背中に出来るニキビ跡って、厄介なもです。
背中ニキビはかゆみや痛みを伴わない事が多いので、気がついたらニキビ跡になっていたというケースが多いんです。
背中ニキビ跡は、そうやってあっという間にできてしまうのに、治療にはすごく時間がかかるし、なかなか治りません。
背中ニキビ跡を消す方法は
薬
化粧品
レーザー治療
エステ
皮膚科による治療
この5つが主なものです。
背中ニキビや顔のニキビ跡に関しては、いろいろな意見があるのですが、個人的には自費でのレーザー治療などをしない限り、完治できないと思っています。
しかし多少なりとも改善するという意味では、市販薬にも利点はありますし、今以上ニキビ跡を増やさない予防という点でも効果は期待できます。
ということは、市販薬は完全に背中ニキビ跡を治すことができないけれども、ちよっとした改善や予防効果もあるので、使用しない手はありません。
ですので、ニキビ跡市販薬の効果を最大に発揮できる使用法を紹介していきます。
ニキビ跡というのは、個人的にはひどい凸凹クレーター状のものを定義していましたが、一般的には赤ニキビや黒ずみニキビなどもニキビ跡と定義するようです。
ということならば、赤ニキビや黒ずみニキビのようなニキビ跡については、改善の余地があるという事になります。
なぜ背中ニキビ跡は市販薬で治らないのか?
なぜ背中ニキビ跡は、市販薬で治らないのか?というところからお話しますね。
そもそもニキビ跡というのは、肌の中のほうが傷ついている状態なんですよ。
肌の表面上は赤くなっていたりクレーター上に凸凹していたりするので、肌の上をケアすればいいと思われがちなのですが、実は肌の中のほうでいろいろな事が起こっているのです。
肌の中に傷口が出来ると、皮膚はその傷口を修復しようとして、毛細血管を増やします。この時、肌表面は赤くなります。
しかし、さらに傷口が悪化してしまい、血液中のヘモグロビンが酸素を失ってしまうと、変色して紫から赤黒い色の色素沈着をおこします。この時、肌表面は、赤紫っぽいシミのようなニキビ跡になります。
少し難しいお話ですが、肌表面がニキビ跡になっている時って、肌の内部ではこのようにいろいろな事がおきているのです。
初期ニキビのケアを怠ってはいけない
このようにニキビ跡になるまでには、それなりの理由があります。
例えば赤ニキビとか、膿を持った黄ニキビの時に放っておいたり、間違ったケアをしてしまう事で肌内部が傷ついてしまいます。それにニキビを潰したら確実にニキビ跡になってしまいますよ。
ニキビを潰してもいいのは、初期の白ニキビの時だけです。しかし自分で潰して傷つけてしまう場合もあるので、必ずお医者さんでやってもらったほうがいいです。
できれば、この白ニキビ、赤ニキビの時にきちんとケアすることが重要になります。ぶっちゃけ、この初期段階であれば、市販薬でカバーすることができます。
また、背中ニキビ専用の化粧品と市販薬のダブルでケアしてあげるのも効果的です。
しかし背中ニキビの場合は、出来ていることに気がつきにくいので知らない間にニキビ跡になってしまう事が多いのです。
背中ニキビの原因はカビ菌だった!
背中ニキビ跡が市販薬で治らないのは、肌の中に傷が出来ているからとことと、もう1つ大きな理由があります。
それは、背中ニキビの原因はカビだということ。
顔に出来るニキビの原因菌はアクネ菌になるのですが、背中ニキビの場合はマラセチア真菌というカビの一種になります。
ニキビが出来る原因の皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりという手は一緒なのですが、原因菌だけは違うのです。
市販薬の場合はアクネ菌の殺菌作用はあるのですが、マラセチア真菌に作用するものは見つかりません。
マラセチア真菌を殺菌するには、病院で抗菌剤(抗生物質)を処方してもらうしか方法はありません。そのような理由から、背中ニキビ跡は市販薬での改善が難しいのです。
どうすればニキビ跡は治せるのか?
