笑うとできる…目尻のシワの原因とは?改善するための対策法
都心の隠れ家 La chou-chou 居木 史子 先生
「キレイの先生」編集部です。
私は素敵だと思います、目尻のシワ。
そんなことを言うと、真剣にお悩みになっている方には怒られてしまいそうです。
ただ、目尻のシワは笑うときによく出来るものです。
だから、そう悪いものではないと思います。
その人の人間性が表れませんか?
とはいえ、シワが出ていると、少し年齢を感じさせてしまうことも事実です…。
笑うと目尻にシワが出来るのは、どうしてなのでしょうか?
「目尻のシワがすごい…」といったときは、改善するためにどんな対策がとれるのでしょうか?
居木 先生に教えていただきました。
目次
シワについて
まずは、そもそもシワとはお肌がどうなっているのか、ということからお話しします。
シワは大きく分けて、「浅いシワ」と「深いシワ」に分けられます。
皮膚は下のように、3層になっています。
・表皮
・真皮
・皮下組織
表皮の乾燥が原因になるのが「浅いシワ」、真皮の衰えが原因になるのが「深いシワ」とお考えください。
浅いシワ
表皮は約0.2mmの厚さで、その表面にあるのが「角質層」です。
角質層は約0.02mmの厚さしかありませんが、お肌のバリア・保湿機能があり、お肌の水分の10~20%をそこで保持しています。
その水分が10%以下になると、それがいわゆる乾燥肌という状態で、お肌にしなやかさがなくなったり、ざらついたりするようになります。
この角質層は、表情癖などによって線が走ります。例えば笑うと、顔にシワが出来ると思います。それが、その線です。
そしてお肌が乾燥すると、角質層はごわついて固くなります。 そのとき、表情癖などで出来て形状記憶されていた線が、そのまま固まって
それが、「浅いシワ」です。
「ちりめんじわ」と言われるようなものも、この浅いシワです。
深いシワ
角質層の乾燥が原因になる「浅いシワ」に対して、「深いシワ」は真皮の衰えが原因になります。
真皮は約1.8~2mmの厚さで、コラーゲンやエラスチン、そしてそれらを作り出す繊維芽細胞などで構成されています。
これらがお肌の弾力やハリになっていて、真皮はお肌の土台ともいえる部分です。
コラーゲン・エラスチンは、お肌の乾燥・加齢・紫外線などによって、変成したり減少したりしてしまいます。
それによってお肌の土台が崩れて、表皮を支えきれなくなると、溝のようになってシワになります。
それが、「深いシワ」です。
これは、固定シワともいえるので、浅いシワに比べて改善が難しいです。
シワの深さの見分け方
目尻のシワもそうですが、もしシワの気になる場所があれば、お風呂上がりや保湿した直後に、その深さを見分けることができます。
そのときにシワが薄くなっていれば、「浅いシワ」と考えられます。
もし、シワがくっきりと残っているようでしたら、「深いシワ」の可能性が高いでしょう。
シワは、浅い内に保湿をしてケアをすれば、薄めることができます。
逆に、早い段階からケアをしないと、お肌の乾燥や加齢によって、それが深いシワに進んでしまいます。
そうなると改善も難しくなりますから、浅いシワのときからケアを始めることが大切です。
目尻のシワの原因
目尻にも、「浅いシワ」と「深いシワ」があります。
目尻はシワが出来やすい場所ですから、浅いシワが深くならないように、早い段階からケアをすることが改善のポイントです。
では、どうして目尻にはシワが出来やすいのでしょうか?
