髭が生えるのは仕方ないことなんですが、これが青髭となると話は別です。
髭は男性ホルモンが働くことによって髭を生成しいます。
そのホルモンにはオトコの体を強く頑丈にするためのテストステロンという物質が含まれており、男性の身体の中には女性に比べて約25倍ものテストステロンが存在します。
逆に考えられば女性も男性ホルモンを少なからず持っているのでその濃度が高ければオンナでも髭は生えます。
ボクサーとして毎日練習をするわけで、トレーニングによって骨格を強くしなければならずその影響からテストステロンが多く分泌されているのでしょう。
少しお話がずれましたが髭は男性ホルモン、その中のテストステロンという物質が働くことで生える・濃くなることがわかりました。
つまり青髭の原因はテストステロンにあると言うことなんですね。
ではここからは髭そのものについて少し見ていき、もう少し深く青髭の原因を探っていきましょう。
髭1本の構造
髭の構造は基本的に体毛と変わりありません。
髭だって体毛ですからね。
毛の構造はざっくりとこんな感じです。
- 毛幹
- 立毛筋
- 毛乳頭
- 毛根
- 毛細血管
- 神経
1.毛幹
私たちが普段見ている「毛」の部分であり正しくは毛幹と言います。
髪の毛の場合はこの毛幹のキューティクルにダメージを与えないなどしてリンス、トリートメントなどのケアをします。
2.立毛筋
立毛筋は毛を逆立てる役割があり、たとえば寒い時や驚いたとき、恐怖を感じている時はこの立毛筋が縮まり毛を逆立てて毛による保温の効果を高めます。
ネコやイヌなどの動物も立毛筋によって毛を逆立てますが彼らは保温のためではなく威嚇のために逆立てています。
3.毛乳頭
毛乳頭では写真のように毛細血管や神経が集まっており、血液によって運ばれてくる栄養素をこの毛乳頭で受け取り毛を発生させたり成長させたりしています。
要はこの毛乳頭が髭を生成する始まりだということです。
4.毛根
毛幹に対して皮膚の中に埋もれている毛が毛根です。例えば鏡で髭をじっくりと見て下さい。
皮膚の中に薄く毛根が見えます。
この毛根が集合すると青髭に見えてしまうのですね。
したがって青髭の直接の原因は毛根があること、さらには髭剃りなどによって毛根が直接人目に触れることにあるのです。
5.毛細血管
毛乳頭のところで少し出てきたように、毛細血管は栄養分を運んでくる役割を果たします。
毛を抜いたときに血が出ることがありますが、これは毛細血管が皮膚内で切れてしまったことによるものです。
6.神経
刺激を感じ取る役割をします。
ハゲ防止、育毛などでは毛根神経がよく取り上げられますが、ここでは逆に毛を生やしたくない話をしているのでこれについては割愛します。
以上髭(毛)の構造を見ると、青髭の原因は毛根部分が直接露見することにあるとわかります。
そもそもヒトの顔の皮膚は身体の中でもかなり薄く1mmあるかないかの厚さです。
そんな薄い皮膚一枚で毛根を隠しきることはできずに青髭になってしまうのですね。
特に肌が白い人は皮膚の薄さ、白さゆえに髭の色が目だってしまって余計に青髭に見えてしまいます。
だからと言ってサロンなどでわざわざ日焼けをする必要はないと思いますが、できれば夏は外に出て肌を焼いて対策したいですね。
「青髭の原因」に関していうと以上ですが、髭が濃くなる理由はほかにもいくつかあるようです。
ここからは青髭だけにとらわれず髭の成長などについて見ていきます。
髭のサイクル
髭に関わらず毛に関して言うと毛周期という大きなサイクルがあり「成長期、退行期、休止期」の3つから成り立っています。
成長期は約5年、退行期は2週間ほど、休止期は3か月ほどと言われています。
つまりヒトの毛は基本的にずっと成長し続けており、自然と抜け落ちるのはほんの数か月間だけです(ただし毛の部位によって異なります)。
しかしホルモンの影響や栄養、ストレスなどの要因によりこのバランスが崩れ、髪の毛では薄毛、髭では濃くなるという現象が起こります。
この毛周期は非常に長いスパンのサイクルですが、一方で1年の中や1日で髭が伸びやすい時期もあります。
髭の短期的なサイクル
まず1年の中で髭が最も伸びやすい時期は秋・冬です。
