最近、水への人気が高まっていますが、水が私たちにとってどのような効果をもたらしてくれるのか知っていますか。軟水や硬水など種類によって体への効果がそれぞれ違い、また飲むタイミングも大切です。水について詳しく知り、美しく健康になりましょう。
命の水
私たちの身体の50~60%は水分で占められています。水を一滴も飲まない場合、4~5日くらいで死に至りますが、水と睡眠さえとっていれば、2~3週間は生きられると言われています。
水分が不足してしまうと血流が悪くなり、免疫機能のバランスも崩れてしまい、風邪をひきやすくなったりなど体調を崩しやすくなります。
水を摂取することで身体にはたくさんのメリットがありますが、正しく水を摂取しなければ、身体の負担になってしまいます。自分に合った水を効果的に摂取することが、身体の内側からきれいで健康になるためには大切です。
水の種類
ミネラルウォーターは、水の中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の量で硬度が決まります。
WHO(世界保健機関)の目安としては、ミネラル分の量が1リットルあたり0~60mg未満は軟水、60~120mg未満は中軟水(中硬水とも言われることもあります)、120~180mg未満は硬水、180mg以上は超硬水と分類されています。
水が採れる産地によってその硬度はさまざまですが、一般的に日本の水は軟水、海外のものは硬水が多いとされています。緩やかな地形が多いヨーロッパの水は、時間をかけてゆっくりと流れながらミネラルが溶け込んでいき硬水となり、日本の水は傾斜が激しく、溶け込む時間が短いため軟水となります。
硬水
硬水の特徴としては、硬度が高ければ高いほど口当たりが重く、苦みも感じやすくなってきます。超硬水は、軟水の味に慣れている日本人には、飲みにくいと感じる人が多いようです。
硬水に含まれているカルシウムやマグネシウムは、うまみ成分のグルタミン酸と結合することによってアクに変えてしまい、味を悪くすると言われているので和食には適しません。
ですが、肉を煮る時には、臭みを軽減したり、アクを出してくれるので肉が美味しくなるので西洋料理などには適しています。和食と洋食とその料理によって使い分けるとよさそうです。
硬水は、ミネラル分が豊富なため血液の流れを良くしてくれる効果があり、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもなると言われています。また妊婦のカルシウム不足や運動時に不足するミネラルを補い、便秘解消にも効果が期待されています。
腎臓が弱い人は、ミネラル分をうまく処理できないので硬水は避けた方がいいようです。また胃腸が弱い人や乳幼児や慣れていない人はお腹が緩くなる可能性が高いので注意が必要です。
軟水
軟水は、日本で採られる水のそのほとんどが軟水になります。日頃使っている水道水も軟水なので私たちの身体には、もっとも合う水と言われています。
ミネラル分が少ないため癖もほとんど感じられず、とても飲みやすく、料理でも素材の味を生かすことができます。何よりも私たちが毎日口にするお米を炊くには、軟水がおすすめです。
また胃腸などの身体への刺激も弱いので赤ちゃんのお水にも適しており、洗濯にも軟水は、洗浄力が高まり、石鹸の使用量も少なく済むので効率の良い水になります。
軟水のミネラルバランスは、身体への吸収がとてもよく、疲労回復や美肌にも効果が期待されています。
炭酸水
硬水、軟水に関わらず、炭酸水も人気があります。天然で炭酸が含まれている天然炭酸水や炭酸を人工的に作り出すものなどありますが、天然のものは、採れる産地によって炭酸の強さが変わってきます。
海外ではミネラルウォーターというと、炭酸水とイメージされることが多いようです。日本人にとっても飲みにくい硬水が炭酸が含まれることで飲みやすくなります。
炭酸水のメリットはたくさんあげられます。疲れたときなどにでてくる乳酸を排出するので疲労回復ができる、血行が良くなる、一定以上の摂取で胃が膨らみ、満腹感が得られやすくダイエットにもいいなどがあります。また炭酸水で洗顔すると毛穴の汚れがきれいにとれると言われており、美容にも有効です。
水素水
近年、水素水の人気は急速にあがっており、多くのモデルやタレントも愛飲して話題になっています。水素水とは、水素を多く含んだ水のことでもともと水道水やミネラルウォーターにも含まれているものなのですが、とても微量で自然の状態では、蒸発しやすくなっています。
水素水は、活性酸素を除去するのに有効であることが知られており、アンチエイジングや健康維持にとても効果が期待できます。ですが、水素水の濃度によっては効果が薄くなってしまうので濃度の高いものを選ぶ事と、また水素は空気中に逃げやすいため容器にも注意が必要です。
水ダイエットの効果!
