【インタビュー】

シミ取りはレーザーがベスト?シミを消す方法やシミ対策。レーザー治療の詳細からシミクリーム、サプリなど手軽な対策も!◇

公開日 2016 年 08 月 28 日 | 更新日 2017 年 05 月 08 日

1.美容皮膚科でできるシミ取りまとめ

美容皮膚科で行うシミ取りというと、レーザーでの治療を想像する方が多いかも知れません。しかし、レーザー以外のシミ取り治療法もあります。美容皮膚科ではどのようなシミ取りが可能なのでしょうか。

美容皮膚科でできるシミ取り 器具を使うシミ取り

まずは美容皮膚科特有の器具を使用したシミ取り方法をいくつかご紹介します。

①レーザー治療
皮膚にレーザーをあてることで、皮膚にミクロン単位の小さな穴を作り、そこから古い角質を外に出しシミのない新しい肌にする方法です。またレーザーをあてることで、シミの元であるメラニン色素を破壊する機械もあります。

②光治療
レーザーほど強くない光をゲルを塗ったお肌にあてていき、コラーゲンの生成を促すことで数回かけてシミを薄くしていく方法です。お肌への負担が少ないのが魅力です。また光治療に加えて高周波をあててお肌のたるみや毛穴ケアをプラスできる機械もあります。非常に低出力で、お肌へのダメージが少ないにも関わらず高い効果が期待できるのが特徴です。

ただし、効果が期待できる分どうしても費用が高くなる傾向があります。

美容皮膚科でできるシミ取り 薬を使うシミ取り

次に、器具を使用せず、薬を使用することで行うシミ取り方法をご紹介していきます。

①外用塗布薬の使用
 
シミができているお肌に直接塗ることでシミを徐々に薄くしていき、消していく方法です。使用される薬剤のうちハイドロキノンは漂白効果をもった薬で、シミを目立ちにくくします。ビタミンAの誘導体であるトレチノインは、シミができている肌のターンオーバーを促進し、それによってメラニン色素を皮膚外に排出してシミのない肌にする方法です。

②内服薬の使用

もうひとつの方法は、内服薬でシミ取りを行っていく方法です。シミを作り出すメラニン色素の生成を抑制するトランサミンや、メラニン色素が皮膚に沈着しシミとなるのを防ぐビタミンC誘導体などが用いられます。また、ビタミンCと合わせることでより高いシミ解消効果を発揮するビタミンEや、同じく相乗効果がありメラニン色素の還元に強いL-システインなどが使用されます。

 

2.レーザーで行うシミ取りとは?

なかなか消えにくいシミを落とす方法のひとつとして有効なのが、レーザーを使用する方法です。レーザーで行うシミ取りの方法、具体的なシミ取りの流れについてご紹介します。

レーザーで行うシミ取りとは?なぜレーザーでシミが取れる?

レーザーで行うシミ取りは、簡単にいうとシミを焼き切り、消していく方法です。 シミはメラニン色素が発生することで作られるため、シミを生み出すメラニン色素を焼切ることでシミを消すことができるのです。 レーザー治療はシミがある部位に照射して行われます。また、レーザーはメラニン色素がある黒や茶色の色素がある部位にのみ反応するため、シミがない部位の皮膚には影響はありません。ただし照り返しなどもあるため、まったく影響がないとは言い切れない部分もあります。

1回レーザーを照射しただけではシミは取りきれないため、複数回にわけて照射を繰り返す必要があります。 また皮膚には28日周期のターンオーバーのサイクルがあります。レーザーでシミを焼いても、現在の皮膚がすぐにシミのない皮膚に生まれ変わるという即効性はありません。何度かレーザーで焼いていくうちに、焼かれたシミがかさぶたになってはがれ、次に新しく出てくるときにシミがない再生した皮膚が生まれてきます。

レーザーで行うシミ取りの流れ

レーザーでシミを焼切るときに痛みが発生することがあります。そこで、希望する人には貼り付け用の麻酔薬やジェルなどを使用して麻酔を行います。その後、シミにレーザーを照射していきます。施術にかかる時間はシミの大きさにもよりますが約10分ほどです。レーザーで照射を行うと、照射された部位は白くなった後、カサブタになります。

