美肌効果もアリ。今が旬のさくらんぼで栄養補給をしよう!

Date:2016.07.12

初夏のルビーとも言われ今が旬のさくらんぼは便秘、冷え、アンチエイジング、PMS改善効果など女性に嬉しい効果が期待できちゃう美容食材だったんです!

さくらんぼというとパフェの上にちょこんと乗っている缶詰のものが一般的で、フルーツとしてあまり馴染みがなかったのではないでしょうか?

デザートのおまけとしての印象が強いさくらんぼですが、可愛い見た目とは裏腹に、成人女性の美しさを保つ栄養成分がたっぷり含まれているんです!

見た目もかわいい!さくらんぼについての豆知識

バラ科サクラ属 (和名)桜桃/おうとう (英名)Cherry

植物学上ではさくらんぼとは言わず、「桜桃(おうとう)」と言います。英語ではチェリーなのですが、チェリーというとアメリカンチェリーを指す事が多いですね。

サクランボは桜の木になる実なのですが、一般に観賞されるソメイヨシノなどとはまた違う品種の木で、主にセイヨウミザクラやスミミザクラなどにさくらんぼの果実ができます。

さくらんぼの由来は「桜の子(坊)」で、「さくらのぼう」がなまって「さくらんぼう」と言うようになったと言われています。

佐藤錦から幻の月山錦まで!多種多様なさくらんぼの品種

さくらんぼといってもさまざまな種類があります、一部ではありますが代表的な品種を紹介していきます。

佐藤錦(さとうにしき)
「赤いルビー」と呼ばれ、日本を代表する品種です。生産量も国内ではダントツに多く知名度も高いさくらんぼになります。深い甘味の中にさわやかな甘さも入っているのでたくさん食べられます。
高砂(たかさご)
高砂は佐藤錦より通常1~2週間早く収穫され、いち早く店頭に並びます。ロックポート・ビガロや伊達錦とも呼ばれています。佐藤錦よりもさっぱりとした甘さが特徴です。
ナポレオン
18世紀初期からヨーロッパで栽培されていた品種です。大粒で締まりがあり、ほのかな酸味とともに甘さがたっぷりあります。完熟したナポレオンは完熟した佐藤錦よりも美味と言われるほどです。「ナポレオン」と「黄玉」の交雑種が佐藤錦といわれています。
黄玉(きだま)
アメリカ原産で1872年に日本に導入されましたが、現在は交配種として残されるのみで市場には出回りません。黄色地に赤斑があり、果肉は乳白色、ジューシーでやわらかく甘みが強い品種です。
南陽(なんよう)
「ナポレオン」の交雑種。ナポレオンよりも果実が一回り大きく、ハート形をたてに潰したような形をしています。とてもジューシーな甘みがあります。収穫が梅雨の時期にあたるなどにより、以前より収穫が減っているようです。
豊錦(ゆたかにしき)
豊錦(ゆたかにしき)は山梨県で発見された品種です。果肉が柔らかく、酸味が少ないので甘さが強く感じられるさくらんぼです。
月山錦(がっさんにしき)
珍しい黄色いさくらんぼで、一般には滅多に出回らない幻のさくらんぼと言われています。一粒の大きさは佐藤錦に比べると3倍ぐらいの大きさで非常に大きいです。ハートの形で果肉は軟らかくなりづらく日持ちがいいです。弾力のあるみずみずしい果肉で、酸味は少なめ。甘い果汁がぷちっと弾けて口の中いっぱいに広がります。
輸入されているアメリカンチェリー
一般的に輸入されているサクランボの事を総称してアメリカンチェリーと呼んでいますが、実際には全てアメリカからと言う訳ではありません。最近はトルコやニュージーランドからの輸入品が増えていて、代表的な品種はビング、レイニアなどがあります。

国内は山形、国外はトルコが生産トップ!

国内の主な産地は山形県で全国の約75%程を生産しています。一方世界で最も沢山生産しているのはトルコで、世界の総量の約3割を作っているようです。

日本でさくらんぼの旬は6月ですが、おもな産地である山形県で収穫できるのは3週間ほどとされているので、実はかなり貴重な期間限定の果物です。

女性に嬉しいさくらんぼの素晴らしい美容効果!

なんとさくらんぼには私たち女性に嬉しい栄養素がたっぷり含まれているんです。一体どんな効果があるのでしょうか。

美肌効果とアンチエイジング

なんといっても、さくらんぼはビタミンの宝庫です!

