ああ、今よりもっとスタイルよくなりたいな・・・とは皆さん共通の悩みではないでしょうか。夏が終わって涼しくなると、汗はかかなくなるけれど、美味しそうな食材が増えて食欲が増すためにとても太りやすくなってしまうのが現状です。
そういえば、食事制限以外で気軽に試せそうな「温泉ダイエット」ってどうなんでしょうか?今回は温泉について探っていきたいと思います。
温泉がもたらすダイエットの効果とは?
そもそもダイエットの効果はあるんでしょうか?
42度の湯に20分…約220kcalの燃焼(ウォーキングの1時間くらいと同じ)
40度の湯に20分…約120kcalの燃焼(ウォーキングの40分くらいと同じ)
とされており、日本温泉気候物理医学会(温泉治療の医学学会)はダイエットとして十分効果があると発表しています。温泉にはいることで得られる効果は3つ。
1、発汗作用
温熱効果とは、体が温まることで血管が広がって血液の循環がよくなる現象です。つまり新陳代謝が高まっている状態。熱い湯に入ると汗が出てきますが、汗は体が体温調節をする際に汗腺通って排出される余分な水分と老廃物です。どんどん排出してデトックス効果を得られます。これはサウナでも同様です。
2、全身マッサージ
温泉に入っている状態は通常の体の状態と違い、全身に対して水の圧力がかかっています。圧力がかかると、ゆるやかに血液が循環し内臓にも適度な刺激が送られるのです。
つまり、ただ温泉に入っているだけなのに全身マッサージを受けているのと一緒の効果を得られると捉えてよいでしょう。
3、リラックス効果
温泉に入るとリラックスできますよね。わたしたちは普段は地球の重力に引っ張られて生活していますが、水にはいると体が浮きます。
そうすると重さに耐えていた筋肉が弛緩してだいぶ楽になるのです。脳が気持ちいいと感じれば、相乗効果で浸かっていられる時間も自然と長くなるでしょう。
温泉にどんな種類があるかみてみましょう
温泉に入ることで3つの効果を得られることがわかりました。次は温泉の種類をみてみましょう。よく温泉宿に行くと看板に温泉の種類と一緒に「xxxに効く」と書いてありますね。
温泉の種類によって得られる効果もいろいろあるのでみていきましょう。ただ、種類がとてもおおく枝のように細分化されているので、ここでは大きな3つのくくりでご紹介します。
1、単純温泉
含有成分の量が少なめのやさしい湯をさします。高齢者やお子さまが安心して入れます。
関節痛や筋肉痛や冷え性などの一般適応症のほぼ全てに対して効能が高いと言われています。また、アルカリ性の単純泉は美肌によく効くのだそうですよ。
2、塩類泉
塩素イオンをもつ塩類を多く含む温泉です。一般適応症はもちろん、塩素には殺菌効果があり主に切り傷や火傷、慢性皮膚病に効果があります。
また、湯冷めがしにくい湯として有名です。
3、特殊成分を含む療養泉
温泉のうち特に治療の目的に供しうるものとされます。温度が摂氏25度以上であり、銅イオンやアルミニウムイオンなど、いずれか一つを一定濃度以上含んだものでその効果も多岐にわたります。
一般適応症に加え、高血圧や動脈硬化に効く湯もあります。
以上になります。もし「うちみに効く」「糖尿病に効く」など具体的な効果を求める場合は、この機会に検索してみてくださいね。
温泉ダイエットの正しい入り方は?
