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タイトル:特許公報(B2)_角栓除去方法
出願番号:1992025354
年次:2004
IPC分類:7,A61K7/48,A61K7/00


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植村 智浩棚橋 昌則 JP 3578776 特許公報(B2) 20040723 1992025354 19920212 角栓除去方法 花王株式会社 000000918 特許業務法人アルガ特許事務所 110000084 植村 智浩 棚橋 昌則 20041020 7 A61K7/48 A61K7/00 JP A61K7/48 A61K7/00 J A61K7/00 U A61K7/00 W 7 A61K 7/48 特開昭58−180408(JP,A) 2 1993221843 19930831 8 19990114 2002003367 20020227 竹林 則幸 谷口 博 渕野 留香 【0001】【産業上の利用分野】本発明は、毛孔に形成された角栓を良好に除去することのできる角栓除去方法に関する。【0002】【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近の女性の肌の悩みで、上位を占めるものの一つとして毛孔の目立ちが挙げられる。この原因としては、毛孔に形成される角栓に起因するところが大きい。角栓は皮脂と共に汚れを含んで角化して毛孔につまったものであり、これを放置することは、毛孔の目立ちのみならず、肌の種々のトラブルをひき起こす。従って、角栓を除去することが、美容上及び肌の健康上好ましい。【0003】しかしながら、通常用いられる洗顔料、メイク落しでは、角栓を充分除去することができない。一方、ピールオフタイプのパック剤は、皮膚に塗付し、乾燥後、皮膚から剥離するものであるが、これに用いる皮膜形成剤としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が用いられている。しかしながら、これら非イオン性のポリマーを主成分としたものも、取れにくい毛孔の汚れの除去には充分でなく、特に角栓の除去に関しては、ほとんど効果を示さないものであった。【0004】従って、角栓を効果的に除去することができる角栓除去剤が望まれていた。【0005】【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を行った結果、塩生成基を有する高分子化合物及び油剤を配合した角栓除去剤が、皮膚を痛めることなく効果的に角栓及び汚れを除去することができることを見出し、本発明を完成した。【0006】すなわち、本発明は、(a)カルボキシル基、スルホン酸残基、アミノ基及びアンモニウム基から選ばれる塩生成基を有するモノマーを重合して得られる前記塩生成基を有する高分子化合物、(b)後記一般式(1)で表わされるグリセリン誘導体からなる油剤、並びに(c)水を含有する組成物を塗布したパップ剤を皮膚に貼付し、乾燥後、皮膚から剥離することを特徴とする角栓除去方法を提供するものである。【0007】本発明で用いられる高分子化合物の塩生成基のカルボキシル基、スルホン酸残基、アミノ基、アンモニウム基は一つの化合物に2種以上含まれていてもよい。【0008】また、これらの高分子化合物は水溶性であることが美観上好ましいが、均一に分散するものであれば、水不溶性であってもよい。【0009】かかる高分子化合物の具体例としては、下記のモノマーの1種又は2種以上を重合させたもの又はこれらのモノマーと(メタ)アクリル酸エステル、スチレン等のビニル系モノマーといった他の一般のモノマーとの共重合体、更にこれらの重合体の混合物が挙げられる。【0010】アニオン性:アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MA)、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸モノマー又はそれらの無水物又はそれらの塩;スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(AMPS)等の不飽和スルホン酸モノマー又はこれらの塩;ビニルホスホン酸、アシッド・ホスホキシエチル(メタ)アクリレート等の不飽和リン酸モノマー。【0011】カチオン性:ジメチルアミノエチルアクリレート(DMAEA )、ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEMA)、アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロライド(DMAPAAm )オキシエチルトリメチルメタクリレート等のジアルキルアミノ基を有する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリルアミド類;ジメチルアミノスチレン(DMASt )、ジメチルアミノメチルスチレン(DMAMSt)等のジアルキルアミノ基を有するスチレン類;4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン等のビニルピリジン類;又はこれらをハロゲン化アルキル、ハロゲン化ベンジル、アルキル若しくはアリールスルホン酸又は硫酸ジアルキル等の公知の四級化剤を用いて四級化したもの。【0012】両イオン性:N−(3−スルホプロピル)−N−アクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−カルボキシメチル)−N−メタクロイルアミドプロピル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−(3−スルホプロピル)−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン、N−カルボキシメチル−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチルアンモニウムベタイン。【0013】なお、これらの高分子化合物の塩生成基がイオン化されていない場合は、既存の酸、例えば塩酸、硫酸等の無機塩;酢酸、プロピオン酸、乳酸、コハク酸、グリコール酸等の有機酸、又は塩基、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン等の三級アミン類;アンモニア、水酸化ナトリウム等により中和等し、イオン化することが好ましい。【0014】また、これらの高分子化合物の分子量は、1万〜300万の範囲のものが好ましく、特に10万〜100万のものが好ましい。分子量が1万未満であると、造膜したフィルムの強度が不充分で、皮膚に対する緊張感が弱く、剥離時に破れ易くなり、一方300万を超えるものの製造は難しい。【0015】本発明の角栓除去剤に用いる上記高分子化合物の配合量は0.01〜70重量%、特に5〜40重量%とすることが好ましい。