カサブタはその後、赤黒くなり目立ってしまうので絆創膏などを貼ることもあります。1週間程度でかさぶたが剥がれはじめ、徐々に色が薄くなったあと、半年も経過するとシミが消えていきます。 レーザー照射後、1か月を経過したころに一過性の色素沈着が起こることもあります。シミが完全に消える前での紫外線対策やスキンケアが非常に重要です。

 

3.シミは治療する時代!最新レーザー事情

女性の敵であるシミを消す方法もどんどん進化しており、最近では新しい器具がどんどん開発されています。またシミと同時に肌のたるみやしわまで取る治療器具まで出てきています。シミ取りの最新レーザー事情についてご紹介します。

最新光治療機によるレーザー治療

レーザーで治療をしてもまた別の部位にシミができるなど、いたちごっこになってしまうデメリットを解消するのが最新光治療機です。

「フォトシルクプラス」という最新の光治療機は、現在表面に見えているシミだけでなく、肌の深部に予備軍としてできている内側のシミにまで効果を発揮してくれます。 また深部までアプローチしてくれるにもかかわらず、レーザー治療の時間も10分程度と短く、治療の後もすぐにメイクをして帰ることができます。また、開いてしまっている毛穴を引き締めたり、ニキビの後にできる赤みなども軽減する効果も期待できます。

シミ以外にも!? しわやたるみも取るレーザー

続いてもお肌のシミを消すだけでなく、さらに多くの効果をもたらす最新レーザーをご紹介します。

①アブレイティブレーザー

シミを消してくれることはもちろん、レーザーの熱による皮膚細胞の再生を促進する働きを持つことから、シワの改善にも働きます。また表皮および真皮の一部分の皮膚をはぎ取るようにしてレーザーの熱で焼切るので、シミの消え具合も一回の治療でも高い効果が見られます。

②ノンアブレイティブ・レーザー

アブレイティブレーザーよりもシミの改善度合いは劣りますが、お肌の引き締め効果も期待でき、ダウンタイムが短いのが特徴です。

③ポラリス

高周波とレーザーを組み合せた最新のレーザー治療器です。レーザー治療はどうしても火傷の危険性を伴いますが、それを高周波と合わせることで押さえた上で、コラーゲンの生成を助け、お肌のハリや弾力をもたらす機能を持っています。

④サーマクールCTP

年齢を経ると現れやすくなる口元の皮膚のたるみによってできるしわなどを引き締める効果も兼ね備えているレーザーです。 肌にレーザーを照射することによって肌のたるみを引き締めていきます。

4.シミもそばかすも消す!Qスイッチレーザーとは?

シミを取るレーザーの中でもより効果が高いとされるQスイッチレーザーは、そばかすや痣なども綺麗に消すことができます。Qスイッチレーザーの効果や治療法についてご紹介します。

Qスイッチレーザーとは

Qスイッチレーザーは、シミはもちろんのこと、あざ、入れ墨なども消すことができる医療用レーザーです。レーザーを照射することで皮膚の表面に傷ができてしまったり、シミがある部位の真皮にダメージを与えるというデメリットをいかに抑えるかというところを観点につくられたレーザーなので、効果が高い上にお肌にも優しいというメリットがあります。 レーザーの波長が694nmであるQスイッチレーザーは、傷跡を残すことなくメラニン色素だけを取り除いてくれ、その適用範囲も濃いシミから薄いシミ、また黒色や茶色のあざ、先天的な青あざなどにも対応可能です。

Qスイッチレーザーの治療法

Qスイッチレーザーは実際どういう治療の流れになるのかをご紹介します。

1.照射部位に化粧をしている場合、化粧を落とします。これはファンデーションの色がレーザーに反応するのを防ぐためのです。
2. 照射を行う際に痛みがあるので希望がある場合は、皮膚表面に麻酔を行ないます。
3. Qスイッチルビーレーザーを使用し照射していきます。(所要時間は約10分)
4. 照射の後、白くなっている部位に創傷保護テープを貼ることで、治療に必要な適度な湿度を保ちます。

治療は基本的に5~6回に分けて行います。

Qスイッチレーザー治療の注意点

Qスイッチルビーレーザーを受けるにあたって知っておきたい注意点をご紹介します。 まず「肝斑」にはQスイッチルビーレーザーは使用できません。かえって色が濃くなる危険性があります。また、Qスイッチルビーレーザーの照射後は日焼けをしないように注意が必要です。これは、紫外線が刺激になってしまうためです。顔を洗ったり、入浴は全く問題ありませんが、強く皮膚をこすらないように注意が必要です。 また、できたかさぶたは無理に取らず、自然に剥がれるのを待ちましょう。1週間から10日もすれば剥がれ落ちます。

5.レーザー以外のシミを消す方法とは?

