「ChokiChoki(ちょきちょき)」掲載のニキビの記事
肌の悩みでもトップにあげられるニキビ
ニキビの素朴な疑問に当院、用賀ヒルサイドクリニック院長 鈴木稚子がお答えしています。
Chokiニキビの悩み誌上カウンセリングの記事
肌の悩みでもトップにあげられるニキビ。でも、正しい知識を知っている人は少ない。そこで今回は、ニキビの素朴な疑問を皮膚科の先生にぶつけてみたぞ!これを読んで、ニキビ対策は万全に!
- カサつくのにニキビもできるのはどうして??
- なんで同じとこばっかりできるんだろ
- アブラっぽい人はニキビができやすいのかなぁ
- どうしたら早く治るんだろう
- ニキビがひどくなるのは何が原因?
- アダルトニキビってどう違うの??
にきびのこと、詳しく教えて!
- Q ニキビはなんでできるの?
- A 原因は毛穴に皮指や、角質がつまること
毛穴に皮脂がつまると、ニキビ桿菌が増殖して炎症が起こる。これがニキビだ。
思春期になると皮脂腺が発達し、ホルモンバランスの乱れで皮脂量が増えるため、ニキビができやすくなる。また、肌は新陳代謝を繰り返しているが、紫外線の影響で角質が分厚くなると、はがれた角質が毛穴につまる。これもニキビの原因に。
- Q ニキビがひどくなった! なんで?
- A ニキビに刺激を与えているから!
ニキビが悪化する最大の原因は、触れること。気になっていじったり、つぶしたり、手で触っていなくても髪の毛がチクチクと刺激していたり・・・。さらに、ヒゲソリ、食べ物、ストレス、紫外線などもニキビに悪影響を与えている。悪化させたくなければ、ニキビに刺激を与えないよう心がけて!
- Q できやすい人とできにくい人の違いは?
- A できやすい肌質はある。でも、それだけじゃない
まず、ニキビのできやすい肌質かどうか。皮脂が多くて、ホルモンバランスが乱れやすい人は、ニキビのできやすい肌質といえる。でも、それだけでは発生しない。洗顔が不十分で毛穴に皮脂がつまったり、ストレスが多くてホルモンバランスが乱れたり、といった発生要因が加わってはじめてニキビができる。だから、できやすい人でも、発生を防ぐことは可能
- Q 乾燥肌だとニキビはできない?
- A 少量の皮脂でも、つまればニキビの原因に
オイリー肌に比べれば少量とはいえ、乾燥肌だって皮脂は出ている。だから、毛穴が角質などでふさがれていると、皮脂腺から分泌された皮脂がすみやかに排泄されず、毛穴にたまってしまう。そして、ニキビ桿菌が増殖して、ニキビが発生!乾燥肌だからといって、油断はできないのだ
- Q アダルトニキビってなに?
- A 主に新陳代謝の乱れが原因のタイプ
20歳を過ぎてできるニキビをアダルトニキビと呼ぶ。思春期にできるニキビは、過剰な皮脂が主な原因。一方、アダルトニキビは生活習慣やストレスで、新陳代謝が低下し角質が厚くなることが主な原因。とはいえ、オトコの場合、20歳以降でも思春期ニキビができることもあり、両方が混ざっていることも
- Q よく”白ニキビ”とか”赤ニキビ”っていうけどどう違うの?
- A 同じニキビだが、進行状況が違うだけ
毛穴に皮脂がつまって白くみえる状態を”白ニキビ”、炎症が起きて赤く腫れた状態を”赤ニキビ”と呼ぶ。また、”黒ニキビ”は、毛穴が開いて、中につまった皮脂などが黒くみえるもの。この黒ニキビと白ニキビは、ニキビ桿菌が繁殖する手前の、ニキビ初期の状態なのだ。
- Q 春や夏にニキビが増えるのはなぜ?
- A 高温多湿でニキビ、桿菌が増えるから
ニキビ桿菌は高温多湿の状態だと繁殖しやすい。だからニキビ桿菌にとっては、寒くて乾燥している秋冬よりも、暑くてジメっとしている春夏のほうがよい環境といえる。さらに、春夏は紫外線も強くなるから、ニキビも悪化しやすいのだ。あと、汗をかくせいで、肌が不潔になりやすいのも原因のひとつ
- Q ”つぶしちゃダメ”というけど、なんで?
- A 悪化して、ニキビ痕も残りやすくなる!
