皆さんはシャンプーを使わない『お湯シャンプー』をご存知でしょうか?
近年のオーガニックブームの中からこういった化学物質に頼らないシャンプー法が編み出され、セレブや有名人がやり出したことで世間にも広まっています。
美容師である私もやったことがあります。
理にかなったシャンプー方法ですのでもちろんメリットがあり、そしてデメリットもあります。あなたは知っていますか?
この記事ではそんなお湯シャンプーについてまとめていきます。知らない人にもわかりやすく、知っている人にもさらに深い情報や正しい知識を知って頂くためにしっかりと解説しますので興味のある方は是非読み進めてみて下さい。
また髪のプロとしての立場から色々な関連情報やシャンプー剤を使うこととの比較なども含め書いていきます。
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お湯シャンプーについて
まずはお湯シャンプーという言葉を聞いたことはありますか?その名の通りシャンプー剤を使わず、お湯のみで頭を洗う事です。
知らないという人はここまで聞いてどんな印象を持たれましたか?中にはあまりよくないイメージを持たれた方もいると思います。
私も初めはそうでした。
ここからお湯シャンプーについて詳しく解説していきますのであまりいいイメージでない方も先入観を一旦捨てて読んでみて下さい。
きっと少しはシャンプーの価値観が変わるとおもいます。
人気の理由
お湯シャンプーは今や一つの美容法カテゴリーとされるほど話題を集めています。なぜそんなに人気なのでしょうか?
- 人間の持つ免疫を最大に利用できる
- オーガニック、自然派思考の高まり
- 美容家やセレブの間で人気
- シャンプーコストの削減
などの点が人気の理由として挙げられます。
シャンプー剤、特に市販の商品には体に悪影響を及ぼす成分などが使われることもあり、度々問題になります。これはシャンプー剤に限らず、化粧品や衣類、そして食品に関しても『安全性』が重視される時代だからです。
そんな中、自然派思考、ナチュラル、オーガニックといった安全性や素材の良さを活かしたモノが人気を集めています。お湯シャンプーもこの内の一つと言えます。
お湯のみで洗うことにより、化学物質で髪や頭皮を傷めず、人間のもつ自己免疫を利用するのです。
世界的にも有名な美容家やセレブ達がこぞって始めたことをきっかけに世間に広まり、人気を集めています。
日本でも芸能人にお湯シャンプー推奨派の方もいらっしゃいますのでそういった所から知っているという方も多いと思います。
またシャンプーを使わなくなりますのでコストという面でも優秀な美容法です。
お湯シャンプーのメリット
メリットを紹介していきます。
- 髪がキレイになる
- 頭皮トラブルが減る、またはなくなる
- シャンプー代の節約
の3つがあります。一つずつ見ていきましょう。
その① 髪がキレイになる
髪にとって一番優しく、手触りなどのコンディションをアップしてくれるモノをご存知ですか?
トリートメント?マイナスイオン?
いいえ、答えは皮脂です。
いわば天然のトリートメントと言える皮脂はこの世でもっとも優秀なケア成分とも言えます。
トリートメントはいくらいい成分を使おうが髪に馴染むことはありません。体(髪や頭皮)に完全に馴染めるトリートメントは今の技術では作れないのです。
唯一、自分自身からの皮脂だけがあなたの髪や頭皮に馴染みます。
ドライヤーして広がった髪も寝て朝起きたら髪の広がりがマシになっていい感じ
そんな経験があるのではないでしょうか?皮脂が髪をコーティングしてまとまりをよくしてくれるのです。
お湯シャンプーは皮脂を過剰に落としすぎないので髪がキレイになっていきます。
その②トラブルの軽減
シャンプー剤には多くの化学物質が含まれ、人によっては髪や頭皮にトラブルが起こることもあります。
お湯シャンプーはシャンプー剤を使わないので化学物質によるトラブルの心配がなくなります。
また先ほど説明した皮脂には殺菌作用もあり、頭皮を清潔に保つ働きもあります。常に適度な皮脂に保護されていると肌の免疫も上がります。
荒れ症や敏感肌の対策としてお湯のみでシャンプーを続けたら改善されたという体験談もあります。
その③シャンプー代の節約
シャンプーは毎日しますのでこのシャンプー代を節約できればかなり助かりますよね?
