2016。
忘れもしない今年2016年1月2日の午前11時でした。
治療をしていたクリニックから、妊娠判定の連絡が来た日。
1日中涙が止まらなかった日。
「おめでとう夏子、陽性でたわよ!」
有名なこのクリニックで、私のように10回以上も採卵移植を繰り返した患者はめったにいなかったので
ドクターを始め、培養士、ナース、会計、受付のスタッフ皆さんがともに喜んでくれました。
その後、出生前診断が陽性。その後羊水検査へと進み、結果やはり陽性。
その障害を受け入れる事ができるか、とことん調べ、生まれた後の子ども本人の気持ちも考え
悩みに悩んだあげく、産む決断をし、その後目立った妊娠中のトラブルもなく出産しました。
私が治療を始めようと決断してからクリニックを決めるまで毎日何時間も読み漁っていた不妊ブログ。
様々な治療法を知り不安になったり、怖くなったりしましたが
一番知りたかったのは、結局治療して妊娠できたのか、出産できたのかという点。
子供が欲しくて治療するわけですから、治療=出産とは確約されたものではないとわかっていても
やはりどのくらいの確率があるのか知りたかった。
なので、私にとって人生の大きな変化の年となった2016年
およそ3年に及ぶ治療が実り、無事出産した事をここに記録して、このブログの最後の記事にしようと思います。
私の子供は羊水検査の結果の通り、障害を持っています。
でも、あの時随分悩みましたが、この子を産んで本当に良かったと思っています。
将来この子がどう障害と向き合ってくれるのか不安ではありますが、今は喜びしかありません。
私のように、治療していてどんどんトンネルの奥に進み、かすかな光も見えなくなってくると
精神的なダメージが相当ありますし、それに加え、資金面の不安が追い打ちをかけてきます。
でも、治療を辞めたら子供はなし。それがわかっていたから続けました。
正直、最後の移植がまた陰性ならば、自分でもどうなっていたかわかりません。
1回で妊娠、出産に至る幸運な方もいれば、受精しても移植まで行けない、移植すると陽性が出るけれど、妊娠継続が難しいという方もいますし、もっと長い間治療を頑張っていらっしゃる方もいます。
これはもう、辛いんですけど、自分自身で向き合うしかないんですよね。
どこまでやるか。治療が長くなるとどんどん迷走してしまいます。
だから、ゴールは自分できめるしかないのです。
そのゴールは後1回なのか、3回なのか、妊娠できるまでなのか・・・
今、治療を頑張っていらっしゃる方が納得のいく治療を受けられて、納得のいく結果を得られますよう、
そして、治療をしているとどうしても心がぽっかりしてしまうクリスマスシーズンを
少しでも前向きな気持ちで過ごし、どうか来年が実りの年となりますように祈っています。
これまで応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
皆さまが私に向けてくださったポジティブなお気持ちに感謝です。
また、治療中の方は、どうか穏やかな気持ちで新年を迎え、新たなスタートを切ることができますように。
決断。
長らくご無沙汰している間に、なんとなく、もしかしてこれがつわり?みたいなものが始まり
その内、つわりってこれか。ってものになり、ムカムカして気持ち悪いのに吐けない。
毎日40度近い猛暑のなか、1日中横になって唸る。
時々午前中に晴れ間が現れ、かと思えば午後から夜にかけて寝るまでまたとてつもない吐き気に襲われる。
しかも、風邪をひいて寝込む。
という暮らしをしながら、10週半ばでNIPT(出生前診断)を受けてきました。
この日のエコーは、これまで通っていたIVFクリニックのもとは比べ物にならないほとクリアで
画面に映ったべビ子に目を奪われ、手足をバタバタし、バウンスしている姿をみて
鼻の奥がツンとした途端、涙が伝ってきました。
心拍、胎児の大きさともにこの時点では異常なし。
その後、血液検査を受けたわけですが
これによって、ダウン症、各種トリソミーの確率、そして性別がわかります。
この超音波専門機関のドクターに、「この検査で確率が高いと出た場合はかなり高い確率で障害が出ます。
確率が低いと出た場合は、99%心配ないと思っていいです。
ただ、100%ではないという事は心しておいてください。」そう言われました。
結果を待つこと1週間。
やっと自分は妊娠したんだという実感とともに、流産の不安よりも、
心の安堵や喜びの方がココロを包んでくれるようになった矢先。
