頭皮のかゆみを起こす5つの原因と自分でできる対策のまとめ
2015/10/08
誰しも一度くらいは頭皮がなんだかかゆい・・・と感じた経験を持つもので、男性に多く思われがちですが以外に女性においても悩んでいる方は多いのです。常に外界の刺激にさらされている頭皮は、敏感になりやすいのかもしれません。
今回は、毎日きちんとシャンプーしているのにかゆい、頭皮に触れると小さい湿疹がある、赤く腫れているようなどの症状、これらを総合して頭皮湿疹と呼び、その頭皮湿疹の原因、外界の刺激さえも跳ね返す元気な頭皮になる為にご自宅で出来るケアをご紹介したいと思います。
そもそも頭皮のかゆみの原因はなに?
頭皮は以外にもデリケート部分で刺激に対してすぐに反応してしまいます。
昔から良く聞くのが爪を立てて洗ってはダメ・・・など言われますよね。
実はそのとおりで頭皮は皮膚と同じように柔らかく簡単に傷ついてしまいます。ですが、皮膚のように血が出たりしない事からゴシゴシ洗ったりする方も多いのではないでしょうか?
そのような間違ったシャンプーの方法から頭皮が傷ついたり、あるいは毛穴に皮脂が詰まる事から雑菌が繁殖するなど、頭皮が炎症を起こす事で刺激となりかゆみの症状が発生します。
かゆみは一時的なものも多いのですが、頭皮へのケアが十分でなければ慢性化したかゆみとなり、頭皮湿疹へと症状が深刻になっていきます。
頭皮湿疹の症状とはどんなもの?
聞きなれない頭皮湿疹とは頭皮の皮膚の病気です。
本人が気づいていない場合も多いと言われおり、ストレスの多い現代社会では頭皮湿疹に悩む方も多いのではないでしょうか?
頭皮湿疹の症状は、頭皮にかゆみの症状が現れると同時に、
- 小さい湿疹が出来る
- 当否が赤く炎症を起こす
- 吹き出物やニキビが出来る
- 皮膚の乾燥がひどくフケが止まらない
- アレルギー性の症状、脂っぽくすぐに髪がベタついてくる
等の症状が現れます。
これらの症状をそのままケアせずに放置しておくと、雑菌の繁殖、皮脂と皮膚のバリア機能が弱まり毛根が委縮し抜け毛や薄毛の原因へとつながります。
主な頭皮湿疹の原因とは
頭皮湿疹の症状にはいくつかございますが、症状ごとに頭皮で起こっている事とその原因を解説します。
1) 接触性皮膚炎
特徴・・・頭皮へ小さい湿疹や赤く炎症を起こしている
触らないと分からないような小さい湿疹が出来たり、真っ赤というよりもうっすらと赤くなるような症状を言い、お肌に例えると「かぶれている」という事になります。原因としては様々な事が考えられますが、3つの原因が考えられます。
| ①科学物質に触れてアレルギーを起こす接触性皮膚炎 |
| 皮膚に直接刺激となるものが触れる事で起こるのですが、今や女性だけでなく男性さえも気軽にパーマやヘアカラーを楽しむ時代です。皮膚に直接パーマ液などの薬が触れたり、頭皮に触れた刺激物が赤く炎症を起こし腫れてしまいます。また、かゆみを伴う事もあります。 |
| ②洗い残しによって起こる接触性皮膚炎 |
| スタイリング剤が良く洗い流せていなかったり、シャンプーのすすぎが足らない、トリートメントのすすぎが足らなくて頭皮に付着したままなど、日々小さな刺激が積み重なる事で起こす接触性皮膚炎です。 |
| ③頭皮の毛穴から出る皮脂が詰まる事で起こす接触性皮膚炎 |
| しっかり洗えていると思っていても毛穴に皮脂が詰まっている、逆に洗い過ぎて皮脂分泌が盛んになり詰まってしまうなど、余分な皮脂が皮膚の表面で酸化し、そこへ雑菌が繁殖する事で起こります。また、シャンプー方法に関わらず普段の食生活やストレスからも起こしやすい疾患です。 |
2)脂漏性皮膚炎
特徴・・・頭皮だけでなく顔へも出来る
一般的には子供やお年寄りに起こりやすい皮膚炎です。
大きな特長は神の生え際にベつきなどを感じ、同時に炎症、フケとかゆみが発生する症状です。