年間平均一人あたりで3〜4本のシャンプーボトルを消費します。シャンプーの値段にもよりますが年間10,000円以上の節約も可能です。
お湯シャンプーはエコなシャンプー方法とも言えますね。
お湯シャンプーのデメリット
お湯シャンプーのデメリットを説明する前に多くの方が不安に思ってらっしゃるのは
『汚れはちゃんと落ちるの?』『臭いは大丈夫?』
などの点だと思います。これらは正しいお湯シャンプーをすれば問題はないです。ちゃんとすればです。このことはよく覚えておいて下さい。
ではデメリットですが
- 水道代が高くなる
- 流し残しは臭いやベタつきになる
- スタイリング剤などは落ちない
などです。こちらも一つ一つ見ていきます。
デメリット① 水道代が高くなる
お湯シャンプーのポイントはよく流すことにあります。約5分近くお湯で髪や頭皮を流し続けます。
このため大量にお湯を使うので水道代は高くなります。
特に髪の長い方、そして毛量の多い方はより気をつけてしっかりと流す必要があります。
デメリット② 流し残しによるトラブル
シャンプー剤を使わないため、十分に流さないと流し残しがおこり、臭いなどトラブルの原因になります。
十分に流していても人によってはベタつきなどを感じることがあります(体験談よりさらに続けることでベタつきは改善されるとのことです。)
自分自身も気になりますし、他人から見ても印象は良くないのでしっかりと流す必要があります。
慣れないうちは流す加減が判断しずらいのでこういった症状が起こりやすく注意が必要です。
デメリット③ スタイリング剤は落ちない
ガチガチのスタイリング剤はお湯だけでは落とせません。なんならシャンプー剤を使っても落ちないこともあります。
日頃からワックスやヘアスプレーなどをよく使用される方はスタイリング剤の成分が髪に残りやすいのでお湯シャンプーには向いていないかも知れません。
スタイリング剤が髪や頭皮に残り続けていくと髪や頭皮にトラブルが確実に起こります。ですのでスタイリング剤はしっかりと流せるようにシャンプー方法にも気をつけなければいけません。
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口コミや体験談まとめ
- お湯シャンプーはとにかく楽!
- 髪の状態が良くなった
- 時間をかけてブラッシングするとサラサラになる
- シャンプー使っていたときより確実にいい!
- 思っていたより臭いもしない
などと体験者の多くは効果を感じているようです。ちなみに私もやってみましたが3日で挫折。
潔癖症の方には不向きです。
シャンプー剤は使う方がいいのか?お湯だけの方がいいのか?
さて、よく質問されるのですが、結局シャンプー剤を使うのとお湯シャンプーどちらがいいの?
ということですがこれは様々な要素をもとに考える必要があります。個人の考え方や好みの違いもありますが美容師である私の意見を書いていきたいと思います。
シャンプー剤のメリット、デメリット
比較のためにはシャンプー剤のメリットやデメリットも知っておきましょう。
メリットは
- 確実に汚れを落とせる
- 補修成分によりコンディションが整う
- 香りがいい
デメリットは
- 皮脂を落としすぎる
- 化学物質による肌トラブル
- 環境への影響
などがあります。
お湯シャンプーでもっとも気をつけなければいけないのは流し残しです。これによりお湯シャンプーをしている意味は完全になくなってしまいます。
シャンプー剤を使うと洗浄成分により確実に汚れを落とすことができます。しかし、必要な皮脂まで流してしまうリスクもあります。
また化学物質も悪いものばかりではありません。コンディションアップや頭皮環境を改善してくれるような成分もあります。
大事なことは自分自身の髪や頭皮にあったシャンプー剤を選ぶことです。これができないと逆に荒れやフケの原因に。
あとは女性なら誰もが気にする香りです。シャンプー剤には様々な香りがあり、香りの種類によって色々な効果を与えてくれます。こういった香りを楽しむのもバスタイムの楽しみの一つです。
最後に環境面です。シャンプーの化学物質は基本的に自然には戻りません。エコにとことん気を使いたいなら、オーガニックシャンプーを使うなどシャンプー選びに注意するかお湯シャンプーになります。