検査の結果、ある染色体に異常がある確率が50%という知らせが届きました。
例えば1000分の1とか、300分の1とか、50分の1とかというふうに知らされるのかと思っていたのですが
今回、50%という説明を受けました。そう、2分の1です。
これはかなりのハイリスク。 ショックでした。
超高齢での妊娠ですから、何かあってもおかしくないのはわかってはいるのですが。
ここまで来て、なぜ神様はまた地獄に落とすような事をなさるのだろう。
2分の1の確率とはいえ、確定した訳ではありません。
ですが、その確率を、どんな形にせよ
産まれた時に知るまで不安なまま過ごす事の方が私には酷だったので、羊水検査を受ける決断をしました。
流産の確率は200分の1。悩みましたが、やはり2分の1確率を知るために200分の1のリスクは
受けて立つことにしました。
しばらくショックでした。もちろん今も。でも、羊水検査を受けるまではあくまで「確率」2分の1。
陰性と出て安心できるといいのですが、ココロがザワザワしているので
結果、今後については公表せずに、これにてブログを終了したいと思います。
これまで応援してくださった方、本当にありがとうございました。
この場を通じてつながった皆さんお一人お一人に本当に感謝しています。
私がブログを書いている間に妊娠、出産された方には本当に励まされました。
治療をしていて、成功例がないと、希望もなにも持てませんしね。
言葉一つ一つを気遣ってくださっていたことにも感謝しています。
そして、なかなか結果が出ずに、治療と向き合っている方にも、同じ辛い思いをしているのに
支えてもらいました。治療を続けている方には、納得のいく結果が出るように祈っています。
そして、ご夫婦2人での暮らしを選択された方からも、励ましていただきました。
色んな気持ちを乗り越えていらしたであろう方からの支えも、本当に心強かったです。
皆さま、本当にありがとうございました。
私の場合は、妊娠後、羊水検査が必要な事態となりましたが、
順調に行く方が困難だと分かってはいても、やはり現実は厳しい。
ですが、どんな方法にせよ、妊活をしている方のココロが守られ
いつの日か努力が実りますように祈っています。
卒業ならず。
と言っても、ショッキングな結果ではないのでほっとしていますが
どうもね、卒業は見送りっぽいです。
っていうかね、ドクターからは卒業のその字も出なかったよね。
噂で8週のエコーで問題が無ければ卒業って聞いてたんでね・・・
ちょっと心配になりました夏子。
土曜日ね、陽性判定後2度目(自分で数えて8w1dだと思ってたら8w3dって言われました。なんで?)
の超音波検査でした夏子。
相変わらず最高にクオリティーの悪いエコー画像で、よくわかんないまま見ておりましたが
(写真もらってもさっぱり感動もなく・・・だってね、ザーっていう砂嵐のなかに
ぼんやり空洞とその中にまたぼんやり白っぽい影があるだけなんだもの)
ドクターが何も言わずいきなり音だしたのね。
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッって。そしたらザーの画面が
イコライザーみたいな画像になってね、ドッドッドッドッドッとリンクしてるのね。
「コレ、心音ね。」ってドクターに言われるも、夏子が何が起こったのか把握する前にまた画像が変わって
マウスをチコチコしてたから、恐らく胎児の大きさを計っておったんでしょう。
そんなわけで、べビ子はお腹にいてくれたし、ちゃんと育ってもいるみたいなんですけどもね
冒頭に記した通り、卒業のその字も出ませんでした。
夏子みたいに治療長引いた患者居ないんだと思うんです、ここのクリニック。だからなんでしょうか。
ドクターからは、産婦人科の個人病院に行くのか(個人で保険に入っている人は大抵融通が効いたり
ケアもよくしてくれる個人病院を選びます。その代り金額がすごい)、
それとも市立の病院で産むのか(費用はタダ。自然分娩なら24時間後、もしくは2日以内には退院させられる
し、よっぽどの事がない限り帝王切開はしてくれない。しかも4日で退院させられるらしい。)
聞かれましたが、私達夫婦は、個人保険に入っていません。
まず私のビザが仮の永住ビザであることで保険会社にはそういう人用の保険を紹介されましたが
補償額もそれほどないし、何より、正規の保険でも、日本みたいに費用がほとんどカバーされるわけでなく
入院や手術をした場合、最低5万円の自己負担もあるんです。それに掛け金がバカ高い!
