今使っている洗顔料が自分のお肌に合わなかったり、中々ニキビが改善しない場合、もしかしたら今使っている洗顔料に何か問題があるもかもしれません。
洗顔の本当の意味と、男(メンズ)の思春期ニキビに効果的な洗顔料の選び方についてもう一度考えてみましょう。
思春期ニキビの仕組み
ニキビは皮膚表面のどこにでもできるわけではなく、一つ一つの小さな毛穴にできます。毛穴は皮脂線と繋がっています。
皮脂腺で作られた皮脂が毛穴に分泌され、肌の表面に排出されてニキビになります。
皮脂が多いからニキビができるのではなく、毛穴に皮脂が詰まっているのでニキビになるという事なのです。
皮脂はお肌にとって大切な存在
「皮脂なんて活発にでなければいい」と思っている人もいるでしょう。しかし皮脂はお肌にとってとても大切なものなのです。
皮脂は汗と混ざって表面に広がり皮脂膜を作ります。
この皮脂膜が体内の乾燥を防ぎ、お肌の潤いを保つので乾燥や外部からの刺激物を守ってくれる働きがあります。
男(メンズ)の思春期に機微の特徴
なぜ「男(メンズ)の思春期ニキビ」というタイトルにしたのかを書いていきたいと思います。
男性ホルモン
中学生位になると、声変わりが始まったり、ヒゲが生え始め、体格も段々男らしくなってきます。
この時誰しもが「男性ホルモン」を多く分泌しています。男性ホルモンは男性にとって欠かせないホルモンです。
しかし男性ホルモンはターンオーバーを乱れやすくしてしまうので、古い細胞が中々剥がれ落ちてくれなくなっているのです。
ターンオーバーとは何かを、次の項目で詳しく書いていきたいと思います。
ターンオーバーとは?
表皮には内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」の4層構造になっています。
基底層でできた細胞がどんどん押し上げられ、表皮まで上がり最後は垢となって剥がれ落ち、きれいな肌に生まれ変わるのです。
このターンオーバーにおいて最も重要な役割をしてくれるのが「成長ホルモン」なのです。
成長ホルモンとは?
思春期になると、身長がぐんと伸びますよね。成長ホルモンは言葉の通り身長を伸ばす為のホルモンです。
思春期の成長の伸び幅、男子で25㎝前後・女子で22㎝前後と言われています。成長ホルモン恐るべし。
思春期前の成長ホルモンの値を100%とすると、成長ホルモンの分泌量は思春期後に最も多くなり200%と2倍くらいになります。
その後、どんどん少なくなり、30・40歳代では50%、60歳では30%くらいになります。
この成長ホルモンのお陰でターンオーバーが活発に働き、肌に潤いと弾力を保ってくれるというわけなのです。
男性ホルモン・ターンオーバー・成長ホルモンが分かった上でまとめに入りましょう。
結果的に何がいけないの?
成長ホルモンもターンオーバーも活発なのに、何がいけないのでしょう?
それは男性ホルモンが活発に分泌しているからなのです。男性ホルモンは皮脂腺を刺激し、皮脂分泌を活発にします。
ターンオーバーはしているけれど、皮脂分泌量が多いため排出が追いつかず古くなった細胞が毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖し、炎症ニキビになります。
また、男性ホルモンは男性にだけではなく、女性の体内の中にも作られます。
女性の場合は男性ホルモンが増えるとニキビができやすくなってしまうのです。
思春期っていつからいつまで?
思春期の始まり
思春期の始まりは個人差があります女子は早くて9歳半くらいから、男子は11歳から思春期が始まると言われています。
女の子の方が精神年襟は高いなんて言いますが、女子の方が早く思春期を迎える場合もあるので、その傾向がありますよね。
思春期の終わり
個人差はありますが、18歳あたりで性成熟が出来上がり、性ホルモンも安定してきます。これは男女ともに18歳あたりと言われています。遅くとも20歳前後には終わる事が多い傾向にあります。
「そんな言われても今すぐ改善したいし、大人になるまで待てないよ!」というメンズ君、洗顔方法と洗顔料を見ていきましょう!
間違った洗顔方法
洗いすぎ
皮脂を落とそうと思って1日に何回も洗顔していませんか?