それには主に、4つの理由があります。
1) 皮膚が薄い
目の周りの皮膚は薄くて、デリケートです。
その分、潤いが失われて乾燥しやすく、シワが出来やすいです。
2) 皮脂腺・汗腺が少ない
これは1) とも少し関係していますが、目の周りの皮膚は、皮脂腺(ひしせん・毛穴の中にある皮脂を分泌する器官)や、汗腺(かんせん・毛穴の中にある汗を分泌する器官)が少ない場所です。
それも、目の周りのお肌が乾燥しやすい理由のひとつです*。
3) 動きが多い
目は、まばたきを一日におよそ15,000回くらい、自然に行っています。
薄い皮膚をそれだけ動かすわけですから、シワも出来やすいといえます。
4) 眼精疲労
現代社会は、パソコンやスマホなどを見る時間が多く、眼精疲労になりやすいです。
すると、そこの血行が低下し、栄養は行き届きづらくなります。それによっても、お肌は乾燥しやすくなります。
このように、目尻にシワが出来やすい理由はいくつかありますが、中でも、皮膚が「薄い」場所なのに「よく動かす」ということが、やはりいちばん大きいでしょう。
目尻のシワ対策(スキンケア)
目尻のシワを改善するには、まずはお肌の潤いを取り戻すことです。
そのためスキンケアでは、「保湿」と、それを「閉じ込めること」が大切です。
保湿
「しっかり保湿したい」というときは、お肌が化粧水を受け付けなくなるまで、化粧水を入れ込むことがおすすめです。
私は、下のような方法をしています。
1) 化粧水を手になじませて温める。
2) 化粧水を顔に押し込むようにしてつける(ただし、顔に刺激は与えないように)。
3) いちど1~2分の時間を置く。
4) まだ化粧水がお肌に入るようなら、また化粧水を押し込むようにしてつける。
5) それを、お肌が化粧水を受け付けなくなるまで繰り返す。
化粧水をつけて1~2分の時間を置くと、もしまだお肌に化粧水が入るようなら、お肌が「まだ足りないよ」と、化粧水を受け付ける準備をします。
そうしたら、また同じように化粧水を入れ込んであげましょう。
それを3~4回繰り返すと、お肌が化粧水をそれ以上は受け付けられなくなるのが感じられると思います。
そして先程もお話しましたが、目の周りは皮膚が薄い場所ですから、化粧水をつけるときも、デリケートに触るようにしましょう。
この方法の他にも、シートマスクも良いですね。
その上からラップをかけると、さらに効果的になります(そのときは、目と口の部分を空けてあげるようにしましょう)。
閉じ込める(乳液・クリーム)
お肌をしっかり保湿したら最後に、乳液やクリームでそれを閉じ込めてあげましょう。
乳液・クリームも、手で顔を覆うようにして押さえつけます。
お肌が乾燥気味でシワが気になるときは、保湿力の高いクリームの方がおすすめです。
顔の全体につけた後に、目の周りだけさらに重ね付けするのも効果的です。
指の腹を使って、目の周りになでつけてください。
クレンジングの注意点
これは直接的なシワ対策ではないかもしれませんが、クレンジングにも注意できることがあります。
クレンジングはどんなものを使っていても、お肌への刺激はあります。
そのためクレンジングは、出来るだけ短時間で済ませるようにしましょう。
とはいえ、目の周りは、メイクがしっかりしている場所でもあります。
そこで私はお客様に次のようにお話をしています。
おすすめのクレンジングは、クリームタイプです。
それを、たっぷりめに使って、短時間で済ませるようにしましょう。
そして最後は、それをきれいに取り去るのを忘れないでください。
お肌への刺激を出来るだけ少なくすることで、シワの予防にもなります。
目尻のシワ対策(マッサージ)
これからご紹介するマッサージは、シワを消すというよりも、目の周りの血行を良くすることが目的のものです。
血行が良くなれば、シワの改善にもつながりますから、目尻のシワ対策にもなります。
1)
マッサージをする前に、ホットタオルを目に当てることをおすすめします。
目を温めてあげるだけで、そこの血行が良くなります。
2)
目の周りの皮膚は薄くてデリケートですから、マッサージをするときは、オイルやクリームを使うようにしましょう。
指の腹でなでるようにして、目の周りにつけてください。
3)
まずは下の写真のように、目頭と鼻の間あたりを、親指で軽く押さえます。
力を入れたり、こすったりする必要はありません。ただ押さえているだけで大丈夫です。
4)
眉毛の下あたりに、骨があります。その骨に沿って何ヶ所か、親指で上に押すようにして、軽く押さえてください。
上の3) と同じように、力を入れたり、こすったりする必要はありません。
5)
目尻のあたりを中指で押さえます。
「力を入れない」、「こすらない」のは、これまでと同じです。
6)
