香害になってない?大人の女性の正しい香水の選び方と付け方とは
Date:2017.03.15
特別な日にはとっておきの香水をつけていつもと違うオシャレを楽しみたいと思いますよね。
同性でも素敵な香りをまとっている女性はおしゃれだなと感じます。
でもうっかりすると「歩く香害」になってしまいますから、香水は選び方や付け方がとても大事です。
香水初心者の方でもうっかり周りの人に迷惑をかけないように、正しい香水の選び方や付け方をご紹介します。
香水についての基礎知識
日本は昔から香道といって香りを鑑賞する文化がありますし、日常生活の中で部屋の中や着物に香りを焚くということを楽しんできました。
「香水」という外国の文化が入ってきたのは江戸時代です。それが第二次大戦後に一般に普及していきます。
ですから、長い日本の歴史の中で香水が身近になったのはごく最近のことだといえますね。
改めて香水とはどのようなものなのか、基本的な知識からご紹介します。
日本人は元々香水が苦手
日本にも昔から香りを楽しむ文化はありますが、衣類に香りを移したり、匂い袋を着物の袖に忍ばせるなどして、間接的な楽しみ方をしてきました。
体臭をカバーするために発展してきた香水とは少し用途が違います。
それを考慮して香水の量を加減しないと「つけ過ぎ」と感じられてしまうのです。
香りの強さは香水の濃度の違い
1つの香水には何百種類もの香料が含まれています。香水の原料となるものをアルコールなどで溶かし、ものによっては蒸留水を加えます。
香水の香りの強さは賦香率による違いで、賦香率とは香料の濃度のことを指しています。
とはいえ、公的な基準はなく、メーカーが独自に決めているものなのでどの香水でも同じというわけではありません。
ですから以下の表は一つの目安として参考程度に見てください。
| 香水の種類 | 賦香率(濃度) | 持続時間 |
|---|---|---|
| パルファン | 15~30% | 5~12時間 |
| オーデパルファン | 10~15% | 5~12時間 |
| オードトワレ | 5~10% | 2~5時間 |
| オーデコロン | 1~5% | 1~2時間 |
香料の濃度によって持続時間が違うので、つける量もつけ直す頻度も変わってきますね。
フレグランスやボディミストと呼ばれるようなものは、広い意味での香水になりますが、ルームコロン的なものも含まれます。
時間の経過で変わる香りのノート
香水でもつけた時としばらく時間が経った時と、香りが変わると思いませんか?それは個々の香料の持続時間に違いがあるからです。
- トップノート:最初に香り、香水の第一印象を決める。軽めの香りが多い。持続時間は10分程度。
- ミドルノート:その香水の中心になる香り。2~3時間程度持続する
- ラストノート:最後までしっかり香るベースとなる香り。~12時間程度。
用途によって使い分けよう!香水のタイプ
香水には色々な形があります。つける場所や付け方によって適したものを選びましょう。
シュッと一吹き・スプレータイプ
香水としては一番多いタイプですね。スプレーで吹きかけるプッシュタイプで、香りだけでなく香水の瓶のデザインも素敵で、飾っておくのも楽しいものです。
ただ、思ったよりも量が出てしまうので、付け方には注意が必要です。
そのままつけるボトルタイプ
吹きかけるのではなくて、蓋を取って香水をそのままつけるタイプです。そのままボトルを傾け、「点」でつけるイメージです。
パルファンなど、濃度の高い香水に多いタイプです。
転がしてつけるロールオンタイプ
先端にボールがついていて、そのまま肌に転がして液体をつけるタイプです。持ち歩きにも便利で、つけ直すのも楽です。
保湿効果があることも・練り香水タイプ
シアバターの配合されたクリームなど、ちょっと固めのクリームに香りがついているもので、素材によっては保湿効果が期待できるものもあります。
アルコールなどが入っていないのと、つける量を加減しやすいというメリットもあります。
ほんのり香るのがいい!基本の香水の選び方
香水といっても本当に種類が多くて、どんなものがいいのか迷ってしまいますよね。ここでは、香水の選び方のポイントについてお話しします。
香りのタイプで選ぶ
香調ともいいますが、香水には甘い香り、スッキリした香り、さわやかな香りなど香りの系統があります。
どんな香りがお好きですか?
