同じライター仲間でダイエットに挑戦中の友達がいます。
減量と、ぽっこりお腹解消・背中のぜい肉撃退のため、毎日10-15km走っているそう。
平行してプロテインを飲みながら筋トレを行い、ジョギング前にスーパーバームをイッキ飲み。
そんな彼女いわく、
「体がゼンゼン変わらないし、体重も減らないの~!!」
悩める彼女に、ダイエットするにあたって食事はどうしてるのかと訊いたところ、夕食時に炭水化物を摂らないようにしてるのと、間食を控えることをやっているそう。いわく、
「食べる量を減らしたり食事内容を変えたりだと、ストレスになって絶対続かないから、できるだけ運動でなんとかしたいの」
「ワタシ的には、『好きなものをお腹いっぱい食べても太らないカラダ』になるのが理想!」
とのこと。
食事内容は変えず運動メインのダイエット。
そして、
好きなものをお腹いっぱい食べても太らないカラダ。
確かに、実現できれば、ほんとにそうなれればまさに理想的ですよね。
ですが、その彼女の言葉に、なんとも拭いがたい「違和感」めいたものを感じずにいられませんでした。
●ある本に出会ったことで、その「違和感」の正体が判明しました。
そんなある時、なかなか面白い本を見つけました。
なにが面白いって、タイトルがすごい。
『ダイエットは運動1割、食事9割』」
著者は、加圧トレーニング・ピラティススタジオ「rinato」を経営し、現役のモデルや女優をクライアントにボディトレーニングの指導をするボディワーカー、森拓郎さん。
さらに森さんのブログをみると、
「本の中で書いてありますが、
(本のタイトルを)”1:9”にしているのはキャッチーな数字だからというのは
恥ずかしながらあるのですが…。
このひと言に、友人のひとことで感じていた「違和感」がパツーン!と消えました。そして、早速、その女友達に進言(笑)。
そうなんですよ。ダイエットって、「バランスの取れた食習慣」と「適度な運動習慣」はいずれも必須で、いわば車の両輪のようなもの。どちらか一方だけ集中的にやっていても、理想のカラダにはならないんです。
ましてや、『好きなものをお腹いっぱい食べても太らないカラダ』になるのが理想!などと言ってしまうあたり非常にマズイ。
「好きなものを好きなだけ食べたい」「いくら食べても太らない体に」「だからダイエットして痩せよう!」と望むその時点で、ダイエットは半ば失敗に向かっているようなもの です(※自己体験あり(涙))
●『好きなものをお腹いっぱい食べても太らないカラダになる!』をダイエットの目標に掲げると失敗する理由
「いくら食べても太らないカラダ」・・・これを目標としてダイエットしよう!と望むその気持ちは、ほんとにもー、痛いほどよく分かります!
そりゃ、好きなものなら好きなだけ、お腹いっぱい食べたいですし、その上で、「いくら食べてもデブにも病気にもならない、スレンダーで健康的で美しいボディ」のままでいたいですよ、そりゃーもう。
でも、『好きなものをお腹いっぱい食べても太らないカラダになる!』をダイエットの目標にすると、大概ダイエットは失敗します。
「好きなものをお腹いっぱい食べれば太る」という、至極当たり前の現実に、今更の如く打ちのめされ、挫折するからです。
さらにいえば、「加齢等の理由から代謝も筋力も低下する年代にも関わらず、好きなものをお腹いっぱい食べれば当然のごとく太るし、おまけになかなか痩せられない」という現実に打ちのめされます。
というのも、そもそもこれ、目標設定の時点で間違ってるんですよ。
それこそ、前述したボディトレーナー森拓郎さんの「ダイエットは運動1割、食事9割」という言葉こそがキーワードなんです。
●「ダイエット=減量、痩せること」ではない
「ダイエットは運動1割、食事9割。いや、むしろ、ダイエットは食事10割です」と提唱するボディトレーナー森拓郎さんいわく、