ニキビをつぶすと、皮膚の表面にいる表皮ブドウ球菌などが二次感染を起こして炎症が広がってしまう。自分で芯を押し出したりしないように。皮膚科などではニキビの芯を押し出す「圧出」を行うこともあるが、専門家は毛穴の方向をみて的確に押し出している。しかし、それは素人では無理。悪化させてしまうだけ。
- Q いつも同じ場所にできるんだけど・・・
- A ニキビができやすい状態になっていない?
皮脂の多いおでこや鼻筋は、ニキビができやすいし、同じ部分に髪があたっていたり、顔を触るクセがあったりすると、そこに集中することも。また、同じところに何個かできると、そこの皮膚がかたくなり、新陳代謝も悪くなって、ニキビができやすい状態に。それで同じところにニキビができる、というわけだ
- Q ニキビにいい食べ物、悪い食べ物ってあるの?
- A 甘いものや刺激物は× ビタミン類は◎
よくないのはナッツ類、甘いもの、肉の脂身、カフェイン、香辛料など。これらは皮脂を過酸化脂質に変化させてしまうのだ。一方、よい食べ物は、野菜や果物など。肌の調子を整える各種ビタミンがたっぷり入っているぞ。それから、肌の細胞をつくっているアミノ酸を補給するため、たんぱく質も欠かせない。
- Q 徹夜したり、寝不足が続くとニキビができるのはなぜ?
- A 新陳代謝が悪くなるから!
新陳代謝を活発にしたり、治癒力を高めるホルモンは、夜の10時~深夜2時にかけて眠っている状態で分泌される。だから夜更かしや徹夜ばかりしていると、肌の調子が悪くなり、ニキビもできやすくなる。逆にいえば、ニキビを早く治したいなら、この時間帯に眠っていれば◎。0時には寝るようにしよう。
ニキビに関するいろんな質問を集めたぞ
ちょっとした疑問を解説するコーナー。さらに詳しくなれるはず!- Q ニキビはうつるの?
- A うつらない
頬のニキビを触った指でおでこを触ったからといって、そこにニキビがうつることはない。ただし、いじると炎症が広がることはある。
- Q ニキビは遺伝する?
- A 体質が遺伝することも
肌タイプゃ、ホルモンバランスが乱れやすいなどの体質が遺伝することはあるけど、正しいケアで予防することは可能。
- Q ”吹き出物”と同じ?別物?
- A よく「20歳過ぎたらニキビじゃなくて吹き出物だ」と言うけれど、吹き出物=ニキビ(医薬用語では、尋常性座瘡)なので、同じもの。
- Q なんで顔に多くできるの?
- A ニキビは胸、背中などにもできるけど、顔のほうが目立つのでそんな気がするだけ。体のニキビはかゆみが出て気づくことが多い
ニキビ肌のスキンケア、コツは?
- Q そもそもスキンケアってなにするの?
- A 基本は洗顔とローション。朝晩ちゃんとやろう
まず洗顔で肌表面の余分な皮脂や汚れ、ホコリなどを洗い流し、次にローションをつけて保湿しよう。肌が乾燥していると、そこから細菌感染を起こして、肌が荒れやすくなるので、ローションはたっぷりつけて。それでも乾燥するようなら、乳液などの保湿剤をプラスしよう。
- Q 洗顔はしてるけど、水だけだったり、いい加減。それって、ダメ?
- A 洗顔料を使って、ていねいに洗うこと!
正しい洗顔が美肌をつくる、といってもいいほど洗顔は大事。水だけでササッと洗っても汚れは落ちないので、洗顔料は使うこと。使っていても、ろくに泡立ていなかったり、強い力でゴシゴシ洗ったりしてると、肌もニキビも傷つくばかりだ。正しい洗顔法を覚えよう。
- Q ローションはどれくらいつければいい?
- A 肌のつっぱり感が消えて、しっとりとうるおうくらい
特にきまりはないが、顔全体につけて肌がうるおうくらい。カサつくときは多めにつけて。また、ローションを冷蔵庫に冷やしておくのがオススメ。洗顔後は毛穴が開いていて、汚れが入り込みやすい状態。冷たいローションをつければ、毛穴が引き締められるぞ。
- Q ローションはニキビにもつけて平気?
- A 基本的に問題なし。顔全体につけてOK
ローションには角質層を整える作用があるので、基本的にはニキビがある部分を含め全体につけていい。ただし、成分によっては悪化の原因になることもあるので、つけていてヒリヒリしたり、急激に悪化するようなら、使うのをやめよう。
- Q ニキビ肌向きの洗顔料&ローションは?