とても効果がある気がしてきましたね。ただ温泉にはいるだけか~と集約してしまう前に、どのような温泉の入り方があるのか知っておきましょう。実は、ここが一番のポイントなのです。ダイエット効果を期待する入り方もいくつかあるのでご紹介します。
1、反復入浴法
この方法は温泉に2分~10分ほど浸かったら、いったんあがって小休憩。そのあとにもう一度湯に入ってまた休憩する、という等間隔で温まる、冷ますを繰り返して代謝を高める方法です。
ゆるやかに緩急をつけて体にデトックスのリズムを覚えてもらいます。
2、温冷交互浴
この方法は反復入浴法の変化が強い版です。温泉に2分~10分ほど浸かったら、水風呂に1分入って温泉にはいるを繰り返します。
温度差で血管が開き老廃物が排出されやすくなります。ただこの方法はなかなか刺激が強い為、高血圧や心臓病を患っている方はやめてください。
3、半身浴
お腹より下だけ湯に浸かる方法です。蒸すようなイメージで徐々に体の内側から汗が出ていくのを待ちます。心臓は湯に浸からないため長時間入っていても負担がありません。
結局どれがいいの?という話になりますが、ここはご自身の持病や体調に合わせて選んでください。
温泉ダイエット成功例をみてみよう
実際に、温泉ダイエットに成功した人の例を見てみましょう。
・一カ月で2キロ痩せた男性は温泉の成分をしっかり確認した上で温冷交互浴を行いました。また、さらに効果を得たいという思いから、サウナの時間もローテーションに入れていたそうです。
・食べすぎにより血行がドロドロになっていた女性は、半身浴でゆっくりと温泉につかり、週2、3回の温泉通いで1.5キロ痩せたそうです。
・5日で1キロ痩せた方は元はストレスで太っていたのだそう。単純温泉に浸かることで自然とストレスが抜けていき、肩が軽く姿勢も良くなりました。体も細くなり、精神的な回復も得られたそうです。
この成功例からみると、温泉ダイエットの秘訣は「自分の理想の効果が出そうな温泉か水質をチャックしていること」「1回きりでなく続けること」にありそうですね。
おおきな効果を得たいなら、単純温泉ではなく含有成分の量が多い湯にしてみるのありでしょう。自分の体の不調は自分しか分からないので、そこに効く湯を選ぶことが、結果的に体全体にいい効果をもたらすのです。
また1回きりの入浴では、ただその時の体の水分が抜けるだけですから、新陳代謝を上げるために続ける必要がありそうですね。
温泉ダイエットで失敗した例をしらべてみよう。
では、今度は温泉ダイエットで効果を得られなかった人の例を見てみましょう。
・温冷交互浴ダイエットを試したけれど、自分には敷居が高かったようで冷水に足を入れられませんでした。諦めて普通に10分くらい温泉に浸かったあと出てきました。まったく痩せませんでした。
・温泉に着いてすぐ湯に浸かり、寝る前にもう一度温泉にはいりました。温まって冷却してを繰り返すと痩せると聞いていましたが、まったく変わりませんでした。
・1日完璧な反復入浴法をして疲れてしまった。せっかく温泉に行ったのに。
失敗の傾向は、やはり「続けられていないこと」でしょうか。「時間を置き完全に湯冷めしてしまったこと」は興味深いですね。一度湯から出て何時間もたっているから、そこで代謝促進のループは切れてしまっているでしょう。
反復入浴法や温冷交互浴を試すなら、短時間で行いましょう。そして、3人目の方のように「体調に気づかず無理をしたこと」は注意が必要です。
無理してダイエット方法を試そうとして疲れてしまうのであれば、いったん中止して普通に入浴してリラックス効果を得てください。
温泉ダイエットでより効果的に痩せるには?
