ツルツル・スベスベの肌だった・・・そんな若かりし頃。
悩みと言えば「ニキビ」くらいのものでした。
ところが、年齢を重ねるにつれてお肌のトラブルは次から次へと出てくる・・・。
その中でも出来ればお目にかかりたくないトラブルの第一位といえば?
30代を過ぎたあたりから、じわりじわり現れる・・・シミじゃないでしょうか?
なんでシミって出来ちゃうの?
これ以上増やさないためにはどうしたらいい?
このシミ消したぁぁぁぁい!!!!
今回はシミのあれこれについて記事にしてみました。
全部読んでいただくもよし、気になるところだけでもよし!
これから先、「シミ取り治療を検討されている方」は、よかったらご覧になってください♪
まずはシミの診断から!
シミを取りたいな・・・と思った時に、自分でできることは、まず市販薬を使ったり化粧品を使ったりすることだと思われますが・・・
でもちょっと待ってください!
シミの種類によって適切な治療方法が違う・・・いうことをご存知ですか?
- 老人性色素斑
- 雀卵斑(ソバカス)
- 太田母斑
- 脂漏性角化症
- 肝斑(かんぱん)
ほかにも花弁状色素斑などがありますが、今回はシミの画像はあえて載せていません。
いろんなシミが混在している場合もあるので、自己判断をしないように・・・
まずは自分のシミがどれに当てはまるのか、皮膚科で診断してもらいましょう!
老人性色素斑
これは、いわゆる老化現象によるものです。
主に、紫外線が原因なのですが、紫外線にさらされた皮膚のメラニン細胞が活性化し過剰にメラニンが作られるためシミになります。
雀卵斑(ソバカス)
「赤毛のアン」や「キャンディ・キャンディ」の代名詞ですねw
このソバカスは子供の頃に出来始め、思春期頃に濃くなって、そのあとはだんだん薄くなっていくのが普通です。
比較的色白の方にできやすく、両頬や鼻の周りに小さくポツポツと現れます。
遺伝的な要素もあるようですが、こちらも紫外線に影響されることも多く、紫外線を浴びすぎると増えたり濃くなったりすることがあります。
太田母斑
太田母斑の原因は「色素細胞が異常増加すること」です。
皮膚の深いところにできるシミで、生後1年くらいから現れる場合と、思春期以降に現れる場合があります。
軽症の場合は判断が難しいので、こちらもきちんと皮膚科の先生に診断してもらうことが大切です。
脂漏性角化症
こちらはいわゆる「老人性のイボ」です。
紫外線や肌の老化に伴い、肌の細胞が変質して現れます。
シミと違うのは、だんだん隆起してくるところにあります。
出来始めはシミに似ているのですが、表面が少しザラザラしているのである程度大きくなれば簡単に判別できます。
こちらは主に液体窒素凍結療法で治療することが多いです。(まれにCO2レーザー)
肝斑(かんぱん)
頬や額、あごや鼻の下・・・目の周り以外の顔のあらゆるところに出来る左右対称に現れるシミす。
紫外線とホルモン分泌がシミに関係してると言われています。
シミ取りには何が一番効果的なのか?
シミ取り治療には4つのステップがあります。
- 紫外線対策(日焼け止めクリームの使用)
- ビタミン剤の内服
- シミ取りクリーム
- レーザー照射
紫外線対策(日焼け止めクリームの使用)
一番手軽なシミ予防は、「紫外線を浴びないようにすること」です。
太田母斑以外のシミが「紫外線が原因」になっているということからも、「小さい頃からの紫外線対策がシミの予防にもつながる」ということがわかると思います。
これから新たなシミを増やさないためにもしっかり紫外線対策はしてくださいね。
この紫外線対策は、シミ予防には必須だと思います!
