乾燥肌に大切な保湿。
肌に与えた水分を逃がさないために、うるおい成分が配合された乳液・美容液はもちろん、油分で肌にフタをしてあげることも大切です。
皮がむけてしまうくらいに乾燥してしまう女性たちにとっては大敵のこの季節には、バームが持つ特徴や効果を活かした保湿がおすすめです。
今回はバームの特徴から使用方法、さらにおすすめのバーム3選を紹介していきます!
バームってどんなもの?
百貨店だけでなく、ドラッグストアや雑貨店等の店頭にも並んでいるバーム。
パッケージのデザインも可愛いものが多く、持ち歩きもしやすいコンパクトな美容アイテムとして人気で、様々な世代の女性から人気を集めています。
その人気の裏には、バームならではの高い保湿効果や、全身に使用できるという便利さやお得感もあるのです。
バームとは
バームはミツロウやワセリン等の油脂性の高い成分を半固形の状態にした、軟膏に近い性質を持つ保湿に効果的なスキンケア用品のことです。
バームは常温では半固形ですが、肌にのせると体温でバームがオイル状に溶け出して、肌に伸ばしやすいテクスチャになるのが大きな特徴のひとつです。
油脂性の高い成分を持つバームは、洗顔後に化粧水や乳液・美容液のあとに肌に塗ることで、バームの油膜が肌に与えた水分を閉じ込める役割を果たします。
一般的にバームとして販売されている商品は、缶の容器やビンに半固形状のバームが詰められているタイプのものが多く見られますが、スティックタイプのバームもあります。
スティック上に固められたバームを手肌に直接当て、溶かしながら塗ることができるので手を汚さず、ポーチに入るサイズで携帯にも便利です。
保湿クリームとバームの違い
保湿クリームもバームも、乾燥から肌を守るための保湿に効果的なスキンケア用品です。
クリームとバームがそれぞれどんな特徴を持ち、どんな効果をもたらすのかを知って、上手に使い分けをしましょう!
保湿クリーム
水になじみやすい性質を持ち、手触りは乳液よりも堅く、バームよりも柔らかいため肌に浸透しやすいのが保湿クリームです。
化粧水で肌に与えた水分を逃すだけでなく、美容成分入りのものがほとんどで、さらにうるおいを与えながら油分で肌を保護することが出来ます。
見た目や感触はクリーム状なのでこってりと重たく見えますが、ベタつきを抑えながらもうるおいを閉じ込めるタイプのクリームもあり、夏場の使用や脂性肌でベタベタが気になる方にもおすすめです。
バーム
バームは、成分を肌に塗りやすくするための「基材」というものが、水と混ざりにくく溶けにくい油脂性であるため、肌への浸透力はクリームに比べ劣ります。
しかしその半面、乾燥で皮がむけてしまっていたり、ゴワゴワするほどかゆみが出ている肌でも、傷口にしみにくいので優しくケアすることができます。
また、合成着色料や合成保存料などを配合せず、自然由来の肌に低刺激な成分が多く含まれたバームが多く、敏感肌の方の保湿におすすめです。
夜の保湿時にはボディケアとしてマッサージをしながらバームを使用すると、天然植物由来の成分であるアロマやハーブの香りがリラックス効果をもたらしてくれますよ。
バームを使った正しい保湿手順
バームは肌のうるおいを逃さないために使用する乾燥対策の最後のひと手間。
手順としては、化粧水・乳液・美容液・バームの流れで使用しましょう。
クレンジングまたは洗顔後は、化粧水と乳液で水分を補い肌の状態を整えてあげることが大切です。
乾燥して砂漠のような状態の肌に、何も水分を与えないまま油分でフタをしてあげても、保湿に効果的とは言えません。
暖房やクーラーによる乾燥や、スポーツ等で紫外線に当たり続けた肌には、さらにうるおい成分が配合された美容液を使用することをおすすめします。
バームが肌にもたらす保湿効果
バームは、他のスキンケア用品である「化粧水」「乳液」「クリーム」「美容液」よりも油分の割合が高く、スキンケアの最後に使用することで肌に与えたうるおいを油分で守る働きをします。
油分の膜があなたの肌を外敵から守る
バームが保湿の役割として一番力を発揮するポイントは、化粧水等で肌に与えた水分を逃がさないために、肌表面に油分の膜を張ることができるというところです。
水に溶けにくい性質の油脂性の成分が乾燥から肌をガードし、乾燥だけでなく、紫外線やほこりなどの外敵からもバームの油分の膜が肌を守ってくれます。
ごわごわの角質も柔らかく!
