そろそろ赤ちゃんが欲しいな…と思ったときに排卵日の計算は必須となってきています。生理の後にまた出血?排卵日出血って不正出血とはどう違うの?妊娠の可能性は?月に一度訪れる女性の一大イベント、知りたい情報をわかりやすくご紹介します。
そもそも排卵日って何?
排卵日、排卵出血…等々、ネット上には様々な情報がありますが、そもそも排卵日とは何なのでしょう?排卵出血はなぜ起こるのか、それは生理周期のサイクルの中に秘密があります。ひとつずつわかりやすくひも解いていきましょう。
排卵日、排卵出血…等々、ネット上には様々な情報がありますが、そもそも排卵日とは何なのでしょう?排卵出血はなぜ起こるのか、それは生理周期のサイクルの中に秘密があります。ひとつずつわかりやすくひも解いていきましょう。
生理周期と排卵日の関係
排卵出血が起きるのは一体いつなんでしょうか。まずは一か月に起こる4つの変化を知って、自分の体にどのような変化が起きているのかを知ることから始まります。4つの変化とともに生活で気を付けることができるちょっとしたこともここでご紹介します。
1.卵胞期(気分もノリノリ!絶好調期)
脳が卵胞を作るために卵巣に卵胞ホルモン(エストロゲン)を出すように指令を出します。卵巣内では15~20個の原子卵胞がありますが、そのうちの一つが卵子として成熟していきます。その成熟に至るまでの期間は大体1週間程度といわれています。
この卵胞ホルモンは「女性らしさを作る美ホルモン」といわれており、この卵胞ホルモンが分泌されると、血行が良くなり、肌の調子も良く、ハリとつやが出てきます。心の状態も気分が明るく、考え方も前向きになり、心身共に良い状態へ導きます。新しい化粧品やヘアカラー、パーマなどにチャレンジするのもこの時期が最も適しています。水分も排出しやすく、むくみも起こりにくい時期なのでダイエットするには最適な時期になります。
2.排卵期(ぽつぽつ不調期)
この排卵期は、卵巣で成熟したたった1つの卵子が卵巣から排出される時期です。
このタイミングで黄体ホルモン(プロゲステロン)と呼ばれる子宮内膜を厚くする作用があるホルモンが分泌されます。子宮内膜は受精卵を育てるためのふかふかベッドの役割を担っています。
また、この黄体ホルモンが一定量分泌されると排卵が促されます。排卵された卵子はゆっくりと5日間程度かけて子宮に向かっていきます。
黄体ホルモンは交感神経に働きかけるので、妙にハイテンションになってしまったりすることもあります。しかし、このホルモンが原因で腹部の違和感や腰痛なども起きやすくなっている時期でもありますので、ハイテンションになったり、落ち込んだり…と感情の起伏が激しくなることもあります。
また、黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌が増え、ニキビや吹き出物が多くなります。また、脂肪分が燃焼されにくくなるので、そのまま体につきやすくなります。この時期の不摂生はそのまま体に返ってくるので適当を心がけるようにしましょう。
3.黄体期(ちょっと憂鬱期)
排卵した後の卵胞は黄体とよばれる器官に変化し、黄体ホルモンと卵胞ホルモンを分泌します。そのバランスは黄体ホルモンの方が分泌量が多いため、この時期では黄体ホルモンの影響が強く表れる時期でもあります。
この黄体ホルモンは受精卵が子宮内膜に着床しやすいように子宮内膜を柔らかくし、受精卵が育つのに最適な温度を作るために体温を上昇させます。基礎体温の中の高温期にあたる時期です。卵子が精子を受精した場合、子宮内膜に着床するのを待つ期間でもあります。期間としては2週間程度です。
水分の排出が悪くなり、むくみや便秘になりやすい時期です。また、月経前症候群はこの時期にあたります。下腹部痛や乳房の張りや痛み、腰痛など実に様々な不調が体に表れます。
ホルモンバランスが変動しやすい時期であるために、自律神経のバランスが崩れやすい時期です。不安が強くなったり、イライラしてしまったり、攻撃的になったり、人に会う気がなくなる等、心がネガティブな状態になりやすくなります。ホルモンのバランスが変動するため、この時期のヘアカラーやムダ毛処理などは控えておいた方がよいでしょう。
4.月経期(イライラ期)
受精卵が子宮内膜に着床しなかった場合、受精しなかった卵子はそのまま体外に排出されます。そして不要になった子宮内膜は剥がれ落ち、血液と一緒に外に出ます。これが女性の一大イベント、生理です。個人差はありますが期間は大体5~7日程度、生理の開始とともに再び次の排卵の準備を始めます。
生理による下腹部痛や腰痛、頭痛など様々な不調が表れます。
抵抗力が落ちるので、人によってはアレルギーが出やすくなることもあります。体温を上げる働きをもつ黄体ホルモンの分泌が減少することによって、体温が低くなり、体は冷えて血行が悪くなります。
生理が終わるころにはまた美のホルモンである卵胞ホルモンが分泌され始めるため、気分も体調も良くなってきます。基礎体温を測り始めるのであればこの時期がおすすめです。
排卵出血は排卵期に起こる!
