美しいお肌を手に入れるには、皮脂との付き合い方が重要ってご存知ですか?皮脂は落とせばいい!というものでは実はないのです。あなたのお肌の皮脂の状態にぴったりの洗顔方法をお教えします。
美肌のためには正しい皮脂とのお付き合いが必要
美肌の条件とは
美しい肌とは、保湿されてみずみずしく、ハリとツヤのある健康的な肌のことです。そんな美しく健康的な肌には、角質層がきちんと整っていることが必要になります。
人間の肌の一番外側の部分を角質層といい、角質層は通常、細胞がレンガのように並び、積み重なっている構造をしています。そのレンガのように並ぶ細胞が、どこか剥がれていたり、乾燥していたりすれば、そのまま肌を触ったときに、ごわつきやカサつきを感じることになるのです。
角質層の中の水分が十分でなければ、細胞がきちんと隙間なく並ばないために、肌も整わずに美肌にはなりません。このように、角質層に充分な水分を保つことは、角質層を整えて肌を守り、美しく健康的な肌を保つためには欠かせません。
美肌になぜ皮脂が必要なのか
美肌には、角質層が潤い、整っていることが必要なことはわかっていただけたかと思います。でも、「角質層に水分さえあれば、皮脂は必要ないのでは?」と思われるかもしれません。ですが、皮脂は角質層の水分を保つために、大きな役割を果たしており、皮脂がなければ美肌になることはありえないのです。
皮脂は、汗とともに角質層の表面を膜となって覆っており、この膜を皮脂膜といいます。皮脂膜は角質層を外部の刺激から守るとともに、角質層の水分が蒸散してしまうことを防ぐのです。
たとえば、カットした果物を保存するときのことを考えてみましょう。いくら水分でいっぱいの果物でも、カットしたそのままの状態で保存すれば、表面は乾燥してしまいます。ですが、ラップで包んであげさえすれば、保存しても潤いと鮮度を保つことができます。
角質層において、皮脂膜こそがラップの役割を果たし、肌の潤いを保っているのです。
皮脂が過剰に分泌、または不足している場合
皮脂が必要以上に肌に浮いてしまっている状態だと、皮脂が肌の上で酸化して、肌に負担をかけてしまいます。酸化した皮脂は、肌の炎症を起こしたり、ニキビができる原因にもなり、肌を傷つけてしまうのです。
また、皮脂がたくさん出るようになると、皮脂の出口である皮脂腺が発達し、毛穴が目立つようになります。さらに、毛穴が大きくなったところに、皮脂や肌表面の古い細胞や汚れが詰まって、角栓となってしまいます。
逆に皮脂が不足しすぎて肌が乾燥すると、バリア機能もうまく働かず、肌は紫外線や摩擦といった外部からの刺激に対し無防備な状態になってしまい、肌が荒れやすくなってしまいます。
美肌のためには皮脂とうまく付き合う必要がある
美肌に皮脂は必要不可欠ですが、皮脂が多すぎても少なすぎても、肌に負担がかかります。美肌のためには、自分の皮脂の状態を知り、きちんとお手入れをしていくことが必要です。
皮脂のお手入れに適しているのが、毎日の洗顔です。洗顔は本来、汚れを落とし、肌に不必要なものを洗浄するために行います。皮脂の多いとき、少ないとき、肌状態に適した洗顔方法を行うことが、うまく皮脂と付き合っていく一番の方法なのです。
あなたの今の肌はどのタイプ?タイプ別のおすすめ洗顔方法をご紹介
皮脂過剰の脂性肌タイプ
脂性肌(またはオイリー肌とも呼ばれます)の人は、皮脂の分泌が過剰で、必要以上の皮脂が肌に浮いてしまっている状態。肌全体のベタつきの他に、ニキビや、小鼻や頬などを中心として毛穴が目立つこと、毛穴の詰まりについて悩んでいることが多いのです。
脂性肌の洗顔方法
脂性肌の方は、朝は洗顔料を使って洗顔をします。もし洗い終わった後にベタつきがまだ残っているようなら、もう一度洗顔料を使って洗顔をしましょう。
夜メイクをしている場合は、メイク落としの後、洗顔料を使った洗顔でダブル洗顔をして下さい。メイクをしていなければ、洗顔料を使った洗顔のみで済ませます。その際も、洗い上がりの肌のベタつきが気になるときは、もう一度洗顔をしましょう。
