脂性な肌にとっての水洗顔の長短はどう?おすすめなのか?
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肌が脂性の人は、日頃肌がベタベタして、その不快感というのは乾燥肌の人にはなかなか理解してもらえないかもしれませんね。洗顔をした後のサッパリ感は、計り知れないほどのものでしょう。
しかし洗顔をしても、少し時間が経つとまたベタベタと脂性の肌になってしまいます。
そこで、いざ脂性肌の情報を調べていると、「水洗顔をすると脂性肌が気にならなくなった!」といった声がありました。つまり、今まで湯を使った洗顔をしているからダメであったということです。水に切り替えれば良いというわけです。
注)水洗顔とは、洗顔料などを使わず人肌以下の水温で洗顔をすること。
だからと言って、それが万人に良いかと言ったらそうでもないのも事実。今回は、肌が脂性の人にとっての水洗顔のメリットとデメリット、そしておすすめかどうかについて見ていくことにしましょう。
メリット
水洗顔によるメリットは、大きく分けて次の4つが挙げられると、当方は考えています。
- 肌への負担が少ない
- 肌の保湿成分を保てる(洗い過ぎを防げる)
- 肌を育てることができる
- コストがかかりにくい
以下にて、順に詳しく解説していくことにしましょう。
肌への負担が少ない
水洗顔を行う際は、洗顔料などを使わないところに最大のメリットがあります。
販売されている洗顔料には、いろいろな成分が配合されています。その中には、肌に合うものもあれば合わないものもあります。いわば、万人向けの洗顔料なんてない、と言い切ることもできます。
肌と相性の良い洗顔料であれば良いですが、その保証はなく、全て自己責任です。洗顔料を使わないということは、肌に合うか合わないかの心配もなく、実際に肌に負担になることを未然に防ぐことができるのです。
肌の保湿成分を保てる(洗いすぎを防げる)
洗顔料を使わないということは、それだけ洗浄力が落ちるとも言えます。
すると、大半の方が「それでは皮脂が落ちてくれないのではないか」と心配になるかと思います。それについては後述しますが、何より、それが大きなメリットともなるのです。
簡単に述べると、仮に洗顔料による洗浄によって皮脂が全て落とされると、そこで肌は乾燥します。それが仇となって、肌は自分を守ろうと大量に皮脂を出します。しかし、洗顔料を使わないことで、それを阻止することができるのです。
また、人肌以下の水温で洗うという点も、肌にとっては好都合です。水温が上がれば上がるほど皮脂を落としやすくなるので、保湿という観点からは、水洗顔が効果的と言えるでしょう。
肌を育てることができる
これに関しては少し難しいお話となりますが、ここではごくごく簡単にお話ししましょう。
上記で、水洗顔は肌の保湿成分を保てるとお話ししました。つまり、肌が変に乾燥することもなく、外的な刺激から適度に身を守ることができるのです。
健康な肌の場合は肌が自発的に潤いを保っていますが、不健康な場合は、セラミドや皮脂が不足して乾燥したり、そのせいで逆に大量に皮脂が分泌されたり、刺激を受けも受けやすく、ターンオーバーも崩れやすいものです。
そこで水洗顔にすることで、肌が不健康な状態に陥るのを食い止めることができ、肌そのものが健康な方向へと育って行ってくれる可能性が飛躍的に上がるのです。
さらに保湿の化粧品の使用を抑えれば、肌の自然育成の道を進むことができます。ただ、デメリットもあるので、それについては後述します。
コストがかかりにくい
ここで視点を変えてみましょう。もし仮に水洗顔を試してみて「これは良い」と感じたのであれば、是非それを続けていっていただきたいと思います。でも、続けるには何事もコストがかかります。
そこでもし、低コストで済むのであれば、継続していく上でこれほど嬉しいことはありません。洗顔料もいらないし、湯沸かし器の稼働も少なく済み、その分の費用がかからないというわけです。
洗顔に限らず、スキンケアでは、こういったコストの問題も大切です。
メリットのまとめ
水洗顔のメリットとは、ずばり洗顔料を使わないこと。そして、そのお蔭で必要な皮脂分を残すことができ、乾燥肌や肌荒れを防げるということです。
