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フランス・パリから最新のエステ事情や美容動向をマニフィーク特派員が皆様にお届けするフランスレポート!
REPORT.10 「エステティシャンへの道」
皆さんこんにちは。11月に入り、パリは真冬本番!?の寒さです。
街では相対する2大百貨店(プランタン・ギャラリーラファイエット)の毎年恒例クリスマスイ・ルミネーション対抗戦がとっても華やかです。
さて、皆さんご存知の通り、フランスは世界的にも「エステティックの本場」としてのイメージがとても強く、そしてその専門性の高いエステティックやメイクアップの技術を学ぶため、世界各国から「本場のエスティシャン」を目指してフランスに勉強にやってくる人が本当に多いんです。では、日本とフランスとエステティシャンの事情の違いと言うと?そもそも、日本では「エステティシャン」として必要とされる資格は存在しません。しかしエステティックは「お客様の体を扱う仕事=専門知識を必要とするお仕事」。各エステティックサロンは研修期間を設けて修了者に認定証(ディプロマ)を発行したり、専門学校などに通い必要な知識を勉強します。また、日本国内では(公的なものではありませんが)一定の実務経験などの条件を経てから受験資格を得ることのできる日本エステティック協会(ajesthe)や日本エステ業協会(AEA)などの協会団体の認定試験に挑戦する人も多いようです。さらには、CIDESCOやINFAなどの国際ライセンスも有名なところです。
一方、フランスでは「エステティシャン」はれっきとした専門職業のひとつ。「エステティシャン」になるためには「国家資格の取得」が必須なのです。たいていは、「エステティックの学校に通う→卒業後に国家試験にチャレンジ→エステティシャンとして働く」が一般的といえます。もちろんフランス人だけではなく、海外からもこの資格を取得するためにいろんな国の人々がエステティックの学校に通っていますが、やはり医学的な用語もたくさん出てくるため、生徒には高度なフランス語力が求められます。さらに、国家試験には一般教養にかかわるものも出てくるのでフランス語はもちろん、外国人にとっては数学や歴史などの+αの勉強も必要になっていきます。
↓ラファイエット内にある一階売り場から飛び出た大きなツリー。CHANELに被さってます。
↓これは、パリで一番有名な「パティスリー・ラデュレ」(いつも人で満席状態)のマカロンのディスプレイ。
冬の寒い日のカフェでもフランス人はテラス大好きストーブ付テラスと冬になる出没する焼き栗の屋台。オイシー!
「エステティシャンへの道 in FRANCE」の場合、大きく分けて3つの国家資格が存在します。
① C.A.P《Certificat D'aptitude Professionelle Esthetique-Cosmetique》
② B.P《Brevet Professionel Esthetique-Perfumery》
③ B.T.S《Brevert De Thechnicien Superieur Esthetique-Cosmetique》
なみに・・・
①は、フェイシャル、ネイル、脱毛などの資格証書(最低授業年数:1年)
②は、①+ボディトリートメント(最低授業年数:2年)
③は、①+②+販売・マネージメントなど企業経営に関する勉強まで。(最低授業年数:3年)
豆知識《フランスの教育基準》
「CAP」と「BTS」の違いを(簡単に!)説明すると、通常は「CAP○○」とか、「BTS□□」と言う風にエステティックに限らず、各職業のタイトルが後について、国家資格になっています。さらに、フランスの教育の基準である「BAC」が絡んで、「CAP」は「BACなし」、「BTS」は「BAC+2年の最低授業年数」と言う風になっています。スゴイのが、この「BAC(日本でいう高校卒業資格のこと)」。日本みたいに、誰でも高卒って感じじゃなくて、「高校卒業する=大学に進む能力がある」と言うことで、日本の大学卒業をするのが大変なように、フランスでは高校を卒業するのに様々な単位を取って、おまけに卒業試験みたいなものがあります。だから「BAC」はかなり難しいのです。
そして、ここパリには長い歴史を持ち、世界レベルで有名なエステティシャンのための学校がいくつかあります。
Catherine sertin《http://www.catherine-sertin.com》
Elysees Marbeuf《http://www.ecole-esthetique.com》
・・・両校ともに私立です。授業料も半端ない!?
また、フランスでは、日本と違って個人経営のエステティックサロンはありません(ほとんど)。と言うのも、フランスで事業を起こすには、いろんなところへの登録と許可、莫大な労力と時間とお金がかかるのです。エステティシャン=一職業として扱われているフランスでは、ほとんどのエステティシャンは先ほどの資格を持っていますし、サロン側もそういったエステティシャンしか雇いません。そして、フランスの有名エステサロンでの必要資格はやはりB.T.S。なるほど、一流エステティック=一流エステティシャン。目指すはフランス本場の一流エステ資格取得!?