目の下あたりに、骨があります。その骨に沿って何ヶ所か、中指で軽く押さえます。
このようにして目の周りをクルッとひと回りし、3) の場所(目頭と鼻の間あたり)に戻ってきたら、ゴールです。
目尻のシワ対策(食べ物)
栄養
シワ対策にも、バランスの良い食事をして、栄養をバランス良く摂ることは基本です。
その上で、シワに良い栄養素をいくつかご紹介します。
■ タンパク質
タンパク質を摂るのにも、ひとつの食べ物に偏らず、卵・肉・魚をバランス良く食べるようにしましょう。
■ ビタミンC
抗酸化作用があり、コラーゲンを生成するのにも必要な栄養素です。
■ ビタミンA
免疫力を正常に整える作用があります。
■ ビタミンE
血液を正常に整える作用があります。
■ ミネラル
亜鉛をはじめとするミネラルは、肌再生にも必要になる栄養素です。
これらの栄養素の他にも、良質な油を摂ることも効果的です。
例えば、えごま油や亜麻仁油には、身体の新陳代謝に必要になる「リノレン酸」という成分が豊富に含まれています。また、これらの油は、保湿力が上がるのも特徴です。
スキンケアで美容成分を与えるだけではなく、身体の中から栄養を摂るのも、シワの改善には大切なことです。
おすすめレシピ
これらの栄養をまとめて摂れるおすすめのレシピがあります。
■ 材料
・青汁(粉末) 150ccを作るときの分量
・豆乳 150cc
・亜麻仁油 小さじ1杯
・水 10cc
■ 作り方
1) シェーカーに青汁、亜麻仁油、水を入れて混ぜる。
2) 豆乳を加えて混ぜれば出来上がりです。
青汁はビタミンが豊富で、豆乳にはタンパク質が含まれています。もし、豆乳をお飲みになれない方は、水に置き換えても大丈夫です。
ちなみに私はこれを、朝と夜寝る前に飲むようにしています。
目尻のシワ対策(その他)
お肌がきれいでいるには、身体の細胞が元気でいることです。
そのため、シワを改善するのにも、基本的な生活習慣はとても大切になります。
■ 紫外線対策
外出時には、日焼け止めクリームを塗るのを忘れないようにしましょう。
また、帽子やサングラスをしたり、出来るだけ日陰を歩くようにしたりするなど、こまめな心がけも紫外線対策です。
■ 質の良い睡眠
お肌を活性化させる成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。
浅い眠りでお悩みのときは、アロマ(精油)をティッシュに1滴垂らして、それを置いておくだけでも効果的です。
安眠には、鎮静作用のあるアロマ(ラベンダー、ネロリ、マジョラム、オレンジ、ベルガモット、など)がおすすめです。
暑さで寝付けないようなシーズンには、ペパーミントなども良いですね。
■ ストレス回避
現代社会では、ストレスを完全に回避することは、なかなか難しいかもしれません。
ただ、ストレスを感じないように意識を持つだけでも、ホルモンバランスが崩れにくくなります。
■ タバコを控える
笑うと出来る目尻のシワは…
ここまで、目尻のシワを改善するための対策方法をご紹介してきました。
ただ、最後にお伝えしたいことがあります。
シワがあると、老けて見えてしまうのは、その通りです。
しかし、目尻のシワは笑うときに出来るものでもあります。
それは、その方の人柄や魅力が出ていると、私は思います。
「豊かそうな人だな」、「やわらかそうな人だな」と、好印象につながることもあるでしょう。
目尻のシワは一概に、老けた印象を強めるものではありません。
無理して「なくそう、なくそう」としなくても良いのではないでしょうか。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
最後、居木 先生が素敵なことをおっしゃっていましたね。
この記事で皆さまにいちばんお伝えしたいのは、この最後の部分かもしれません。
目尻のシワは、改善できるに越したことはありません。
ただ、居木 先生もおっしゃったように、笑うときにできる目尻のシワは、悪いものではないと思います。
その人の人柄や魅力が表れています。
今回教えていただいたシワ対策は、あらゆる肌トラブルに共通することで、お肌にとても良いことです。
目尻のシワでお悩みではなくても、お試しになってみるといいと思いますよ。
今回取材した居木 史子 先生に「キレイの先生 バラに満ちるオールインワン」をお試しいただきました!
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(取材:「キレイの先生」編集部 文:都心の隠れ家 La chou-chou 居木 史子 先生、「キレイの先生」編集部)
* 2016年6月8日に公開した『笑うと目尻のシワが…だけど大丈夫!改善するための対策方法』を再編集しました。