温泉ダイエットでさらに効果を得たいならおすすめがあります。とてもカンタン。入浴中にすこしマッサージを加えてみてください。足のふくらはぎやふとももを指で指圧しましょう。または、肉をつまんで弾くような動作をしてみてください。
これはテレビ番組でも放送していた内容で、肉に圧力をかけてピンと弾くことで筋肉の細胞や血管がほどよくシェイプされるのだそうです。普段使わない筋肉もそうやって弾いて刺激をあたえてみれば、痩せやすいかもしれません。
また、じっくり汗を流したいならサウナもおすすめ。流した汗を自分で目視できるので、体が活性化している実感がわきますよ。サウナはもともと温冷交互浴と同じ考えで、温まったら冷水で冷ましてを繰り返します。
汗を流してサウナの部屋から出たときは涼しくて気持ちいいですよね。その気持ちいい!の感覚を忘れなければダイエットを続けられそうな気がしませんか?それから温泉に入る時間で一番望ましいと言われているのが、食事のあと1時間後くらい。
ちょうど消化器官が活動している時間です。これにあわせてみると相乗効果で脂肪が燃えやすいようです。逆に、食事の直前に温泉に入るのはあまりおすすめではありません。
汗で余分な水分や老廃物を出しきったあと食事をすると、急激に血糖値もあがってしまいます。体が驚いてしまうので、なるべくゆるやかサイクルで代謝を刺激するダイエットには向いていません。
温泉を上がったあとの行動に気を付けよう
温泉を上がったあとは失った分の水分をしっかりと取ることが重要です。温泉ダイエットは、流した汗(水分)のわずかな重さの変化に意味はなく、体に新陳代謝の活性化の近道を覚えさせることが本筋です。
ですので、さっきあんなに汗かいたのに水を飲んだら体重が戻ってしまう、なんて考えはまったく不要です。体内の水分が不足すると血の巡りも悪くなりますから、悪循環をさけるためにも水が必要です。
できれば就寝前にも1杯の水を飲んでください。寝ている間も人間はコップ1杯の汗をかくので、あらかじめ水分を取っておき血液の流れを阻害しないようにしておきましょう。
また、入浴後は軽い運動をしたあとと同じ状態なので、30分~60分のあいだはゆったりとくつろいで体を休めてください。入浴後しばらくは汗が出るので、しっかりとタオルで拭きとって湯冷めをしないようにしましょう。
運動施設のある温泉ならぜひ利用してください。汗をかいたらもう一度温泉にはいるのもいいでしょう。途中の休憩も忘れないでくださいね。
お湯だけでなく景色も絶大な効果
自宅で入浴するよりも効果が高いと注目される温泉ダイエット。自宅から温泉に出向くことにも意味があります。
近場なら徒歩や自転車で向かえばその分カロリーも消費できます。気持ちよくなる温泉までの道のりを「行きたくない」と思う人はあんまりいませんので、スイスイ鼻歌を歌いながらいけると思いませんか♪
そしてなんといっても、「日常から離れた場所でリラックスすること」が大切なポイントなのです。露天風呂をイメージしてもらえば最高です。
自宅では味わえない温泉の深い香り、落ち着いた緑の風景、爽やかな風が吹いて肌にあたる感覚、いくらでも体を伸ばせる広~い浴槽。
それは転地効果(心理効果)とよばれるもので、自律神経に関与し精神疲労の回復につながります。五感を癒し、解放感にどっぷり浸かりましょう。それらは脳がちょっと贅沢だな・・・気持ちいい・・・を認識してアルファー波を出している状態です。
病は気からといいますが、体の健康には心の健康が不可欠なのです。温泉旅行を計画するにはすこしお金がかかってしまうけれど、銭湯や施設を利用すればワンコインで入れるところもたくさんありますよ。
ぜひご自宅のまわりで検索してみてくださいね。
温泉ダイエットの注意点をチェック
水分補給しながらたびたび休憩してください。それから、よく温泉で頭にタオルをのっけておちょこ片手にアルコールを飲む画をみますが、アルコールは基本的に温泉をあがったあとにしましょう。
最低でも1時間は空けるのが理想です。入浴前に摂取するのは特にやめておきましょう。急激な変化で心臓に負担がかかる心配があるそうです。血液の循環が良くなって、アルコールは全身にまわってしまいます。
アルコールは一時的に血圧を低くするそうですが、入浴も血圧を下がるため危険な状態に。ほかのお客さんにも迷惑がかかる可能性もあるのでマナーとしてひかえておきましょう。
アルコールを飲んでからはいるなら2時間空けてからにしてください。またなんとなくイメージで二日酔い中もまずいよね?と思いませんか。
その通りで、入浴中はアルコールを分解する肝臓に血液がいかず、体中に血液がめぐっているので一見汗をかいてアルコールを飛ばしているようにみえて分解されずに体に残ってしまうのです。
ということで、アルコールを摂取するなら入浴の2時間前まで、入浴後1時間以降にしましょう。またアルコールには強い利尿作用があります。温泉の発汗作用に相乗して水分が体から出ていくので、たくさんの水分をとってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?聞いたことがあっても効果があるのかいまいち分からなかった「温泉ダイエット」。正しく入浴すればリラックス効果も得ながら十分にダイエットの効果を発揮できるようです。
食事制限ダイエットが長続きしない、もっと楽に痩せたい!という方はぜひ温泉ダイエットに挑戦してみてはいかがでしょうか♪