また、頭皮だけでなく皮脂の分泌が盛んな鼻の周りや口の回りにも起こすこともあります。
この脂漏性皮膚炎は、皮膚から出る皮脂を好むマラセチアという真菌(カビの一種)が増殖する時に出す分泌物により皮膚が炎症を起こすと考えられており、皮膚が激しく荒れてペラペラと剥がれるような症状や、過剰な皮脂が酸化し嫌な臭いを発生するなどがあります。
マラセチアは皮脂や汗が大量にあるところを好み繁殖します。
清潔でない頭皮のほかにビタミン不足やストレスからも発症するケースがあり、慢性化しやすい皮膚病のひとつと言えるでしょう。
3)皮脂欠乏性皮膚炎
特徴・・・冬場やエアコンなどの乾燥しやすい環境から起こる
お肌とつながっている頭皮はもちろんお肌と同じように出来ており、肌が乾燥するのと同じように頭皮も乾燥し肌荒れや、乾燥ダメージが広がり湿疹などを起こしてしまいます。
大きな原因としては、冬場の乾燥やエアコンの影響、過度に皮脂を取りすぎるシャンプーや洗い過ぎなどからバリア機能が低下し炎症や湿疹、かゆみ、かぶれを引き起こし、お肌が乾燥しやすい方や敏感肌の方などに起こりやすい事も特長のひとつです。
4)アレルギー反応による頭皮湿疹
頭皮のかゆみやフケに長く悩まされている方はアレルギー反応によるものかもしれません。
特長は完治しないが、強いかゆみ・フケ・赤みなどの症状を、治まったりひどくなったりを繰り返し起こします。
原因は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎と同じように、アレルギーである物質が皮膚に触れる、あるいは体内に入る事で、抗体反応が起こり、血液中にヒスタミンが放出されかゆみや炎症などの様々な症状を引き起こします。
そのアレルギーを起こす物質は、ほこりなどのハウスダストから、ダニやカビ、花粉、シャンプーに含まれる何らかの成分まで様々です。
アレルギーによる頭皮の皮膚炎の多くはバリア機能が低下しひどく乾燥している症状が多く、細菌が入り込みやすいことからフケとかゆみを伴い、つい掻き毟ったりしやすく頭皮に傷がつくと炎症が起こり脱毛や抜け毛の原因へとつながります。
頭皮湿疹でやってはいけない事!
頭皮湿疹は地肌がダメージを受けて刺激に弱い状態です。強いかゆみが出ても爪を立てて掻いてはいけません。頭皮湿疹が広がるなど悪化させてしまいます。頭皮湿疹が出来ている部分はとてもデリケートな部分ともいえますので優しく対処する事と、日々のケアを欠かさない事が重要です。
すぐに出来る!かゆみの原因、頭皮湿疹改善ケア方法
ご紹介した頭皮湿疹で共通した症状はフケ・かゆみ・炎症・炎症による湿疹です。それらの症状は、いくつかの習慣をちょっと変えてみるだけで簡単に自宅ケアが出来るんです。
1)頭皮のかゆみをなくすシャンプー&コンディショナーの使い方
頭皮を清潔に保つためにもシャンプー&コンディショナーは大切です。
ですが、フケやかゆみがあるからといって過度なシャンプーは悪化させる原因となります。頭皮が傷んでいる時こそ、2日に1度洗いがおすすめです。
Step1:十分に予洗いを行う
髪に付着しているチリやほこり、汚れなど約8割をおとしてくれるのが、ぬるま湯での予洗いです。
予洗いを行うことでシャンプーの泡立ちも良くなるので十分に流しておきましょう。熱めのお湯は頭皮へ刺激を与えて敏感にさせてしまうだけでなく、髪のキューティクルを立ち上げて水分を含み膨らみやすい髪質にしてしまいます。
Step2:正しいシャンプーの方法
シャンプーを手のひらへ適量を出し、まずは手のひらで良く泡立てましょう。
泡立てたら髪全体へなじませていき、頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。マッサージする事で血行が促進するだけでなく開いた毛穴の汚れまでしっかり落とす事ができるのです!