シミを消すには、クリニックでレーザー治療を受ける方法もありますが、値段の面などからためらっている方も多いはず。 レーザー以外でシミを消す方法はあるのでしょうか。

クリームを使ってシミを消す

シミ取りクリームを使ってシミを消す方法があります。シミ取りのクリームには、お肌のターンオーバーを促進することでメラニン色素を消すトレチノインが含まれています。また、メラニンを抑制するハイドロキノンも含まれています。皮膚科で実際に行われている治療でも使用される成分なので効果も期待できますが、刺激が強いという難点があります。 またシミ取りクリームは顔全体に塗ることで美白とシミ取りを行うタイプと、ピンポイントにシミに塗り込むタイプがあります。ピンポイントに塗り込むタイプのものの方が、含まれている成分の濃度も高くなっていることが多いです。

シミ取り化粧品でシミを消す

続いてご紹介する方法は、化粧品でシミを取る方法です。基本的にピーリング成分が含まれていることで、シミを取り除く方法が取り入れられます。ただし、あまりに成分が多いと逆に皮膚を傷つけるので注意が必要です。 シミ取りクリームにも含まれるハイドロキノンなどが含まれている化粧品を使用する方法のほうが肌には優しいです。これは皮膚をピーリングするのではなくシミを分解する方法でシミを消していくためです。 いずれにしても肌に合う合わないがあるので、事前のテストパッチは忘れずに行いましょう。

馬油でシミを消す

最後にご紹介するのは馬油を使用してシミを消す方法です。馬油は浸透力が高いので血液循環を促進し、お肌のターンオーバーを進めることができます。その結果、シミを消していく効果が見込めるのです。 馬油は私たち人間の皮脂と非常に成分が似ていることもあり、お肌への浸透率がよく、肌への負担はほとんどありません。また火傷や傷などの治癒にも効果を発揮します。ただし、完全にシミを消すのは難しいので、シミを薄くするというイメージで使用するのがおすすめです。

 

6.シミへの内服薬はある?

シミを消すためにレーザーなどの治療法も有効ですが、合わせて行われる治療として内服薬があります。内服薬がシミに与える働きについて、また内服薬に含まれる有効成分についてご紹介します。

シミを消す内服薬の働き

基本的にクリニックもしくは皮膚科などに、シミの相談に行くとまずはシミの種類を検査していきます。シミといっても種類も原因もひとつではありません。検査を行った後は、シミに合わせた治療方法が行なわれていきますが、それと同時に行われるのが内服薬による治療です。

内服薬はレーザー治療などに入る2~3カ月前から服薬することが多く、身体の内側から皮膚の状態を整えた後レーザー治療を行います。基本的に、内服薬は飲めばすぐに効果が現れるものではなく、3カ月程度飲み続ける必要があります。そして飲んでいるときも内側からのケアであるため、劇的な効果の実感というのは基本的にありません。ただし、飲むのを止めると違いに気付く人は多いようです。 レーザー治療の後も内服薬は再発防止の意味も含め飲み続けるのが基本です。

シミを消す内服薬の有効成分

●トランサミン

シミを作る原因となるメラノサイトの活性を抑え、メラニン色素を発生しにくくする働きがあります。安全性が高い有効成分です。もともとアレルギーや湿疹、出血を抑える薬ですが、1979年に肝斑の改善に効果があるという研究結果が報告され実用化されています。

●ビタミンC誘導体

抗酸化作用が非常に高いことから色素沈着によるシミを防ぐ働きがあります。体内では作られないため、内服する必要があります。

●ビタミンE

ビタミンCと一緒に取ることでシミを消すのに相乗効果を表す成分です。

●L-システイン

ビタミンCとの相乗効果がある成分で、メラニンを還元する力が高いことから美白につながりシミを消してくれます。また既にあるメラニンを無色化することもでき、肌のターンオーバーの促進にも努めます。

7.シミ消しに役立つ化粧品とは?