洗顔する事はとても良いことですが、洗顔のしすぎは余分な皮脂まで落としてしまいます。
余分な皮脂を落としてしまうと顔のつっぱりや肌がゴワゴワしてきたり、毛穴が開いたりします。思春期ニキビ以外にもう一つ悩みを作ってしまう事になってしまいます。
洗顔は1日2回。洗顔料を使った洗顔は朝と夜の2回。
部活終わりや、テカリが気になる場合は洗顔料は使わず、水だけにしましょう。
熱いお湯
「熱いお湯でしっかりすすいだ方がスッキリするし、アクネ菌にも効きそう。」なんて大間違いです。
熱いお湯は、最低限の皮脂も落としかねません。皮脂の落としすぎはお肌のトラブルの元です。
ゴシゴシ禁止!
きちんと洗顔できるように強い力でゴシゴシしていませんか?
顔の皮膚は薄いので、摩擦にとても弱いのです。ゴシゴシと洗顔中、気がつかない内にニキビを潰してしまい、跡になってしまったなんて絶対避けたいです。
洗顔は手の力で洗うのではなく、泡の力で優しく洗う事が基本です。
すすぎ残しはNG
すすぎ残しは、その洗顔料が毛穴の奥に詰まり、新たなニキビとなって現れます。
特におでこや髪の毛の生え際・もみあげ部分は注意してすすぐ様にしましょう。
正しい洗顔方法
自己流洗顔法は今日から卒業!正しい洗顔法で少しでも思春期ニキビを改善していきましょう。
洗顔する際は、手をきちんと洗い清潔な状態で洗顔して下さい。
ホットタオルで毛穴を開かせる
エステサロンでフェイシャルの際によく使うホットタオル。エステサロン同様、自宅でも簡単にホットタオルが作れちゃいます。
作り方は、水で濡らした清潔なタオルを絞り電子レンジで1分チン。温まったタオルを顔の上に約2~3分のせるだけ(タオルがぬるくなるまで)
毛穴が開く事によって毛穴に詰まった皮脂を取り除く事ができます。また、とても気持ちが良いのでリラックス効果にもなります。
ぬるま湯で顔を濡らす
熱いお湯ではなく32~35度のぬるま湯で顔を濡らしましょう。この時擦ってはいけません。手の平を顔に近づけ、ぬるま湯をつけるという感覚です。
しっかりとした泡で洗顔する
洗顔で大事な事は、きめ細かい泡を作ることです。泡立てネットを用意し少ない水で泡を作っていきます。
水が多すぎると大きい泡になってしまうので、揉み込みながら少量の水できめ細かい泡を作っていきましょう。
手で洗うのではなく泡で洗う事を意識し、モコモコした泡を作っていきましょう。
洗い方は手が顔に付かない様に泡でクッションを作り、泡の上から円を書くように洗っていきます。
小鼻の周り、おでこ、顎周りは指の腹を使って洗います。この時も肌に指が触れないように注意して下さい。きめ細かい泡で毛穴の汚れを取り除いていきます。
すすぎもぬるま湯、擦らずに
すすぎも32~35度のぬるま湯で。手が触れない様手のひらをぬるま湯につける感覚ですすぐ事を忘れないで下さい。
すすぎ残しは新たなニキビの元です。すすぎ残しがないよう、丁寧に行いましょう。
最後は冷水で毛穴を引き締める
開いている毛穴は冷水で閉じてあげましょう。冷水を20~30回顔に当て洗顔は終了です。
また冷水以外にも、氷や清潔な保冷剤で毛穴を引き締めるのもおすすめです。
タオルで拭う際
清潔なタオル、またはティッシュで水分を取りましょう。タオルで顔の水分を取る際も決して擦ってはいけません。摩擦を与えずタオルの上から押す様な感覚です。
市販のニキビ洗顔料の種類
ニキビ洗顔料と言っても種類がとても多くてどれにしようか悩んでしまいます。
市販のニキビ洗顔料にはどんなタイプの物があるのか少し見ていきたいと思います。
フォームタイプ
最も一般的で、チューブタイプの物です。
さっぱり・しっとりとタイプと自分の好みで選べますが、メーカーによってはお肌の負担になる物もあります。
一度に使う量が多くなってしまみがちですが、泡立てネットを使えば少量ですみます。
固形石鹸
石鹸も色々な種類が販売されています。本当の石鹸は質も良く、肌へのダメージを与えません。
しかし弛緩されている安価な石鹸には肌に悪い成分も入っているので注意が必要です。
