807PP⑮ 完成しました
今日の夕方、配線を全部終えました。もう一度回路図を見ながら、配線ミスがないかチェックしました。
よさそうなので、SP端子にダミー抵抗をつないで、整流管と出力管807だけを挿入しました。ACコンセントをスライダックに挿し込み、SW-ON。
70V程度を電源トランスの一次側に印加。あらかじめテスターで807のプレートとカソードに接続しておきました。徐々に電圧が上がります。
異常がなかったので、今度はスライダックを右へ回して、正規の100Vに。
プレート電圧320V,スクリーングリッド電圧310V、カソード電圧20V。
ちょうど狙い通りの電圧です。このときの実行プレート電圧はカソード電圧が基準ですから、320Vー20V=300V、スクリーングリッド電圧は290V。
アイドリング電流はカソード抵抗が300Ωなので、20V÷300Ω=66mA。
目論見どおりのA1級PP回路になっていました。ひと安心。
シャーシ内の全景。今回やや広いシャーシを使いました。ソケットもMT型はなく、配線が楽でした。
真空管まわりのアップ。
カソードバイアス回路まわりです。ドイツ製のバイアスコンデンサ。
前面上部から。色使いやデザインといいやや古めかしい外観です。余分に明いた穴は807で見えません。
前面低い位置から。5R4GYがえらそうにしてます。
重さは20Kg近くありそうです。
さそっそく、鳴らしてみました。まだ寝ぼけた音で、モヤついています。
一時間経過してだんだん晴れてきました。ああ807の音。今回OPTがタムラなのもあり、エッジがややとれた、柔らかくてきれいな音です。
シンプルでハッタリのないそのままの音。渓谷に流れるきれいな川の水をすくって飲んだ時のような透明感とミネラル感といえばいいでしょうか。
整流管の起用が功を奏して、弦楽器、とくにギターがよく伸びます。
ホイットニー・ヒューストンの 「saving all my love for you」はイントロのキーボードを聴くだけでぐっとこみあげてくるものがあります。
これといって高価なパーツは使っていません。自分で納得して使っているものばかり。
例えば抵抗は1本30円の金被抵抗。強い個性はありません。逆にとても素直で色づけのなさが好きなのです。カップリングコンデンサは松下の箔フィルムタイプのもの。安価ですが迫力があって情報量もあります。
一番高かったのは中古品をオークションで入手したラックスの電源トランスです。結構古くて傷も多かったのですが、一気にハンマートーンに模様替えしてみました。
RCAの807は中古です。結構使われていたものです。いつ入手したかも忘れましたがまだまだ働いてくれそうです。
RCAの807も電極構造から分類すると、何種類か存在します。
一番古いタイプは、下側の電極支持用マイカが丸くて、その下に着いている、ヒーターをぐるりととりまく金属板、これ放熱用でしょうか、シールド用でしょうか。このタイプが一番手を抜かずに作ってあります。
以降は新しくなるたびに設計変更され、ヒーターまわりの金属板がなくなり、さらには下側マイカの支持板も細い長方形になって、最後期のものは情けない構造になっています。
さて、明日以降さらに聴きこんで、測定します。測定後はお話しましたとおり、オークションに出品します。慈善事業と心得ています。
今回も火傷0、感電0でした。
コメント
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やっぐんさん コメントありがとうございます。腰は大事にしながら治してください。
私も腰痛もちです。前かがみの姿勢はとてもつらいです。アンプ作りも騙し騙しやっています。
あさてー、抵抗とコンデンサーは仲良しです。回路上すぐそばに寄り添っていますし。それぞれ離すと、シャーシ内には逃げ場がなくなってしまいます。
よって、くっつける訳ですが、なるべく抵抗から出る熱を低くするように、容量の大きな抵抗を使うなど、工夫してます。