「著書の中でも説明していますが、
そもそもダイエットという言葉に皆さん勘違いがあるようです。
というのも、ダイエットの語源からです。
“ダイエット(Diet)の語源は、ギリシア語の「生活様式」「生き方」を意味するDiaitaという言葉からきているとされています。
本来「健康的な体型になるための食事療法または食事そのもの」を指す言葉なので、痩せ過ぎの人が食べる量を増やし、適正体重に戻すことも「ダイエット」といいます。”
「運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割」 より抜粋
現代では、ダイエット=減量という意味で使われていますが、これこそが極端な表現ということになります。」
さらに、森さん曰く、
「「ダイエット」と「ボディメイク」は分けて使うべきだと私は思っているのです。
ダイエットは食事療法そのものであり、現代でその目的の殆どが痩身だったとしても、◯◯kg痩せたとかのところをゴールにすることではないと思うのです。
食事療法としてとらえているダイエットの場合、まずその人の乱れた食生活を元に戻すことが大前提になるわけなのですが、あくまで目的がストレスなく理想的な食生活を送れるようになるところなのです。
それができれば、自然と体型もかわっていくわけですし、もちろんリバウンドもしません。
当たり前です。太る原因自体が食行動によるものなのですから。
リバウンドしない状態を作れたところがダイエット終了なんです。」
「しかし、ダイエットを◯◯kg痩せるところを目的としてしまった場合はどうでしょうか。
正しい食生活をして痩せたとします。
でも、◯◯kg痩せたところでダイエットが終了してしまうわけです。
しかも、理想の体型になるまで我慢をして正しい食生活をしていたのであればどうでしょうか?
その人は元の乱れた食生活に戻り、リバウンドしてしまうわけです。」
「*kg痩せるためにダイエット」と目標を掲げると、数値目標をクリアしたら、「やったー!ダイエット終了~!!」的に、それまで続けていた食事制限や運動すらも一切やめてしまう、っていうこと、ありませんか?
あくまでもダイエットの趣旨は「体重を落とすこと」だったり「痩せる」だったり。そして、そもそもダイエットを始めるに際しても、「痩せたらダイエットは終了!」という前提でいたり。
なんなら、「がんばって痩せたんだし、痩せたご褒美に、ダイエット中ずっとガマンしてたランチブッフェやケーキバイキングに行ってお腹いっぱい食べちゃおーっと♪」と決めていたり・・・
だけど、よくよく考えれば分かることですが、「痩せればなんだっていい」わけじゃないですよね。「体重が一時的に*kg減ればOK」じゃないですよね。
どうせなら、「理想的なカラダをキープ」したいし、「リバウンドしない状態」を作りたいですよね?
食欲の暴走、暴飲暴食、運動不足などを正し、バランスのとれた食習慣、適度な運動習慣をとりいれること。
さらに、前述の森さんの言葉を借りれば、「食欲をコントロールすること」。
「減量」「痩せる」はあくまでも副産物。乱れた生活習慣を整えたその結果、「体重が落ちる」「痩せる」が起こるわけですから。
「好きなものを好きなだけ食べたい」 これは正しい食習慣でしょうか?
違いますよね。バランスのとれた食習慣が身についおり、正しく食欲中枢が働いていれば、「自分の体にとって必要な栄養素やその適量」が分かっているはず。必要以上に「お腹減った!」「もっと食べたい!」にはならないですよね。
好きなものを好きなだけ食べたいという衝動があるということは、ある意味、「食欲が暴走し、コントロールできない状況下にある」ともいえます。
食欲をコントロールする意図のないまま、食事制限を始めたらどうなるでしょう?