フケやかゆみのある部分へも同じように優しく洗ってあげましょう。
すすぎは十分に良くすすぐ事を心がけましょう。シャンプーには汚れを落とす界面活性剤などの成分が入っており地肌へ付着していると毛穴詰まりを起こす原因になります。
スタイリング剤をお使いの方は、予洗いを行い軽く髪の中心から毛先へ軽くシャンプーを行い流してから再度シャンプーをすると良いでしょう。
Step3:コンディショナーは髪だけにつける。
コンディショナーを手のひらへ取り、手のひら全体に伸ばしてから髪だけにつけてあげましょう。毛先へしっかりとなじませて後は良くすすぐ事です。
頭皮湿疹ができ敏感な状態の時は、頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーや石鹸成分のシャンプーをお使い頂くと良いと思います。
また過剰に髪と頭皮のうるおいを奪うスッキリさっぱりさせてしまうシャンプーはおすすめしません。またシャンプーで刺激を感じる時はすぐに使用を止めましょう。
Step4:ドライヤーできちんと乾かす
先ずは乾いたタオルで十分にタオルドライを行います。髪の根本はタオルの上から軽くマッサージするような感じです。毛先はタオルで挟んで軽くキュッと握り数秒待つだけで水分がタオルへとぬけていきます。
ドライヤーの熱は頭皮へ刺激を与えるだけでなく、地肌を乾燥させてしまいます。健康な頭皮なら大丈夫かもしれませんが、頭皮湿疹がある時にはいつもより少し遠くへ離して髪全体をまんべんなくドライヤーを順にあてて乾かしましょう。
美容業界では、はじめに地肌を乾かすと髪の乾きが早いと言われていますが、敏感な状態の時は地肌にドライヤーの熱を直接あてるのは避けた方がよいです。
3)野菜を摂る事を心がけましょう
湿疹を治すというよりも、頭皮湿疹が出来にくい体質へと改善する必要があります。
頭皮湿疹は食生活とも深く関係し、肉類や味の濃いラーメンなどの栄養が偏った食事、香辛料の刺激のある食事、暴飲暴食、甘いお菓子、アルコールなどは敏感な地肌に刺激を与えてしまいます。
野菜を中心とした食事や、肉より魚の和食を中心とした食事を摂るようにしましょう。
特に食事の栄養素の中で、ビタミンの摂取は効果的と言われています。なぜなら偏った食事によりビタミンB群が不足すると頭皮湿疹を発症しやすいとされているからです。
なかでもビタミンB2を多く含むレバー・うなぎの蒲焼・納豆・たまご、ビタミンB6を多く含むバナナ・野菜が効果的です。
4)ストレス解消に十分な睡眠は必要です
目に見えないストレスは体へ不調を与える大きな原因となりえます。ストレスを発散する事もですが、同時に充分な睡眠を取る事で身体を休めてあげましょう。また、規則正しい早寝早起きの生活リズムを整える事が有効です。
5)頭皮が乾燥する皮脂欠乏性皮膚炎の簡単プラスワンケア
ひどく乾燥する事で起こる皮脂欠乏性皮膚炎は、刺激などにより地肌のバリア機能が弱まり極度な乾燥状態となっています。いわばお肌の乾燥と同じですので、シャンプー&コンディショナー後の乾かす前に化粧水・乳液をつけてあげるとお肌にうるおいが与えられて効果大ですよ。
6)刺激に負けない健康な頭皮づくりにサプリメント
食生活では摂りきれないビタミンB2やビタミンB6をサプリメントで補う方法も効果的といえます。このビタミンはお肌の新陳代謝を正常に保つ働きを助けてくれるので、刺激に負けない頭皮づくりに効果的です。
お薬を活用し頭皮湿疹によるかゆみをなくす
専門医へ相談し診断の上でお薬を処方してもらう事も出来ますし、今ではドラッグストアですぐに購入できるお薬もあります。お薬といっても頭皮湿疹の症状により変わってきますが、お薬でのケアも近道のひとつですのでご紹介します。
1)脂漏性皮膚炎へのお薬
一般的に皮膚科ではステロイドでの治療をおすすめされます。ただステロイドは慢性化しやすいと言われており、使用を止めると発症する可能性があり、また真菌のなかでもマラセチアでない真菌による症状である場合は悪化する場合もあるのであまりオススメしません。
最近では、ステロイドではなくケトコナゾールという塗り薬も効果的と分かり処方される病院もございます。
2)頭皮のかゆみが我慢の限界の時に使用
強いかゆみに悩まされている方には、抗ヒスタミン剤(強いかゆみや炎症を起こさせてしまうヒスタミンの働きを抑制します)や抗アレルギー剤の飲み薬の処方が一般的です。
3)市販で販売されているお薬でかゆみをケア
市販で販売されているお薬は強いかゆみがある時に効果的なアイテムです。
急に訪れる強いかゆみは、ちょっとした刺激により炎症を起こしている証拠で、それらの炎症をスーと沈めかゆみを抑えてくれる抗炎症剤です。持ち運びに便利な小さいスプレータイプなども販売されています。
まとめ
頭皮に時々かゆみが出ると思っていたら、もしかすると頭皮湿疹かもしれません。注意する事は決して爪を立てて掻いてはいけません、地肌を傷つけてしまい悪化させてしまいます。
ご自身で頭皮湿疹と判断しにくい場合には専門医へ相談する事をおすすめいたします。
また、頭皮湿疹やかゆみがきっかけだとしても、正しいシャンプーや頭皮へのケア、生活習慣を見直すチャンスでもあるので、健康な頭皮とともに健康な身体づくりを心がけてみては如何でしょうか?