シアバターの手作りアロマハンドクリーム!作り方の手順3つ

Aroma tamayura(たまゆら)  中楠 順子 先生

「キレイの先生」編集部です。

「手作り化粧品は作る過程も楽しいんですよね」

最近、手作り化粧品をテーマにした取材が増えてきたのですが、少し趣味も入っているのは内緒です。いいんです、楽しいんですから!

中楠 先生はアロマの資格をお持ちで、スクールやワークショップなどで講師をされていらっしゃいます。

その中で、アロマクラフト(アロマ・精油を使った化粧品などのアイテム作り)も教えていらっしゃって、クレンジング料や石けん、ジェル、シャンプーなど、色々なアイテムの作り方をこれまでレクチャーしてきたそうです。

また、ご自身でも、普段から化粧水などをお作りになられているとのことでした。

今回はそんな中楠 先生に、シアバターを使った手作りアロマクリームの作り方をお聞きしました。

ハンドクリームとして使えたり、スキンケアに使うこともできます。

他にも、傷の手当てなどにも使える万能クリームです。

中楠 先生に、手作りアロマクリームのレシピを教えていただきました。

目次

手作り化粧品の魅力

手作り化粧品は、難しいものではありません。材料と道具をそろえておくと、意外に簡単に作れてしまいます。

その魅力は、ご自分の目的に合わせて、好きな精油を選べることです。

また、保存料や添加物も使いません。

最近は、オーガニックと表示された化粧品も増えてきましたが、全成分の内、オーガニック成分はごく一部であることも、少なくありません。保存料や添加物が含まれていることも多いです。

その点でも、手作り化粧品は安心です。

自分が使う量だけを、少量でも作れるのも便利です。また、手作りしたものには愛着がわき、使う楽しみもあります。精油の香りも良いですから。

そして何より、作る過程が楽しいのも、手作り化粧品の魅力です。化粧品作りに集中すると気持ちがリフレッシュされ、気分転換になります。ストレス解消にもつながります。

作っても使っても楽しい、それが手作り化粧品です。

シアバターの手作りアロマクリームの材料

シアバターを使った手作りクリームの材料、必要な道具をご紹介します。下記は、10gのクリームを作るときの分量です。

■ 材料(10gの手作りクリームを作るとき)
・シアバター 5g
・植物油(ホホバオイルなど) 3mL
・みつろう* 2g
・精油 2滴

* みつろうは入れなくても可。

■ 道具
・ビーカー(30mL)
・鍋
・攪拌(かくはん)用のガラス棒
・容器(10mL)

では、それぞれの材料にどんな効能があるのか、ご紹介します。

シアバター

シアバターは、「シアの実」から採取したバター状の油です。

それ自体の香りはそれほど強くないため、精油と合わせたときに、精油の香りを邪魔しません。

常温でも溶けにくく、また固すぎず、手作りクリームの基材*にはおすすめです。

オレイン酸、ステアリン酸、リノール酸が主成分です。オレイン酸は、美容効果の高い成分としてよく知られているのではないでしょうか?

保湿性が高く、皮膚の保護に優れています。また、お肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す作用があるとされ、肌老化によるしわやくすみの予防に良いです。

シアバターは、それだけでもクリームとして使うことができるくらい、美容効果の高いものです。

* 編集部:基材とは、化粧品のもとになる材料のことをいいます。

植物油(ホホバオイルなど)

今回は、植物油にホホバオイルを使いました。

ホホバオイルは油脂ではなく、ワックスです。そのため、冷えると固まります。手作りクリームには良いですね。

そして、保湿性が高く、酸化しにくいのが特徴です。

植物油はホホバオイル以外にも、アルガンオイルなどもお使いいただけます。

他には、アボガドオイルもおすすめです。これは、保湿性のとても高いオイルです。お肌を柔らかくする作用もあります。

ただ、質感が重い(粘度がある)ため、植物油すべてをアボガドオイルにするのではなく、ホホバオイルなどに少し加えるくらいが良いと思います。

初めての植物油なら「ホホバオイル」!

