エステティシャンの本音を暴露しちゃいます!
日本のあちこちに支店のある某大手脱毛サロンで、実際に正社員として働いていたエステティシャンの方にお話しを伺うことができました。
いつもお世話になっている(またはこれからお世話になろうとしている)エステティシャンの方が、普段どんなことを考えて私達に接してくれているのか、その一片を今回は皆さんに大暴露しちゃいたいと思います!
何卒ご了承くださいますようお願いいたします。m(_ _)m
元エステティシャンが語る、脱毛サロン業界の裏事情
簡単に自己紹介をお願いします。
Happyと申します。
美容学校に通い、その後は某大手エステサロンで2002年~2008年の6年間の間、正社員エステティシャンとして働いていました。
エステティシャンとしてはプローブ脱毛(ニードル脱毛)と光脱毛の施術経験があり、その他の業務としては研修生への、脱毛や接客の指導なども任せてもらったことがあります。
結婚を機に退職したので今では業界からは離れてしまったのですが、私のインタビューがサロンでの脱毛を検討されているお客様や、これからエステティシャンになろうとしている学生の方のお役に立てば嬉しいですね。
働いていた場所や地域はどこですか?
入社してからは研修期間で1か月半は大阪の本社で働いており、その後自宅近辺のサロンに配属され京都駅前で働いていました。
ヘルプで大阪の天王寺に1か月半の間、京都の四条に1か月間、その後京都駅前で働いていました。
途中、大阪の本社で新人研修のインストラクターをしていました。その後異動転勤になり大阪の梅田で働いていました。
脱毛サロンの勧誘はある?ない?もしも勧誘する場合はどのように勧誘していましたか?
サロンではノルマという言葉は使わなくて目標金額と言っていました。ノルマと言うと負担に思うスタッフもいるからだと思います。
サロンごとに目標売上金額が決まっているので、小型のサロンと大型サロンでは金額の違いはありますが、朝礼時に一人ひとりOPE目標金額と商品販売目標金額を言わなければいけませんでした。
初回の体験で来られるお客様をメンバーに加入させる為に、カウンセリングの言い回しなどスタッフ間で勉強会を開いていました。
体験コースでは体験前と後の脱毛部位の写真を撮るんですが、今現状の肌や毛の状態をその写真を見ながらお話しし、「今後も自己処理していくなら、もっとひどい肌状態になったり一生自己処理していかなければいけないですよ」などと、少し危機感を持たすような感じでカウンセリングしていました。
また、地域によってはカウンセリングのやり方を変えなければ、思ったように売上が上がらないこともありました。
例えば京都のお客様は比較的上品なお客様が多くてプライドも高い、お金を持っていますよという雰囲気を出すお客様が多いので、いかにプライドを傷つけずに、見た目の事をほめながら、お金の話や肌状態や毛の量の事を伝えることがすごく難しかったです。
対して大阪ではテンションが高いお客様が多いので「今から脱毛スタートしましょうよー!!」「あんたがそこまで言うなら契約するわ!」という風になれなれしくして、その場で仲良くなったノリで契約して下さる方もいました。
一ヶ月間の個人の売上目標ノルマが達成していないと、上司の方とカウンセリングの勉強会や商品販売のロールプレイングなどを開かなければいけませんでした。
月に一回は商品販売のミーティング、月一回売上ミーティングが必ずあります。
自分が休みの日でもミーティングは絶対出席しなければいけなくて、休日出勤としてミーティングを行っていました。
商品販売目標金額が達成しなければ自腹で商品を購入していました。チケット制だったので10万円単位のチケットを自腹で購入していました。(社員割引40%オフです。)
サロンエステティシャンのリアルな労働状況は?