「水洗顔にしたらテカリやニキビが消えた」と言っている人たちは、おそらくそのメリットの恩恵を大きく受けているのでしょう。余計な乾燥を防ぐことで、皮脂の分泌過多といった肌のSOSを食い止めることに成功したのかもしれませんね。
コストもあまりかけずに済ませられるので、肌を強く育てていく場合は水洗顔を視野に入れておくと良い気がします。
ところが、デメリットがあるのも忘れてはなりません。
デメリット
メリットの裏側には、当然デメリットも存在します。それは次の3つです。
- あまりサッパリしない
- しつこい汚れが落ちにくい
- 肌を育てるには時間がかかる
- 肌が反抗することがある
それでは、ひとつずつ解説していきましょう。
あまりサッパリしない
洗顔料も使わないし熱めの湯も使わないので、あまりサッパリしないでしょう。もちろん、その感覚は人それぞれですが、当方の経験では、あまり洗ったような感じがしません。
それもそのはずで、先述のように、皮脂(必要な分の潤い成分)を残しつつ洗い上げるためであると言えます。
しつこい汚れが落ちにくい
これが非常に大きなデメリットです。毛穴に詰まった古い角質などの老廃物、メイク成分、細かい雑菌などを全てスッキリ落とすことができないことが往々にしてあります。
これは肌荒れや角栓・汚れ・くすみなどの原因にもなります。良かれと思って水洗顔をしても、このデメリットが大きいあまり、水洗顔を中止にする人は実に多いでしょう。
そもそも、このデメリットを知ってしまうとあまり水洗顔をやりたくない気にもなってしまうと思います。特に元々毛穴を気にする人にとっては悲報としか言えませんね。
肌を育てるには時間がかかる
ただ単純に、「肌を育てて、強くしていく」ということを考えたら水洗顔は有効です。その結果、テカリやベタツキが気にならなくなったり、毛穴も目立ちにくくなる可能性があります。
けれども、それはかなり長い目で見た場合のお話です。そもそも肌のターンオーバーは28日です。不健康な肌の人だと、もっとかかることもあるでしょうし、肌が自発的に整うまでも時間を要します。
水洗顔に切り替えて保湿の化粧品などの使用を控えれば、たしかに肌の育成に大きなメリットをもたらします。その反面で、3ヶ月、半年、長い人だと年単位といったスパンで様子を見ていく必要があるでしょう。何より覚悟と根気が必要なのです。
肌が反抗することがある
洗顔料などの使用をやめ、保湿化粧品の使用も控えれば、肌への負担を大きく抑えることができます。先述のとおり、肌の自然育成にはもってこいのやり方と言えるでしょう。
ところが、これまで基礎化粧品などに頼ってきた肌が、いきなり猛反抗をすることがあります。言葉にするとしたら、「なんで保湿してくれないの?自分で自分の身を守るの、めんどくさい!」となるでしょうか。
「水洗顔にしてから肌が荒れてしまった」「ニキビが増えた」といった経験をした人もいるようです。
デメリットのまとめ
水洗顔は、肌をいたわりつつ洗える反面、汚れを残しやすくいものです。肌の育成にもふさわしい方法ですが、時間がかかるでしょう。反抗して肌が荒れてしまうこともあるため、水洗顔がおすすめである、とは当方の口では断言しかねます。
要するに、合う合わないがあるのです。
注)どんな人に合ってどんな人に合わないか、その答えはありません。突き放すような言い方になってしまいますが、試してみてはじめて、水洗顔が合うか合わないか分かるのです。
やり方
水洗顔のやり方は至って簡単です。
- 洗顔料を全く使わない
- 「ちょっと冷たいかな」と思うくらいの水温で洗う
- 決してこすらず、ゆっくり洗う
- 朝だけ
では、例のごとくひとつずつ見ていきましょう。
洗顔料を全く使わない
洗顔料を使ってしまうと、水洗顔の定義から外れます。
「ちょっと冷たいかな」と思うくらいの水温で洗う
水洗顔では人肌以下の温度の水を用います。ただ、そういうと ぬるま湯 に設定してしまう人も出てくるでしょう。
別のサイトに、ぬるま湯をおすすめしているところがあります。が、当方では冷たいくらいの水をおすすめします。ぬるま湯だと、思いがけず熱めの湯になってしまうことがあるからです。