IVFのカバーだって、結局自己負担しないといけない金額も結構な金額のようだったし、
掛け金を払う事で採卵周期1.5回くらいできるかもしれないね。と入っていなかったわけです。
だから、選択の余地はなく、市立の病院。となるわけですが・・・
ドクター曰く、夏子の場合は帝王切開が理想的と。
「これまでの治療経過からして(子宮口狭窄してたり、頸管が奇形だったりしてるしね)、
自然分娩でもし何かあった時赤ちゃんが命を落としてしまったら大変だから
夏子はここまで来るのに10回も採卵してるしね(おそらくそんな患者い何でしょう、ここでは)
この妊娠はプレミアム(相当に特別)だから。それに、もし何かあっても、セカンドチャンスはないからね。
このべビーが産まれてくれない事には、実際問題、現実的にあなた達夫婦にセカンドチャンスはないから。
ただね、市立の場合、病院側にとって何も得しない(患者は出費がない分)帝王切開はしてくれない
可能性が高いです。緊急性が無ければまず事情を話したくらいでは無理でしょう。
でも、何があっても帝王切開でと強く主張してくださいね。もしそれでも自然分娩でと言われたら
病院側に万が一の場合の補償をしてもらうための書類を作成するべきです。自分もインタ―ンの頃から
こういう出産にまつわるトラブルを現場で本当に沢山見てきたから、簡単にいかないのもわかりますが
夏子の場合はもう妊娠できるチャンスがないに等しいから、確実に出産するためには帝王切開を進めます。」
って、熱く、熱く、いかにオーストラリアの医療制度が怠慢かという話をされ、
更には「もうセカンドチャンスはない」と何度も断言され、非常にビビりました。
この国で出産するのが怖くなってきたよー
怖くなってきたけれども、べビ子がちゃんと育ってくれる事が大事ですから
あんまり怖がらずに過ごしたいと思います。
でね、帰りに、今後必要な(と言っても、希望者はですが。夏子は希望しました。)
検査場に提出する書類などをもらい、本日その検査場に予約してみましたらね
ビックリしたよね。
10週目以降に行われるダウン症検査のスキャン、お値段なんと4万円強。
12週にする検査っていくらかかるんだろう・・・
クリニックも陽性後のエコー検査は金額が3倍になるしで、
治療が終わっても次なる検査で費用も掛かるしで油断できないね。
でも、少しでも不安要素を排除して穏やかに過ごすためにも、必要な検査だし
旦那様とは妊活を始める時点でこの種の検査の話もしてあったので、その点は良かったです。
やはり、夫婦で同じページにいる事が大切だと思うし、同じ方向を向いていないとね。
というわけで、もうしばらく卒業できそうにないので、ブログをどうするか悩み所です・・・
悩みといえばね、
偶然にも居合わせた担当ナース(めったに会わないの。いつも電話ばかりでね)が
「夏子―!どうだった? グラジュエーション?」ってかけてきたのね。
で、あ。やっぱり通常はここで卒業なんだ。で、やっぱりここでも卒業っていう言い方するのね。
って感心すると同時にね、卒業させてくれなかったドクター・・・
もしかして、何も言わなかったけど、エコーで何かが見えてて、卒業どころじゃないのかしら・・・
とかね、もうね、グルグルです夏子。
この良からぬ不安性をね、克服しないとです夏子。