基礎力アップ講座
口が疲れると必ず上唇が痛くなるんです。
私は口が疲れると必ず上唇が痛くなるんです。下唇は少しも痛くならないんです。アンブシュアの問題でしょうか。
上唇の方に押さえつける力が強いと響きのある音は作れません。下あごをきちんと張って(下あごがフワフワしないように)下唇から先にセットする感じでマウスピースを当ててください。
するとしばらくは高音が出にくくなりますがとても響きの豊かな音が作れます。唇の力に頼らずに息で音を出すイメージをしっかり持ってください。(回答:下田太郎 / 本学講師)
大きい音をうまく出すには?
私は大きい音を出そうとすると、その音が震えてしまってきれいな音が出ないんです。どうすれば震えずに大きい音が出ますか?
まず「大きな音」という感覚ではなく、「息をたくさん出せるようにする」という考え方を持ちましょう。自分の体をダム(貯水池)だと考え、水(ここでは息)をたくさん出せるよう、たっぷり息を吸って出口をたくさん作るようにしましょう。口の周りに余分な力が入っていないかどうかも確認してみてください。
次に、吸った息を一気に吐き出すのではなく、少しずつまっすぐな方向でクレッシェンドする練習をすると良いですよ。
追伸:大きい音の練習をした直後に必ず弱音の練習も行ってください。唇の調子を良くしますので。(回答:下田太郎 / 本学講師)
アンブシュアが悪いようなんです。
Hrを吹きはじめて5年目になるんですが、アンブシュアが悪いようなんです。よく先生にもっと横にひけって言われます。多分そのアンブシュアのせいだと思うんですが、すぐに口がバテてしまい高い音もまったくでません。よくでてB♭くらいなんです。あと1年で部活を引退するんですが、やっぱりアンブシュアは直したほうがいいんでしょうか?
あと1年で引退ということですとアンブシュアは直さないでガンバって練習した方がよいと思います。ただ少しづつ毎日気をつけると改善されるかもしれません。それはまず吹き始める前に唇の形を整えまた吹いている最中でも口の形の崩れを気にする習慣を身につけるようにすることです。
唇の形の作り方は(1)唇を軽く閉じる(2)少しだけにんまりする。親戚のおじさんが突然現れて「小遣いだよ」って3000円くれた時にあなたがにんまりする程度です。(3)それをマウスピースだけでバズイングをして形が変わらないように5分くらい真ん中辺の同じ音で吹きます。(4)ロングトーン特に高い音を吹いている時に鏡をおいてみながらなるべく口が中央によらないようにしましょう。最初のうちは口の周りの必要な筋肉がついていないということと使い方が判らなくて困るでしょうが次第に筋肉がついてきて口を固定した状態で吹き続けられる時間が次第にのびてきます。最初の3ヶ月が自分との戦いです。根気よく基礎練習をしましょう。
(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
B♭管とF管の違いってなんですか?
B♭管とF管の違いってなんですか?管の長さが違うくて指が違うってことぐらいしか分かってないいんです。それと楽譜に書いてるinBやinFってどういう意味ですか?どちらも同じように譜読みしているのですが・・・
(1)F管と(2)B♭管の違いについて簡単に説明しましょう。
F 管は管の長さが長くて中音(少し高いドより下)から低音までが太くて良い音がします。長さは3m73cmくらいあります。ただしそれ以上高い音を吹くとなると隣同士の倍音(レバーを押さずに唇だけで出せる音)が近く(ほとんど、少し高いドから上にド・レ・ミ・ファ♯・ソなどのように)音がひっくり返りやすいのでそれをカバーする為に作られたのがB♭管なのです。長さは2m43cmくらいで少し高いドから上の倍音は次に出る音はミの♭、ファ、ソ・・・・)ですから高い音が比較的確率が高く出やすいのです。両者の長所を利用して演奏しやすい楽器に作られたのがFーB♭のダブルホルンなのです。
楽譜に書いてあるinBは多分ホルンの為に書かれた譜面でなくトランペットなどの楽譜をそのまま流用してあると思われますが、それを吹くのには楽譜のドはホルンの4つ上のファでふきます。inFはそのまま書かれてある通りに吹きます。なおB♭管のホルンを吹いている時も指使いは違いますがinFの楽譜のドはドと読んで指はB♭管の0(指を押さないという意味です)で吹きます。
音階にしたがって指の番号を書いておきます。
下第一線のド(少し低いド)0、ドの♯は2+3、レは1+2、レ♯は1、ミは2、ファは0、ファ♯は1+2、ソはF管が使えるのでしたらF管の0、B♭管しか使えないのでしたら1+3か1(これは低くなってしまいます)ソ♯は2+3、ラは1+2、ラ♯(シ♭と同じ)は1、シは2、少し高いドは0。あとは教則本を参考にしてみてください。(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
響きのある、深い音になるためには、どんな練習をするのがいいですか?