2006.11.08 HIDE
REPORT.9 「beyond beauty Paris パリ国際美容見本市」
年に一度、新しい美のアイデアを求めて世界中のバイヤーや商社、雑誌社などが集う国際的規模の美容見本市「Beyond Beauty Paris」
9月11~13日の3日間に渡って開催されたこの国際美容見本市に、マニフィーク(日本)として事前にパスを申請し(一般人禁止の業者専用見本市のため)、バイヤーとして参加しました。
会場となるパリノール見本市会場には、美容をテーマに、「Cosmeeting(化粧品)」「Spa&Institut(スパ/サロン)」「Creative(パッケージやプライベートレーベルなど)」「Ingredients(原料・素材など)」の4つ部門に分かれた720ものブースが立ち並び、あちこちで商談や雑誌社の取材が行われます。
※出展ブース数
「Cosmeeting(化粧品)」・・・ 31カ国<264ブース>
「Spa&Institut(スパ/サロン)」・・・16カ国<101ブース>
「Creative(パッケージやプライベートレーベル)」・・・21カ国<323 ブース>
「Ingredients(原料・素材)」・・・13カ国<32ブース>
まだまだ世界進出していない新しいコスメや原料、そして新しい美のアイデアをいち早く見つけるために、アジアやヨーロッパ、アメリカ、カナダなど世界各国の製造業者(メーカー)や販売代理店、プレスなどがこぞってやって来ます。
各国のバイヤーが注目するのは、やはり“ナチュラルコスメ”のブース。デトックスをはじめ、何より自然の恵みが肌を美しく保つ一番の方法であるとオーガニックなコスメやソープなどにはバイヤーが足を止め熱心に商談をしていきます。
各ブースでいろいろ話を聞いてみると、どのブランドもやはり世界中にフランチャイズや販売代理店を探しているとのこと。とりわけ「日本」はどのブランドも興味と期待を持っているマーケットで、高級志向で有名な「○○百貨店」や、京都駅前にもある「伊○丹」などの大手百貨店のバイヤーも日本からやって来ては商談を行っているとのこと。商談では、もちろんライセンス契約や日本への輸出販売時の条件などがメインになってくるのだけれども、ブランドイメージや製品のコンセプトを活かすためにあえて会社の規模ではなく、取り扱う側の姿勢を重視するブランドも多かったです。新しい製品との出会いや、ライセンスを巡る商談にも力を入れつつ、目の肥えた世界のバイヤーたちにアピールする凝ったディスプレーも要チェック。
↑ちょっと分かりにくいかも知れませんがすごくお洒落なディスプレイ
アロマをはじめとする自然療法が盛んなフランスでは、人々の美(=健康)への考え方はシンプルかつ論理的。親子3代にわたり100年以上ものあいだ化学製品を一切使用せずにエッセンシャルオイルを作っているこだわりのメーカーや、日本や世界中の雑誌でも話題の100%無農薬有機栽培で育てられた原料を使用したコスメブランドなどなど・・・。さらにはフランス政府認定「AB」のロゴマークが入っているものも!
(「ABマーク」についてはフランスレポートvol.8をチェック!)
特に今回、国をあげてコスメブランドを宣伝していたのが「南アフリカ共和国」。自然素材で作られたパッケージやソープは、まるで咲き誇るアボガドやフルーツの花をそのまま商品にしたかのよう!白とベージュをベースにしたパッケージもなんだか南の島のホテルに滞在しているような気持ちになる。近い将来日本でも「アフリカン・スパ」が流行する日が来るのかも!?