そもそも身体の毛は体温保護のためにあります(体温だけでなく眉毛・まつ毛は目に誇りが入らない役割を果たし、鼻毛も呼吸の際に多くの菌やウイルスから少しでも体を守るために存在しています)。
今ではそれほど体毛は濃くはないですがヒトは動物から進化し、動物の頃のなごりのせいか肌寒くなる秋・冬は毛が濃くなる傾向にあります。
逆に温かくなる春・夏は秋冬に比べて濃くなる割合が低いです。
1日の髭のサイクル
髭が1日で最も伸びやすい時間帯は以下の通りです。
- AM 6:00~10:00
これは髭だけでなく髪の毛に関してもだいたい同じです(髪の毛が伸びやすい時間帯はお昼の10:00~12:00頃)。
髭剃りと言えば朝にするものというイメージがありますが、これは髭が伸びやすい時間を考えても理にかなったことですね。
朝早く、それこそ5時6時には出勤しないといけない方は剃った直後に伸び始めてくるので対応が難しいですが、7時、8時頃にシェイビングする方はその時間帯が適当と言えます。
お昼前をピークにして髭の伸びは遅くなり、その後は次の日の06:00くらいまではほぼ変化なくゆっくりとしたスピードで成長しています。
さて、髭が伸びるサイクルや伸びやすい時間帯がわかったところで髭剃り(ウェットシェービング)のコツについて見ていきましょう。
青髭をなるべく薄くするための髭剃りのコツ
先ほど言ったことを少し否定する形になりますが、髭剃りに最適な時間帯は完全にピークを迎えた後になります。
つまり朝~お昼前頃が髭剃りに最も適した時間帯と言えます。
しかし、青髭で悩んでいる方の多くは学生さんや社会人の方と考えるとこの時間に髭剃りをするのはなかなか難しいです。
休日はお昼前に髭剃りが出来ますが学校・仕事がある日は難しいでしょう。
なのでどうしても髭剃り可能で、なおかつ適した時間は朝と言うことになりますね。
ここから朝の髭剃りの正しいやり方をご紹介します。
朝はまだ髭が固い状態
髭を剃りやすい状態にするにはまず毛を柔らかくする必要があります。
当たり前ですが朝起きたときの髭の状態は乾燥しており固いです。
そのため少し水で濡らしたり、洗顔でごしごししたところで簡単には柔らかくなりません。
また毛を柔らくするためには水ではなく35度前後のお湯で数分つけておく必要があります。
お風呂に入っている時でしたら可能ですが学校・会社がある朝の忙しい時間にそれをするのは難しいです。
なので朝の髭剃りの際にはシェービング剤を使用して毛を柔らかくしてから行いましょう。
余裕があるならまず洗顔を
時間に余裕がある方はまず最初に洗顔をして顔の汚れ、特にこれからシェービングする口周りの汚れを落としてしまいましょう。
毛穴の汚れを落とすことで後に使用するシェービング剤が馴染みやすくなりますし、洗顔している最中にも水分で毛は柔らかくなります。
35度前後のお湯で洗うのが適しています。
適したシェービング剤の仕様を
シェービング剤の役割は毛を柔らかくするだけではなく刃を肌から守ったり、髭を剃りつつ肌に潤いを与えたりするものがあります。
細かく分けると色々と種類があるのですが大きく2種類に分けられると思ってください。
- 泡タイプ
- ジェルタイプ
泡タイプ
髭を柔らかくして剃りすい状態にしてくれます。
また細かい泡が肌を刃との摩擦から守り肌荒れの原因を防いでくれます。
ただし泡は透明ではありませんのでどこがどれくらい剃れているのか確認するのが難しいです。
髭剃りをしやすくし、肌を保護してくれますが剃り具合を確認するためには不向きです。
ジェルタイプ
ジェルタイプも髭を柔らかくしてお肌を保護をし、基本的にヌルヌルしているので滑り具合も良くなります。
さらにはジェルはほとんどのものが透明なので泡タイプでデメリットだった剃り具合が確認できないという事態も避けられます。
しかし滑りがよくなるため髭剃りの操作を誤ると深剃りや横滑りしてしまい、肌を傷つけて出血の原因になります。
またジェルタイプのものはメントールが含まれているものが多く、敏感肌の方や冬の寒い時期にはスッとする感覚が好ましくはありません。