パーツが込み入ってしまうとのことですが、配線前に実態図を手書きで作成してみるといいかもしれません。なるべく実際の大きさに合わせて描いてみると、大きなコンデンサーや抵抗の配置を考えながら進められますよ。鉛筆なので何度も書き換えOKです。配線しながら変更していると、半田付けの処理が大変になりますから。
可能なら一度写真を送ってください。アドバイスできるかもしれません。
配線が綺麗ですね。
私も今平成の大改修をしてます、、、ちゅ~か
予定してますちゅうか突然の崖ではなくて怪我で
当分重い物持てやしません。(TT)
やはり部品がめっちゃ多くて空中、、3D配線してましたが次は4K配線ではなくて、、。
あ~さて、コンデンサの近くに抵抗と言うのは
抵抗があります、、、、。
99.9点だと思ったら、、U~~N (~~
他人のだから良いか~。
花○あげます。
ラーメン卿様
2A3アンプの完成おめでとうございます。
直流点火されてるのでしょうか、雑音がないというのは素晴らしいですね。
また詳しい試聴レポートをお聞かせください。
今年はご縁があり、本当にお世話になりました。よいお年をお迎えください。
トニー
トニーさん 夜分に今晩は。807PPは快調に冴えざえと鳴っています。さて、今ほど前に少しお話ししました2A3シングルアンプが完成しました。1-V-2短波受信機のシャーシ流用のもので、不格好ですが単なる自己満足のものです。
トニーさんのアドバイスに実体配線図を書いてとのことでしたが、既に自己流で作業を進めてました。何年経っても驚くほど進歩がない配線で我ながら呆れてしまいます。取り敢えず残留ハムは殆ど聞こえないので、新品のソブテック2A3のエージングに期待したいところです。それにしても、2つのバーニアダイヤルと2つの丸型電流計を意味もなくパネルに設けた私はやはり変わり者と思います。
本年は思わぬ縁を戴きまして、本当にありがとうございました。どうか良いお年をお迎え下さい。
ラーメン卿様
試聴のレポートありがとうございます。無事に鳴ったようで安心いたしました。
いい音で鳴ったのは、このアンプだけのせいではなく、ラーメン卿様が普段から可愛がっておられる、他の機器たちの実力もあると思います。
いただいたレポートをブログに採用させてください。
今後ともよろしくお願いいたします。
トニーさん 今晩は。先ほど息子が助っ人に来てくれました。はやる心を押さえつつ、慎重に真空管を所定の箇所に差した後、スピーカー及びプリアンプに結線して一休みです。私は急ぐと必ず何処かでポカすることが、恥ずかしながら経験上分かってますので。スピーカーはアルテック、プリアンプはオンライフ管球式、アナログプレイヤーはマイクロのベルトドライブ、CDプレイヤーはヤマハです。また前回と同じくニニロッソのトランペットと、ソニロリンズのモリタート更に越路吹雪、ビートルズと節操の無いことです。いや夢中でした。出てくる音の抜けの良いこと、吹き上げる高音の澄みきっていること、ボリュムを少し上げただけで腹に伝わる低音の響き・・・自分には上手く表現できませんが、全く素晴らしいの一言です。807PP恐るべしです。私はそう思いませんが、807は駄管でオーディオになぞ使えないという風評が一部である由です。しかし善き設計者と製作者とを得れば、807は銘管になることが明らかかとおもわれます。プリアンプのボリュームは2クリックしただけで大変な大迫力ですから、昼間にもっと音量を上げて聞くのが楽しみです。この度は本当にありがとうございました。
ラーメン卿様
お手持ちの807は新品もおありでしょうか。背面のMT管ソケットでバイアス電圧20Vをご確認ください。
実は807の4本のうち、1本はちがう銘柄(ハイトロン?)がハカマに印刷されています。しかし作りは他の3本と同じものです。同じ工場で造られたものだと思います。どちらかがOEM供給したのだと思います。
本格試聴を楽しみにしています。
トニーさん こんにちは。プチレポートを差し上げます。昨日、矢も盾もたまらず玄関で開梱しました。丁寧な梱包にお人柄が偲ばれます。10本全ての球がRCA製で如何にも迫力ある音を出しそうです。本体は息子が来るまでお預けになりそうです。集めてきました807は、残念ながら殆どがペアーでは有りませんが、電流チエックの端子も設けてあられる由ですので楽しみたいと思います。また後日にレポートを差し上げます所存です。
