私のブログに、「ヤーズ 副作用」「ヤーズ 死亡例」というキーワードで訪問される方たちがいらっしゃいます。
私も実際に‘月経困難症;強度‘で「子宮内膜症」と30代から言われてきたのに、
何の手立ても打たず、直腸に癒着して大変な苦労をした一患者です。
→というか、昔は「月経困難症を治療する」ことがありませんでした。
ついでに現在は「子宮内膜症」の治療薬は「GnRHアゴニスト製剤(商品名:ナサニール、ブセレキュア、スプレキュアなど)」と「ジエノゲスト(商品名;ディナゲスト)」です。
「月経困難症」が進んでいくと「子宮内膜症」に罹りやすいので、事前に防ぐ為にもこの時点で「治療を始める」メリットがあります。
私の場合は、子宮のすぐ後ろにある直腸との間のくぼみ(ダグラス窩)に病巣がありました。
40歳になる直前にも婦人科の受診をしていましたが、特に治療の必要を指摘されませんでした。
見えにくい場所であったようです。
子宮内膜症が、かなり進んでしまいましたが見落とされ【卵巣がん】の方を先に宣告されました
卵巣がんの宣告を受けていなければ「直腸との癒着の悪化によって命を落としていたかも…」
くらいの酷さでした。
でも、がんのタイプから「子宮内膜症」とは全く関係ないこともわかりましたので、
世の中には『何が幸いでなにが不幸か判断できない』ことが多いなぁ・・・
薬剤師として調剤薬局に勤め始め、ピルを自費で服用している方を見て
「へぇ~。避妊目的?」← 踏み込んでは聞けなかったです。当時は若かったので(笑)
近くに婦人科の医院が出来て、ホルモン剤を扱うようになってから「真剣に勉強いたしました」
ルナベル錠が保険適応になった時も・ヤーズ錠が後から発売された時も
はい、製薬会社の方たちから『いろいろな資料やデータ』の説明を受けています。
+「生理痛で学校を休むことが多い娘」がいるので「ルナベルULD配合剤のユーザーの母」でもあります。
患者様にもなるべく丁寧に説明させては頂いていますが、やはり不安を持つ方は多いと思いますので
本日は一般的にいわれている「経口ピル」について、個人的見解をつぶやかせていただきます。
お断りしておきますが、本当に『個人的』ですので御理解くださいね
まずあまりご存じない方のために、
医師から処方される低用量ピル(OC)をご紹介いたします。
保険適応のあるOC
●【ヤーズ配合錠(バイエル薬品)】
●【ルナベルLD配合錠/ルナベルULD配合錠(日本新薬)】
保険適応のないOC
●【マーベロン21・28(DSM)】 【ファボワール錠21・28(富士製薬)】
●【オーソM錠(持田製薬)】 【シンフェーズT28錠(:科研製薬)】
●【トリキュラー錠(バイエル薬品)】 【 アンジュ21・28錠(あすか製薬)】【 ラベルフィーユ21・28錠(富士製薬)】
以上のお薬は、婦人科クリニックに行けば処方して貰えます。
上記の薬は成分が同じもの同士で区分してあり、○印の色が同じ薬は似ている成分です。
これらの薬であれば、
どれを飲んでも同等の効果が得られますし・同等の「血栓症」の副作用があります。
気になるお値段ですが、あまり変わりません。
保険がきかないからといって、窓口で払うお薬代の負担金に大差はないのです。
ですが、ホルモン剤は個人差がとても大きい薬なので
「薬A」では気持ちが悪くなったが「薬B」では大丈夫、と患者さんによって違います。
大切なのは「自分に合う薬を見つけること」であるので必ず専門のクリニックに行くことです。
最近OCは「避妊薬」→「生理痛を軽くする薬」とだいぶイメージが変わってきました。
ですが、基本は女性の生活をより良く・快適に過ごす薬です。
この中に「生理痛を軽くする」「自分(達)の意志で子供を持つ」などの要因があると思います。
ピルはまだ日本では5~6%ぐらいの使用率しかありませんが、欧米ではピルの意味が良く女性の間に理解さえていて、40%近くの女性が普段からピルを使用しているそうです。
「必要のある女性には積極的に取り入れて欲しい薬」ですが、
デメリットも、きちんと知って「定期的な検診が必要」であることを忘れないでください。