「キレイの先生」編集部です。下の記事でもご紹介していますが、ホホバオイルは、保湿力もあり美容効果も高く酸化しづらいため、キャリアオイル(植物油)の中でもとても使いやすいオイルです。価格的にもお手頃です。

みつろう

みつろうは、ミツバチの巣から採取されるワックスです。

シアバターと植物油と同様、保湿性が高く、お肌を保護してくれます。また、ビタミンEを豊富に含んでおり、お肌の再生を促す作用があるとされています。

みつろうは、常温では固形化される特性があるため、手作りクリームの基材としても使われます*。

みつろうには、未精製と精製の2つのタイプがあります。

未精製のタイプは黄色っぽい色で、ほのかに甘い香りがします。また、ビタミンEも豊富に含まれています。

精製されたタイプは白っぽい色で、ほとんど香りはありません。手作り化粧品には、精製タイプが使われることが多いです。

今回は、未精製のタイプのみつろうを使いました。どちらをお使いになるかは、ご自身の好みでお選びいただいて大丈夫です。

尚、みつろうがなくても、手作りクリームを作ることはできます。

みつろうを入れると固めに、なければやわらかめのクリームに仕上がります。

アロマ(精油)

精油は一種類でも良いですし、複数をブレンドしても大丈夫です。

手作りクリームに合わせるのにおすすめの精油は、後程ご紹介させていただきますが、基本的にはご自分の好きな香りでお選びいただくのがいちばんです。

手作りクリームを使うときのリラックス効果も大切です。

ちなみに今回は、フランキンセンスの精油を使用しました。

シアバターの手作りアロマクリームのレシピ

作り方1 精油以外の材料を湯煎する

では、シアバターの手作りクリームのレシピをご紹介します。作り方はとても簡単です。

まずは、お鍋に水を張り、その中にビーカーを入れて、火をかけます。

水が沸騰したらいちど火を止めて、シアバター、植物油(ホホバオイルなど)、みつろうをビーカーの中に入れ、湯煎(ゆせん)します。入れるのは、精油以外の材料ですね。

そして、ガラス棒などで混ぜ合わせます。

材料の中では、みつろうがいちばん溶けにくいです。それでも、2~3分で混ぜ合わせられると思います。みつろうが入っていなければ、かなり早く混ざるはずです。

湯煎は、火を止めた状態で行いましょう。水が温まったら、鍋はコンロから外しても良いと思います。

作り方2 精油を加える

材料が混ざったら、ビーカーを湯煎から取り出します。

そして、お好みの精油を加えて、素早く混ぜ合わせます。

湯煎から取り出すと、クリームはどんどん固まってきます。ここは手早く混ぜることがポイントです。

もし、固まり始めたら、もういちど湯煎に戻しても大丈夫です。

作り方3 クリームを容器に移す

精油が混ざり合ったら、クリームを容器に移します。クリームは熱くなっているので、注意してください。

冷まして固まれば、手作りクリームの完成です。

作り方はたったこれだけ、簡単ではないですか?