説明文も少ないので見た目で区別するのが難しいのが難点です。
ジェルタイプ
洗い上がりがサッパリとした物が多いので、オイリー肌向けに販売されている事も多いようです。
ゲルはヌメリが残りやすく、すすぎ残しになりがち。ヌメリが無くなるまで丁寧にすすぎましょう。
パウダータイプ
水分を含まないパウダータイプは泡が立ちにくい印象にあります。製品によっては、他の洗顔料と混ぜて使うものもあります。
泡立ちにくいので、パウダーが直接肌につき、刺激を与えてしまいます。
スクラブタイプ
洗顔フォームの中に微粒子を配合したスクラブタイプは、毛穴の汚れや皮脂を取り除く作用があるので、思春期ニキビ洗顔料としても人気があります。
しかし、洗顔力がとても強いので肌への負担はとても大きいです。
またスクラブが肌への刺激となり、角質を傷つけ潤いまで洗い流してしまうので、あまりおすすめできません。
泡タイプ
ポンプを押すと、泡の洗顔料がでてくるタイプのものです。元々泡だっているので便利。
とても便利ですが、肌に良くない成分が入っている場合があるのがデメリットです。
メーカーによってはお肌に優しい泡タイプもあります。
ニキビの種類
初期ニキビ
角栓が毛穴を防ぎ、皮脂が溜まりやすくなっている状態です。肉眼では確認できません。
白ニキビ
毛穴内部の皮脂や角質が詰まり皮膚が膨らんでいる状態です。肉眼でもきちんと確認できます。
黒ニキビ
白ニキビが空気中の酸素によって黒く悪化されたニキビの事を、黒ニキビと言います。
赤ニキビ
赤く炎症を起こしているニキビです。長時間毛穴が塞がりアクネ菌が増殖し炎症を起こしています。
黄ニキビ
黄ニキビは、うみが溜まりポコッとしたニキビです。赤ニキビを悪化すると黄ニキビになります。
紫ニキビ
毛穴の中の膿と血が晴れ上がっている状態です。紫ニキビはニキビ跡になりやすいので触れたり、潰したりするのはやめましょう。また、触れると痛みを伴う場合もあります。
タイプ別に効く洗顔料は?
今できているニキビがどのタイプなのか分かった所で、ニキビに合った洗顔料の選び方をご紹介していきたいと思います。
初期ニキビには
初期に機微は目で見えないくらい小さなニキビなので判断できかねます。今の状態より悪化しない為にも、お肌に優しいタイプを選びましょう。
「無添加」「無着色」「無香料」「防腐剤使用」と記載される物がおすすめです。
白ニキビには
白ニキビは皮脂や角質が詰まっている初期段階。
「サリチル酸」「グルコール酸」といった皮脂や角質を落としてくれるピーリング作用がある成分がおすすめです。
黒ニキビには
黒ニキビには白ニキビと同じく「サリチル酸」「グリコール酸」は入っているものがおすすめです。
赤ニキビには
赤ニキビはアクネ菌の増殖によって炎症しているので炎症を抑えてくれる「ハトムギ」がおすすめ。
また、アクネ菌殺菌には「イソプロピルメチルフェノール」「イオウ」「グリチルリチン酸ジカリウム」が配合されたものが良いです。
黄ニキビには
黄ニキビは膿が溜まっている状態なのでとてもデリケート。スクラブ洗顔を使っている人は「クレイ(泥)」タイプがおすすめです。
「グリチルリン酸ジカリウム」が配合されているものは炎症を抑えてくれます。
紫ニキビには
紫ニキビはニキビの中で一番デリケートに扱ってあげなければなりません。
紫ニキビは赤ちゃんでも使える「無添加」「無着色」「無香料」「防腐剤使用」と記載されているものがおすすめ。しっかり泡を立て、丁寧に洗いましょう。
全ての男(メンズ)の思春期ニキビに言える事
ニキビは肌が炎症を起こしている状態です。
安価な洗顔料は人工成分が沢山入っているのでデリケートなお肌に悪い物の入っています。
市販に売っている安価洗顔料ではなく少し高価な物、そしてニキビ別で成分を見て選んでみて下さい。
宣伝に惑わされないできちんと自分に合った物を使いましょう。
まとめ
初期ニキビ~紫ニキビに悩んでいる男子!
ニキビを増やさない為にもこれ以上悪化させない為にも自分にあった洗顔料と洗顔法でニキビは改善できます。毎日のケアを大事にニキビと上手に付き合っていきましょう。