排卵期には黄体ホルモンが分泌され、成熟した卵子を子宮に送り出す「排卵」が起こります。
この排卵時に出血を起こすのが「排卵出血」です。排卵出血は排卵が起こる1~2日前に見られる出血といわれています。
排卵とは卵巣の表面を破って出てくるもので、排卵出血はその際に卵巣の表面の毛細血管が切れてしまうことによって起こる現象です。無数に枝分かれした毛細血管の小さい範囲の損傷なので微量の出血になるということです。多くは吸収されながら、出血は長くても3日間で止まります。
これって排卵出血?それとも不正出血?
生理の後にほんの少しの出血があった。これって何だろう…不正出血かも?と思った時、よくよく観察してみてください。どの程度の量の出血か、色は?血の塊があるなど、いつもとは違う感じがするかもしれません。まずは観察して、ご自分の体の状態を知りましょう。基礎体温をつけている方であれば、ご自身の4つの周期に合わせていつ出血をしたのか、時期と合わせて考えるとより良いでしょう。
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排卵出血と不正出血の違いを見分けるポイント3つ!
1.まずは観察!
◇排卵出血の場合
・出血期間:1~3日間
・出血量:微量
・色:茶褐色、鮮血、黒っぽい等ひとによって様々
◇不正出血の場合
・出血期間:長期間にわたってダラダラ続く
・出血量:少量~多量
一見、同じような症状ですよね。そうなんです。このふたつは特徴が似ているので自分の目では精査しにくいのです。血液の色を見れば、微量鮮血であれば毛細血管の損傷によるもので、黒っぽければ体内で時間が経って排出されているものなので出血はもうじき止まるだろうということが見当つくのですが、これがどこからの出血なのかまでは分からないことが多いのです。
しかし、排卵出血の場合、排卵期に突入しているので子宮頸管という部分から透明で粘性のある分泌液が出ています。出血の際にこの透明なオリモノが出ている際は排卵出血である可能性が非常に高くなります。
2.そして推測!
排卵出血なのか、不正出血なのか…カレンダーをみてください。
ご自分の生理周期をみながら4つの周期に分けてみます。
排卵期に出血がみられる:排卵出血、排卵期に重なった不正出血
黄体期に出血がみられる:黄体機能不全による出血
他の時期に出血がみられる:子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん、子宮内膜症など
黄体期(月経がくる2週間前付近)に異常出血がみられたり、黄体期の短縮があり、月経周期そのものが短縮してしまっている場合には黄体機能不全という黄体からのホルモン分泌が不十分な状態になっている可能性がありますので、婦人科に受診することをお勧めします。また、他の時期に頻回に出血がみられた場合、子宮体がんや子宮頸がんなどを疑います。長く不正出血が続く場合は早めにお医者さんにかかりましょう。
そして様子をみる!
女性の体は非常にデリケートにできています。そのため、ストレスや不規則な生活などに影響を受け、不正出血をしてしまうことがあります。ホルモンバランスの乱れや、生殖機能の異常等、不正出血の原因は様々です。排卵日と重なって不正出血を起こす可能性もあるので、基礎体温をつけていくことをお勧めします。出血の色や量、出血期間を記録しながら様子をチェックしましょう。
病院にかかる際も、出血量に関して答えるのみではなく、痛みがあるのであればどの部位にどういった痛みがあるのか、いつ痛むのか等原因特定するためのヒントをいくつかもっていきましょう。基礎体温表を持っていくと原因特定がはかどります。
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人によって症状は様々…生理痛のような症状の人も!