白色ワセリン・ハチミツを加えたアレンジ方法

シアバターの手作りクリームは、材料に白色ワセリンを加えてアレンジすることもできます。

その場合は、材料の分量を、
・シアバター 3g
・白色ワセリン 3g
くらいにしましょう。

ワセリンは香りがほとんどないので、精油など他の材料の香りを邪魔することはありません。

作り方も、いまご紹介した内容と同じでOKです。

ワセリンを加えるアレンジは、あかぎれやささくれなどが気になる方におすすめです。

その他にも、ハチミツを加えることもできます。

10gのクリームを作るときには、分量は1gくらいです。クリームは少しやわらかくなり、ツヤが出ます。

ハチミツは、ビタミンEやローヤルゼリーが豊富に含まれています。これらは、美容効果の高い成分として知られていますね。

アロマのブレンド例

手作りクリームにブレンドする精油は、好みの香りでお選びいただくのがいちばんです。

クリームを使うのが楽しくて、リラックスできるのも大切なことです。

ここでは、美容効果の高い精油をいくつかご紹介させていただきます。ご参考にしていただきつつ、ご自分の好きなものをお使いいただければと思います。

フランキンセンスの精油

「フランキンセンス」は、アンチエイジングの代表的な精油です。

瘢痕(はんこん)形成作用*があるとされています。肌老化によるしわやたるみなどの予防にも良いですね。

化粧品にも使われることの多い精油です。

* 瘢痕形成作用とは、傷を治す働きのことをいいます。

ローズの精油

「ローズ」も、アンチエイジングの精油として知られています。

ゲラニオールという成分を含んでおり、お肌の再生作用や収れん作用があるとされています。肌老化の予防に良いです。

ゲラニオールは、「ゼラニウム」と「パルマローザ」といった精油にも含まれています。どちらも、ローズに近い香りがします。

これらも、美容効果の高い精油です。

その他

その他、下記も美容効果の高い精油として知られています。

・ラベンダー
・ローズマリー
・ローズウッド
・ヘリクリサム
・ジュニパー
・サイプレス
など

これら以外にも、柑橘系の精油も香りは良いですね。例えば、「オレンジ」は私もとても好きな香りです。

スキケアやハンドクリームとして使う

シアバターの手作りクリームは、万能クリームです。

お肌のお手入れには、化粧水や美容液の後、最後の「ふた」として使えます。

また、お肌の乾燥が気になるところに、チョコンチョコンとポイント使いするのも良いですね。

私はこのクリームを化粧下地の代わりに使うこともあります。油性でつけると膜ができ、その上にメイクをのせていきます。

その他にも、シアバターの手作りクリームは、下記のようにオールマイティに使うことができます。

・リップクリームとして
・ネイルケアに
・カサカサしたり、ひび割れしたりした指先に
・肘やかかとのガサガサに
など

このクリームがポーチの中にひとつ入っていると、とても便利だと思います。

* 手作りクリームはパッチテストを行ってから使用を開始してください。かゆみやかぶれが出た場合は、使用を停止し医師に相談してください。

編集部が通販で手に入る「シアバター」を集めました

「キレイの先生」編集部です。

手作りアロマハンドクリームの基材(ベースの材料)となる「シアバター」は、通販で手に入れることもできます。

オーガニック シアバター 75g spa hinoki

癖のない手作りフェイスクリームを手作りすることができるため、手作り化粧品の初心者にはおすすめです。

spa hinoki さんは、私もよく知っていて古民家の隠れ家のような雰囲気が素敵なサロンです。

こちらのシアバターは、オーガニックでいちばん絞りのものだけが使われていて品質が高く、スキンケアやボディケアにそのままお使いいただいても良いです。

シアバター 30g 生活の木

アロマやハーブの専門店の「生活の木」にも、「シアバター」のお取り扱いがあります。

こちらは、手作り化粧品の材料用のため、アロマハンドクリームを手作りするには良いですが、スキンケアやボディケアにお使いになる場合は、少し使いづらいかもしれません。


まとめ

「キレイの先生」編集部のまとめです。

手作り化粧品の魅力は、楽しさだと思います。作っているときも楽しいですし、使うときも楽しいです。

今回、中楠 先生に作っていただいたシアバターの手作りアロマクリームは、ほんのりとハチミツのような香りがしました。これは、未精製のみつろうを使っているためだそうです。

甘いんですがしつこさは全くない香りで、さっぱりしているというか…。香りをうまく言葉にできずに申し訳ないのですが、とにかく本当に良い香りです。

ハンドクリームやスキンケアなど、たくさんの使い方ができるのも嬉しいですね。

少量から作れるので、色々な精油で少量ずつ作って、それぞれの香りを楽しむのも面白そうです。

作り方も簡単ですので、お試しになってはいかがでしょうか? 本当に楽しいですよ。

今回取材した中楠 順子 先生に「キレイの先生 バラに満ちるオールインワン」をお試しいただきました!

個人的には、とても気に入りました。肌への浸透力が良く、膜を作ってフタをするというだけではなく、ちゃんと浸透しているように感じました。その後のツッパリなども感じられず、バラの香りも強すぎず良かったです。

バラに満ちるオールインワンとは

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※個人の感想で、効果・効能を保証するものではありません。


(取材:「キレイの先生」編集部 文:Aroma tamayura(たまゆら) 中楠 順子 先生、「キレイの先生」編集部)

* 2016年3月21日に公開した『シアバターの手作り万能クリームの作り方!アロマとブレンド』を再編集しました。