【0016】上記の高分子化合物は、溶剤に溶解せしめて使用されるが、この溶剤としては、該高分子化合物を安定に溶解でき、更に皮膚に安全なものであれば特に限定されず、例えば水、エタノール、イソプロピルアルコール(IPA)等が挙げられる。この溶剤の配合量は、高分子化合物、任意成分、剤型により適宜決定すればよいが、一般的には30〜99.49 重量%、特に60〜95重量%が好ましい。【0017】本発明で用いられる油剤は、一般式(1)【0018】【化1】【0019】(式中、Z1 及びZ2 の一方はR2−Y−を、他方は水酸基又はR3−Y−を示す。R1 、R2 及びR3 は合計炭素数が13〜40の炭化水素基を示し、その炭化水素基はシリコーン残基で置換していてもよい。X及びYは酸素原子又は基−COO−を示す)で表わされるグリセリン誘導体及び通常化粧料に用いられる油剤を用いることができる。かかる油剤としては、特に制限されないが、例えばアボガド油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ホホバ油等の植物油;牛脂、豚脂、卵黄脂等の動物油;オレイン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸;ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール等のアルコール類;2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸グリセロール、ジ−パラメトキシケイヒ酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等のエステル類;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素等が挙げられる。【0020】これらの油剤のうち、前記一般式(1)で表わされる20℃で液体のグリセリン誘導体が好ましく、特に、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセロール、1−イソステアロイル−3−ミリストイルグリセロール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド、1−ヘキシル−3−ウンデカメチルヘキサシロキシプロピニルグリセロールが好ましい。【0021】本発明の角栓除去剤に用いる上記油剤の配合量は、0.5 〜30重量%、特に1〜15重量%とすることが好ましい。【0022】本発明の角栓除去剤には上記成分のほか、通常の化粧料に用いられる成分、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、それ以上のポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、それ以上のポリプロピレングリコール類、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール等のブチレングリコール類、グリセリン、ジグリセリン、それ以上のポリグリセリン類、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、マルチトール等の糖アルコール類、グリセリン類のエチレンオキシド(以下、EOと略記)、プロピレンオキシド(以下、POと略記)付加物、糖アルコール類のEO、PO付加物、ガラクトース、グルコース、フルクトース等の単糖類とそのEO、PO付加物、マルトース、ラクトース等の多糖類とそのEO、PO付加物などの多価アルコール; POEアルキルエーテル、 POE分岐アルキルエーテル、 POEソルビタンエステル、 POEグリセリン脂肪酸エステル、 POE硬化ヒマシ油、ソルビタンエステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤;ビタミン類、消炎剤、殺菌剤、賦活剤、紫外線吸収剤などの薬剤;モンモリナイト、サポナイト、ヘクライト、ビーガム、クニビア、スメクトンなどの水膨潤性粘土鉱物;カラギーナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、プルラン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の多糖類、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン等の合成高分子などの他の高分子;酸化チタン、カオリン、マイカ、セリサイト、亜鉛華、タルク、シリカ、硫酸バリウム、アルミナ等の体質顔料、ポリメチルメタクリル酸、ナイロンパウダー等の高分子粉体などの顔料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。【0023】本発明の角栓除去剤の剤型は、綿布、スフ布、テトロン、ナイロン等の織布又はプラスチックシート等に塗り、パップ剤とする。【0024】また、本発明の角栓除去剤を用いて角栓を除去するには、通常のパップ剤の使用方法と同様にすればよい。【0025】【発明の効果】本発明の角栓除去剤は、乾燥後、皮膚を痛めることなく、かつ痛みを感じることなく剥離することができ、しかも角栓を効果的に除去することができるため、毛孔の目立ちを押さえ、毛孔内を清潔に保つことができる。【0026】【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。【0027】実施例1表1に示す組成の角栓除去剤を常法により製造した。得られた角栓除去剤を、洗顔後のパネラー20人に0.1ml/cm2 で塗布し、25℃、湿度50%で30分間放置した後、剥離した。剥離時の皮膚の痛みについて、下記の基準で評価した。結果を表1に示す。なお、いずれも角栓除去については有効に行うことができた。(評価)○:痛みを感じない△:やや痛みを感じる×:かなり痛みを感じる【0028】【表1】【0029】実施例2表2に示す組成の角栓除去剤を常法により製造した。得られた角栓除去剤は、いずれも剥離時の痛みがなく、かつ角栓を有効に除去することができる。【0030】【表2】 (a)カルボキシル基、スルホン酸残基、アミノ基及びアンモニウム基から選ばれる塩生成基を有するモノマーを重合して得られる前記塩生成基を有する高分子化合物、(b)一般式(1)(式中、Z1及びZ2の一方はR2−Y−を、他方は水酸基又はR3−Y−を示す。R1、R2及びR3は合計炭素数が13〜40の炭化水素基を示し、その炭化水素基はシリコーン残基で置換していてもよい。X及びYは酸素原子又は基−COO−を示す)で表わされるグリセリン誘導体からなる油剤、並びに(c)水を含有する組成物を塗布したパップ剤を皮膚に貼付し、乾燥後、皮膚から剥離することを特徴とする角栓除去方法。 (a)成分を0.01〜70重量%、(b)成分を0.5〜30重量%含有することを特徴とする請求項1記載の角栓除去方法。