ニキビ跡が出来てしまった場合は、肌の中が傷ついているので、肌の中の治療をしないといけません。
先ほどもちらっとお話しましたが、ニキビ跡は肌表面に出来ているので、肌の上をケアすればいいと思いがちですが、それでは効果がありませんよ。
肌の中の治療をする為には、肌内部に化粧品や薬の成分を届けなくてはなりません。
しかし、化粧品や薬の成分が届くのは、肌の表面(表皮)までなんです。
肌内部に作用できるのは、レーザーなどの光やイオン導入という方法になります。
ですのでニキビ跡を完治させるためには、自費治療になりますが、レーザーなどの特殊な技術を受けるのが一番効果的です。
そして、背中ニキビの原因菌のマラセチア真菌を殺菌するには、病院で抗菌剤(抗生物質)を処方してもらことが不可欠になります。
肌の再生の手助けやニキビ跡予防はできる
ニキビ跡の根本治療は、レーザーなどの特殊技術になりますが、市販薬にも多少の改善作用や予防効果はあります。
中でも期待できるのは、肌のターンオーバー(新陳代謝)の活性化と毛穴の詰まりを除去する作用です。
肌のターンオーバーが正常であれば、古い角質が肌に残って毛穴を塞いでしまうことがなくなるからです。毛穴が詰まるのは皮脂だけが原因ではありませんよ。
この古くなった角質が皮脂と一緒に毛穴に詰まって、アクネ菌の餌となりニキビができるのです。
ですから、肌のターンオーバーが活発になれば、新しい皮膚の生まれ変わりを助けることができます。この新しい肌が生まれてくることで、ニキビ跡が目立たなくなるという効果は期待できます。
しかし、これでニキビ跡がよくなったと勘違いしてしまいニキビケアを辞めてしまうと、さらに悪化してしまいます。
なぜなら、ニキビ跡のもとになっている肌内部の傷は治っていないわけですし、肌表面の新しい皮膚が生まれてきたことで、肌表面がよくなったように見えるだけで、ニキビ跡がきれいになったわけではありませんから。
この悪化した状態をみて、ニキビが繰り返し出来たと思う人が多いようなのですが、実際にはニキビの根本が治っていないわけで、繰り返し出来ているのではないのです。
背中ニキビ跡の市販薬
背中ニキビ跡の改善が期待できると言われている市販のニキビ薬を紹介します。
まず、市販のニキビ薬にに入っている主な成分です。
硫黄(皮脂吸収作用、殺菌作用)
レゾルシン(アクネ菌殺菌、角質軟化、角質除去効果)
サリチル酸(アクネ菌殺菌作用、角質層を柔軟にする)
イソプロピルメチルフェノール(アクネ菌殺菌作用)
グリチルリチン酸ニカリウム(ニキビの炎症、赤みを抑える)
アラトイン(ニキビの炎症、赤みを抑える)
ビタミンC誘導体(メラニン生成を抑制)
AHA(保湿、角質除去)
その中でも背中ニキビ跡に有効だと思われるのは
グリチルリチン酸ジカリウム
サリチル酸
です。
グリチルリチン酸ジカリウム
グリチルリチン酸ジカリウムは、漢方薬である甘草(カンゾウ)に含まれる成分です。甘味が強い事から、醤油などの甘味料としても使用されています。
グリチルリチン酸ジカリウムには、炎症やアレルギーを鎮める効果があります。
なので背中ニキビの肌表面の炎症を抑えてくれる効果が少しだけ期待できます。しかしあくまでも表面的な作用なので、肌内部の傷の根本的な治療にはなりません。
また、ニキビの炎症をおさえるのでニキビ跡になるのを予防する効果が期待できます。
ちなみになんですが、グリチルリチン酸ジカリウムは、風邪薬、抗アレルギー薬、化粧品、石鹸、シャンプーの成分としても使用されています。
例えば化粧品であれば、ニキビ用だけでなく敏感肌用の成分としても使用されています。
市販薬でグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているのは、クレアラシルです。
サリチル酸
サリチル酸はピーリングにも使用される成分で、角質を解かして柔らかくし、角栓を除去する効果があります。
