一括で売っている。その営業マンに恩義を感じてしまうのは、お人善しだ。
営業マンは研修で叩きこまれた通りに「ひと月あたり、◆◆円の負担です」とか「お支払いはローンでいいのです」と恩着せがましいトークをする。しかし、違うんですよね、本質的に。それらは錯覚を利用している。その営業マンの会社には信販会社から一括で、ドーンと振り込まれてんの。その上、顧客はローン手数料を信販会社に支払う契約をしている。その当たり前を、意外と忘れてしまう。カラオケスナックのホステスさんが「ツケ」にしてくれている「信用買い」の立て替えとは性格が全く異なるんですよね。
(ああ、そうだ。通販の「ジャパネットタカタ」さんは、買う人の目線になって金利手数料は当社負担として販売しているというから、確かに偉いなってね。)この手数料というのがバカになりません。30万円の預金があるのに、なんだかクレジットカードを使用して分割払いで買った方がトクであるような錯覚が紛れ込む。正直、大学生ぐらいだと分からないのだ。そこに金利が加算されて信販会社に取られてしまうことを。また、若い世代はオジサンやオバサンとは異なり、自分たちは若者世代であるという風に考えたがるから、「オッサンみたいに一括、現金で買うなんてダサい」と思い込んでいたりするんですよね。
「今の時代、現金なんてださいっしょー。カードっすよ、カード。現代人たるものカードで全て支払いをするスマートさが必要なの。わかるっしょ、おにいさん。おにいさんの年収なら大丈夫だからカードをつくって、どんどんオシャレすべきっすよー。モテてナンボの世界っすよ、世の中、流行に乗り遅れたらいけないっすよー。乗るっきゃない、このビッグウェーブに!」
その若者的連帯感が信用できるかのような錯覚を生み、説明もアバウトなままに契約書へのサインをとる。オッサンやオバサンを否定したい心理は若者世代には容易に働いてしまうから一時的に同じように若者的な連帯感が作用するワケです。「俺たち若者は若者同士だよね」という連帯感が発生するのだ。しかし、そこで行なわれているのは金銭的決済であり、富の移動だ。チープな若者の一員になることで、その者も「若者である」という自己認証ができるが、その対価は高くつく場合もある。こんなくだらんものに、高いカネを払ってしまったっていう経験、あるでしょ、ホントは? 現在のオッサン世代以上に30年後のオッサン世代の方が、より、ひもじい経済状況になっている可能性が高いのに、そんな事で借金を重ねていいワケがない。
スーパーニュース取材班に拠れば、被害者は案の定、20代半ば以下の若い女性で、女子大学生に70万円の化粧品を売りつけ、女性会社員に120万円の高級ネックレスを売りつけていたという。取材班が宝石店でネックレスの鑑定を依頼すると、「せいぜい3万円程度の商品である」という。原宿なんて修学旅行コースなのであって、詐欺団は、そんなところを歩いている無警戒な若者一人をダマくらかして百万円以上の利益を上げていたワケだ。化粧品というのも原価が安い商品であることは有名だから、幾らでも値段は吊り上げられる代物ですやね…。ターゲットをダマして、ボロ儲けしているって事だ。そのカネで豪遊したり、ブランド品を身に着け、「へへん。これが世の中なのさ。ダマされるマヌケが悪いんだよ。オレは悪くない。オレはシャレオツ東京のテッペンの人間なのだ。ダマされる人は食物連鎖の下の人だってだけ」というタイプのチープな人間を製造している。
で、それら被害者が哀しいんですね。「学費で支払ってしまったから親にも言えない」とか「バカだからダマされたんだと言われるだろうから友人にも言えない」と、精神的苦痛をも受けているという。
なるほどねぇ。オレオレ詐欺、母さん助けて詐欺に改名したんでしたっけ、あれと似ていて、結構、ダマされた人は、みっともないから口外しないものなのだそうな。ダマされた金銭的苦痛と、周囲から罵られる精神的苦痛に耐えているという構図が浮かび上がる。
こーゆーのって、大昔からありましたが、あれを野放しにしておいて、賢い消費者もクソもないよなって思う。ここのところ、【信用】について掘り下げていますが、もう基本からしてぐちゃぐちゃになっているのかも。「信用できるものとは何か?」とやっていくと、実は難しいんですよね。どこで何をやっているのか分からない業者と取引をするリスクは高いと考えるべきだし、ダマすような話術を駆使する営業マンにまんまとダマされるのも苦痛である。
かなりテレビなどへの露出が高かったグラビアアイドルらが、インターネット上でプライベートを装って広告し、実際にはメーカーから宣伝費用を受けていた騒動としてペニオク騒動がありましたが、ファンに対する裏切り行為ではなかったとなる。情報そのものが宣伝行為と一体化してしまっている。