気の遠くなるような数のブランドチェックと商談で、あっという間に過ぎてしまった「Beyond Beauty Paris」。素敵なコスメやメイクアップに沢山出会うことができました。ここで出会った日本初!マニフィーク発!の新しい“美”の分野開拓!!は今後のお楽しみです・・・。
2006.09.27 HIDE
REPORT.8 「Le Marche Bio と ABマーク」
こんにちは。こちらフランス・パリは、日中の気温が20℃以下の寒~い8月が終わり、9月に入ってようやく気温が少し上がり暖かくなっています。
今回皆様にお届けするのは、「マルシェ~、マルシェ~、」っと、一昔前、某カレーのコマーシャルでたしか女優の西田ひかるが歌っていた「le Marche=市場」のレポート。週末のパリでは、広場や大通りなどあちこちで「朝市」が開かれ、新鮮な野菜や果物、肉、魚、乳製品などを求めてたくさんの人々が大きなバックを肩にかけてマルシェにやってきます。
訪れたのは、9区にあるBIOの朝市。土曜日の朝だけのこの市場では、いたるところに「AB」というマークが目に入ります。というのも、「AB」はフランス農林水産省認定機関の厳し~い審査に認証されたオーガニック加工食品という意味のロゴマーク。つまり「AB」マークの製品はフランス政府公認のロゴマークなのです。
もちろん普通の市場やマーケットでもお目にかかるこのマークの製品は、その品質と共に値段も少し高め。大通りにはさまれたこの朝市では、約50メートルにわたってたくさんのお店が立ち並び、どこも人で大賑わい。
日本では「フロマージュ」でお馴染みのチーズを使った乳製品にもABロゴがしっかり。
日本では珍しい「Artichaut=アーティチョーク」や「Fenouil=ウイキョウ」をはじめ、色も形も様々なたくさんの野菜が(大胆にも!?)無造作に置かれています。大人も子供も真剣なまなざし。野菜や果物はもちろんkg売りなので、ひとつでもいくつでも好きなだけ買える。
↓ふとベンチを見ると、お化け大のCourgette=ズッキーニが・・・。
次に見つけたのは、ソルベ(=シャーベット)とジャムのお店。20種類以上の異なる果物で作られたジャムは昨年のフランスコンクールでの優勝作品だとか。買い物の合間に、ソルベを食べそして、その味につれられてジャムを買っていく人も多し。(そして私もその1人・・・)
アロマの匂いに惹きつけられて見つけたのは、「Parfumerie」といって、直訳すると「香水、化粧品店」になるのだけれども、アロマオイルやバスソルトなどを売っていたお店。
日本では食料品メインに思われがちな朝市もパリではしっかりと美容品が!
お店で香を揺らしていたのは、石炭の中にカラフルな塩で作られたお香にアロマオイルを混ぜたもの。これは、一般に家庭用「消臭剤」として使われるそう。ビーズのようなお塩はなにげに置いているだけでも、とってもかわいい。浴槽に入れるバスソルトも何種類かあり、私がチョイスしたのは「Bien-Etre」その名も「満足感」!聞くと1回のお風呂で大さじ3~5ぐらい入れると良いらしい。ローズやゼラニウムの香りが「満足感」を与えてくれるのも間違いなし!
ちなみに朝市では買い物の袋等もすべて、エコロージー。
パリの朝市は見ているだけでもとっても面白い。早起きは三文の得・・・!?皆さんもパリにお越しの際は少し早起きして朝市に出かけて見てくださいね。では。
2006.09.06 HIDE
REPORT.7 準備中
REPORT.6 「フランスのんびりバカンスレポート」
ボン・ジュール!
フランスは今、バカンスシーズンの真っ只中。7月~8月のパリ市内は交通渋滞もなく、海外からの観光客を除けば、なんだか閑散としてとても静かです。
というのも、パリジャン・パリジェンヌはみんな長~いお休みを、フランス各地の海や山で過ごすのが彼らのステイタス。フランスの夏は日本同様、毎日とても蒸し暑いのですが、日没時刻はなんと夜の11時前。そんな長~い一日を人々はカフェテラスでカフェやワインを飲んで、友達とおしゃべりをしたり、本を読んだり、ただ行きかう人々をずーと観察したりと人それぞれ。
↑ボン・マルシェのウィンドウディスプレーも夏本番。
でも共通して言える事は、公園やカフェでも、みんな日光が大好きなのです。カフェのテラスにはいっぱいの人がいても、中に入って見るとガラ~ンとしてまるで、準備中かな?と感じるくらい人々は太陽の日差しを喜んで浴びているっと言った感じ。
↑パリ4区の市役所前には太陽の日差しを浴びる人がいっぱい。
そこで私も、少し足をのばして、今回はフランス中西部の海沿いに面する「Ile D'oleron」という島に行ってきました。なんと言ってもこの島は牡蠣の生産量がフランス一として有名で、バカンスのシーズンになれば、フランス各地からはともかく、イギリス、スペイン、ドイツやイタリアの人達もこの島でバカンスを過ごす為にやってきます。
海沿いのカフェテラスやレストランでは、人々は生牡蠣とともに冷たく冷やしたロゼを飲み、ビーチでは朝から日没の夜11時まで、本を読んだり、日焼けを楽しんだりと各々の休日を十分に楽しんでいる様子。
西欧人の感覚では日焼けは夏のステイタス。ただし大人も子供も日焼け止めクリームはちゃんと全身忘れずに塗っていました。みんな大好きな夏を十分に味わっています。
2006.07.26 HIDE