サロンの営業時間は11時~20時でした。土日祝日は10時~19時までの営業でした。
実際自分が働いていた時間は朝9時までには出勤して後輩のレッスン指導をして、9時45分からはスタッフ全員でサロンの掃除をして、10時からは当日来られるお客様のカルテチェックをして10時45分からは朝礼が始まりました。
20時に営業終了ですが、そのあとサロンの部屋の片づけをしたりベッドシーツを交換したり、備品を補充したり、カルテの整理をするので終礼が始まるのはだいたい21時前ぐらいです。
お昼の時間は1時間ありましたが、自分が施術しているコースが時間が過ぎてしまった場合は、お昼の時間が削られます。休憩時間をずらすことはできない雰囲気でした。
お昼の時間がずれるわけではなく、きっちり決まった時間でお客様を対応していかないと自分の休憩時間が無くなります。
新人の頃は要領が悪く、時間配分がまだ分からない状態だったのでお昼の休憩時間が取れないこともしばしばありました。その時は営業時間が終わった後にお昼御飯を食べるという過酷な環境でした。
お昼御飯を夜に食べることについて、上司に「要領が悪いからお昼の休憩時間がなくなるんだ」と言われるので、自分が時間内に頑張っていくしかないという厳しい環境でした。
入社した順に上下関係が決まるので、自分より年下のスタッフでも上司ということもありました。
仕事に慣れるまでは朝はレッスンで技術を覚え、仕事中は販売のノルマに必死になり、夜は施術したお客様のカルテ記入に追われてサロンを出る時間はだいたい22時~23時です。
終礼が終わるとタイムカードが切られるので残業をしても残業手当がつかなかったです。それが毎日続くので本当に体力的にも精神的にもきつかったです。
月末は棚卸があるので商品の在庫を数えたり、スタッフの個人成績などをデータに出したりして、月末は夜24時過ぎても帰れない事が多々ありました。
次の日は朝9時には出勤しなければいけなくてキツイと思っているスタッフも多々いました。
お給料は基本給+残業代(みなし残業)+資格手当で手取りは30万円以上ありました。店長クラスになると手取り金額は40万円は以上もらえます。
ボーナスは年2回で夏、冬ボーナスがもらえます。サロンの売り上げが目標達成するとその他にも臨時ボーナスがもらえました。
全国のサロンの中で売り上げがいいサロンはご褒美として、サロンスタッフ全員で臨時で海外旅行にも行けます。(旅費は会社持ちです。)自分はハワイ、オーストラリア、韓国に行きました。
お給料の事は満足しています。その分働く時間が長くきついと思っているので割に合っていると思います。
週休2日制で、休みはきちんと取れますが休みの日にミーティングがある場合は休日出勤しなければいけませんでした。
有給はありましたが、有給を取ってはいけない雰囲気だったので、有給は取った事がなく、消えていってました。仕事を辞めたくても辞めさせてくれなかったです。
今思えば完璧にブラック企業ですね(笑)
カウンセリングで来店されるお客さん(未契約の方)によく聞かれることって何ですか?
色々ありますが、以下のような内容が多かったように思います。
- 料金はいくらぐらいかかるのか
- 勧誘されないのか
- 一回で全部毛が無くなるのか
特に体験の数分間でつるつるになる(その後の施術が必要無い)と思っているお客様が多く、納得してもらえるように説明するのが最初の頃は大変でした。
お客さんからの要望やクレーム、トラブルで印象に残っているものを教えてください。
トラブルもクレームも、やはり業務に慣れていない新人の接客や施術がきっかけで起こることが多かったです。
例えば、新人は脱毛の施術にまだ慣れていない為、お客様の脱毛の際に水疱を作る事がよくあります。
ニードル脱毛はきちんと毛穴に挿入してから針に熱を流さないと、皮膚表面がやけど状態になるからです。
お客様が家に帰って何日かしてから、「いつもは赤みが出ないけど今回はすごく赤みが出てひかないけどなんでですか?」と、サロンに電話がかかってくることもありました。
そういった場合、サロンに来てもらいサロン責任者がお客様の肌チェックをし、サロン責任者と共に提携の病院にお連れします。
誠実ではありませんが余計なトラブルを避けるための方便としてお客様には、「少し肌が敏感になっているので赤みが出やすくなっていたのでしょう」と伝えていましたが、半分ぐらいは施術ミスが発端だったと思います。
このように、技術の習得が浅い新人の施術が原因で肌トラブルが起こることは度々あります。