シミを消すために役立つ化粧品も多く発売されています。どのような観点で化粧品を選ぶ必要があるのか、またシミ消し化粧品を選ぶ際に確認しておきたい有効成分についてご紹介します。

シミ消しに役立つ化粧品とは

まずシミを消すのに役立つとされる化粧品を選ぶときに知っておきたいポイントをご紹介します。 シミを消すためにはメラニンを還元していく成分が必要となります。そこで注目しておきたいのが以下の2つの成分です。

●ビタミンC誘導体

メラニンを還元する作用と、メラニン自体が作られるのを抑制する効果を持った成分です。

●ハイドロキノン

メラニンが生成される際に必要とされる酵素であるチロシナーゼの活性を抑えるとともに、メラノサイトの活動を抑えることでメラニン自体の生成も抑制する成分です。この2つに加えて、シミを作らないために紫外線から肌を守るためのお肌のケアが非常に大切です。そのためには、お肌のバリア機能を守る、保湿をしっかりと考えた化粧品を選ぶようにしましょう。肌が乾燥すると、紫外線に対する抵抗力が落ち、シミができやすくなってしまいます。つまり、シミを消す前に肌の状態を健やかにしてくれる保湿力を重視して化粧品を選ぶことが大切です。

シミ消しに役立つ化粧品に含まれる有効成分

美白を謳っている化粧品を選ぶ際に、注目したい成分をご紹介します。

●ビタミンC誘導体

肌に浸透しやすく、体内に吸収されるとビタミンCに変化する水溶性の成分です。通常のビタミンCの約8倍もの浸透力があり、かつ効果が約12時間持続するのが特徴です。 肌深部においてメラニン色素の生成を抑え、色素沈着を防止します。同時に既にできているメラニンを還元しシミを消すのです。

●ハイドロキノン

天然成分であるハイドロキノンは、酸化を抑える作用を持っています。チロシナーゼの抑制効果およびメラノサイトの抑制効果の両方を持ち合わせ、非常に強い還元作用でシミを消していきます。また同時に肌のくすみや色むらも消すので、透明感のある肌に近づきます。

8.一年中できるシミ対策!

シミは気づかないうちにできてしまいます。最初は薄くて目立たなくても見逃してしまうといつの間にか濃いシミがいくつもできているということが多いのです。そこで、紫外線が多い春夏だけでなく一年中を通してシミ対策を行うことが必要です。 シミ対策として紫外線予防と身体の内側から行うシミ対策についてご紹介します。

紫外線を避けてシミ対策

シミはお肌が紫外線を浴びることでメラニン色素が生成され、色素沈着が起こってしまうためできます。そのため、シミ対策に欠かせないのが紫外線を避けることなのです。

紫外線のなかでも特にA波(UV-A)は肌の真皮に到達してしまい、コラーゲン繊維やエラスチンといった重要な栄養素にダメージを与えます。また、B波(UV-B)もくすみやシミを生み出す力を持っています。 UV-Aは曇りの日でも発生し、室内や車の中にいても紫外線は肌に入ってきます。そのため、日焼け止めクリームをしっかりと塗っておくことが大切です。 加えて、つばが広い帽子やショールなどで顔周りをしっかりカバーするのも有効です。また、目元は皮膚が薄いため、シミが非常にできやすい部位です。サングラスを着用することもシミ対策には重要です。

身体の内側からシミを防ぐ対策

太陽を浴びることで受ける紫外線を避ける対策はもちろん大切ですが、身体の内側からのケアも欠かせません。どんなに紫外線を防いでもまったく浴びないということは不可能です。そこで、体内に入ってきた紫外線の影響をいかに減らすかという点が重要になるのです。 シミはお肌が酸化することで起こるため、活性酸素を減らしてやることが大切です。そこでおすすめの栄養素をご紹介します。

●ビタミンA

抗酸化作用がある栄養素です。皮膚や粘膜にも働きかけてくれます。また免疫力を高める効果を持っているため酸化したお肌の回復にぴったりです。

●ビタミンC

メラニンの生成を抑えることで強い抗酸化作用を発揮するのがビタミンCです。非常に有効な成分ですが、すぐに尿として外に出てしまうのでこまめに摂取することが大切です。

●ビタミンE

ビタミンEも抗酸化作用が高く、血流促進も行うことからお肌のターンオーバーがスムーズになりシミの予防に非常に有効です。

9.シミ取りクリーム、どんなものがよい?