ストレスたまりまくりですよね。「食べたい!1日も早くダイエットなんか終わらせて、食べたいものをガンガン食べたい!」になりますよね。
これで万一痩せることができようものなら、「ダイエット解禁!」となった暁には、まるでアフリカの荒野で数ヶ月ぶりにハイエナを見つけた腹ぺこライオンのように、ものッッすごい勢いでガッツキそうです。そして「リバウンド必至」ですね(汗)
それよりも、食欲をコントロールできて、食べたいもの・必要なものをバランスよく、そして罪悪感なく食べられるようになりたいですよね。
「食べたい!どーっしても食べたい!」
「ガマンするなんて耐えられない!」
「これを食べたら太るの? 何をどれだけ食べたらいいの?」
「ああ~食べちゃった・・・私ってサイテー!だからいつまでたってもデブなのよ!自己管理できないダメなヤツ!」
これらのイライラやモヤモヤ、不安感や不快感、嫌悪感や罪悪感から解放されて、こうした感情に振り回されなくなったら、最高にラクだと思いませんか?
森さんもこう語ります。
「明らかに、生活様式そのものを無理なく変化させることが必要だとわかるはずです。
『え?あれも食べちゃダメなの?耐えられない!』とか、
『食べることが不安で、何を食べたらいいかわからないし、食べてしまった時の罪悪感が拭えない!』
という悩みが、
『食べることもあるけど、前ほどむやみに欲しがらなくなった』とか
『自分に何が必要なのかが明確にわかり、食べること自体が楽しめるようになった』。
これだけで体型は変わるのです。」
●でも、「ダイエット」だけでは腹筋は割れないし、ヒップアップもしない。
ボディラインを変えたければ「トレーニング(運動)」も必要。
食習慣を正して食欲をコントールできるようになり、バランスの取れた食習慣が身についたとしても、それで理想のボディになれるかというと、そうではないですよね。
食習慣を正せば、代謝は上がり、余分な脂肪もとれるので、痩せます。
でも、だからといって、食習慣を正しただけで、
「バキバキに割れた腹筋」
「キュッひきあがったヒップ」
「引き締まったウエストライン」
「筋肉のラインがくっきり出た腕や脚、背中のライン」・・・
これらが確立するかというと、答えは「ノー」ですよね(笑)
ボディメイクをしようと思ったら、運動などのトレーニングが必要ですし、さらにいえば、「『ボディメイクするための食習慣』も必要になる」わけです。
これについて、森さんは、「現代のダイエットは、ボディメイクとごっちゃになっている」と語りました。
確かに、代謝を促進したり、脂肪を燃焼させたり、また食欲をコントロールするための食事(ダイエット)と、筋肉を肥大化させたり、引きしめたり、筋肉のラインを際立たせたりするための食事(ボディメイクのための食事)とでは、内容がまったく異なりますよね。
その上で、森さんは、「ボディメイクは、ダイエット(食習慣を変えること)を土台に行う方がいい」 と語ります。
「運動はあくまで痩せやすくする方法や、身体を作ることを目的として行うことであり、(食事制限ではなく)食事内容を無理なく改善していくことがダイエットであり、それは痩せるだけでなく、筋肉をつけて体重を増やす、健康になるということも含め、自分の食欲をコントロールすることがダイエットなのです。そこに運動は補助として存在してもよいことですが、メインにもってくることではありません。
なぜなら、『ダイエットは食事療法そのもの』のことをいうのだから。
痩せたことがダイエット成功ではありません。
無意識の食事で理想の状態が保てるようになっていることが、ダイエット成功だということです。」
いかがでしたか?
大人世代であればあるほど、確かに代謝も落ち、筋力も衰えていくものですよね。
とはいえ、過激な食事制限やハードすぎる筋トレなどで、いつリバウンドするとも知れない「瞬間最大風速的いまだけ理想のボディ」になれればそれで満足か、というとそうではないですよね・・・
どうせなら、太りにくく痩せやすく、かつ、健康的な体でいたいですよね。
また、食欲を上手にコントロールできて、好きなもの・必要なものを適度に楽しめる食習慣を身につけ、楽しく、人生を謳歌していたいですよね!
ダイエットをしてもなかなか痩せない、なかなか思うように結果が出ない・・・そんなときこそ、いま一度、ご自身の食習慣・生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか? 思わぬ「ダイエット成功へのカギ」が見つかるかもしれません!