ラーメン卿様
落札ありがとうございます。私の予想を超える金額で落札されたので、ご無理をなさったのではないかと、少し心配していたところです。
アンプは18Kあります。息子さんのご協力が待たれますね。
お手元に複数の807をお持ちとのこと。いろいろ挿し替えて、お楽しみください。
昨日から明日まで、名古屋近郊の稲沢市にいます。結構お近くまで出張しているので不思議な気がします。
落ち着かれましたら、レポートをお待ちしています。このたびはありがとうございました。
トニーさん 今晩は。オークションを落札させて戴いたお礼を申し上げます前に、先ほどもうお送り頂いたアンプが到着致しました。誠に有り難うございます。トニーさんのアンプの他の希望者の方々には、オークションとはいえ申し訳い気が致しております。
しかしトニーさん製作の807プッシュのアンプとあっては、絶対に欲しいという気が勝っておりました。重量が20キロ程あるとの由ですが、情けないことに二階へ持上げるのは無理と考え、実は未だ開梱しておりません。週明けに息子に来てもらい、セッテイングを手伝って貰おうと思っております。それで試聴のレポートは少し後になりますが、どうかご了解下さい。それまでは、玄関で御対面をしょうと思っています。早速の御手配を賜りまして、重ねて御礼申し上げます。急に冷え込んで参りましたので、風邪を召されませんように!
ラーメン卿さん、お褒めの言葉ありがとうございます。私も本当は雑な性格で、趣味以外のことはやっつけでやることが多いのです。ただ最近感じているのは、雑に急いで配線するよりも、ゆっくりでも丁寧に進めた方が早道だということです。失敗が減りますから。
2-V-1を解体、再組立てされているのですね。きれいに配線するコツは、事前に実態配線図を描いてみることです。鉛筆なら何度も描き替えOKです。
これでよしとなったら、実際のパーツをそのスペースにあてがってみて、位置を決めて、足をカットしてカラゲて半田付け。そのあとももう一度、接続や見栄え(向きや文字が上にきているか)を確認。この繰り返しです。
床屋さんが、お客さんの髪を切りながら、都度確認するのと同じですね。2-V-1の出来栄えを期待しています。
オークション最後の晩は、数字を打ち込んでポチッができる程度に、飲酒されてください。よろしくお願いいたします。
トニーさん 今晩は。立派に完成なされましたね。本当に見事な出来映えです。製作過程をアップされてるのが私にはとても参考になっています。今までは、部品同士が結線されていれば良しとしていたのですが、芋半田や電気的干渉に必ず遭遇していました。トニーさんは楽しみながらも確実に要所を押さえて製作を進行しておられるのが凄いところです。なお、無線機タイプのプリメインもいいかな、と述べておられたのには我が意を得た思いでした。私も昔作った2ーVー1短波受信機のシャーシに2A3シングルアンプを組み込んで鳴らしてました。ロフチンホワイトで結構良い音でしたが、如何せん配線がやっつけ仕事でした。そこへトニーさんの製作ライブが始まりましたので、私も発奮してこれを完全解体し、新たにマイナー修正しながら作っているところです。ところで今度の晩は、晩酌のメートルがうんと上がりそうです!
いつもありがとうございます。アンプを欲しいと言ってくださる方 の存在が、モチベーションです。
プリアンプは例の海軍メーターをならべた、プリメインアンプに変更しようかなとも考えています。見た目、灰色のパネルに取っ手を付け無線機風で。
まだ流動的です。
トニーさんこんばんは。
いやぁ、何度拝見してもお見事です。
配線の引き回しや半田のテクニックや…もう何から何まで私とは次元が違います。
まっ、当たり前ですが。
私の方は最近野暮用が多くアンプ作業が出来ませんが何とか年内にとは思っております。トニーさんのプリアンプも楽しみにしています。お疲れ様でした。