また、脂性肌の人は毛穴が開いていたり、毛穴の角栓詰まりが気になることが特徴です。洗顔の前に蒸しタオルをして、角栓を取れやすくしたり、洗顔後には冷たい水で顔をゆすぎ、毛穴をキュッとしめるようにすると、さらに美肌に近づきます。
皮脂欠乏の乾燥肌タイプ
皮脂の分泌が少なく、肌に皮脂の量が足りていない乾燥肌は、バリア機能がうまく働いていないません。ですから、肌が乾燥するだけではなく、外部からの刺激に弱い敏感肌になりやすくなります。乾燥している肌は、ハリがなくなってしまい、目元や口元を中心にシワやたるみが出やすくなってしまうのです。
また、皮脂の量が足りずに乾燥している肌は、肌を守るために角質が厚くなります。厚くなった角質は、毛穴の出口を狭くしてしまうので、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビもできやすくなります。
乾燥肌はとにかく優しく洗顔
朝起きて肌が全体的に乾燥しているときには、洗顔料を使う必要はありません。30度程度のぬるま湯で洗顔をしましょう。ぬるま湯でホコリやチリなどの汚れ、過剰でなければ余計な皮脂だって、十分に落とせるのです。
夜もメイクをしていなければ、ぬるま湯のみの洗顔で済ませます。メイクをしている場合は、メイク落としの後に洗顔料を使っての洗顔をしましょう。その際はよく泡立てた洗顔料を顔全体にのせてなじませた後、こすらずにぬるま湯で顔を洗い流すと、肌へのダメージが少なくて済みます。
皮脂のバランスがうまく取れない混合肌タイプ
顔の一部分は皮脂が過剰に出ていて、ベタつきやテカりを感じるのに、他の部分は乾燥で粉を吹いている…なんてことになってしまっているのが混合肌タイプです。多くの場合は、おでこと鼻筋のTゾーンと呼ばれる場所が皮脂過剰でベタつき、反対に頬や目元、口元が乾燥でカサつきます。
混合肌の洗顔方法
朝、ベタつきがある部分は洗顔料を泡立てて洗い、カサついている部分は30度程度のぬるま湯で洗うだけで済ませます。夜もメイクをしていなければ、朝の洗い方で洗顔をします。メイクをしている場合は、メイク落としの後に、顔全体に洗顔料を使ってダブル洗顔をします。
洗顔の際には、泡立てた洗顔料をまずは皮脂が浮いている場所からのせていきます。皮脂が浮いている部分では、泡の上から汚れと洗顔料をなじませるために、優しく手を動かして洗顔をしますが、乾燥が気になる場所は、泡をのせた後は手を触れません。最後にぬるま湯で全体を洗い流して終了です。
肌に悪影響の間違った洗顔常識とは
洗顔をたくさんしてもニキビや角栓は解消できない
「顔の皮脂や汚れは、ニキビや角栓ができてしまう大きな原因だから」と、ニキビや角栓の解消のために1日に何度も洗顔をする人がいます。
もちろん皮脂の分泌が過剰で、顔全体に皮脂が多く浮いている…という脂性肌の人の場合は、朝と夜の洗顔後にまだベタつきが気になるときに、もう一度顔を洗うことは正しいケアだといえます。
ですが、特に脂性肌でもないのに、ニキビや角栓を解消するという目的で、1日のうちに何度も洗顔をしてしまうのは逆効果で、かえってニキビや角栓を悪化させてしまう可能性が高いのです。
なぜなら、過剰な洗顔で、角質層から必要な皮脂と水分まで流れ出てしまい、肌は乾燥してしまうからです。肌が乾燥すると肌を守るために角質が厚くなり、毛穴の出口を狭くして毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビも角栓もできやすくなってしまいます。
クレンジングには毛穴ケアの効果はない
クレンジングをすることで毛穴の汚れも取ることができると思い、メイクをしていない日もクレンジングをするという人も多いですね。しかし、メイク落としはあくまでメイクを落とすためのもので、毛穴の汚れを取る効果はありません。
ましてや界面活性剤が含まれたメイク落としは、化粧品の中でも肌への負担が大きいものです。メイクをしていないときには、強い刺激になってしまうクレンジングはしないほうが肌のためになります。
肌状態別!どんな洗顔料を使えばいいの?おすすすめの洗顔石鹸とは
