無添加石鹸の使い方~クレンジング(メイク落とし)できる?

無添加石鹸とは、肌を洗浄するのに直接的に必要のない成分や、人によっては刺激となる恐れがある成分が使われていない石鹸です。

一般的には、防腐剤や保存料、そして厚生労働省が提示していた102種類の旧表示指定成分に該当するパラベンや合成香料、人工着色料などが不使用で、自然由来の天然成分が原料で使われた石鹸を無添加タイプと言っています。

いずれか一つ添加していなければ“無添加石鹸”として扱えるあいまいさがあるため「無添加石鹸=クレンジングできるか?できないか?」と切り分けるのは難しいところですが、まずは洗顔石鹸とクレンジングの違いを知りましょう。

洗顔石鹸
ホコリやチリといった汚れ、毛穴に詰まった皮脂汚れ(タンパク質成分)を落とす

クレンジング剤
ファンデーションやアイメイク、リップなどメイク成分の汚れ(油分)を落とす

メイク成分の油分を浮かせて落とすためには油成分が必要となり、この油成分と水の中和に界面活性剤が必要です。

そのため、タンパク質成分を落とす洗顔石鹸は、添加・無添加問わずメイク落とし効果は弱く、油分を落とす界面活性剤が使われていない無添加石鹸なら、メイク汚れを落とすことはできません

洗浄力に優れた強い界面活性剤が使われていればクレンジング機能となってくれますが、それを無添加石鹸で実現できるのか?…難しい話と言えるでしょう。

無添加石鹸でクレンジングする方法

全成分表
石けん素地、サンゴ末、水、塩化Mg、硫酸Mg、塩化Na、塩化K、硫酸Ca

しゃくなげ花酵母豆乳せっけん 税抜¥2,200

枠練り・釜だき製法で仕上げられた、しゃくなげ花酵母豆乳せっけん。

アミノ酸の含有量が多い“しゃくなげ”の酵母エキスや、イソフラボンでお馴染みの豆乳発酵液、そしてヒアルロン酸より優れた保水力をもつスイゼンジノリ多糖体が含まれた洗顔石鹸となっています。

この石鹸を使った二度洗いで、メイク落としもできると公式サイトでは明記されているものの、日焼け止め効果が強い成分など、化粧品によってはクレンジングの併用を提案しています。

無香料・無着色・無鉱物油・合成界面活性剤不使用の無添加石鹸というのに加えて、パッチテストやアレルギーテストも行われています。

全成分表
カリ含有石ケン素地、スクロース、酵母エキス、水、グリセリン、ソルビトール、豆乳発酵液、スイゼンジノリ多糖体、大豆エキス、加水分解ヒアルロン酸、スクワラン、トレハロース、グリチルリチン酸2K、ポリクオタニウム-51、クエン酸、エタノール

どろあわわ 税抜¥2,980

どろ豆乳石鹸のどろあわわは、マリンシルトとベントナイト2種類の泥で汚れを吸着して落としていくペースト状の洗顔石鹸。

豆乳発酵液をはじめ、肌の潤い成分に役立つヒアルロン酸やコラーゲンといった保湿成分も含まれているため、肌を整えながら洗顔できるアイテムです。

全成分表
水、ベントナイト、グリセリン、ミリスチン酸、ステアリン酸、BG、酸化チタン、水酸化K、ラウリン酸、ステアリン酸PEG-150、黒砂糖エキス、ステアリン酸グリセリル(SE)、コカミドプロピルベタイン、サクシニルアテロコラーゲン、海シルト、豆乳発酵液、ヒアルロン酸Na、ココイルメチルタウリンNa、ステアリン酸グリコール、エタノール、EDTA-2Na、メチルパラベン、プロピルパラベン

ハクデイズム洗顔フォーム

イギリス産のホワイトクレイを活用したハクデイズム洗顔フォームは、固形石けんではないものの無添加チューブタイプの洗顔料。

どろあわわと同じく泥の吸着作用でメイク汚れを落としていくのに加え、細胞間脂質にある潤い成分と似た働きをするセラミドコンプレックスをはじめ、数多くの保湿成分が配合されているのがハクデイズムの特徴と言えるでしょう。