クレームというかお客様からのご指摘として、新人と一緒に脱毛を行っている時に(右足は私で左足は新人など)、お客様から「脱毛のスピードが違う!」と言われる事もありました。
確かに新人と慣れているスタッフとでは脱毛するスピードは違います。
「脱毛スピードが違うから取れる毛の量も違う!」と言われ「お金を払わない!」という事もありました。
お客様には「脱毛の技術、スピードなどは統一しています。」と伝えていますが、どうしても差は出てしまいますのでご納得いただくのが大変でした。
どうしても納得できない、怒りが収まらないお客様には、最終的にはサロン責任者が謝罪をして、場合によっては新人スタッフが脱毛した箇所の料金は無料にするといった事も何度かありました。
会社側、サロン側としては新人を育てる為にどんどんお客様の脱毛の施術をさせなければいけない。
けれど新人に施術をさせるとお客様にご迷惑がかかってしまう可能性がある。ここは板挟みで辛いところでした。
正直、こんなお客さんには来てほしくない!というのがあれば教えてください。
細かく指示を出してくるお客様
ひざ下の脱毛に来られていたお客様ですが、こことここを脱毛してくださいと毛を指定されながら脱毛したことがありました。
自分のペースでできないので、私個人の感覚としてはとてもやりにくいお客様でした。
何かと文句を言いたいお客様、クレーム気質の方
スタッフの技術が下手だから毛が全然減らないなどと文句を言われたり、毛が無くならないからお金を払いたくないなどと騒ぎ立てられるのも正直なところ勘弁して欲しいです。
こういったお客様に限って脱毛を始めてまだ1~2回しか施術を受けていなかったりして、その度に「毛が減らないのは毛周期があるので、1~2回通ったぐらいでは全部はなくならない」とお伝えするのですが、当然のように理解していただけず、その場で解約されていった方もいらっしゃいます。
スタッフに対して見下した言い方、馬鹿にした言い方をするお客様
お客様の中には私より年配の方が来られることも多かったのですが、中にはこちらのアドバイスをすんなりと聞いてくださらない方もいらっしゃいました。
「そんな事知ってる、自分の方が知識が多い」と、こちらの話を素直に聞いていただけず、かと言ってこちらも施術に関わることはご説明しない訳にはいかないので、こういう対応のされ方をすると不毛な時間が流れていきますね。
もちろん、お客様の肌のことはお客様が一番よくご存知であるのはエステティシャンも承知してますので、それを踏まえた上でお付き合いくださると嬉しいですし助かります。
エステティシャンとして働いていた時、嬉しかったことは何ですか?
お客様から「ここは指名制ですか?次も施術もあなたがして下さい」と言われたことです。
指名を頂ける事は自分を信頼してくれてる事なので本当に嬉しかったです。
フェイシャルを担当していたお客様の肌がどんどんキレイになっていくのを見ると、効果が出てるなと実感できてすごく嬉しかったです。
脱毛では毛が少なくなってるなとお客様が実感した時、ボディでは痩せていくのをお客様が実感した時です。お客様が喜ぶ=自分の仕事が役に立っている、ですので、やはり嬉しいですね。
後は、お客様に私の肌がキレイと言われるとやっぱり嬉しいです(笑)
エステティシャンとして働いていた時、悔しかったことはありますか?
先に入社した人間が100%偉いという完全に年功序列の会社でしたので、自分より年下の上司に怒られたり馬鹿にされる事が悔しかったです。
新人の頃には「脱毛の施術が下手くそだ」とも言われ、しかし自分の実力不足は確かなので言い返せず、奥歯をぐっと噛み締めて悔しさを押し殺して働いてましたね。
後は営業成績などで後輩に抜かされていくのも地味にショックですね。
ひと月ふた月の勝ち負けなら運が良かった/悪かったで済みますが、年間通しての数字で負けるとさすがに焦りを感じました。
エステティシャンとして働いていた時、やってしまった…という失敗はありますか?
脱毛の試験が本社で実施されていたのですが、当日寝坊して試験に遅刻したことがあります。
急いでいたので、申し訳ないと思いつつ電車の中で化粧をして本社に向かいましたが、結局間に合いませんでした。
脱毛施術や接客の指導もされていたそうですが、どのようなことに重点を置いて指導されていましたか?
お客様からお金を頂いて施術しているということを念頭に置いて接客するという事です。
自分が、自分自身の接客や脱毛の施術に対してお金を払っても良いと思えるか?