ただあまりに冷たいとビックリしてしまいますので、温水プールくらいの水温で良いでしょう。だいたい30度前後です。触れると「ちょっと冷たいかな」という程度の水温です。
決してこすらず、ゆっくり洗う
これは洗顔の基本ですが、洗顔料がない分洗った感じがあまりなく、肌との摩擦も大きくなります。少しのこすれが大きな刺激ともなり、肌荒れにつながってしまいます。決して急がず、こすらないことです。
どうしてもテカリやベタツキが気になるようなら、いっそのこと肌に優しい洗顔料を用いて洗うのがベストではないかと思います。特に脂性肌ともなれば、洗い残しが気になって仕方がない人も多い気がしますが、いかがでしょうか。
朝だけ
洗顔には必ず、「朝と晩の両方やるべき」か「夜だけ」かといった課題が付きまといます。でも水洗顔に限っては、「朝だけ」というのを当方は掲げています。
なぜ「朝だけ」かというと、主に女性の場合、単純に夜はクレンジングを要し、完璧な水洗顔とは言えなくなってしまうから。ただそれだけです。
朝で成功したら、それは肌が育ってきたという表れ。ですから、保湿の基礎的なスキンケアも控え目にし、メイクも軽くしていけると良いですね。メイクが軽くなればクレンジングも力を抜けます。そうすることで、肌に好循環をもたらすことができます。
さて、以上は主に女性、あるいはメイクをする男性に向けたお話でした。全くメイクをしない女性や男性の場合は、夜にも水洗顔ができる、ということになります。そうであっても、まずは「朝だけ」から始めて様子を見、「これで良し」と思ったら、夜も挑戦してみると良いでしょう。
こんなときはやめよう
水洗顔を実施しても、思うような結果を得られないことがあります。
- テカリやベタツキが改善しないばかりか、悪化した
- ニキビが増えだした
- その他、肌が荒れ始めた
これらの状況に陥ったときは、ひとまず水洗顔をやめましょう。もしかしたらほかにも原因があるかもしれませんが、とにかく疑わしいことはストップ。これが鉄則です。
テカリやベタツキが改善しないばかりか、悪化した
肌の脂性の度合いが高まった場合、汚れなどが落とし切れていないことによる肌環境の悪化が疑われます。肌を育てていくつもりで水洗顔にしても、結局合わず、内部が余計に乾燥してしまっていると考えられます(つまり“失敗”です)。
逆に、肌内部は全く乾燥しておらず、正真正銘の脂性肌であるという可能性もあります。ホルモン分泌や食生活などが影響している可能性があるため、水洗顔が特別悪さをしているわけではないかもしれません。ただ、水洗顔で得られるメリットは少ないように思います。
ニキビが増えだした
ニキビに関しても上記とほぼ同じです。汚れが落とし切れておらず、そこでアクネ菌が増殖してしまった可能性が考えられます。肌は不浄な状態になっているはずなので、肌に優しい洗顔料を使った洗顔を検討しましょう。
その他、肌が荒れ始めた
肌というのは、100人いれば100通りです。脂性肌が悪化する人もいれば、全く思いもよらなかった肌荒れが生じる場合もあるかと思います。「これは水洗顔がクロかも」と思ったら、即座にやめるようにするのが安心です。
もし、異常と思われるほど酷い肌荒れが生じた場合は、躊躇せずに専門の医療機関(皮膚科など)にかかるようにしましょう。肌荒れの本当の原因を突き止めてもらえるかもしれないし、正しい洗顔・スキンケア方法を教えてもらえると思いますので、積極的に医師に質問してみましょう。
水洗顔にこだわる必要はない
水洗顔には、刺激少なく肌を育てることができるといった大きなメリットがあります。しかし、汚れを残しやすい、育てるのには時間がかかるといったデメリットもあります。それに加え、合うか合わないかは人それぞれという鬼門もあります。
そういった点を踏まえると、頑張って水洗顔にこだわる必要性はないように思います。もちろん、果敢にチャレンジすれば、成功したときの喜びは計り知れないでしょう。でも、失敗すればダメージも大きく、結果が分かったまでの労力や時間も水の泡となります。
明らかな乾燥敏感肌の方には水洗顔も大いにおすすめするところですが、脂性肌の方には、“汚れを落としつつも潤いを保ってくれる洗顔料”を用いた洗顔をしていただきたく思います。それが最も無難、かつ安心な方法なのではないでしょうか。