ピーリング効果があるので、肌の生まれ変わりを助けてくれます。ニキビ跡の周りの皮膚が生まれ変わることで、見た目がなんとなくキレイになったように見える効果はあると思います。
また初期の背中ニキビには、ニキビを悪化させずニキビ跡をつくらない予防の効果が期待できます。
しかしピーリング成分を添付すると、一時的に肌のバリア機能が低下し肌荒れがしやすくなるので注意が必要です。
市販の漢方薬
市販の漢方薬も紹介します。
西洋医学では、ピンポイントで調子の悪い所にダイレクトに働きかけるような治療をしますが、漢方医学はトータルバランスを考えた根本治療になります。
漢方では、悪くなった部分にだけ原因があるのではなく、その部分が悪くなったのは体全体のバランスが崩れているからだという考え方なので、体全体のバランスを整えるトータルな治療になります。
ですので、漢方薬の場合は効き目が緩やかで時間もかかります。
しかし時間はかかりますが、体のバランスが整えば、ニキビも出来にくくなるというメリットもあります。また、病院で処方された薬や市販薬と併用することもできます。
背中ニキビ跡に効果があると言われている、市販の漢方薬は
ニキビ跡が気になる人に効果のある漢方薬
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
背中やお尻ニキビに効果のある漢方薬
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
市販薬をどのように使用するのが効果的なのか?
背中ニキビ跡に効果があると言われている市販薬については、ニキビ跡ができないように予防する為に使う。病院に行くまでの応急手当的に使うというのがいいのではないでしょうか?
今できているニキビやニキビ跡の周りには、目に見えないニキビ予備軍ができています。ですので、ニキビ跡を悪化させないためにも予防としての位置づけで、使用するというのが一番効果的な使い方です。
ニキビ跡を何とかしたい気持ちはわかりますが、ニキビ跡のまわりにニキビを作らないことも大切すよ。
ただ、背中ニキビの場合は原因菌がカビなので、抗菌作用のあるボディーシャンプーを市販薬と併用して使うのも効果的です。
先日、抗菌作用のあるシャンプーを使用したのですが、なかなかよかったです。こちらのシリーズには、ボディーシャンプーや石鹸もあるのでおすすめです。
ある程度軽いニキビ跡だったり、背中を露出する機会がないので多少跡になっても気にならないというのであれば、市販薬でなんとなくキレイになったつもりになるというのもありだと思います。
肌の生まれかわりをサポートする働きはあるので、ニキビ跡の周りの肌がきれいになれば、なんとなく全体的にきれいに見える事は期待できますからね。
ニキビ跡の赤みに関しては、肌表面の赤みが薄らぐことは多少期待できます。しかし根本治療にはならないという事をお忘れなく。
あとは時間がかかりますが、漢方薬の使用も体質改善になるので選択肢の一つに入れてもいいと思います。
ニキビが出来にくい体質になれたら、背中ニキビに悩むこともなくなります。
まとめ
背中ニキビ跡には市販薬の効果は期待できません。
そもそもニキビ跡は肌内部に傷が出来ているので、レーザー治療などの特殊な治療法でないと効果はありません。
さらに背中ニキビの場合は、原因菌がカビなのでお医者さんで処方される抗菌剤(抗生物質)で殺菌しないといけません。
しかし、市販薬の中には肌のターンオーバー(新陳代謝)の活性化と毛穴の詰まりを除去する作用があり、肌の再生効果があります。
ニキビ跡そのものは治りませんが、肌が全体的にきれいに見える効果はあることと、目に見えないニキビ予備軍を予防する効果があるので、まったく価値がないわけではありません。
背中ニキビ跡を完治させるためには病院での施術が必要になります。ですので市販役については、ニキビ跡予防として使用するのがおすすめです。
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