もう、欺くことに罪悪感を感じない人たちが台頭しているんですよね。アイスバケツチャレンジにも、そういった要素がありましたが、渋谷にシロクマが出現したという騒動とかもツイッターなどで拡散されたワケですが、なんのことはない、某企業の宣伝でしたとさ。人騒がせな。てか、どこかで気付いた者が、「これは下らん広告でしょう?」と、つぶすチカラが弱すぎなんじゃないのかなって思う。軽信性というか、ミーちゃんハーちゃんをダマくらかすことに良心の呵責も感じずに効率化ばかりを称賛している連中、そういう根性を信用できるのかどうか、吟味した方がいいと思うけどなぁ。他人をダマしても良心の痛まない人、その精神状態の者は、やはり、金銭的にもダマすタイプの人間性なんだと思うよ。
「何っ! ダマされただと? 取り返してやるっ!」
という社会正義のような意識が低くなってしまった面があるのかな。
それと、あの手の番組で再三、報じられている音声って、なんだか笑っちゃいません? 若者が中高年の口調をマネして、間抜けなイントネーションをつけてしゃべってるじゃないの。あの間抜けな節回しもマニュアルでやってんでしょ? 真摯な言葉、心から説得しようとする場合、節回しなんてものは必要ないんじゃないの。マニュアル・トークを盲信してきた事が関係しているんだと思う。明らかに若い男性の声なのに節回しばかりがオッサン臭く「ナントカなんですワ」なんて言ってるの、だっせー。
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この記事へのコメント
1. Posted by てらもっち 2014年11月28日 12:42
バラエティでは一般的になりつつある拍手と笑い声の音声挿入が嫌い。
ケーキに金箔振ってあるのが嫌い。
選挙活動きらい。
テレビ見なくなったな。
ケーキに金箔振ってあるのが嫌い。
選挙活動きらい。
テレビ見なくなったな。
2. Posted by メロンぱんち 2014年11月28日 15:16
てらもっちさん>
業界人は拍手や笑い声も演出であるからというし、いちいち文字テロップにして「はい、笑う所はココですよ」と示すものばかりになってしまいましたよね。どれもこれも横並びで…。ノンフィクションとうたっていても演出は許されるという意見もありましたが、どうにもこうにも演出過多の社会になってしまってますよね。しかも宣伝が巧妙に紛れ込んでいるとなると…。
業界人は拍手や笑い声も演出であるからというし、いちいち文字テロップにして「はい、笑う所はココですよ」と示すものばかりになってしまいましたよね。どれもこれも横並びで…。ノンフィクションとうたっていても演出は許されるという意見もありましたが、どうにもこうにも演出過多の社会になってしまってますよね。しかも宣伝が巧妙に紛れ込んでいるとなると…。
3. Posted by てらもっち 2014年11月29日 15:13
僕が演出の笑いを嫌うのは、間違ったフィードバックが生まれるのを嫌うからなのだろうな。
これは面白いんだ。みんなが笑ってるから、面白いんだ。というような。
自分の直接的経験に基づく感情、フィードバックを保ちたい。
でも、実際の社会自体はそうやって作られたフィードバックをマスコミを通じて吸収して行くわけで。
そして自分もちょんまげではなく、Tシャツという流行を身につけて受け入れてる。
どっちが本当の面白さなんだろうか。
自分と社会の剥離が止められないような気がしてきました。
これは面白いんだ。みんなが笑ってるから、面白いんだ。というような。
自分の直接的経験に基づく感情、フィードバックを保ちたい。
でも、実際の社会自体はそうやって作られたフィードバックをマスコミを通じて吸収して行くわけで。
そして自分もちょんまげではなく、Tシャツという流行を身につけて受け入れてる。
どっちが本当の面白さなんだろうか。
自分と社会の剥離が止められないような気がしてきました。
4. Posted by メロンぱんち 2014年11月30日 01:14
てらもっちさん>
ちょんまげとTシャツの例えは、複雑ながら通じてしまいます。オモシロい事とは何かという事さえも、外部に影響されているだけなのではないか等々。
剥離というか乖離というか、あまり一般社会と離れてしまうと、社会に溶け込めなくなってしまうので冷静さに「社会の中の自分」を演じることが必要になりますが「自分としては」という部分が、残ってしまうんですよね…。
ちょんまげとTシャツの例えは、複雑ながら通じてしまいます。オモシロい事とは何かという事さえも、外部に影響されているだけなのではないか等々。
剥離というか乖離というか、あまり一般社会と離れてしまうと、社会に溶け込めなくなってしまうので冷静さに「社会の中の自分」を演じることが必要になりますが「自分としては」という部分が、残ってしまうんですよね…。