バームは顔だけではなく、身体にも使用できます。
秋冬の乾燥する季節はひじやひざ、かかとが白い粉を吹いて、角質がガサガサ・ゴワゴワ!なんて方には、バームでの保湿は特におすすめです。
お風呂上がりの柔らかくなっている状態の肌に、ボディクリームでうるおい成分を与えた後、気になる箇所にバームを優しく伸ばしましょう。
ボディクリームだけでは逃げてしまう肌の潤いに、バームの油分がフタをしてくれるので、翌朝もしっとりした肌を実感できます。
シアバター配合のバームは紫外線予防の効果も
バームの中でも特に、シアの木の種子からつくられる、植物性油脂成分の「シアバター」入りのものは、紫外線予防の効果があります。
ちょっとそこまでのお買い物や、洗濯物を干したりゴミを出すためだけに外に出る等のような短時間の移動の際の紫外線予防には十分な効果を持っています。
しかし、日焼け止めとして一般的に発売されているものと比較すると、紫外線予防の効果は劣るため、長時間の外出時や屋外でスポーツを楽しむ場合には、バームでの紫外線予防はおすすめできません。
「敏感肌だから日焼け止めを使うと肌に染みる」「日焼け止めは肌に負担がかかるから・・・」なんて方にも、おすすめの肌に優しい紫外線予防方法です。
唇や髪にも!バームならではの全身使用方法
フェースケア、ボディケアまたはハンドクリーム代わりに・・・顔や身体の様々なところに使えるバーム。
顔や身体の保湿に使うだけでも十分な満足感がありますが、実はバームにはさらに、意外な全身での使い方もあるんです!
唇につけてリップクリーム代わりに
リップクリームには、バームに配合されている成分に似たロウが含まれているため、バームでリップクリームの代用も可能です。
バームで簡単!リップケアの3STEP
- 豆粒大ほどのバームを綿棒にとり、人差し指に移し、親指と人差し指で挟みこみ温める
- 体温溶けたバームを唇に乗せ、くるくるとマッサージするようになじませていく
- 最後に、唇の縦ジワに塗りこむように、縦にトントンと指で唇を軽く押さえるようにつけていく
リップクリームを使う時は、何気なく横にクリームを伸ばしていきがちです。
普段クリームが行き届かないような縦ジワの隙間も、バームでしっかり保湿してあげましょう。
髪につければしっとり・ツヤツヤ
ヘアオイルやヘアバター等の、油分が多く含まれたヘアケア剤があるように、油脂性のバームを髪に使用することで、しっとり感とツヤを与えることができます。
ただし、バームを付ける箇所、手にとるバームの量には注意が必要です。
【シャンプー・トリートメントをした後のお風呂上がりのタオルドライ後】
- 使用するバームの量:小豆大~髪の量や長さに合わせて
- バームをつける箇所:髪全体の長さの1/3~1/4程度の毛先を中心に
髪の長さや量によって変わりますが、まずは小豆大ほどの量を手のひらに取り、毛先に薄く伸ばしていきましょう。
左右に髪を分けて、どちらか半分に塗り終えた時に手のひらに油分が残っていないようなら、同じ量をもう一度取り、同様に髪の毛に伸ばしていきます。
ドライヤーで乾かす前にバームを髪に塗ることで、トリートメントで補った成分をドライヤーの熱での乾燥から守ります。
また、トリートメントをしても乾燥で広がりやすい毛先も、バームの油分でまとまりやすくなるのです。
【ドライヤーで乾かした後】
- 使用するバームの量:小豆大~髪の量や長さに合わせて
- バームをつける箇所:髪全体の長さの1/3~1/4程度の毛先を中心に~全体
この場合も左右に髪を分けてバームをつけていきます。
手ぐしが途中でひっかかってしまったら、髪が絡まないように気をつけながら、手ぐしが通るまでその部分にオイルをなじませます。
髪の表面からバームをつけるとベタつきの原因になるので、表面ではなく内側から、手ぐしで髪を梳かすようにバームを付けることがポイントです。
髪の内側にバームが行き渡ったら、手のひらに残ったバームを髪の全体や表面に薄く伸ばしていきます。
さらに髪の傷みが激しい部分や乾燥が気になる場合は、その箇所に必要な分だけバームを使用しましょう。
この他にも、朝のヘアスタイリング時の仕上げや、昼間の髪のパサつきが気になる際にもバームの使用がおすすめです。
プール前の保湿や紫外線防止効果も