ビタミンB1・B2、ビタミンC、β-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれています。

ビタミン類をバランスよく摂取すると体だけでなくお肌のコンディションも良くなるため、美肌に絶大な効果を発揮します。

中医学で、さくらんぼはお肌の乾燥を防ぎ、顔色を良くする効果がある美肌食材として扱われているほどです。

他にもポリフェノール類(アントシアニン、フラボノイドなど)を多く含むため、活性酸素の生成を抑える抗酸化作用(細胞の老化や損傷を抑えてくれる作用)による老化防止も期待できます。

疲労回復と貧血効果

さくらんぼの主成分はブドウ糖などの糖質で、エネルギー転換が速く、疲労回復や血行促進に効果的であるとされています。

糖質が主成分というとカロリーが気になるところですが、さくらんぼは10粒でも50キロカロリーほどしかありません。果物の中でもカロリーが低めで、栄養価が高い果物といえます。

また酸味の元となっている

  • リンゴ酸
  • クエン酸
  • コハク酸

などは代謝の過程であるクエン酸回路の構成物質でもあります。

エネルギーのもとであるブドウ糖と、代謝と高めるために必要なクエン酸などの有機酸が同時に摂取できることから、さくらんぼはエネルギー源にもなり疲労回復促進に役立ちます。

さらにカリウムと鉄分の含有量は果物の中でトップクラスと言われ、鉄分や葉酸の効果で、貧血と冷え性の改善に効果が期待できます。

コーヒーや紅茶の摂取が多い方は積極的にさくらんぼを食べるようにすると良いでしょう。

カフェインは鉄分の吸収を妨げるため、貧血になりやすくなってしまうのです。立ちくらみやめまいだけではなく、疲れやすい、顔色が悪い、爪が割れやすいなどの症状も貧血によるものなので注意しましょう。

貧血の予防に充分な改善がみられるほか、血行促進にも効果があるため、鉄分が不足しがちな生理前後にもおすすめしたい果物ですね。

また、さくらんぼに含まれる鉄分・カロテンの含有量は果物の中でも群を抜いています。

カロテンは疲れ目や肌荒れ予防に効果があるため、目ヂカラアップやトラブル知らずのお肌になることが期待できます。

便秘解消と虫歯予防

さくらんぼに含まれるソルビトールには、便のphを下げる働きがあります。腸内の悪玉菌はアルカリ性を好むので、便のphを下げることで、悪玉菌の増殖を防ぎ、腸内環境が良くなります。

便の量を増やす働きと、緩下作用があるので便秘の解消に効果的と言われています。

ソルビトールは虫歯になりにくい成分として有名です。口内にある酸への代謝をしにくくする性質があるため、歯磨き粉やガムにも使われています。

この成分がさくらんぼにも豊富に含まれているので虫歯予防としてもおすすめなのです。

女性の冷え対策にもさくらんぼが大活躍!

普段から体を冷やさないように意識しても、この時期の電車内やオフィスの強い冷房で知らないうちに体は冷えてしまいます。

そんな女性に嬉しい冷え対策がさくらんぼで出来ちゃいます。

さくらんぼで体の中からポカポカに

寒い地域で育つことが多いさくらんぼは果物としては珍しく熱性で冷えを改善し、体を温めてくれる食材です。

冷え性に悩むことが多い女性にぴったりの果物といえます。

体を冷やしてしまう食べ物は妊娠中には良くないとされていますが、さくらんぼは体を温めてくれる作用があるので妊娠されている方でも安心して食べることができます。

カリウムが豊富に含まれているため利尿作用の効能があり体内の余分な水分調節をしてくれるので、高血圧の予防になるほか、むくみを改善するためPMSにも効果があると言われています。

女性特有の悩みに効果的なので、生理がつらい…とお悩みの女性へ特におすすめしたい食材です。

生理前に適度に摂取し、快適な月経期を過ごしましょう!

ポカポカアイテム、チェリーピロー

スイス発祥の温熱療法でチェリーピローというものがヨーロッパ圏ではポピュラーです。

チェリーのブランデー造りをしていた労働者達が、製造工程で不要となったさくらんぼの種を袋の中に入れ、ストーブの上などで袋を温めて冷え性対策アイテムとして使われたのが始まりです。