香料・着色料・鉱物油 ・アルコール・エタノール・石油系界面活性剤が使われていない無添加タイプですが、その他の配合も多く含まれています。

全成分表
ケイ酸AⅠ、水、グリセリン、ミリスチン酸、BG、ステアリン酸、水酸化K、ラウリン酸、酸化チタン、ジステアリン酸PEG-150、ステアリン酸グリセリル(SE)、コカミドプロピルベタイン、セラミド1、カオリン、フェニルエチルレゾルシノール、セラミド2、フィトスフィンゴシン、セラミド3、セラミド6Ⅱ、水溶性コラーゲン、プラセンタエキス、ヒアルロン酸Na、フラガリアチロエンシス果汁、ハチミツ、コレステロール、シリカ、ココイルメチルタウリンNa、ペンタステアリン酸ポリグリセリル-10、キサンタンガム、ステアロイル乳酸Na、ラウロイル乳酸Na、ベヘニルアルコール、カルボマー、塩化Na、グリコール酸Na、グルタミン酸ジ酢酸4Na、フェノキシエタノール

手法:手ぬぐいを使ってクレンジング

クレンジング洗顔で注目してみると、洗浄効果の強い合成界面活性剤や合成ポリマーを使わずに、細かい繊維でかつ吸水性に優れた手ぬぐいで毛穴の汚れを落としていくため、メイク汚れだけでなく古い角質を落とすピーリング効果も期待できます。

手ぬぐいを使ったやり方

1. はじめに、顔全体をぬるま湯で濡らす

2. ぬるま湯に浸して軽く絞った手ぬぐいだけで、目元や口元、小鼻の周りをぬぐいます

3. 今度は、手ぬぐいに無添加石鹸をつけて泡立てます

4. 額から目元、鼻、頬、あごと顔の上から洗っていき、最後は丁寧にお湯で洗い流します

肌への負担を意識した洗顔方法なので、染料の影響を受けない無地タイプ、そして肌を傷つけないよう繊維の細かい上質な手ぬぐいを選びましょう

考え方:専門家によるスキンケア手法

元々、無添加石鹸を選ぶ理由、クレンジングとしての使い方を考えると、肌に負担をかけないスキンケア方法を目指している人は多いのではないでしょうか?

低刺激にこだわると、そもそも「スキンケア用品を使わない」「無添加石鹸だけを使い、クレンジングをしない」という考え方も出てきます。

宇津木式スキンケア

テレビや雑誌、ネットなどで「肌断食」という言葉ですでに知っている人は多いかもしれません。

宇津木式スキンケアでは

・脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムが98%以上で作られた「純石鹸」

・皮膚の保護や水分蒸発を防ぐのに役立つ「ワセリン」

・メイク用品として「パウダーファンデーション」

シミやくすみ、ニキビ、毛穴など肌トラブルの悩みが解消された口コミも実際に数多くありますが、もちろん純石鹸で落とせるファンデーション選びも大切と言えるでしょう。
(http://clinic-utsugiryu.jp/)

あい子皮フ科クリニック

京都四条あい子皮ふ科クリニックの院長である柴 亜伊子医師も、肌に負担をかけないスキンケアの大切さを提案しています。

宇津木式とは少し考えが違い、紫外線を浴びることによる肌へのリスクも考え「日焼け止め」の重要性や、肌を擦らず直接、刺激を与えないやり方にも注目。

そして、最も大切なスキンケア用品を洗顔剤の「純石鹸」として、メイク落としもクレンジングではなく純石鹸をおすすめしています。

とは言え、純石鹸の石けん成分”石鹸素地“もひとつの界面活性剤であるように、日焼け止めやメイク成分の添加物は排除しきれないとし“共存”という言葉を使っていたり、クレンジングソープの販売をしていたりします。

あくまでも、肌質やメイク用品によって変わる無添加石鹸の使い方として参考にするのが、正しい考え方かもしれません。
(http://www.aiko-hifuka-clinic.net/)

まとめ:当サイトでは別の角度で「肌への負担」も考えます!

無添加石鹸でメイク落としの使い方ができる方法もありますが、無添加の定義や使われている界面活性剤の種類、また使っているメイク用品によっても答えは変わってきます。

実際、製造や抽出で使われる合成物質類(キャリーオーバー成分)の表示は不要のため、どこまで無添加やメイク落としにこだわるか…個人で完ぺきに見極めるのは難しいと言えるでしょう。

無添加石鹸の使い方として、クレンジング機能を考える人は少ないかもしれませんが、こだわりをもって無添加タイプを選ぶならメイク落としも大切なお手入れのひとつです。
「無添加だから安心!」「クレンジング剤は悪い!」で終わらせずに、自分の中で目的をもって無添加石鹸を使いこなしていくようにしたいですね?

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