どちらを選ぶかはあなたの肌環境と好み次第です。この他ローションタイプやソープタイプなどもありますのでそちらの方が良い方は泡やジェルにこだわる必要はありません。
しっかりと毛を落とすための剃り方
剃り方の前に、シェービング剤を使用する際は塗ったらすぐに剃り始めるのではなく、付けてから数分おくと髭がより柔らかくなります。
数分じっとしていられない方はじっくりとなじませるようにシェービング剤を付けましょう。
そうすれば数分経って毛も柔らかくなっているでしょう。
剃り方については基本的には毛の向きと逆方向の斜めからスライドさせます。
これはシェーバーの先端のヘラの部分が髭を倒し、斜めに刃が入ることで最も効率よく根元から剃れるようにするためです。
ただしこの際完全に毛を逆立ててしまったり、力を入れ過ぎたりすると毛穴付近まで剃れてしまうこともあるので優しくスライドさせるのがポイントです。
顎や頬も基本的には逆方向の斜めからスライドさせましょう。
顎は一部もともと肌に対して垂直に生えている部分があります。
その場合は力を入れずに軽く上、下、右、左の4方向から剃ってみましょう。
注意点として、よく肌を持ち上げたり、上髭の場合は舌で皮膚を押し出して剃る皮膚表面を伸ばす方がおられます。
これ自体は構いませんが、そうやって髭(毛根)の露出が多くなった分皮膚も一緒に剃ってしまいやすくなるので力入れて剃らないように気を付けましょう。
そのようにして軽く剃れたなら、それ以上力を入れてスライドさせても変わりありません。
むしろ傷がつくリスクが高まるだけです。
朝から傷をつけて学校・会社に行くと多くの人の目に止まってしまうので恥ずかしいですので気を付けたいですね。
アフターケアは大切
いくらシェービング剤を使用しても完全にお肌を守ることはできません。
鏡で見てお肌に傷がついていなくても実はダメージを受けています。
なので出来れば髭剃り後はアフターケア用品を使ってお肌の保護をしたいです。
ケアとして使用したいのは化粧水と乳液です。
- 化粧水
化粧水はシェービングで荒れて乾燥しやすくなった肌に潤いを与えて環境を整えます。
中にはシェービングで荒れた肌についた雑菌を消毒するために微量のアルコールが入ったものがあります。
これつけても痛みやヒリヒリ感がない方は大丈夫ですが、かなり痛みを感じるような敏感肌の方はアルコール入の化粧水は避けましょう。
もしも通常の洗顔で痛みを感じないならシェービング後にもう一度口周りだけ洗って殺菌してもOKです。
- 乳液
化粧水をつけただけではすぐにその成分が蒸発して潤いを逃がしてしまいます。
そうならないように乳液を使用し、化粧水で得た水分を肌に閉じ込めます。
肌がしっかりと水分を保つことでバリアが出来てトラブルを防いでくれます。
男性にとって美容液をあれもこれも使うのは少し面倒に感じますが、青髭で尚且つ肌トラブルが多い状態を避けるためにも化粧水を使用し、その後乳液を使うという手順は踏んだ方が良いです。
青髭をなるべく避けるために正しい髭剃りをした後、せっかくきれいに剃れた肌に問題を起こさないようにきっちりとアフターケアをしましょう。
青髭の原因と髭剃りまとめ
髭が生えるのはテストステロンという強力な男性ホルモンが作用するからで、それによってたくましく育つ髭は人間の身体の中でも非常に皮膚が薄い顔に埋もれており、皮膚が透き通ってしまい、その結果青く見え青髭となってしまうのです。
髭の生え方にはサイクルがあり1年の中では秋と冬に、1日の中では06:00~10:00の時間帯に最も伸びます。
したがってシャービングでなるべく髭が出てきていない状態にするためには伸びのピークの時間帯を過ぎた昼前ごろに剃るのが最も適切です。
髭の剃り方はシェービング剤を使用して基本的に生えている方向とは逆方向で斜めから刃を入れるといいでしょう。
あまり力を入れ過ぎると肌を傷つける原因になるので軽めに剃りましょう。
シェービング後のアフターケアとして化粧水と乳液をつかことをお勧めします。
化粧水で荒れたお肌に潤いを与えて乳液でそれを閉じ込めてバリアを作る形です。
朝の忙しい時間帯にシェービング剤を使ったり化粧水・乳液を使ったりと大変ですが、青髭をなるべく薄くするためにも適切な髭剃りとケアを行うことが大切です!