響きのある、深い音になるためには、どんな練習をするのがいいですか?
やはり息を十分に吸いおなかで支えながらロングトーンをじっくりやることです。吹いている時に上歯と下歯が狭く(口の中の容積)ならぬように注意してください。音を吹き終わった瞬間に歯の間に舌を入れてすこし入ればほぼ合格でしょう。それとのどを絞めないでリラックスして吹くこともチェックしてみましょう。
(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
パートで基礎練習をするとき全員の音程がなかなか合いません。
私は高校の吹奏楽部でホルンをやっています。ホルンパートは私を含めて7人なんですけど、パートで基礎練習をするとき7人の音程がなかなか合いません。ロングトーンをする前にBの音を全員で合わせたり1人ずつチューニングしても、ロングトーンやリップスラー、曲練習でも音程が悪くなってしまうんですけど、どうすればいいですか?
ハーモニーの感覚をつかむ練習を毎日やりましょう。
たとえば、7人の中でCを吹く人、Eを吹く人、Gを吹く人と割り振り、まずはCを吹く人が音を出し、それで音程があったらGを吹く人が重なって入る、それでそろったら最後にEの音を吹く人も重なって入る、というように。音を聴きながら自然に音程が合わせられるように訓練しましょう。
また、キーボードなどで目的の音を出し、そのあとに楽器で吹いてみて音を合わせる練習/実際にその音を声に出してみて、そのあとに楽器で吹く練習などもしましょう。たまには、マウスピースのみで正しい音程が出ているか確認するのもいいでしょう。
その他にも息のスピード、息の支え、アンブシュアなど気をつけることはたくさんあります。基本練習は「ただなんとなく」やってしまいがちですが、上のようなことを意識するかしないかだけでも全然違います。課題を見つけそれを克服していけるように、有意義な基礎練習をしましょう。がんばってください。(回答:管弦打楽器学科)
どうすれば唇があまり疲れなくなり、リップスラーが上手くなるでしょうか。
今一番困ってしまうことは「唇が疲れて高い音が出なくなる」事と「リップスラーで高い音を出すときにアンブシュアを変えてしまう」事なんです。どうすれば唇があまり疲れなくなり、リップスラーが上手くなるでしょうか。
まずはリップスラーは下からド・ミ・ソ・ドというのをやってますか?これをやる前にF管がある場合は指を押さないまんま(B♭シングルを使っている場合は1+3を押したまんまで)下のド・ミ・ソ・シ♭・上のドというパターンでじっくり上まで唇を閉めることより息のスピードを変えていくことに神経を使いながら最初はド・ミ・ド、次は一つ増やしてド・ミ・ソ・ミ・ドというように練習して唇の閉め具合と息のスピードを体で覚える練習をしてみましょう。
唇が疲れてしまうというのは左手の肘に力が入り過ぎ結果的にマウスピースで唇を押さえつけているかもしれません。キーワードは「左の肘をリラックスしておなかを使って吹く」です。こんなのもあります「楽な音は楽に」。
自分の出来る限り広い(低音域から高音域まで)バランスのとれた練習を心掛けてください。(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
汚くない大きな音が出せるような練習法やアドバイスをお願いします。
曲の中でフォルテシモでトロンボーンと2人でメロディーを吹く部分があるんですけど、いつも私の音はトロンボーンの音に隠れてしまっててあまり鳴っていない!って言われました。それで、今は前より大きな音で吹けるようになったのですが、音がとても汚くて潰れたような音になってしまいます。汚くない大きな音が出せるような練習法やアドバイスがあったら是非教えて下さい♪
そもそもベルが真ん前を向いているトランペットやトロンボーンとは違ってホルンは間接音を聴かせる楽器であるのですが金管アンサンブルではかなり頑張らないと聴こえづらいことでしょう。それぞれのベルの向きにもよるし並び方でもかなり影響があるのです。