ビタミン剤の内服
これも比較的手軽にできる方法のひとつです。
ですが、誤解しないでいただきたいのは、「飲んだからシミが跡形もなく消える」というわけではないということ。
=「ビタミンを内服したからといってシミ取りの効果はない」ということです。
(どんなお薬も効果に個人差があるので、内服には過度な期待はしすぎず、「シミが薄くなることがある」というくらいで考えておくとよいと思います。)
ビタミンC(シナール錠)、ビタミンE(ユベラ錠)、トラネキサム酸錠・・・いろいろ種類はありますが、これを飲んでも太田母斑は治りませんし、脂漏性角化症の盛り上がった塊は取れません。
効果目にすることがあるのは、この中では「肝斑」くらいでしょうか。
なので、これらのビタミン剤を処方するのは「老人性色素斑」「雀卵斑」「肝斑」の予防治療の意味合いが大きいです。
少なくとも、うちに来られている患者さんで内服治療だけをされている方は、あまりシミが薄くなっていない気がします。
「飲んだらシミが薄くなった~」・・・という場合は、何かほかの治療を併用しているか、そのシミが時間の経過とともに薄くなるタイプのシミ(紫外線やニキビ跡などの色素沈着によるもの)だった・・・と私自身は感じています。
シミ取りクリーム
皮膚科で処方されるシミ取りクリームは、主にメラニン生成を抑制する「ハイドロキノン配合」と、皮膚の基底細胞の分裂を早める「レチノイン酸配合」のシミ取りクリームです。
どちらもヒリヒリとした刺激感が副作用で現れます。
説明書をよく読まずに、「シミの予防になるかな」とシミ以外の部分に広めに欲張って塗る方がいらっしゃるんですが・・・、そんな塗り方をした場合は、当然肌荒れを起こします。
シミのところにピンポイントで塗ってるにもかかわらず、かぶれる場合もあります。
副作用が全く出ない方も、もちろんいらっしゃいます。
こればっかりは塗ってみないとわかりませんが、「刺激性の強いクリーム」というのは確かです。
こちらはレーザー後の予防や「老人性色素斑」に使用します。
レーザー照射
こちらは「脂漏性角化症」以外のシミ取りには効果あり・・・と一般的には言われていますが、レーザー一つにしてもいろんな種類があります。
ここで、機械の種類や照射方法をつらつら書いても、読んでる方にとっては「なんじゃそりゃ?」っていう言葉の羅列にしかならないので、ものっすごく簡単に説明します。
老人性色素斑にはビシッとピンポイントで強い照射!
こちらはほぼ一回で取れますが、再発する可能性があるのでビタミン剤の内服とシミ取りクリームの併用を勧められます。
肝斑にはマイルドな特殊なレーザーを全体的に照射!
こちらは週1ペースで5~6回照射。患者さんの肌の変化を毎週チェックしますが、割と効果が出ている方が多いようです。
5回目以降に効果が出ることが多いです。
・・・が!
こちらも、再発することがあるので、5回目以降は1か月に1度のペースで照射することと、より一層の効果を高めるために、ビタミン剤の内服とシミ取りクリームの併用をお勧めします。
え・・・?
じゃあ、シミ取り治療って完結しないってことじゃないですか????
シミ取り治療の理想
美を追求したい女性の気持ちはわかるつもりです。
ですが・・・、このシミ取り治療。
徹底してやろうと思ったら、とにかくお金がかかる!!!
シミ取りクリームなんて、1本何千円てしますし、1か月に1本使ったら年間で万単位です。
それに内服、おまけにレーザーが1か月に一回??
万単位のクリームと万単位のレーザー治療が1か月に1回・・・う~~ん、いったいいくらになるんだろう?
そして、先生がシミ取りの説明をされるときに、必ずこう説明されます。
「シミ取り治療で一番効果が早く認められるのはレーザー治療です。しかし残念なことにすべてのシミはいったん消失しても数か月後に再発することがあります。そのために全てのシミのレーザー治療後には再発予防のために日焼け止め・ビタミン剤の内服・シミ取りクリームの外用が必要なのです。」
なるほど!