暑い夏は、油分が多く保湿力が高いバームとは無縁のようですが、夏場はプールに入る前にバームを肌に塗っておくことがおすすめです。
プールは、紫外線や冷たい水、衛生のためプールの水に使用される「塩素」が肌への刺激になり負担がかかります。
その負担を軽減しながら、肌の潤いを守ってくれるのがバームです。
スキンケアをした状態の肌に、バームを塗れば油分の膜がプールの様々な刺激から肌を守ります。
屋外のプールでは、日焼け止めを塗った後にバームを塗れば、バームの油膜が日焼け止めの効果を守り、紫外線をより防いでくれます。
バームのコストパフォーマンス
バームと一言で言ってもドラッグストアで買える手軽なものから、百貨店やメーカーから出されているものまで、たくさんの種類のバームが出ています。
配合されている成分や内容量等によっても値段が大きく変わり、1,000円以下~10,000円程度まで値段のバリエーションも豊かです。
実際に手にとり、自分の肌にあったバームを購入することが保湿への一番の近道なので、値段の安いもの・高いもののどちらが良いかは人それぞれ異なります。
しかし、どんな種類のバームを使ったとしても、バームの1回の使用量はほんの豆粒大ほどで十分。
乳液やクリームと比べて1度に使用する量が少ないバームは、コストパフォーマンスが高いと言えます。
是非店頭でバームを試して、自分にぴったりの一品を見つけてみてくださいね。
コスパも保湿効果も良し!おすすめバーム3選
保湿効果が高く、コストパフォーマンスも良いバーム。
今回はさまざまな種類のバームの中からおすすめのバームを3点紹介します。
エルバオーガニックス チーキーバーム
「エルバオーガニックス チーキーバーム」は、何と言っても携帯に便利で片手で使えるスティックタイプであることが一番の特徴です。
大人よりも皮膚が薄く、デリケートな赤ちゃんの肌にも使うことができるほど、低刺激な天然由来成分を使用。
紫外線を防ぎながら保湿できるシアバターや、荒れた肌を整えるカレンデュラ、肌への刺激が少ない天然保湿成分であるココナッツオイルで肌を乾燥から守ります。
ラベンダーとカモミールの優しくフルーティな香りでリラックス効果もあり、いつでもどこでもお供にしたい商品です。
オーガニックボタニクス オーガニックバーム
「オーガニックボタニクス オーガニックバーム」は、伝統的な西洋のハーブ両方からつくられた、100%オーガニック成分のバームです。
合成保存料や着色料なども一切含まないので、敏感肌の方でも安心して使えます。
ミツロウやカレンデュラエキス、ティーツリー葉油など、保湿効果の高い成分を配合した保湿力の高さに加え、虫刺されや火傷、ニキビにも効果があります。
オーガニックならではのハーブの香りでリフレッシュしながら癒されます。
15gから販売されているので、お試しで使用してみたい時や、荷物がかさばる旅行のお供にこのバームを一つ持っていくと、旅行中の様々な乾燥のお悩みに答えてくれますよ。
トリロジー エブリシングバーム
「トリロジー エブリシングバーム」は、保湿効果はもちろん、抗炎症作用や皮膚軟化作用をもつスウィートアーモンドオイルをベースに作られたバームです。
また、マルラオイルやホホバオイル、マヌカハニーやローズヒップオイル等、肌を柔らかく整える成分が配合されており、塗った後はふっくらキメ細かい肌に。
夜の保湿時だけでなく、朝化粧をする前に使用してもべたつきはあまり気にならず、肌にうるおいを閉じ込めてくれるので日中の乾燥を防ぎ、ツヤがある乾燥知らずの肌に導いてくれます。
乾燥肌・敏感肌はもちろん、肌質を選ばない肌になじみの良いバームで、45mlからと比較的容量も多いので、このエブリシングバームを一家に一つ置いて、家族全員で共有するのもおすすめです。
まとめ
天然由来成分配合のものや100%オーガニックでつくられたものが多く、敏感肌の方や赤ちゃんでも使える肌に刺激の少ないバーム。
バームを化粧水や乳液・美容液の後に使えば、バームの成分に含まれる油分がうるおいをしっかりキープしてくれます。
さらに、ニキビや肌荒れ、火傷などの外傷にも効果を発揮し、優しく肌をケアしながら肌の状態を整えてくれるのです。
全身どこでも使えるので、一家に一つバームを置いておくと、急な肌トラブルの救世主にもなってくれますよ!