日本の湯たんぽよりも、自然で優しい暖かさが味わえるとのことで近年需要が高まっている商品です。

袋状になっているので体の様々な場所にあてて使用できることも人気のひとつと言えます。

自然素材のチェリーピローを長く使うためには、定期的に水分を加えることがよいようです。

さくらんぼの種の中に含まれる水分がなくなるとピロー自体が傷んでしまうようなので、定期的に袋ごと洗って天日干しすると、清潔さも保たれ一石二鳥です。

さくらんぼとアメリカンチェリーの違い

さくらんぼとアメリカンチェリーの栄養素の違いはほとんどありませんが、赤色が濃いアメリカンチェリーにはさくらんぼより多くポリフェノールが含まれています。

アメリカンチェリーに含まれるアントシアニンは、加熱や冷凍で壊れる事がないので、缶詰などの加工食品でも摂ることができます。

缶詰に加工されたさくらんぼはチェリータルトやゼリー、パンなどでよく目にするかと思います。

栄養価自体は生のものとそれほど違いがないようですが、シロップ漬けになっているのと加工品自体もスイーツなど甘いものが多いのでどうしてもカロリーが過剰になりがちです。

ダイエット中の加工されたさくらんぼ摂取量には気を付けたいですね。

せっかく美容効果の高い栄養素が豊富に含まれているので、カロリーが高い加工品よりも、ぜひ生で摂取するのをおすすめします。

下記の表はさくらんぼとアメリカンチェリーの成分表になります。

成分量の違い

国産のさくらんぼとアメリカンチェリーに含まれる100gあたりの成分の違いは下記の通りです。

成分国産のさくらんぼアメリカンチェリー
エネルギー60kcal66kcal
水分83.1g81.1g
たんぱく質1.0g1.2g
脂質0.2g0.1g
炭水化物15.2g17.1g
食物繊維1.2g1.4g
カロテン98μg23μg
ビタミンE0.5mg0.5mg
ビタミンB10.03mg0.03mg
ビタミンB20.03mg 0.03mg 
ナイアシン0.2g0.2g
ビタミンB60.02mg0.02mg
葉酸38μg42μg
ビタミンC10mg9mg

ほぼ同等の栄養量ですがカロテンに関しては国産さくらんぼの方が豊富ですね!

味覚の違いや好みもあると思いますが、

  • 気軽に楽しみたいときは値段も手頃なアメリカンチェリー
  • 奮発しようかなという時は高価な国産さくらんぼ
  • 贅沢に両方を食べ比べる

など、栄養素の違いを参考にして、その日の気分に合わせて、色々と楽しんでみてくださいね。

手作りの「生さくらんぼパック」で即効アンチエイジング

国産で色の薄いさくらんぼを細く潰し、顔に塗り10分程度置いてから洗い流す「生さくらんぼパック」は小じわ予防になると言われていますので余ったさくらんぼが手元にある場合はぜひお試しくださいね。

用意するもの

  • 種を取り、細かく潰したさくらんぼ果肉:大さじ1
  • プレーンヨーグルト:大さじ1
  • ハチミツ:小さじ1
  • あれば小麦粉:少量
  1. 材料全てを混ぜ合わせ、洗顔後の清潔な肌に指で乗せていく
  2. 目の周りと唇を避け、顔全体に塗ったら5〜10分おく。
  3. コットンやティッシュで肌をこすらないよう拭き取り、残ったパックをしっかり洗い流す。
  4. 清潔なタオルで肌を抑えるように水分を拭い、その後いつものスキンケアを!

新鮮な生パックなのでお肌がしっとりぷるぷるになります。

必ず腕などでパッチテストを行い、放置時間を守ってパックを顔に乗せてください。使用中、肌に刺激を感じたらすぐに洗い流してくださいね。

さくらんぼの保存方法を知っておこう!

サクランボがおいしく食べられるのは収穫してから常温で3日間が限度です。鮮度が落ちやすく日持ちしないので、なるべく早く食べるようにしましょう。

買ってからすぐに食べたい時は、冷水にさっと通して冷やすとおいしく食べられます。

冷蔵庫に入れる場合は、キッチンペーパーか新聞紙で包んで水分の蒸発を防ぎます。あまり長く冷蔵庫に入れておくと甘みが飛んで硬くなってしまうので、必ず野菜室にて保存するようにしましょう。

裏技保存方法でさくらんぼがシャーベットになります!

さくらんぼを水洗いし、水気をきってからフリーザーバック等に入れて冷凍庫にて保存してください。

食べる時は解凍せず、凍ったまま食べるとシャーベットのように美味しく食べることができます。

栄養価の高いさくらんぼを食べて夏前にキレイを手に入れよう!

私たち女性に嬉しい美容成分がびっしり含まれたさくらんぼですが、残念なことに期間限定の果物です。

季節ものは旬のうちに摂取しないと効果が半減してしまいますので、美しさを維持するためにも旬の味覚をぜひ楽しんでくださいね!