基礎代謝量のアップ
水を摂取することで身体にはたくさんのメリットがあります。ダイエット効果もとても高く、内側からのケアになるので水ダイエットに成功した人は、リバウンドも少ないようです。
効果として一番にあげられるのが、基礎代謝量のアップです。水を飲むことで体温が下がるのですが、その時エネルギーを消費することによって元の体温に戻そうとする働きがおきます。その働きによって基礎代謝量が上がっていきます。
基礎代謝量が上がるということは、特別に運動をしたりしなくても、今までよりも多くの脂肪を燃焼しやすくなります。
水には、カロリーがないので太るということもありませんし、水によって満腹感が得られるので食欲を抑えるのにも役立ちます。「お腹がすいたな」と感じるときも実は、のどが渇いているだけという場合が多いようです。お腹がすいたかなと思ったらとりあえず、水を飲んでみることをおすすめします。
また水を取りすぎるとむくみやすくなると思われがちですが、実際は水不足によっておこると言われています。身体が、水分量が足りないと認識してしまい、身体から水を排出しないようにすることで水分が溜まってしまい、結果むくんでしまいます。水分をとることが、むくみの解消や脂肪と老廃物の塊となっているセルライトの予防にもとても役立ちます。
水を飲んで健康に!
デトックス効果
私たちの健康にとって水は、必要不可欠なものです。水を飲むことで血液の流れもスムーズになり、生活習慣病などの予防につながります。実際、水を多く飲んだ人はあまり飲まない人に比べて心臓病でなくなる確率が41%も低くなるという研究結果も報告されています。
また血液とともにリンパの流れもよくなるので老廃物を排出しやすくなり、デトックス効果が期待されています。便秘の解消にもつながり、便や排尿回数が増えることで体内から排出されるべきものがでていき、身体の循環がとてもよくなっていきます。
新鮮な水分を体に取り入れることで溜まっていた老廃物を含む古い水分を押し出すことが大切です。老廃物が溜まってしまうことで免疫力や代謝の低下などたくさんのデメリットがありますが、ホルモンバランスの乱れも引き起こしてしまいます。
特に女性にとってホルモンのバランスが崩れてしまうと肌荒れや強い生理痛など気になる症状がたくさんでてくるので注意が必要です。
また水を飲むことによってニキビや吹き出物が減り、乾燥肌・たるみ・小じわも改善されると言われています。肌トラブルの大きな要因としては、肌の水分量が少ないことがあげられます。水分を内側から補ってあげることによって様々なトラブルを回避できるようです。
一日に飲む水の量は?
「体重kg×30ml」を目安
よく1日に2リットルくらいの水を摂取すると身体にいいと言われています。その理由としては、毎日体の中で老廃物を含む古い水分が、同じくらいの量作られているので、この古い水分を排出するために新鮮な水が必要になるからです。
ですが、水以外にも水分は食べ物にも含まれていますし、特に日本は湿気のある気候なので水だけで2リットル摂取する必要はないようです。また排出機能が弱っている場合などは、かえって体に負担がかかってしまいます。
男性や女性、体型や体格によって体の水分量は変わってきます。1日に必要な水分量は、「体重kg×30ml」を目安にする事をおすすめします。体重が55kgなら1.65Lくらいになります。
また水分をとろうと一気にたくさんの水を摂取することは、胃腸の負担になってしまいます。極端に水を飲んでしまって水中毒になってしまう可能性もあります。
もともと1回で体が吸収できる水分量は決まっていて200~250mlくらいと言われています。なのでコップ一杯くらいの水を8~10回くらいに分けて飲みましょう。
基本的に冷たい水は、胃腸に負担をかけ、身体を冷やしてしまうようです。できれば、常温や白湯で摂取することをおすすめします。
水を飲む効果的なタイミング!