生理痛が人によって様々であると同様に排卵時の症状も様々です。一体どのような症状が表れるのでしょうか。
・排卵痛
・吐き気
・頭痛やめまい
・憂鬱になる
・胸の張り
・イライラする
排卵時には黄体ホルモンが優位になります。
それ故に、上記の症状を起こすことがあります。排卵痛は卵胞が破れるときに腹膜を刺激して起こるものといわれていますが、無症状の方から生理痛のような鈍い下腹部痛を訴える方まで実に様々です。
こればかりはホルモンの影響を強く受けるので、「この時期だから仕方がない」と思って切り替えるのも必要なことです。あまりにも痛みがひどければ鎮痛剤など薬を飲む、安静にする等、リラックスを心がけるようにしましょう。
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排卵出血は妊娠のタイミングの合図
排卵出血とは、排卵が起こることを知らせてくれているのです。これはいわばチャンスともとらえられるものになります。妊娠をしたいのであれば、排卵出血があって、おりものが透明な粘性のある状態にタイミングを取ることが良いとされています。しかし、これも自分の感覚なので難しいです。そこで次項では排卵日を知る方法をご紹介します。
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排卵出血だけじゃ排卵日はわからない!
オギノ式排卵日特定法
産婦人科医師であった荻野久作氏が明治時代の終わりの1924年に発表した、女性の妊娠しやすい時期を計算し、予測するという方法です。現在では避妊法として周知されていますが、元々は不妊治療の一環としてオギノ式は発表されました。基本的には生理周期が安定していることが前提となりますので、実践する際には基礎体温をつけるようにしましょう。
福さん式排卵日特定法
自分でできる排卵日特定法として「福さん式」という方法があります。元々看護師さんの福さんがネット上で公開した内診法です。自分で内診をして、分泌液の状態と膣の状態を記録につけていき、排卵日を特定する方法です。ご自分で内診することにためらいがない方は是非やってみてはいかがでしょうか。
排卵検査薬を使う手も!
尿を検査薬にかけて待てば、排卵しているかをラインで表してくれるという便利な検査薬も売っています。これを使えば排卵のタイミングが目に見えて分かりますし、夫婦のタイミングも図りやすくなります。
この検査薬は、薬局やドラッグストアで妊娠検査薬の隣に置いてあります。しかし、2009年に薬事法が改正されたことで現在は手軽に買えなくなっています。というのも、購入は病院や調剤薬局、処方箋受付をしているドラッグストアに限定し販売可能という決まりがあるため、購入場所が限定されていることと、薬剤師さんに一声かけなければ買えないということと、その際に購入者の氏名、住所、電話番号などを記入しなければ買えないということで、非常にデリケートな時期でもあるので精神的に辛いかもしれません。
対面販売は嫌だなぁと思う方は、比較的安価な海外製の排卵検査薬もネット上で売っていますので参考にするとよいかも知れません。
一番確実なのはやっぱりお医者さん
自分で頑張って排卵日特定をして、タイミングをとって…とやるのは時間がかかりますし、とても難しいことです。自分の目では卵胞のサイズや排卵したかどうかも見えません。そういう時に頼りになるのはやはりお医者さんです。その道のプロなので、内診と合わせて超音波で卵胞の大きさを調べたり、夫婦生活のタイミングを教えてくれます。ちなみに、超音波検査は月に2回以上受けると2回目以降は自費診療となってしまいますのでご注意くださいね。
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排卵日の出血が不安ならきちんと病院へ
以上、排卵期に表れる排卵出血に関してご紹介しました。
生理現象である排卵出血は心配ありませんが、不正出血には病気の可能性が含まれています。ご自身の目で判断することが難しい場合には医師に相談してみてください。産科や婦人科に行くのはとても勇気がいることかも知れませんが、大切な体です。きっと真摯に対応してくださるはずです。
女性の体は非常に繊細なもので、生活環境の変化や精神的なストレスにも左右されてしまいます。
まずは基礎体温を測ってみることから始め、ご自分の体の変化を追ってみるのもよいでしょう。自分の生活を見直すきっかけになるかもしれませんよ。