シミを消すためにシミ取りクリームが有効ですが、どのようなものを選ぶのがいいのでしょうか?シミ取りクリームを効果的に取り入れる方法についてもご紹介します。

メラニン色素を分解するシミ取りクリームが有効

シミ取りクリームには2つのタイプがあります。ひとつは、シミを予防する目的で使用するものであり、メラニン色素が作られないようにする効果を持ったものです。もうひとつは既にできているシミを消す目的で使用され、メラニン色素の色を分解し消してしまう効果を持ったものです。 この2つを区別して使用するようにしましょう。

シミを消す目的で使用する場合は、メラニン色素を分解することでシミを消す「ハイドロキノン」が含まれているものを選びましょう。この「ハイドロキノン」はお肌を白くさせ、メラニン色素を白くする働きを持っています。またシミやくすみなどにピンポイントでアプローチし消してくれます。 そのため、シミ取りクリームの成分として「ハイドロキノン」を含む製品は効果が期待できます。

シミ取りクリームの使い方

せっかく高い効果を持ったシミ取りクリームを使用していても、効果を発揮できる使い方ができていなければ十部に効果を発揮できないかもしれません。

シミ取りクリームを使う際に気を付けたいポイントとして、まずクリームを塗るタイミングが挙げられます。メラニンは肌の深部にあり、よりお肌に浸透させて有効成分を届ける必要があるので、毛穴が開きお肌の水分量が多いときに使用するのが有効といえます。 具体的には、お風呂の後や運動をした後など体温が上がっているときがおすすめです。このとき、当然ですがお肌は清潔にケアしてからクリームを塗るようにします。

次に有効成分を浸透させるために、ハンドプレスを5秒程度行うことです。ちょっとしたことですが、手の温かさを与えることでより成分を深部まで届けることができるのです。コットンなどでつけるよりも、ご自身の手でシミ取りクリームを優しく塗り込み、優しくハンドプレスしてなじませてあげましょう。 さらに染み込ませるために蒸しタオルなどでパックしてあげるのも有効です。

 

10.シミを消すハイドロキノンのメリットデメリット

シミを消すシミ取りクリームなどによく使用されるハイドロキノンは、副作用がなく安全だといわれます。使用する前にメリットとデメリットは見比べて知っておきましょう。

ハイドロキノンのメリット

まずハイドロキノンのメリットですが、一番は高い美白効果です。美白効果があるといわれる成分の中でもとくに高い効果が期待できます。化学物質であるかのように思っている方も多いのですが、イチゴや紅茶、麦芽などの食品に含まれている成分です。ハイドロキノンは、チロシナーゼの生成を抑制することで美白効果をもたらすだけではありません。チロシナーゼを作り出しているチロシン自体に直接働きかけることで、高い美白力を実現できるのです。

また、お肌の新陳代謝を促進する成分と一緒に使用するとシミに効果を発揮します。シミへの効果は表面にあるものだけでなく、深部にあるシミに対しても分解する効果を持っているのが最大のメリットです。 しわやニキビ跡などにも働きかけることができるというメリットもあります。いわばハイドロキノンは、シミを予防することはもちろん、できてしまった深部にあるシミにも対応ができるのです。

ハイドロキノンのデメリット

続いてハイドロキノンのデメリットについても知っておきましょう。ハイドロキノンのデメリットとしては使用後に紫外線にあたってしまうと、シミを悪化させてしまうという点です。そのため、日中はできるだけ使わない方がよいでしょう。使う場合は日焼け止めなどの紫外線を避けることが必須です。

また、人によっては肌に合わないこともあり、かゆみなどを引き起こすこともあります。使用前には必ずパッチテストを行いましょう。 さらに、熱や酸素、紫外線などに弱いという特性があるので、保管に注意が必要です。冷暗所で保管し早めに使い切ることが大切です。

効果が高いこともあり価格が高く、国内で販売されている化粧品には2%以下の含有量の製品しかないというデメリットもあります。海外の製品などは5%程度含まれているものがありますが、肌が部分的に白くなる白斑を引き起こすこともあるので注意が必要です。

11.シミ、そばかすに効果的なサプリとは?