喉が乾いたと感じてから水分をとるのは、すでに身体は過度の水分不足になっている状態です。喉がかわく前にこまめに水を飲むことが大切です。
常に水の事を意識するのを負担に感じる人は、水を飲むタイミングを決めてしまうのもいいでしょう。
起床直後 就寝中に汗などで体から水分が出てしまい、水分量が少なくなっているので補給が必要です。冷たい水は、胃腸に負担をかける場合もあるので白湯をおすすめします。水分をとる前に口の中を清潔にするためにうがいをする習慣もつけましょう。
朝食・昼食・夕食前 空腹時に水分をとることで満腹感が得られるので食欲を抑えられ、ダイエットにもなります。ですが、食事中に水分をとりすぎると消化酵素や胃酸が薄まってしまい、食べたものが消化しにくくなってしまうので注意が必要です。
10時のおやつ おやつの代わりに最近流行りのデトックスウォーターなどを飲むのもいいでしょう。水をたくさん飲むのが苦手な人や水だけの味に飽きてきた人は、食材の風味がつきとても飲みやすくなります。
また食材を色々組み合わせたりでき、その効果によっても選んで自分の好きなデトックスウォーターが作れるのでとてもおすすめです。
運動の前後 運動前には、不足してしまうミネラル豊富な硬水を摂取し、運動後には、疲労物質になる乳酸を排出してくれる炭酸水を摂取するといいでしょう。運動中は、こまめに水分をとることをいつもより意識することが大切です。
3時のおやつ リラックスできるように白湯をゆっくりと飲んでおやつの食べ過ぎに気を付けましょう。また体調や気分に合わせて好みのハーブティーで水分をとるのもいいでしょう。
入浴前・後 新陳代謝の働きを促す効果もありますし、脱水症状を避けるためにも必ず水分をとりましょう。長湯をする人は、入浴中に水分をとるようにしてもいいかもしれません。
寝る前 リラックス効果や安眠効果も期待できるので寝る前に白湯を飲みましょう。軟水のほうが、吸収率もよく飲みやすいのでおすすめです。また寝る前に水分をとることで血流をスムーズにし、脳梗塞や心筋梗塞の予防にもなるのでとても大切な一杯になります。
またイライラした時や緊張した時は、ゆっくりと白湯を飲むだけでリラックスでき、イライラや心の緊張が和らぐと言われています。
おすすめのミネラルウォーター3選
コントレックス
硬水と言えば、コントレックスというくらい不動の人気がある水になります。その理由として硬度が1468mg/Lとかなりミネラル分が豊富で、500ml中に牛乳約200ml分のカルシウムとアーモンド約10粒分のマグネシウムを摂取できるのでダイエット中の人には、とてもおすすめです。
硬度が高い分、クセが強く、飲みにくく感じますが、慣れてくるとそのクセが好きになってしまう人も多いようです。
六甲のおいしい水
日本の水の中では、人気が高いものになります。産地が六甲山系で硬度は83の軟水なので日本人の舌にとてもあう水になります。海外の水に不安がある方や硬水が体に合わない人、赤ちゃんにも六甲のおいしい水は体に負担がかからないのでおすすめです。
フィジーウォーター
海外セレブの間や高級ホテルなどでとても需要あるフィジーウォーターは、火山岩層によってろ過され、シリカやミネラル分が豊富に含まれている軟水になります。
シリカとは、コラーゲンを生成するのに必要なミネラル分で年齢を重ねるごとに減少してしまいます。体内でシリカを生成することは難しいため、水や食品などから補給をする必要があると言われており、フィジーウォーターは、とても手軽にシリカを摂取できる効果的な方法になります。
水の大切さ!
私たちの健康には、水分を摂取することがとても大切です。水の種類も硬水、軟水、炭酸水、水素水などがあげられ、4種類それぞれの効果があるのでその時の体調や状況などに合わせて飲むのがおすすめです。
飲むタイミングも喉がかわく前に体と相談しながら、こまめに水分を摂取することがとても大切です。サプリメントや栄養補助食品などを重要視する前にまずは、「水」に目を向ける方が、効率的に健康になり、体は元気になります。水を飲んでたくさんのメリットを手に入れましょう。