- フローラル系
- 花の甘い香り。女性らしさを演出したい時に。
- ムスク系
- 麝香鹿(じゃこうじか)の香囊(こうのう)から採れる香り。ただし、現在は麝香鹿の国際取引は禁止されていますので、合成香料が使われています。石鹸や柔軟剤などにもよく使われる香りです。
- グリーン系
- ハーブや木の葉、枝などの植物の香り。男性にも人気があります。
- シプレ系
- 柑橘系の香りにオークモス、パチュリなど樹木系の香りをプラスした自然な香りで、さわやかさの中にも落ち着きのある香りです。
- フゼア系
- シプレ系とベースは似ているのですが、ややメンズ向きの香りです。
- シトラス系
- 柑橘系の比較的万人受けしやすい香りで、さわやかで男女ともに人気のある香りです。ただ、柑橘系は飛びやすいので、あまり長持ちはしない香りです。
- オリエンタル系
- エキゾチックなイメージの香り。ムスクやアンバーなどセクシーなイメージの香りのものが多いです。
自分の好きな香りを選ぶ
男性ウケする香りとかモテる香り、といった表現に踊らされない!1日香りに包まれるのですから、やっぱり直感で「好きだ」と感じる香りが一番いいでしょう。
どこにつけていくのか、TPOで選ぶ
その場にあった香水選びは大人のマナーですから、つけていく場所やシーンによって香りを選ぶことも大切です。
食事の場所には特に注意してください。「香水ダイエット」という方法があるくらい、過剰な香りは食欲を失わせます。
また、デートのときなど相手がいる場合もそうですね。香りの好みは個人差があるので、相手の好みや行く場所によっても香水を変えるようにしましょう。
会社など、幅広い年齢層の人がいる場合には、オーデコロンなど薄いものがいいですね。香りもなるべく万人受けするシトラス系などを選ぶと無難です。
季節にあわせた香水選び
1年中同じ香水ではなく、季節に合わせて香りを変えるのもオシャレですね。
その時々の季節のイメージにあった香りを選ぶ楽しみもありますよ。
ファッションに合わせた香水選び
色と香りのイメージも合わせてみると、ワンランク上のオシャレが楽しめます。
女性らしいファッションの時、パステルカラーやピンク系の柔らかい色のファッションの時などはフローラル系が合いますね。
ビビッドカラーを使った夏っぽい元気いっぱいなイメージのファッションの時はシトラス系がおすすめです。
秋冬はシックな色を着ることも多いと思います。そんな時はオリエンタル系の落ち着いた香りもいいですね。
実際に香水を選ぶ時の注意点
欲しい香りのイメージが決まったら、実際に嗅いでみて購入するのが一番です。買う時にはこのような点に注意しましょう。
1度にたくさん試さない
嗅覚は疲労しやすいので、あまり何種類も嗅いでいると香りの違いが分からなくなってきます。
1度に嗅ぎ分けられるのは3~4種類が限度といわれています。それで欲しい香水が決まらなければ、また次の機会にした方がいいかもしれません。
嗅ぐ時はムエットと自分の肌、両方で試す
香水はボトルから直接嗅がないで、空気に触れさせてアルコールを飛ばして香りを確かめます。
でも自分の肌につけてみないと、実際につけた時の自分自身の体臭との混ざり具合が分かりません。
ムエットと実際につけてみた香りと、両方を嗅ぎ比べてみるのがいいでしょう。
記憶に残る大人の香水の付け方
香りの好みは非常に個人差があるものなので、自分が好きな香りでも他人が好きかどうかはわかりません。
自分も楽しい、かつ、周りの人にも迷惑をかけないのが大人のマナーです。
どこにつける?香水をつける部位
香水をつけるところは、脈を打つ場所につけると長持ちしますし、服で隠れた部分につけると控えめに香ります。
- 手首
- 手首の内側につけると、手を動かすたびに香ります。
- 足首
- 内くるぶしにつけます。下から香りが上がってくるのでそれほど強くは香りません。歩いたり、脚を組んだり、動きがあると香ります。
- 太ももの内側、膝の裏側
- くるぶし同様、香りはそれほど強くないので、控えめにつけたい人に向いています。
- 髪
- 動いたり髪が風になびいたりするたびにほんのり香ります。髪につける時は直接吹きかけるよりも、空中に向かってプッシュして、その下を通るような感じにするとつけ過ぎを防げます。
- ウエスト
- 服を着る前に、ウエストから30cmほど離して1プッシュ。全身が程よく香ります。
- 耳の後ろ、うなじ
- 出来るだけ後頭部に近いところにつけます。鼻が近いので、つけすぎると香りを強く感じるところです。
- 胸元
- 汗をかく場所なので、比較的強く香ります。香水の量は少なめに。
逆に、汗をかきやすい場所に着けると香りが濃くなるので、つける量には注意が必要です。
香水をつける量にも気をつける
ほんのり香り程度にしたいので、スプレータイプは1プッシュで十分です。
例えば手首の内側につけるなら、片方の手首に吹きかけて、もう片方の手首とこすり合わせるようにして広げます。
嗅覚は麻痺しやすく、自分の鼻は慣れてしまって段々分からなくなるので、ちょっと薄いかなと感じる程度でちょうどいいのです。
香水を服につける時の注意点
香水を服につけるという方法もあります。肌に直につけるよりも、付け方によっては自然に香りが広がるのですが、付け方には少し注意が必要です。
表地につけるとシミになってしまいますから、スカートの裏地など目立たないところに吹きかけましょう。
下から香りが上がってきやすいので、動くたびにほんのり香ります。
ただし、素材に気をつけてください。シルクなどは変色してしまうので、香水をつけるのには適していません。
また、直接吹きかけないで、宙に向かってスプレーしてその下を通るようにするとつけ過ぎを防げます。
香水を使う時の注意ポイント
付け方についてはお話ししましたが、使い方のポイントも押さえておきましょう。
柔軟剤の香りと混ざらないようにする
今は1日中香りが持続する柔軟剤もありますね。合成香料ですからかなり強く香ります。
今や柔軟剤の香りによる「スメルハラスメント」という言葉もあるくらいですから、ダブルの香害には気をつけましょう。
ボディクリームなどの香りも気をつけて
ボディクリームなどスキンケア用品の香りにも気をつけてください。単品だと良い香りでも、違うタイプの香りの香水と混ざってしまうと悪臭になる恐れがあります。
気分に合わせて香水を上手に使いこなそう
香水選びは奥が深く、ファッションや季節、様々なシーンに応じて適した香りが違ってきます。それを追求するのも香水の楽しみですね。
いい意味で記憶に残るように、付け方のマナーも守り、大人の女性らしさを演出できるアイテムとして、香水を使いこなして欲しいと思います。
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