シミやそばかすを消すために、レーザー治療やシミ消しクリームなども有効ですが、身体の内側からケアしていくことも大切です。 そこで、シミやそばかすに効果的なサプリメントを選ぶ際に参考にしたい美白成分や、サプリメントの選び方についてご紹介します。

シミ、そばかすに有効な美白成分とは

シミ、そばかすを消すためにサプリメントを取り入れるのも一つの手段です。シミは目には見えていなくても、長時間かけてだんだんと作られています。そのため、早い段階から美白成分を含むサプリメントを摂取していくことで、シミなどの芽を摘むことが可能となるのです。 また、サプリメントにはお肌を健康的に保ってくれる成分が含まれていることも多いので、シミ予防以外の目的でも効果が期待できるかもしれません。サプリメントを選ぶときは、効用が国から認可を受けている「医薬品」を選ぶのがおすすめです。

シミやそばかすなど効果を発揮する美白有効成分と実際にサプリメントとして販売されるときの成分表示名をご紹介します。

・L-システイン:システインもしくはL-システインと表示

・ビタミンC:アスコルビン酸やみかんなど柑橘系の果実類の名前の表示

・βカロテン:緑黄色野菜の抽出エキスや粉末という表示

・エラグ酸:ラズベリーエキス、ザクロエキスといった表示

・ビタミンE:ゼラチン、大豆、なたねという名前で表示

上記の成分が1つだけでなく、複数含まれているものを選ぶとより効果が期待できます。

シミ、そばかすに有効なサプリの選び方

続いて、シミ・そばかすを消すサプリを選ぶときのポイントをご紹介します。

天然成分が配合されているもの

身体のへ吸収率の高さと安全面から考えるとやはり果実などから抽出されている天然成分を選ぶのがおすすめです。ただし、美白成分として有名なL-システインは天然成分としてはほとんどないので、合成成分として摂取することになります。 

価格も考慮する

サプリの価格があまりに安いものなどは、安全面でも成分の含有率でも不安がありますが、高ければいいというものでもありません。

基本的に3か月は服用し続けるものなので、続けられる価格帯のものから選ぶようにしましょう。 また海外のサプリメントは日本人には効果が強すぎる場合もあるため、注意が必要です。

 

12.皮膚科でできるシミ取りとは?

シミ取りというと、美容系の医療というイメージがありますが、皮膚科でもシミを取ることができます。レーザー以外の皮膚科のシミ取りの方法について、また保険適応の有無についてご紹介します。

外用薬でのシミ取り

まず、お肌に直接塗る外用薬を使ったシミ取りについてです。主に2つの軟膏が処方されます。 ひとつは「ハイドロキノン軟膏」です。漂白作用が強い成分が5~10%と高い濃度で含まれているのでメラニン色素を作る細胞そのものを減らすことで、メラニンの生成を抑えます。比較的に皮膚の浅い部位にあるシミに効果的です。美白の効果はアルブチンなどの100倍ともいわれる強さです。またそれゆえに、かぶれなど副作用が出ることもあるので医師の処方の元に使用しましょう。

次に「トレチノイン軟膏」です。これは皮膚の新陳代謝を促すことでメラニンを外に出してシミを消す働きがあります。角質のピーリング効果を用いてコラーゲンを増やし、皮脂分泌を抑える効果もあります。

内服薬でのシミ取り

内服薬を用いたシミ取りでは、主に4つの成分が含有されている内服薬が処方されます。

①ビタミンC誘導体:メラニンに働きかけることで抗酸化作用を発揮し、色素沈着を防ぎます。

②ビタミンE:若さを保ってくれる効果が期待でき、ビタミンCと同時に取ると相乗効果を発揮します。

③トランサミン:メラニンが作り出される原因となるメラノサイト活性化因子をブロックすることでメラニンが発生しにくく働きます。

④L-システイン:美白効果があり、メラニンの色を白くさせる働きがあります。

これらの成分がいくつか調合されて内服薬として処方されます。

皮膚科のシミ取りの保険適用は?

皮膚科のシミ取りも基本的に保険は適用できないと考えておいた方がいいでしょう。これは医療目的ではなく美容が目的だと捉えられるからです。火傷などが原因でできたシミは保険適用になりますが、それ以外はほぼ適用されず自費診療となります。 あらかじめ治療を受ける前に確認をしておくと、スムーズです。