そういうことを考えて仕事にあたるようにと指導していました。
特に接客面では、お辞儀の角度から言葉づかいなど、きちんと丁寧にするようにと指導をしていました。
研修生の指導について余談ですが、新人はサロンに配属されると仕事がきついので、必ずと言っていいほどすぐ辞めたいと言い出します。
なのでなるべく続けさせる為にも厳しくしたり、褒めたり、仲良くしたりと、あの手この手でなだめすかします。
プライベートな話をすると心を開いてくれるので相談にも乗りやすいですが、友達になってしまうと逆に不都合なことも多いので、あくまでも先輩と後輩という一定の線を引くことが重要ですね。
って言ってると、何だか悪いことをしているみたいですね(笑)
研修生の研修期間はどれくらいですか?
私がいた頃は、入社して1か月半は本社で研修を行い、研修後にはすぐに自宅に近いサロンに配属される感じでした。
働いていたエステサロンでは社員割引というのはありましたか?
上の売上目標(勧誘ノルマ)のとこでもチラッとお話ししましたが、10万円分のチケットを40%割引で購入できるシステムがありました。
そのチケットで自社商品の購入や脱毛、フェイシャル、痩身などのコースに使ったりできるんですが、まあわざわざ使おうとしなくてもノルマ未達の時は強制的に使うことになるので、色々お察しください(笑)
エステティシャン自身が脱毛している割合はどのくらいですか?
少なくとも私がいた会社では100%です。
エステティシャンは皆、研修時やスタッフの脱毛の練習時に自分自身の体をモデルにします。
ですので、脱毛サロンのエステティシャンは100%全員が脱毛経験ありですね。その中でVIOまで含めて完全に脱毛を済ませる人が8~9割かなあと思います。
なので、脱毛サロンのエステティシャンになってから別のサロンに通う人というのは、あまりいないでしょうね。無くすムダ毛がありませんから。
家庭用脱毛器と脱毛サロンなら、どちらをおすすめしますか?その理由は?
若かりし頃、ヤーマンというメーカーが出しているノーノーヘアという家庭用脱毛器を買って使った事がありますが、すごく熱くて、毛が燃える匂いがしてこげ臭く、実際毛がチリチリになったことがあります。
ですのでノーノーヘアはおススメしません。購入を検討されている方がいたら走ってでも止めに行くレベルです。
他の家庭用脱毛器は使った事がないので何とも言えませんが、自分ならお金をかけて脱毛するならしっかりと脱毛の効果を得たいので脱毛サロンに通うと思います。
脱毛サロンならプロのエステティシャンにアドバイスもしてもらえますし、肌トラブルが起きても自分一人で処置するよりはるかに安全なのでおススメです。
それに自分で自分の体を脱毛するのはとにかく面倒ですよ。
人間の体の構造上、どうしても手の届かない箇所や、脱毛器を当てづらい箇所があるので、言い方は悪いかもしれませんがパンダみたいになっちゃうと思います。
お客さんが施術箇所として選ばれることが多いのはどの部位ですか?
やっぱり両わきが一番多いです。次いでひじ下やひざ下、後はVIOも多いですね。女性なら誰もが気になる部位です。
実際のところ、何回ぐらい施術を受ければツルツルになりますか?部位ごとにざっくりで良いので教えてください。
私がいたサロンでは脱毛の種類が2つありました。
一つは永久脱毛といわれる細い針のような物(ニードル)を毛穴に入れて電流を流し脱毛していく方法。
二つ目は現在サロン脱毛の主流となっている光脱毛です。
それぞれ効果の出方は違いますし個人差もありますが、脱毛全般として、毛の周期に合わせて理想的なタイミングで施術ができたとして大体1年半~2年ぐらいでつるつるになります。
光脱毛は範囲が広い部位を施術するのに向いていますね。ひじ下とか太もも、背中、人によってはひざ下も。
あくまでおよその目安ですが、ひじ下、ひざ下、背中などのムダ毛の薄い箇所であれば15回ほどできれいになると思います。
両脇やVIOなど毛の濃い部位は20回、もしくはそれ以上必要かな、と。
私の話は2008年までのものですし、今はまた光脱毛器もパワーアップしているみたいなので、以前はこうでしたよという参考の数値だと思ってください。
対してニードル脱毛は、両脇やVIOなどの光脱毛では効果の感じられにくい、毛の濃い箇所に有効な脱毛方法です。
こちらは2週間に1度の施術を受けてもらって、それを24回、つまり約2年間ほどサロンに通ってもらう感じのペースですね。
背中や太もものような範囲が広い部位をニードルで脱毛していただいても構いませんが、さすがにわきやVIOに比べると毛の量が段違いなので、仮にやろうとするなら50回ぐらいは通ってもらうことになるかと思います。
ですので、適材適所で使い分けることを基本的にはおススメしてますね。
エステティシャンとして働くためには何か特別な資格などは必要ですか?