プロの意見
結論を述べなければいけないのですが
『自分自身にあっていればどちらでもよい』
これが私の答えです。
その方に合ったやり方、好みがあります。今のやり方が合っていなければ合ったやり方に変えるべきですが、特に髪にも頭皮にも問題なくシャンプーできているなら今のシャンプー方法で問題ないと思います。
どちらにもメリットデメリットはありますのでよく考え判断して下さい。
ちなみに私はお湯シャンプーも試してみましたが今は普通にシャンプー剤を使っています。お客様の皆さまにもプロフェッショナルなシャンプー剤をすすめて使って頂いてます。
皆さま特に問題なく、悩みも改善されていく方も多く喜んで頂いてます。
もちろんお湯シャンプーがしたいと相談されれば正しいやり方をお伝えします。
大事なのはどちらがいいか?ではなく自分に合ったものを使えているか、正しいやり方でできているかどうかです。
正しいお湯シャンプーのやり方
では正しいお湯シャンプー方法を解説していきます。他のサイトでも紹介されていますので多少異なる部分があると思いますが、大事なポイントはきちんと押さえています。
外してはいけないポイントに注意しながらまとめていきます。
1. ブラシで髪をとかす
2. しっかりと流す
3. 水分はしっかりとタオルでふきとる
といってもポイントはこの3つしかありません。
ブラシで髪をとかす
これをしておくと髪に付着しているホコリなどを取ることができます。流し残しを防ぐためにも確実にやっておきましょう。
注意としては柔らかく、目が粗めのブラシを使って下さい。固く細かいものだと髪を傷める可能性があります。
しっかりと流す
ここが一番のポイントです。実はお湯だけで髪と頭皮のよごれの8割を落とすことができます。
約5分髪をシャワーで流し続けましょう。ただ浴びているだけではダメです。耳後ろや襟足は流し残しやすいのでシャワーをしっかりと当てるようにして下さい。
お湯の温度はぬるめです。目安としては35度前後。
熱いお湯だと油分を取りすぎてしまう恐れがあるのと体温に近い温度の方が刺激が少なく肌の免疫アップに繋がるのです。
水分はしっかりときる
タオルで水をふきとる時は髪をこすらないようにし、タオルで押さえるようにしてしっかりと水分を切りましょう。
ドライヤーも優しく風を当てて乾かしていきます。この時、乾かしすぎないために水分を少し残すと説明しているサイトなどもありますがいつも通りちゃんと乾かして下さい。
なぜなら多くの方の場合、乾いたと思ってドライヤーをやめても実際には完全には乾いていないことが多いからです。
また水分が残ったまま枕に擦れたりなどの摩擦を受けると修復不可能なダメージを受けるのでこれはなんとしてでも回避しましょう。
お湯シャンプーのワンポイントアドバイス
慣れないうちは流し残しが出やすく、ベタつきや臭いに悩まされる人がいます。
こういった方はシャンプー剤を併用しながらお湯シャンプーに慣れていって下さい。
例えば…
- 週に一回シャンプー剤を使ってシャンプーする
- ベタつきが出たらシャンプー剤を使う
など上手く利用しながら徐々に使う頻度を減らしていきましょう。しかし、最低でも月に1、2回はシャンプー剤を使うようにしてください。
効果が出始めるのには個人差がありますので継続してやっていくことが大切です。
まとめ
お湯シャンプーのメリットとデメリットをもう一度まとめていきます。
メリット
- 頭皮の皮脂が減る(正常な状態になる)
- 髪のコンディションが上がる
- シャンプーコストの削減
デメリット
- お湯の大量消費
- 流したらないとかゆみや臭い、ベタつきの問題が発生する。
- ガチガチのスタイリング剤は落とせない
美容師としては髪と頭皮に問題がなければシャンプー剤を使っても使わなくてもどちらでもいいと思っています。
同時にプロとして私もシャンプー開発などに関わることもあり、自分たちが知識や技術を振り絞って開発したアイテムでお客様に美を提供したいという想いもあります。
でもやはり大切なのはお客様の美を守ること。
シャンプー選びやシャンプーのやり方一つであなたの美は大きく変わるかも知れませんね。