ビタミンの内服とシミ取りクリームは、レーザー治療の補助的役割なのですね。
ビタミンの内服とシミ取りクリームだけ使用した場合では、半年の使用で「前よりも薄くなった」と感じる方が8割・・・というデータだそうです。
ビタミン剤とシミ取りクリームは、シミを完全に跡形もなく消す手段ではないということです。
ちなみにこちらは、いろんなところで見かける「ビフォーアフター」のパンフレットです。
こういうパンフレットに掲載しているのは、一番イメージ通りに近い形で成功した「一番いい例」を載せているのです。
あくまでも「これだけの効果があります!」というただのアピールにすぎません。
「全ての人がこうなるわけではない」ということは頭に入れて置いたほうがいいと思います。
シミ取り治療の現実
私たちは必ず年を取ります。
老化は絶対に避けて通れません。
30代、40代なら、まだなんとか消したい!と思う気持ちもわからなくもないですが、50代、60代でシミひとつない、シワひとつないというほうがおかしいのです。
こないだはわりと高齢の方が顔のシミを取りに来ました。
いくつになっても女性なのだと感じる反面、そこまでする必要があるのかという違和感も感じました。
もともと止血剤としての役割を果たしていたトラネキサム酸・・・、美白効果があるということでシミ取り治療の内服に配合されています。
その薬を高齢者が飲む・・・厳重に注意して処方されたにしても、肌にはいいかもしれないけれど体にとってはどうなんでしょうね?
副作用を考えると、いささか疑問が残ります。
そして、「薄くなる」という効果のためだけに、漂白する刺激の強い高いクリームを塗り、ビタミン剤を歳を取るまで飲み続ける?
そのときまでいったいいくらのお金が消えていくのか・・・計算するのも恐ろしい。
せっせとクリームを塗って、ビタミン剤を飲んだところで・・・60代、70代になったら「脂漏性角化症」のシミの出現です。
(もっと早いかもしれません)
これからシミ取り治療を検討されてる方・・・。
レーザー照射をするにあたってのリスク、再発のリスク、ビタミン剤とシミ取りクリームの効果と副作用など・・・その辺をきちんと説明してくれる皮膚科のお医者さんだったら、長い目で見てお願いしても問題ないと思います。
お金は結構かかりますが・・・、
「シミが早く取れる」ということだけについて考えるならば、
何が一番効果があるのか?という質問の答えは、レーザー治療になるのではないか、と思われます。
シミとりクリームよりも、
内服よりも、
即効性がある、のはレーザー治療です!
けれど、効果には個人差があり、100%満足のいく施術結果になるかどうかはやってみないとわかりません!
(中にはどんなに頑張っても取れないシミもありますし、照射によって逆に濃くなってしまう場合もあります!
そして、再三言いますが、レーザー治療でシミを取ったらシミ取り治療が終わり・・・じゃありません!
最後になりますが、
皮膚科勤務して3年・・・経験はまだまだ少ないですが、シミ取り治療に対して普段思っていることを交えながらお話しさせていただきました。
少々批判的な意見も交じってしまいましたが、あくまでも管理人個人の意見なので・・・その辺はご了承ください(><)
3年間勤務してますが、3年継続してレーザー治療をされてる患者さん・・・余りいらっしゃいません。
何らかの理由によりレーザー治療を中断したものの、再発して再度来院された患者さんには何人かお目にかかってます。
それが現実です。
完全にシミとさよならしたい・・・ならば、継続して治療するということが大事になってきます。
シミ取り治療が比較的高額ということからも、「治療をどこまでやるのか?」という判断の目安にしていただけたらと思います。
シミを取ってからが、治療のスタートなのです!!!
(再発を防ぐのにはお金がいっぱいかかるということをお忘れなく!)
読んでいただいてありがとうございました♪