正面から向かって右側にトロンボーンと並んでいる場合はかなり本気(けんか腰。若干出しすぎても音の荒さはあまり深刻ではありません)で吹かなければなりません。左おくの場合はベルがややお客さんよりになるので比較的出した音が聞こえやすいのです。トロンボーンと吹く時にお互いに音をとけ込ませようと努力して吹いてみましょう。そう思って吹くだけでずいぶんと解け合うものなんですよ。それと音量は絶対的にホルンが出さないといけません。おなかをしっかり使い唇と左の肘に力を入れすぎないように注意しながら強い音を出すようにしかも相手の音を良く聞きながらです。
普段一つの音でメトロノームで52くらいで5拍の間にppからクレッシェンドしてffにいきディミニュエンドしてppをするという練習をやっておくとアンブシュアの筋肉とおなかの筋肉のコントロールと強化に効果のある練習です。無理のない音域からはじめ次第に音域を広げ毎日続けて練習しましょう。
(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
音程が本当に悪いんです。
音程が本当に悪いんです。今は全てが半音ほどに低く、しかもがたがたで困っています。日によって音色も大幅に変わってしまうんです。どうすればよいでしょうか。
チェックその(1)右手でベルを塞いでしまっていませんか。右手の人差し指から小指までまっすぐ揃えその後親指を人差し指のおなかの方にぴったりとくっつけそのままベルに入れます。入れた時に手でベルを塞がないように注意し、そのままの状態で演奏が出来るようにします。人差し指と親指で出来た台のような部分に楽器を載せるようにします。右手はかなり音色や音程に影響します。
短時間のウォームアップはやはりバズィングです。唇だけで音が出せる人(出来ない人はマウスピースを使っていいです)は、真ん中のホルンの「ソ」(実音C)をノーアタックでブレスをしっかりとっておなかで支えながらぷーっと吹きます。すんなり出ないようでしたら下の唇をわずかに動かしていき音の出やすい状態に唇を合わせましょう。これが一日のコンディション作りで最も大切な時間です。あとはすこしづつ音をふやしてりリップスラーをもし3Dがあればそれを使って簡単なリップスラー、音階、アルペジオ(分散和音)などを少しづつ与えられた時間で割り振ってアップしましょう。
(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)
楽器を3・4時間くらい吹くと、非常に不快な音質になってしまいます。
楽器を3・4時間くらい吹くと、非常に不快な音質になってしまいます。口もなんだか痛い…。さらに日により口の調子に波があるようです。このような状態を脱せるよい方法・練習法はないでしょうか?
3・4時間も吹くと僕も不快な音になってきますから安心してください。それは正常です。自分のセクション全体のパート譜を見てもし同じ音がありしかも曲の表現にとってさほど必要でないところは同じ音を吹いている他のパートに何小節か任せるというのも一つの手です。
バテの原因はあまり頑張りすぎてマウスピースに唇を押し付けて吹くことが考えられます。またその相乗効果としてブレスも甘くなってくると唇への負担が増すようです。演奏の途中でのブレスを十分にとることに神経を使うようにしてみましょう。また練習中疲れを感じたら少し休む(疲れを感じなくなるまで)のも唇が復活しやすくなります。要は押さえつければ唇がマウスピースに当たっている部分に血が通わなくなるので疲れの物質がドンドンたまっていってしまうということなので、押し付ける力を極力減らすような奏法を身につけるべく、ロングトーンとかスケールを上下して練習する際に気をつ
けるようにして身につけていくとよいでしょう。あとは簡単なリップスラーをすると少し口が楽になりますよ。(回答:並木博美 / 本学講師・東京佼成ウインドオーケストラ)