洗顔料は世の中に数多くあり、いったいどの洗顔料を選べばいいのか迷ってしまいますね。ここでは、洗顔料の選び方やおすすめの洗顔石鹸についてご紹介していきます。
毎日の洗顔に使いたい洗顔石鹸とは
脂性肌にも乾燥肌にも使える普段使いの洗顔石鹸には、手が肌に直接触れなくても、泡だけで肌に不要な汚れをきちんと落としてくれるような、しっかりしたきめ細かい泡ができる石鹸がおすすめです。
肌への摩擦は、角質層へのダメージを与え、肌のトラブルを引き起こす原因になってしまいます。多くの人が「肌をこすらない」と心がけているはずですが、それでも洗顔の際の泡が不十分だと、手が直接肌をこすってしまうことになります。
肌に手が触れないくらいのしっかりした泡ができる洗顔石鹸を使い、きめ細かい泡でしっかりと汚れを吸着させ洗顔をすることが、肌にダメージを与えないためには必要です。
おすすめの泡がしっかりした洗顔石鹸
泡がしっかりしていて泡がきめ細かいのは、コーセー米肌の「肌潤石鹸」です。きめ細かい泡で汚れをしっかり落とすことを重視して作られている石鹸なので、簡単にミクロの泡を作り出すことができ、泡立ちも豊富でもっちりとしています。
また、肌の水分を補い、角質層を整える効果が認められている、コーセー独自の美容成分ライスパワーNo,11を含んでいるので、洗い上がりがしっとりするだけではなく、角質層も整えてくれます。
洗顔後に肌がつっぱると気になる…という人にはもちろん、洗顔をするだけで肌の汚れを落とすだけではなく、肌を整えることができるので、毎日のケアにおすすめです。
毛穴の黒ずみが気になるなら、ピーリング効果のある洗顔石鹸
毛穴の黒ずみや汚れ、角栓は、皮脂と古い角質が毛穴に詰まることで生まれます。ですから、すでにできてしまった黒ずみや汚れの解消のためには、皮脂と古い角質のケアを行えばいいのです。
でも、洗顔で皮脂のケアはできても、古い角質はなかなかとれないもの。そんな時にはAHA、もしくはグリコール酸という成分が入っている洗顔料を使い、肌のピーリングを行いましょう。
ピーリングとは、古い角質を肌から剥がすことをいいます。AHA、グリコール酸とはピーリング効果があるので、古い角質を取り去ります。通常ピーリングをする際は、洗顔後にピーリング化粧品を使うことがほとんどです。
おすすめピーリング洗顔石鹸
ピーリングはもともと刺激が強いので、なるべく低刺激のものを選びたいですね。おすすめなのが、植物由来のAHA(アルファヒドロキシ酸)が配合されている、肌に優しいピーリング石鹸、ドクターサニーの「AHAクリアソープ」です。
泡立てた泡を顔に乗せ、こすらずに流すという方法で、ダメージを最小限にとどめてピーリングができます。また、洗顔とピーリングを同時に行うことができるので、時間がない人でも簡単にピーリングができるのも魅力です。
ひどい乾燥肌やアトピー肌なら低刺激のものを
過剰な洗顔や、洗浄力の強すぎる洗顔料は、肌の乾燥をかえって招いてしまいます。また、乾燥肌の人がアルコールを多く含む化粧品を肌につけ続けると、より肌の乾燥が進んでしまいます。
そして、肌が乾燥していたり、アトピー肌の人は敏感肌になっていることがほとんどで、肌をこすったりする刺激にも弱いのが特徴です。特にひどい乾燥肌やアトピーの場合は、きめ細かい泡で、こすらなくても汚れをしっかり吸着するような、肌の負担にならない洗顔せっけんを使うことが望ましいでしょう。
アルコールフリーのもので、細かい泡ができるような洗顔料が、肌への負担が最小限のものだといえます。
乾燥肌やアトピー肌におすすめの洗顔料
乾燥性敏感肌と向き合い続けるキュレルの泡洗顔料は、肌への負担を最小限にするために最適です。
アルコールフリーなことはもちろん、自分で泡立てなくてもいいプッシュ式で使用することができるので、自分で細かい泡を泡立てるのが面倒、難しいという人にも人気です。
それに加えて、肌の炎症をしずめる、グリチルリチン酸を配合しているので、肌が敏感になっていて、普通の化粧品を使うと炎症して肌の赤みが出るという人も安心して使うことができます。