エステティシャンとして入社するのに必要な資格はありませんでした。
ただ、美容師免許や管理栄養士、その他の国家資格などの資格があれば、資格手当がお給料にプラスされます。詳しくは覚えていませんが、確か資格一つにつき2000円~3000円ほどだったと思います。
後は会社の方針として、入社後には必ず日本エステティック協会の認定エステティシャンの資格を取らなければならないとなっていました。
自分が勤めていたサロンのサービスを、今でも自信を持ってお客さんに勧めることができますか?
はい、おススメできます。
脱毛の機械は自社開発の機械でした。
オゾンが発生する機械だったので肌あれを改善する効果があったので、自己処理の毛抜きの跡の鳥肌などを回復しながら脱毛ができるというのが特徴でした。
商品も自社開発の商品でした。
新商品が出ると商品についての勉強会をするのでスタッフも色々な知識が豊富になっていきます。
お客様から何か質問がある時に答えられない事は恥ずかしい事なので、常にスタッフは勉強しています。
自分が良いと思ったサービスや商品がお客様にも喜んでもらえることが、私達エステティシャンの喜びであり、誇りだったと思います。
店舗内や会社内で起こったおもしろエピソードやスキャンダルなどあれば教えてください。
あまり面白い話はありませんが、例えば会社内では社内恋愛禁止でした。
ですが月一回の会議で本社に集まる時に、メンズスタッフと話をする機会があったりするので仲良くなることはあります。
ただ恋愛関係がバレれば異動転勤させられるという話でしたね。
後は首にキスマークをつけてくるスタッフがいましたが、注意してもしょっちゅうつけてくるので接客にふさわしくないという事でクビになったスタッフがいました。
勤めていたサロン、または業界の裏事情などあれば教えてください。
脱毛サロンなのでわきの脱毛に来られる方が多いのですが、その中にはワキガの方も結構いらっしゃいました。
自分でワキガだと気づいていない方も多いので、「今日はちょっと汗ばみますね」などと汗の話をふり、「お使いになりますか?」とウェットティッシュをすすめていました。
自分は鼻炎で鼻が良くないのでワキガの匂いはあまり気にしなかったのですが、鼻がよく匂いに敏感なスタッフは「鼻がもげそうで吐きそうで辛い。やりたくない。」とぼやきつつ、マスクをして施術をしてました。
ちなみにワキガはエステ業界ではオデュールと言います。フランス語で「匂い」という意味です。
その他には、一応業界の中でも大手に位置するサロンでしたので、芸能人の方もわきの脱毛に来られていました。アイドルの卵やアスリート選手なんかも来られていましたね。
今自分が通うなら、どこの脱毛サロンに行きますか?その理由などもお願いします。
自分が勤めていたサロンも候補に入れつつ、大手の脱毛サロンをいくつか体験してから考えると思います。
自分のニーズや性格に合ったサロンを探したいので、一つのサロンだけではなくいくつかのサロンを体験して決めます。
大手サロンから選ぶ理由は、何かトラブルがあっても会社が対応してくれるので大手の方が安心できるからです。
まあ、最近は知名度の高いサロンさんでも無茶な経営をして結局潰れてしまったり、消費者庁から是正勧告を受けたりなどしているみたいですけどね。
そういう意味でも、これだ!と決める前にいくつか体験しておくのは良いことだと思います。
元エステティシャンとして、これから脱毛を受けようと思っている人にアドバイスをお願いします。
サロンによってサービスの内容や料金、脱毛の方法などが違うので、自分がどう仕上げていきたいのかなど、自分の希望や要望をきちんとスタッフに言って、それに対してきちんと答えてくれるエステサロンを選ぶと思います。
とにかく、目の前の相手の言葉がいかにあなたの事を思っているか、それを見極めてほしいと思います。
それと、少しでもムダ毛が気になるなら、一度脱毛体験に行った方がいいと思います。
体験に行ってみないと脱毛がどんなものかも分からないですし、サロンの雰囲気や料金も分からないので、本当に軽い気持ちでまずは一度体験してみて欲しいです。