大丈夫、ピル処方には嫌な⁽内診⁾はありません。
何気に、これが嫌で、足が遠のきやすい…トコロです。
必要ある女性;個人的意見です
・生理痛(お腹・腰・頭・乳房などの痛み)が酷くて学校・仕事を休むくらいの方
・生理前にイライラ・頭痛・不眠などのになる方
・排卵日ごろにも腰痛・乳房の張りが起こり、つらい方
・生理時の出血量が多くて、昼間でも「夜用ナプキン」が必要な方
(特に、ブルーベリー状の出血が見られる方)
…ちなみに私自身は、すべての症状に該当してました
では、何歳から治療を始めればよいかといえば…
「痛くて我慢できない生理痛が、ほぼ毎月のように来ている」状態でしたら
中学生であろうと・高校生であろうと、服用して問題はありません。
ただ私の経験から、本格的に酷くなる症状が現れるのは高校生以上のような気がします。
もちろん出産後など30代過ぎてから、避妊を目的に服用する事も可能です。
ピルの服用によって、生理のサイクルが整いますので生活が楽になるでしょう。
仕事で忙しい方などは、たいへん便利です。
が、このような場合は「保険適応にはなりません」
この写真上部に適応症が書いてありますよね。
しかし、このお薬の成分は似ています。「治療する」のか、「避妊するのか」
この違いだけです。
私の勤めている薬局では避妊薬としては「ファボワール錠28」が、一番多く処方されています。
(ピルのお薬は、全部揃っていまーす)
医師が診察し「月経困難症」に該当しない、と診断した方たちに処方されているようです。
もちろん、本人の希望が一番ですが。
年齢が若い方は、ヤーズ・ファボワールが良いようです。
と、書いておきながらウチの娘は「ルナベルULD配合錠」を服用しています。
われわれ「薬を理論的にしか捉えない・薬剤師」は、若いんだから(高校生でした)「ヤーズじゃないの?」
と思うのですが、そこは長年のDr,の判断です。
この娘は、生理の日程を高校受験の時から「中用量ピル」で変更しても、ケロッとしていました。
個人差が激しくでる「中用量ピル」は10人のうち、3人位は激しい吐き気に襲われます。
次女は吐き気に倒れ、低用量ピルにて生理の日程を変更しました。
このように、個人差・医師の考えがありますので
むやみやたらにネットで買うことがない様に、くれぐれもお願いしたいです。
ちなみに「ルナベルULD」を服用して、生理痛が軽くなっている娘ですが、
3か月に1回、必ず血液検査を受けてから処方されています。
「d-ダイマー値」「肝機能」などを定期的に受けて
その上に、家族が「ピルを飲んでいるから、激しい頭痛や筋肉痛が出たらすぐに病院へ」という認識を持って下されば、
低用量ピルにおいて、重篤な副作用で死亡することは…ないに等しいお薬だと考えています。
でも、乳がんになる確率が高くなるのでしょう、と心配される方もいらっしゃいます。
…以前はピルと乳がんの関係が指摘されていましたが
最近の報告では低用量ピルで乳がんが増加するとは考えなくてもいいとされています。
その一方で、卵巣がんや子宮体がん、大腸がんは明らかに減少することがはっきりとわかっています。
低用量ピルにはがんを予防する効果も期待できると言えます。
ですがあくまでも、服用中の定期的な検診が重要です。
掘り下げていけば、もっともっとありますが、
あまり掘っては私が埋まってしまいそうなので、このあたりで終わりにします。
婦人がんに罹った方は「娘が同じ苦労をしないように」と、みなさん強く思います。
私も、その一人です。
もし生理痛で悩んでいる方がいらっしゃいましたら、専門クリニックに行かれてはいかがでしょうか?
コワい薬ではありませんヨ
ヤーズ配合錠の死亡例について詳しく知りたい方は、
下記をご覧ください。
厚生労働省のHP
報道関係者各位(平成26年1月17日)
月経困難症治療剤「ヤーズ配合錠」投与患者での血栓症に関する注意喚起について
参考になれば、幸いです。
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