- A ニキビにかかわらず、自分の肌に合うものを
ニキビ肌用の基礎化粧品から選んでもいいし、ふつうのものから選んでもいい。
ともかく、自分の肌に合うものを使うことが大事。友達が勧めてくれたものでも自分には合わないこともあるので、テスターなども利用しながら、自分の肌の調子が上向くものを探してみよう。
- ★ 肌が丈夫な人は・・・
敏感肌と思い込んで低刺激性の洗顔料を使うと、皮脂や汚れが落としきれないことも。洗浄力の高い洗顔料、さっぱり系ローションがベター。 - ★ 肌が弱めの人は・・・
清涼惑のあるアルコール入りのローションだと、アルコールが肌を刺激することも。アルコールフリーや、低刺激性のものを選ぼう。
- ★ 肌が丈夫な人は・・・
- Q 基本ケア以外になにかしたほうがいいの?
- A 肌状態を見つつ季節に応じて
カサつきが気になるときは、エッセンスやジェルなどで保湿を。
春から夏には(理想は一年中だけど)、紫外線から肌を守るために、日焼け止めもぬっておきたい。そのほか、厚くなった角質をはがしやすくするケミカルピーリングなどを取り入れてもいい。
- 保湿剤・・・
オイルフリーやオイル分の少ないものを。ジェルやエッセンスタイプが使いやすい。 - 日焼け止め・・・
オイル分の少ないもの、洗顔だけで落ちるものが、ニキビ肌への負担が少ない。 - ケミカルピーリング・・・
酸の力で角質をはがしやすくするもの。肌質や状態によって効果の出方はまちまち。
- 保湿剤・・・
- Q ニキビを隠したい。いい方法はない?
- A 赤みを隠すならコンシーラーも使える。
ニキビの赤み、ニキビ痕を隠すには、コンシーラーという部分用ファンデーションを使うと便利。
肌色になるのできれいだし、写真映りなどはよくなる。ただし、色はごまかせても、ニキビ痕のへこみは隠せない。やはりニキビ痕をつくらないようにするのがいちばんだ。
- Q ニキビがあるとき、ヒゲそりはどうすればいい?
- A せめてニキビは避けてそろう。
ヒゲソリはニキビを傷つけてしまうので、できればしないほうがいい。そうもいかない場合には、せめてニキビの部分だけ避けて。
また、カミソリやシェーバーが不潔だと、そこから細菌感染を起こして悪化することもあるので、道具は常に清潔にしておくこと!
ニキビ治療ってなにするの?
- Q 皮膚科ではどんなことをするの?
- A 肌状態をみて、薬が処方される。
一般的に、肌の状態をみたり、問診(ニキビの発生時期や生活習慣についての質問)を行い、それによって薬が処方される。なかにはニキビの芯を押し出す圧出などを行うことも。診察そのものには時間がかからないので、悩む前に皮膚科でみてもらおう
- Q ニキビの薬ってどんなのがある?
- A 抗生物質、漢方薬、ビタミン剤など。
皮膚科で処方されるニキビの薬には、抗生物質、漢方薬、ビタミン剤などがある。抗生物質とは微生物や菌による症状を抑えるもので、ぬり薬とのみ薬がある。漢方薬は体質改善的な効果が期待でき、長期間のむことも。
ビタミン剤にはビタミンCやBなどがある。処方されたらきちんと使おう。
- Q ニキビ痕を治したい!どうやったら治せる?
- A ケミカルピーリングやレーザーで改善も
ニキビ痕の赤み・シミは、漂白作用のある外用薬やレーザーを使って消すことが可能。ただし、へこみを完全に治すのは難しい。今回取材をした用賀ヒルサイドクリニックは、へこみ治療で効果をあげているので、詳しくは左のクレータータイプを読むべし。また、ニキビ痕も早いうちに治療を受けたほうが、期間も短くきれいに治る。
- クリニックでのニキビ痕治療
- シミタイプ(色素沈着)・・・
外用薬を使ったり、レーザーによって消すことができる。外用薬とレーザーを併用することも多い。また、新陳代謝を促すケミカルビーリングも、シミの改善に効果的。 - クレータータイプ(凸凹)・・・
へこみを治すのは至難の業。用賀ヒルサイドクリニックの場合、へこんだ毛穴ごとにピーリング薬剤を塗りこみ、コラーゲンをつくる細胞を活性化させ、へこみを盛り上げる。 - 注意点・・・
ニキビ痕の治療には保険が効かないし、人によって施術の回数も異なるので、費用面は事前に確認を。また、ケミカルピーリング後は、角質が薄くなっているので、あらたなシミをつくらないために、日焼け止めをぬること。
- シミタイプ(色素沈着)・・・