脱毛する事で自己処理が全く必要なくなるので、「こんなに楽になるんだ!」ということを実感して欲しいです。
「でも、体験に行ったら勧誘されますよね?」とお思いになる方も多いと思います。
はっきり言って、勧誘やそれに近いことはします。
やはりそれもエステティシャンの仕事ですし、それをしなければ普通のサービスを回していくだけのお金も生み出せません。
ですが、一度きっぱりと断っていただけたなら、それ以上はエステティシャンの側も強く踏み込むようなことはしません。嫌だと感じたら正直に「勧誘は苦手なので嫌です」と仰ってくださって結構です。
逆に断わりきれずにもじもじしていると、空気の読めないエステティシャンは「もう一押しで契約できる」と勘違いをして必死になってしまうこともあります。
お客様の側に押し付けるのも大変恐縮ですが、嫌な時は嫌だとはっきり断ってください。ぜひお願いいたします。
その他、語りたいことがあれば好きなだけ語ってください。
エステティシャンは華やかな職業に見られますが、本当に精神的にも体力的にもきつい仕事でした。
辞めていくスタッフも多いので入れ代わりが激しいです。
スタッフの辞めていく理由の多くはストレスによる体調不良です。突発性難聴、不整脈、十二指腸潰瘍、鼻血が止まらない、うつ病、パニック症候群、円形脱毛症と症状はさまざまです。
体調や精神面を崩して働けないような状態になってもなかなか辞めさせてくれないので、いきなり次の日に仕事に来なくなる(とぶ)、連絡がつかないというスタッフも多かったです。そういうスタッフはクビ(自主退職)扱いされます。
私も新人の頃、体調が悪いから辞めたいと言ったことがありますが、「あんただけが体調悪いんじゃない、みんなどこかしら悪い」と言われ聞いてもらえませんでした。
後は結婚するので辞めたいと言っても上司からは「出席するから日時教えて」と言われ、「招待状を送って」まで言われるスタッフもいました。これはお祝いのためではなく、嘘をついていないか監視するための意味合いが強いです。
私が働いていた当時は「ブラック企業」という言葉自体が無かったので、どこもこんなもんだと思っていたのですが、今改めて思い返すと紛れもないブラック企業だったと思います。
2014年頃に労働基準監督署が会社に是正勧告をしたので、現在はお昼の休憩時間は当時の1時間から1時間半に増えて、きっちりお昼御飯が取れるようになり、終礼後の残業にも残業手当がつくようになったそうです。
業務がきついのは変わりませんが、それでも昔よりはだいぶ改善されたそうです。
現在では「結婚して出産しても働きやすい会社」というのを目指しているそうですが、やはりなかなか辞めさせてくれないという状況だそうです。
仮に退職したとしても、「時間短縮でもいいのでまた働きませんか?」というお誘いの入った封書が定期的に郵便で送られてきます。
私の元にも辞めてからしばらくの間、会社からの封書が届いていました。おそらく退職者全員に送っているのでしょうね(苦笑)
脱毛、フェイシャル、痩身、その他美容商品など、お客様へのサービスは本当におススメできるものばかりなので、後は会社が社員の扱い方や労働環境をもっと改善し、働きやすい場所になってくれたら、もっとみんな幸せだろうなって思います。
エステティシャンの方々、本当にありがとうございます!
とまあ、以前から「ヤバいよ」と聞いていた脱毛サロン業界の裏側ですが、ある意味想像通りの過酷さでしたね。
もちろん私達はお金を払ってサービスを受ける側なので、彼女らエステティシャン側の事情を気遣う必要も道理も無いのですが、それでも私達が安心してサービスを受けられるのは彼女たちのたゆまない努力のおかげなのだなと、今回改めて実感しました。
私達が気持ちよくサービスを受けられるようにエステティシャンの方が努力してくださるように、私達もまたエステティシャンの方が気持ちよく働けるように感謝の気持ちを忘れないようにしたいですね!
以上、大手脱毛サロンの元エステティシャンの方へのインタビューでした☆